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■ F1ヨーロッパグランプリ決勝
2003年06月30日(月)
がっかりです。日本時間で昨日の夜行われたF1第9戦ヨーロッパグランプリ決勝、前日の予選で悲願の自身初ポールポジションを獲得したライコネンが、トップ独走中のままエンジンブローでリタイヤ、マクラーレンの持病は今年も治っていなかったようですね。そもそも信頼性を確保するという意味で昨年の改良型マシンでレースに臨んでいるというのに、なぜエンジンブローするんだ?せっかくのライコネンの頑張りが一瞬にして水の泡にしてしまいましたね。
過去にもマクラーレンのエンジンはハッキネンのタイトル獲得の足を引っ張り、2000年アメリカでは彼の3度目のタイトルの夢を潰してしまったのは記憶に新しいです。また2001年にはハッキネンのシーズン初勝利がかかったスペインで、トップ独走中、優勝確実だったファイナルラップでのまさかのブロー、マクラーレンはいつまでこの持病を引きずっているつもりなのでしょうか。 今回のレースでは、前回のカナダで3ポイント差でポイントリーダーに上がったM・シューマッハがモントーヤと接触し後退、ライコネンはリタイヤしていなければおそらく優勝して、シューマッハは6位でレースを終えたはずだから、ライコネンは4ポイント差で再びポイントリーダーに返り咲いていただけに悔やまれてなりません。
さて、シューファンの一部では物議を醸しだしているモントーヤとシューマッハの接触ですが、ファン心理からすれば「モントーヤは危険なドライバーだ」と想う気持ちは分からなくもないですが、はっきり言ってそれは間違い。モントーヤは言動こそ乱暴で粗雑な態度ですが、レースにおける彼の走りは、アグレッシヴですがクリーンです。しっかりとシューマッハのためにスペースを残していたし、あのチャンスで仕掛けないようではドライバーとしては情けないですからね。彼のオーバーテイクは見事でした。F1はモントーヤのようなドライバーが不可欠ですね。
「危険なドライバー」という言葉は、むしろ今回のアロンソのような場合に使うべきです。アロンソは今シーズン大活躍をしているし、今回の一件は故意ではないと思うので「罪を憎んで人を憎まず」ですが、ちょっと今回のクルサードに対する行為はひどすぎましたね。しかもレース後クルサードに対して謝罪するのかと思ったら、チームボスのブリアトーレと共に「こちらに非はない、クルサードが接近しすぎた」などと開き直る始末。おいおい!そりゃないだろう!クルサードは追い抜くつもりでぴったりと後ろにつけているんだから、あれだけ接近するのは当たり前でしょうが!クルサードは何とか危険を回避してどこにもぶつけずに済みましたが、コーナーでの速すぎるブレーキングは危険極まりない行為ですね。アロンソは実力はありますが、ドライバーとしてはまだまだ青いですね。
そういえば昨年どこかのグランプリでは、予選セッションでアタック中の佐藤琢磨に気付かなかったライコネンがラインを塞いでしまい、琢磨と接触してしまったという事故もありましたねえ。あの事故は紛れもなくライコネンに非があったわけですが、あの時もライコネンとチームは開き直っていました。F1ではむやみに自分の非を認めてはならないという決まりでもあるのか?
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