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■ 佐藤琢磨、現役続投に黄信号
2002年11月30日(土)
今夜はまだ仕事が終わらないのでたぶん見られないと思うのですが、深夜1時15分から、NHKで佐藤琢磨の特集番組があるらしいですね。しかも以前BSハイビジョンで放送されたものに、その後行われた日本グランプリでの結果を踏まえての再編集&拡張盤!ビデオ録画を頼んであるので、見るのが楽しみです。
それにしても佐藤琢磨、相変わらずシート獲得の可能性が危ういみたいですねえ。一応琢磨とジョーダンの契約上では今年と来シーズンの2年契約&1年間のオプション。しかしジョーダン・グランプリは、メインスポンサーのDHLが親会社のドイチェ・ポストが撤退したことでスポンサーを降り、ベンソン&ヘッジスもスポンサーフィーの減額を通達してきたりして深刻な財政難に陥っています。 ジョーダンはプライベーターのチームなだけに、結果が出せないとスポンサーが付かないのが辛いところですね。佐藤琢磨は最低でも10億円を用意するようジョーダンに言われているのですが、りぶらさん情報ではまだ7億ちょっとしか集まっていないようです。 しかもベンソン&ヘッジスはイギリスの企業で、ジャガーを離脱して宙ぶらりんの状態のイギリス系(北アイルランド)ベテランドライバー、エディ・アーバインを乗せるならスポンサーフィーを増やしても良いと言っているだけに、琢磨にとっては益々厳しい状況になっているのです。
アーバインは現在シートが確保できておらず、ジョーダンのシートを確保できなければ来年参戦できないことになるのですが、アーバインがいなくなってしまうのも寂しいし、かといってまた日本人ドライバー不在になってしまうのも悲しいし、複雑な心境ですね。 アーバインと琢磨を比較すると、現時点では経験豊富なアーバインが実力は遙かに上ですが、アーバインは現在現役最年長ドライバーであり、将来性のあるのは琢磨だと思うんですよね。ただそれでも資金の欲しいチームとしてはベンソン&ヘッジスのついているアーバインが欲しいだろうし、アピールするためには是が非でも結果も出したいから、即戦力という意味でもアーバインの方が圧倒的に有利でしょう。 いくら琢磨が将来性があるといっても、それを信じて頭角を現すまで待っている余裕は、今のジョーダンにはないですからね。琢磨は今年色々なことを経験し、シーズン後半は完走するレースも増え、最後に5位入賞という結果を残しただけに、来年はさらに伸びるドライバーだと思うのですが……。
せっかくの才能が開花せずに終わってしまうのは、とても残念なことですねえ。来年何とかどこかのチームのテストドライバーになれたとしても、1年レースするのとしないのとでは、まったく変わってきてしまいますからねえ。琢磨の時間を、無駄にしないで欲しいですね。
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