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子供の頃、どっきり番組が やってたんだけど、 すごく記憶に残ってる 映像があるのね。 エッチなやつなんだけど。 大御所の男性芸能人が ゴルフ中に仕込みの女性の 乳首を撫でるっていう 衝撃映像。 最初はパンチラのジャブ。 二人きりになったら 女性からのノーブラ申告。 左右どちらの胸のほうが 大きいかをポロシャツの 襟ぐりから覗きこみ、 左の方かなーなんて言う。 緩やかな下り坂の芝生で 木の影かなんかに ふたり並んで座って 男性が女性の胸に親指を あてて乳首だけを撫でてて。 しかもそれがポロシャツの 上からなんだよね。 うわーエロいー！！ ってすごく思った。 直接じゃないんだ、って。 もともとノーブラ胸ポチとか すごい好きなんだけど(私が)、 ルーツはこれなのかも しれませんなぁ(笑) |
ラストオーダーのお時間です ふたりとも追加はしなかった。 それって満足ってことでしょ？ よかったよかった。 あずけておいたコートを 受け取ってレストランを出た。 このまま帰りますか？ と聞いたら、 駅まで送りますよ と芝さんは言ってくれた。 ここでバイバイかと思ってたから 嬉しかった。 ちょっとお手洗いに失礼して、 ロビーで待つ芝さんに合流。 外に出てすぐに、 ここのレストランはお庭があって とても素敵だそうですよ へーそうなんですかー (夜で暗くて見えないっす) と、他愛もない会話を交わした。 今思えば、お庭散策の チャンスタイムだったのか？ あーしまった、取りこぼした！ ただ、改札で別れるときに 実は芝さんはここじゃなくて 別の駅から帰ると聞かされ、 えー！なのにわざわざ？！ ホントは同じ駅だったとしても 今ならすっごい帰りやすい！ いい具合の名残惜しさ助かる！！ と心の中で叫ぶほど嬉しくて、 お庭のことは吹き飛び、 笑顔で別れたのでした。 あー、楽しい夜だった。 |
バキューンと1発打ち込まれて からは私もリラックスできる ようになった。よかった。 仕事の話やセクシャルな話、 意見を聞いて聞かれて すごく楽しい。 なんとなくなんとなく、 芝さんの指が私の額を突き 抜けてきて、脳を弄くってる かのような錯覚を感じる。 何にも触ってないのに、 触られてもないのにね。 あー、ウコンじゃ限界か。 酔ってきてます。最高です。 私が話してる時、ぽろっと 言ってしまった。 あー、すっごい顔 かっこいいですね。 ほらきた。 これが嫌でカウンター席も 候補にいれてたんだったよ。 真正面に座っていつまでも まともでいられる自信が なかったんだった。 まあ、芝さんは私よりずっと 大人だし、無礼な発言にも 嫌な顔はしてなかったと思う。 とりあえず言い訳はした。 今まであんまり向かい合う 状況がなかったこと。 お食事とかでも、隣やL字に 座るほうが多かったこと。 |
普段利き手を空けている私は、 もしもの瞬間に手を出すために そうしている。 そんなの心配しすぎで大袈裟、 誰もお前なんて気にしていないし、 もしもなんてやって来ない。 自意識過剰で考えすぎ。 そう言われればそれまで。 でも 私は私が守らないといけない。 そしてそれは少なからず疲れる 行為だ。でもせずにはいられない。 だから私はどれだけ負担でも 今を貫く。 それって淋しくない？ 誰も私を守ってくれる見込みが 無いってことでしょ？ だから自分で備えてるんでしょ？ 限りなくゼロに近い危機に向けて。 そうだと思う。 誰も信じられないなんて とても淋しいことだと思う。 でも私が常に何かに警戒していて それがもう女性だからという 理由なんだとしたら、きっと 私は楽になれる。 私は哀れではない。 今夜こんな事を考えるなんて 思ってもいなかった。 ただ食べて飲んで、会わなかった 期間にあった出来事を話し合う だけだと思ってたから。 ああ驚いた。 だから時折彼に会いたくなるの かもしれない。こんな風に 私を解放してくれる人に。 |
先にレストランに入り、 そわそわしながら待機。 景色を見たりスマホを 見たり。待つこと10分、 芝さんがやって来た。 久しぶりに見る顔は 変わらず穏やかだった。 簡単に挨拶をしてから お食事スタート。 スパークリングワインを 飲み、あとはずっと白を。 注いでくれるときに 必ずエチケットが見える ようにする店員さん。 正直ラベルを見ても意味 なんて分かんないし、 内容まで見てないし。 でも丁寧な作法に単純に 嬉しくなる。 ピザにのってたトマトが フレッシュなもので、 それもまた私の気分を 上げてくれた。 たくさんたくさん話をした 中で、目から鱗というか なんというか、芝さんから 言われて長年の疑問が ぱっと晴れた瞬間があった。 女の人はいつも心のどこかで 男の人を警戒してるんですよ ああ、もうそれは性分なのか。 個人で程度の差はあれども、 だからだったのか、と。 |
約束の時間より早く到着。 初めてのレストランは ネットの情報だけが頼り。 予想通りの落ち着いた雰囲気、 週末だけど混んでなくて、 外国人がちらほらいる程度。 コンパクトなロビーからすぐ 入ったところにレストラン発見。 その奥のお手洗いに向かう。 トイレを済ませて身なりを整え ウコン飲んで口紅を塗り直す。 メールが届いて、少し遅れる とのことだった。緊張が増す。 今週のラッキーカラー2色を 入れた今日の服装。占いに 頼るほどにナーバスで笑う。 無理やりトップスをインした スカートのお腹が気になる。 だらけて姿勢が悪くなったら 二段腹になる。それを防ぐ ためにわざとインしてるの。 少しでも良く見せたくて、 形から入りつつ自分を律する。 こんなにも努めるのはなぜか。 どんな私であったとしても、 芝さんは私を嫌わないと思う。 私が私にがっかりしたく ないだけ。だからだろう。 |
背ぇ高いもんなー 足長いもんなー 心の中でそう思いながら 目の前に座る芝さんを見る。 足を組んでてリラックス してるみたいでよかった。 カウンターやめて テーブルにして大正解。 いやいや、それより私が ちゃんと座ってられるか 自信なかったしな。 カウンターの椅子は高いし 細いしひじかけ無いし。 お酒に酔うのか 雰囲気に酔うのか どっちにしたって通常じゃ ない時間になるわけだし。 博物館みたいな芝さんと 相対するには頭を使う。 ようやくきたこの時間を できる限り有意義にしたくて 私は私なりに頑張ったと思う。 |
そのままじっとしてて バスタオルをかけられ、 全身を撫でられた。 よしよしってされて 犬の気持ちになる。 そろそろ行かなきゃ 一番聞きたくない言葉を 聞かされ、チッと思いながら でも全然動けないし動く 気もないしで、じっとしてた。 のろのろ起きてお別れのハグ。 バイバイ、またね。 (今日もすっごく良かったです) そう言って見送った。 気づけばチェックアウトまで 一時間を切っていて、 焦りながらもたくさん一緒に 過ごせてたことが分かった。 瞬間嬉しさが増したわけで。 |
最後はどうする？ お互いの顔見ながら？ それともバック？ うつらうつらしてる私に 重要な選択がきた。 騎乗位したい。 でも絶対できない。 それがばれてる。 結局甘えて正常位にして もらった。 うつぶせから仰向けへ ゆっくりとしか動けない 私を急かすことなく、 ただ広げた両足の間に 入れたら最後、彼のイク 顔なんて全く見えない ほど強く抱き締められ ながら終わりを迎える。 中でびくびく動くのが おさまるのを待ちつつ、 私は晴れやかな気持ちを 感じていた。 ああ疲れた。楽しかった。 |
1回2回イッだけでもう ドロドロにだらしなくなる 私を起こしてのバック。 出来上がりきった身体は またすぐイッてしまい、 腰が震えうつぶせになって しまった。当然抜けてしまい 入れるために力をふり絞って 膝を立てひじをつく。でも 腹部に抱いた枕が私を 甘やかしてしまい、また うつぶせに近くなってしまう。 だらしない 美しくない でも気持ちいいの。 このまま落ちてしまえたら きっともっと良いんだろうな。 久しぶりに相手のことなんか どうでもよくなるくらいに 考えられなくなるくらいに 自分勝手に良くなって とても幸せだった。 |
最初は正常位。 ゆっくり奥まで入ってきた モノを確認するように 私の内側が寄っていく。 まだ何も動いてないのに 震えるほど気持ちいい。 心身ともに満たされていく その瞬間が分かるよう。 動いたら動いたで、何度も 抜けてしまうくらい 押し引きの強いピストンで 壊されそうに揺さぶられて、 一番深かったあの一撃を 受け私が痛いと悲鳴をあげる まで彼は動き続けた。 ああ怒濤の攻め。 ずっとしてほしかったの。 そう思ったらうっすら涙が出た。 |
左手を引かれ、自分で自分の アナルを触らされた。 あっと思うほど濡れていて 引力ってなんだっけ？と思い そこまで溢れていたのに驚いた。 私の反応に彼は満足したのか 隣に寝転んできて 今度は私のターン。 せっせと舐めて気分を上げて。 そんなに舐めたら早く イッちゃうかもよ そうなったら2回しようね 嬉しい申し出。 でもすぐ舐めるのを止めて 断った。 2回もいらないから 1回で満足させて 生意気言っちゃった。 |
シーツをつかむ左手に 力が入る。 左足を曲げたのは私の意思。 右足は伸ばしたまま。 開いた空間めがけて彼の 右手がやって来る。 ずっとアナルを触られ 恥ずかしくてたまらない。 閉じていた目を開けて現状確認。 彼の視線もアナルに向いてる。 恥ずかしいから見ないで下さい なんで？見てるよ、かわいいから 「かわいい」ならいいや。 「きれい」だったら足を閉じたと思う。 ますます力がこもる左手を 彼の手が握ってくれた。 それで私はなんとなく リラックスできた。 |
逃げるように背中を 向けたら、後ろから 抱き締めてくれた。 そのまま両胸を弄られる。 先端を何度もなでられて つままれて、それから ふっと離れた。 もっとしてほしくて、 彼の手を胸に押しつけて。 そうしたら大きく揉んで くれて、それがまた良くて。 人の手でいじくられるのは 本当にいいなぁ、と思ってた。 だんだんうつぶせ気味になる 私の背中を、彼の手のひらが 何度も往復する。 時々ふっとお尻をなでてきて それにビクッとしてしまう。 ビクッとした時にぬめりけも 感じてしまい、中からあふれて るのも分かってドキドキした。 |
彼が先に出て、それから私。 バスタオルでよく拭いて 先客有りのベッドに入る。 すっと出された左腕を 枕にさせてもらって 寄り添ってから抱きついた。 すっごく嬉しくてしばらく そのままでいて、 匂いかぎたくなって クンクンした。 何もしなかったけど、 でも満たされた。 身体中をたくさん撫でられて 心地よい、から、気持ちいい に変わっていって 呼吸に混じって声も出てきた。 |
お湯ためますね。 って言われたのをきっかけに そういう事への準備が始まる。 部屋の照明暗くして 歯みがきして トイレ済ませて 入浴剤入れて バスタオル用意して 化粧ポーチ取りに部屋に行って 戻ったらもう先にバスルームに 入られてて。 あわてて服脱いで 声かけて私も入って シャワー浴びて バスタブに入った。 あったかい。 きもちいい。 並んで入ってるから 私の右側が彼に触れてて ドキドキして癒されて いちゃいちゃはしないけど すっごく好きな時間。 |
何種類かの話題を話して、 相手の顔色を伺って、 どういうときに どういう表情をするのか チェックする。 第3者も交えたりして 同様に表情を見る。 それで相手のウィーク ポイントを判断する。 それって、私にもしてるの？ 不安になって聞いてしまった。 その時の私の顔は、自分でも 分かるくらいこわばってた。 嫌だったんだと思う。 私の気持ちを先回りして 判断してくれて、 そういうのも気遣いとか 心遣い、だと思うよ。 そういうの大好きだし この人にそういう事して もらいたいし、私もしたい。 でも弱点狙いならば話は別。 つぶされるなら 戦わないと、と思ってしまう。 それって相手を信用してない ってことじゃない？ そういう人としてイけるの？ とりあえず、私にはして ないって言われたけど。 仕事じゃないんだしって。 それもそうだ、と落ち着けた。 |
おしゃべりしてるとき、 テーマが下着になった。 女性用のやつね。 それの知識が多すぎて、 軽く引いたわ。 あと、化粧品についてもそう。 そのブランドまで知ってんの？ って思うくらいマイナーのも 知ってて、しかも私より 先に言ってきたしな。 あー、色んな女性と付き合って きたんだろうなって思った。 でも次のテーマはゾッとした。 怖すぎて私の顔やばかったと 思う。 心理学とかやり過ぎてんのも どうかなー、と思った。 |
コーラとお茶と、 どっち飲みますか？ って聞いたら、 コーラ！ って元気よく返ってきて 少年みたいでかわいかった。 まぁ、どっちもトクホの なんだけどね。 これは私の好みだけど。 |
待ち合わせの時間に 30分も遅れてきたから、 心配になってしまった。 おしゃべり2時間 いちゃいちゃ2時間 その他に1時間 満喫満喫 |
入浴剤を開けるとき、 指先を切ってしまった。 瞬間痛みが走って 傷口を押したら小さい 血の玉ができた。 今はもう血は出ないけど、 ささくれみたいになっていて 時々何かに引っかかる。 その度に思い出して にやにやしちゃうわけで。 |
