アイゾウ

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2018年05月31日(木)
もう言わない。



狙ってたポジションが
あったんだけど、
ダメだった。
取れなかった。
本当にくやしかった。


ホントくやしかったから
もうその事は言わない
ことにした。


来月からは一切言わん!!
ちくしょう!!




2018年05月30日(水)
つり橋。7



「この明るすぎる照明で
 白けるんですよね」


さっきまでの雰囲気が
名残惜しくて、
エレベーターに乗って
から私はそう言った。
きっとすぐにほかの
誰かが乗ってきてしまう。
ふたりきりになれる
最後の瞬間だった。
しんみりしていたら
上からキスが降ってきた。
また唇だけが重なるキス。
とても嬉しかったけど
カゴが止まる振動で慌てて
彼から離れた。


駅前で手を降って別れた。
振り返ることはできなかった
ものの、前回は手を振る余裕も
なかったのを思い出した。
よい進歩だ。
すばらしい夜景が見える
半個室のあの席は、
とてもお気に入りだったけど
しばらくは行かない。行けない。
私は別の場所に行き、別の人に
会うべきなのだ。




2018年05月29日(火)
つり橋。6



「僕のことは、さえさんの
 都合のいいようにして
 くれてかまわないから。」


私たちの関係を再確認できる
夢のような言葉を聞いて、
私は彼に寄りかかり、ほんの
唇だけが重なるキスをした。
はっと身を引くもこの狭い
場所では限りがあり、今度は
彼がこちらへ寄ってきた。
さっきまで繋いでいた左手が
スカートの中に入ってきて
ストッキング越しに体温を
感じる。右手は私の腰を撫で
左肩に冷たい感触。
多分、舐められてる。
声を出せない代わりに細かい
呼吸を何度もして、過呼吸
みたいにしびれてくる。


小さくスタンプを押すように
ちろっと舐めては引き上げる
粘膜の動きがもどかしくて
どきどきして声が漏れてしまった。
甘いセリフが聞こえてまた酔う。
閉じたままの太ももの間を
無理に割ることもなく、でも
ずっとそこにいる左手の
せいで、あそこは濡れていた。
ゆっくりと焦らされて
私は確実に落ちた。


こういうことを期待して
いなかったと言えば嘘になる。
何のためにこのお店のこの席に
したのか。何のために彼に
会う約束をしたのか。
閉店です、と言われるまで
私はずっと彼に酔い続けた。




2018年05月28日(月)
つり橋。5



ほろほろと酔ってきて、
指と歯だけども
身体的接触もできたことで
少しは進展しているという
安心感が私を緩ませる。


先の愚痴はエスカレートし、
今後への不安をこぼした時
私は両ひじをテーブルにつき
頭を抱えて涙をこらえた。
甘えたくなってわざと言う。


「なんだか泣きそうです」


こんな、見え見えな態度は
かっこ悪い。
思い直して顔をあげて
できるだけ普通の表情を作る。
変わりに直球で言った。


「今日、できたら手を繋ぎ
 たかったんです。でも
 繋いだら食べられなくなる
 からなかなか言えなくて。」


これならどうだろう。
素直でひかえめ。でも今日の
私の密かで重要な目標だった。


彼は手を繋いでくれた。
私の左手が彼の左手に包まれ
ゆっくり撫でられ、心底
ほっとできた。
そしてまた私は緩みだした。




2018年05月27日(日)
つり橋。4



私が思う、普通じゃない
いくつかの話のなかで
ハプニングバーの話題で
盛り上がった。話の流れで
彼も私も同じお店に行って
いたことが分かったのだ。
具体的な時期は言わなかった
けれど、あのお店はとても
良かったというのが共通の
感想。それとSMについて。
彼は苦手だと言い、私は
好きだと言った。


私は、私の好きなプレイで、
男性に噛んでもらいたいの
だが、今の相手はそれを
してくれない、と愚痴り、
勢いで、今ここで噛んで
もらえないか、と頼んでみた。


最初は左手の小指側を、
最終的には左手の人差し指を
困らせながらも噛んでもらえた。
震えるほどに嬉しかった。
願わくば首筋も噛んで欲しい。
でもそれは叶わなかった。




2018年05月26日(土)
つり橋。3



サラダを取り分けてもらい
食べていたとき、
ドレッシングが、と言われ
ふと見たら三角に畳まれた
おしぼりの先端が私の
左胸を拭っていた。ちょうど
名札とかをつけるあたり。
あ、純粋に拭いてくれただけ
なんだろうけど、でも私は
ドレッシングが飛んだのを
見ていなくて、でも、多分
何もないのに胸なんか拭く
こともないだろうし、と
静かに焦り、動揺した。
いつか、この人と、もっと
先の段階へ進めたら、と
思ったこともある。だから
余計に想像してしまう。
その手を押し付けてしまい
たいと思いながらも、
向こうにその気がなかったら、
とためらってしまった。


いきなりこんなんじゃ、
心臓がもたないよ。
何か普通の話をしないと。


普通の話?
そんなの要るのだろうか。
きっと要らない。




2018年05月25日(金)
つり橋。2



私の方が先に着き、
メニューを見ながら
彼の到着を待つ。
スマホを確認しながら
ページをめくり、
それの繰り返し。
3品を選び、あとは
ドリンクを、と、
思っていたら彼が
やって来た。


わっとテンションが上がり
でも平静を装いながら、
お疲れ様です、と言った。
店員さんに注文を伝え
しばし雑談。
今日はジャケットのボタンを
外してくれていた。
頼んだ訳でも、伝えていた
訳でもないけど、なにかの
記事で、その状態は
リラックス中だと見たので
気になっていたのだ。
前に会ったときは、ずっと
ボタンが留めてあった。
それより自分の方こそ
リラックスせねば、とも思う。
今日は背もたれに背中を
着けて、できたら手を繋ぐ。
それが目標。


料理が届き食事となった。
そしていきなりの衝動。




2018年05月24日(木)
つり橋。1



隣同士に座って三時間。
私の人差し指を噛む前に
「苦手だけど頑張ってみる」と
言われたのにキマッテしまった。


女の人には優しくするべき
痛みを与えるなんて
暴力なんてもってのほか
プレイも優しく女性優先


雰囲気は変わらず、でも
はっきりとした口調でそう
言われてしまった。
じゃあ、私が噛んで欲しいと
言ったらどうするのだろう。
口元を指差しながら頼んでみた。


少々困り顔をして、先の断りを
言ってから前歯で噛んでくれた。
痛くないの?と聞かれ
痛いです、と答えた。
その痛みも傷痕も、私はその後も
楽しみたくて、すぐに消えない
ように自分でも噛み、撫で、
しばらく愛でた。


私の望みを叶えるために
不得手を承知でやってもらえた、
やってくれた、
そういう気持ちがすごく
嬉しかった。





2018年05月23日(水)
よしよしされた。



最近髪型変えたんだけど、
髪切る前に最後に撫でて
もらった人と、
髪切って最初に撫でて
もらった人と、
それぞれ違う人だったんだ


どっちのよしよしも
すごく嬉しかったよ
ぜいたくだったなぁ




2018年05月20日(日)
記憶喪失?



エッチとかしたらこの日記に
書くでしょ。目を閉じてさ、
一生懸命思い出しながら
書くわけよ(笑)


そんでまた後から日記を
読み直ししてみたらさ、
最近のさ、なんだか入れる
前の描写が長い。
本番中のことがあんまり
書いてない気がするの。
これって覚えてないって事?
それとも思い出せないのか?
マンネリ?
記憶とんでる?
もっと色々やってたと思うん
だけど、書きたいことしか
書けなくなってんのかな。
えー、やだ。


記録用とメンタルオナニー
用のこの日記だけど、
近々記録メインにしたい
出来事が起こりそうな予感。
ちゃんと覚えておきたい!




2018年05月19日(土)
トーリくん。続き。



個人的に印象的だったのは
クラブに入る試験のシーン。
リョウは「女性もセックスも
退屈」だと言っていた。
静香はそれが本当かどうか
試したい、テストしたいと
リョウを誘い自宅に招く。
いざしようとなったとき、
リョウの相手をしたのは
咲良(後に静香の娘と分かる)
だった。咲良は生まれつき
耳が聞こえない。唇の動きで
相手の言っていることは
理解できるけど、私は今まで
そういう人としたことが
なくて、コミュニケーション
どうやってとるんだろう、と
考えてしまったわけよ。
(誤解を恐れずに言うなら、
できるのかな?みたいな)
直前に、この人聞こえないから
見えないから、とか言われたら
余計な緊張が出るでしょうよ
きっとさ。最初から分かって
いれば話しはまた違うの
だろうけどね。そういうのも
含めて、今後もいろんなタイプ
のお客と付き合うためにも
テストの相手は咲良なんだね。
まあ、他にも理由はあったけど
それは結構話の肝なので書かず。


静香に見られながら咲良との
行為。ちょっと痛そうだったり
自分本意な進め方だし
(一般的には普通の男性がする
女性の扱い方だと思うけど。
私はそういう流れは嫌だ(笑))
ゴムを着けないで入れようと
したりで、リョウのセックスの
価値、テストの結果は
5000円。これは不合格の額。
でも咲良から5000円がプラス
され、ギリギリで合格。
クラブの料金は1時間1万円から。
だからギリギリだったのね。


他にも素敵なシーンや話は
たくさんあって、むしろ
人それぞれだから似てる事は
あるけど同じじゃない。
みんな違ってみんないい、
みたいなメッセージを感じ
ました。今年の私のテーマで
ある、もっと自由に生きる、
に合ってた映画だったよ。


この映画が上映される前に、
舞台もやってたそうで、
そっちも行きたかったー!!
トーリくんの生プレイ
見たかったっす(笑)




2018年05月18日(金)
トーリくん。



娼年ていう映画を見たよ。
すごく良かったよ。
良すぎて2回見たよ(笑)


以下、ネタバレありです。

---

主人公の大学生リョウは
ボーイズクラブのオーナー
静香にスカウトされ、
試験とは知らされていな
かったそれにギリギリで合格。
様々なお客や人々と出会い
「つまらない」と思って
いたものへの考え方を
改めていく。


最初のお客は静香もよく知る
いいお客。初仕事はカフェで
お茶だけだった。失敗したと
思いきや、同じお客から翌日の
予約が入っていた。
翌日はカフェからホテルへ。


放尿を見て欲しい女性
レスになった主婦
寝取られ希望の夫婦
70歳の女性
同じクラブの娼夫
リョウの同級生


その同級生の通報によって
クラブは摘発され、静香は
逮捕。クラブは終わるも
また1年後に71歳となった
女性の誕生日を祝うシーンが
あり、またクラブは再開
されていた。

---

もうね、松坂桃李やばい。
あと大体がヤッてるシーンで
本当期待以上だった。
トーリくんがよ、ヌードでよ、
あんなことこんなことして、
揉んで吸って舐めて入れて
やってやられてお祭りですよ。
2時間くらいの映画であんな
何組もの絡みを見るとは
思わず、時間的にはしょってる
表現や意味合いもあるんだ
ろうけど、お腹一杯でした。


あぁ、書ききれない。
明日につづく(笑)




2018年05月16日(水)
NEW ME



ジョリジョリしてます
初体験です
新食感?だよ
さわってみる?
さわってよ




2018年05月15日(火)
でもさー。



多勢に無勢なんだよ。
結局。


得るものと失うものを
計りにかけてます。
かけまくってます。




2018年05月14日(月)
してされて。



絶対わざとだ!
この人わざとやってる!!
シュガーポットの蓋の持ち手、
グラスのふち、
コーヒーカップの持ち手、
全部の触り方が意図的すぎる。
それらが悪意なのかお誘い
なのか、はっきりはしないけど
試されてるのは分かった。


久しぶりの緊張感。
約束の時間に着く旨を連絡
してからトイレで身支度。
お化粧直してミントの
タブレットを一粒食べて。
髪の毛とかして服装の
乱れをチェック。
エレベーターに乗り込んで
目的のフロアへ。


大きい窓から明るすぎる日光。
後ろめたい心を照らすわけよ。
外国人だらけのなかを通って
指定されたカフェへ。
あー、あの人かも。
こちら側へ振り向いたときに
会釈をしてみた。
向こうも私と分かった模様。
完全ビジネスモードで応戦。
初対面の人には鉄壁の鎧を。
ガチガチに武装して冷静を
装って。
ふたりで飲み物をオーダー。
きっと味なんて分かんない
からせめて香りの強い
アールグレイを。
先生はコーヒー。
先生?この人は先生なのか?
とりあえず心のなかではそう
呼ぶことにして。


どういうことをしているのか
どういう人柄なのか
それらが知りたかったんだけど
緊張しすぎで半分くらいしか
聞けなかった。ただ姿勢や
考え方は悪くない。私の好み。
時間通りにスマホのバイブが
鳴ったのも気に入った。
たぶん、この人はラインを
越えてこない。それらが予想
通りなのか否かはもう少し
進めてみないと分からないけど。


身体的な接触は無し。
テーブルの下で偶然靴同士が
ぶつかったのだけ。
ただ食器の扱い方や、待つ
姿勢、最後の方にダメ押しの
接近術がなー。テーブルの
上にある私の右手ギリギリに
先生の左手が来たことが、
しかも、いつの間にかに!
そういうのに揺れる。
揺れてしまう。


怖えぇ、やべぇ
また沼に落ちるのかも。
まあ、落ちてもいいか。
人生は長いけど
自分勝手にできる時間は
限られているのだ。
私が落ちる沼の種類は様々。



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結局同じパターン。
そして2つ同時には落ちない。




2018年05月12日(土)
セルフィッシュk



肩にかかる息と共に吐き出される
声が、そろそろを予感させる。


やっぱり今日の私は変で、



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そんな風に言うなんて驚いたし
独占欲とか自己顕示欲とか
我を強く出した言葉に
ちょっと引いてしまった。
同時に彼にも引かれてしまった
のではないかと不安になった。
でも、思わず出てしまった
とはいえ、真相心理ではそう
願っていたのかもしれない。


鉄みたいに熱い上体を抱きしめ
落ち着くまでそのままで。
彼が抜けて、横向きになった私に
ふとんがかけられた。
泣き疲れたし叫び疲れた。
もちろん、して疲れたのもあって
このまま眠りたかった。


身支度を進める彼に、これは
本気で、もう行っちゃうの?と
惜しんでから
バスタオルだけを着けた私は
お別れのハグをしてもらった。
そうしたらまた泣いてしまい、
微妙な雰囲気になってしまった。
でも大丈夫、ちゃんと分かってた。


「甘えられる人がそばに居るから
 こうなっちゃうだけです。
 私一人だったら泣かないから」


口にしたら更にそう思った。
ほんとそう、平気、いける、
問題ない


ドアが閉まって一時泣いたけど
目が腫れるのは嫌だし
何回化粧直せばいいんだよと思い、
それからはもう泣かなかった。


もう自分を追い込むのは止めだ。
追い込んでもいいことがない
タイプなんだ、私はきっと。





2018年05月10日(木)
セルフィッシュj



1回だけのセックスは、
ずっと正常位だけだった。
足の位置とか角度とか
細かいところは違ったけれど
私の背中はずっとシーツに
くっついていた。


私のかかとが彼の肩に乗ってる
ときは、ものすごく強い刺激で
叫んでしまいパニックになる。
頭が振れて、とても苦しい。


上体を抱き締めてもらってる
ときは、暖かくて穏やかで
すごく気分がいい。時々ぐっと
奥を押されると息が止まり
少し怖くなる。


抱き締めてもらいながら
ゆっくりめのピストン。
途中から奥を擦りあげるような
動きになった。
「コリコリしてるのに当たる」
と言われ羞恥心がわく。
子宮口を彼の先が擦ってるのかも
しれない。そう思ったらとても
ドキドキして興奮して、
私は今、なんてことを
しているのだろう、と恥じらい
イッてしまった。
自分でしたときのように申告は
できなかったけど、急に黙り
震えていた私はそれだけでもう
充分だろうと思ったし、実際
「今イッたね」と言われた。


今回はこれだけだったけど、
とても満たされたし中でできて
やっぱり嬉しかった。




2018年05月09日(水)
セルフィッシュi



彼を仰向けにしてまた舐めた。
口さみしかったのか執着か。
彼からは怒られなかったし、
甘えてしたいようにしてた。
時間も体力もこのままずっと
続くのならばこうしていたい。
喉の奥まで入れて静止する。
胃のなかが戻りそうになると
口を離した。


カタカタ音がして顔を上げた。
「かっこよく、見ないで取ろうと
 したけどダメだった」
はにかみながら後ろ手にゴムを
取ろうとしていたのを告げられ
入れるんだ、と思った。
本格的に彼から離れて待機する。
今日は2回しよう、と言われた
けど断った。たぶん舐めすぎ
たんだろう。短い時間で
終わってしまうかもしれないから
もう1回を予告してくれたんだと
思う。でも私はそれについて
いけるほど体力も精神力も
残ってない気がした。だから
1回で満足させて欲しかった。


あおむけで足を開いて待つ。
異物があてがわれ、私を割って
ゆっくり入ってくる。
浅い位置で止まるそれを
もっと奥まで入れたくて無言の
ままカカトで腰を押した。


今思えばもっとゆっくり
その時を
味わっておけばよかった。




2018年05月08日(火)
セルフィッシュh



彼の右側に陣取りふとんをかけた。
見てとは言ったけど、それは
見守ってての意味で、見せつけ
たい訳じゃなかった。
いつもみたいに右手で弄る。
頼んでないのに、手持ちぶさた
だったのか、彼が胸を攻める。
つままれ吸われ混乱する。
時々ふとんを剥ごうとするのを
左手で戻してそのものの場所は
隠し続けた。


「イク時はちゃんと言うんだよ」
「はい」
それはきちんと守れそう。
ほぼほぼ私のペースで進む
今をコントロールするのは楽だ。
予想より早く私は達した。
ちゃんと申告し、連呼しながら。
「クリトリスでイッたの?」
「うん」
荒い息をしながら答えて余韻に
ひたる。早かったからそんなに
深くなかったけど、まあ良い。
すぐに指が入ってきてまた
のけぞった。
お腹側と背中側の二種類を
攻められて、やっぱり背中の
方が良かった。
指が抜かれてから起き上がる。
私の太ももの間にある濡れた
指を口に入れた。
目に入るもの全部舐めたかった。



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2018年05月07日(月)
セルフィッシュg



私だけかもしれないけれど、
大人の男性は「待て」が
できると思う。しかもそれを
楽しんですることができる。
テンションが途切れなくて
落ち着かせ、また盛り上げる
ことができる。
勢いにまかせなくても平気。
そういう人としているとき
私は解放される。
手のひらで遊ばせてくれる
そういう人としたい。
だから言えた。


「あ、お風呂入ろう」


どこを舐められてももう
断れないくらい私は彼を
舐めたし、でも薬品がついた
脇はおすすめできない。
とりあえず流したくて
裸のままバスルームに行き
ふたりでお湯に入る。
お湯の中ではさっきの続きは
しない。しばらくして、
僕が居ると洗うときに気になる
だろうから、と気遣ってくれ
彼が先に出る。
少しだけ一人きりになってから
私もあとを追った。


並んでベッドに入る。
覚悟を決めて、できるだけ明るく
カジュアルに言ってみた。


「ねえ、ひとりでするから見てて」




2018年05月06日(日)
セルフィッシュf



今日の日まで私は自分を
追い込んでいた。
セクシャルな映画を見て、
その原作本を読んで、
初対面の男性と、程好いを
飛び越え緊張しながら面接、
抱かれたいっっと思う
アーティストに会いに行き、
前の日はひとりでするのを
控えていた。
なんとなくなんとなく
フェロモン上がればいいな、
程度で意図的にやったけど
結果としては、私の器は
耐えきれず、ちょっと違う
方向に溢れてしまい
彼に迷惑をかけてしまった。


お返ししたい。
いつもと違う、ちょっとだけ
暴走したい。こんなの変かも
しれないけどやる気が出てきた。


手始めにあお向けで寝てる
彼の右足首を取った。
そのまま足の指を口に入れた。
きたないから、と言う声を
無視して舐め続けた。
空いてる手で左のアキレス腱
あたりを揉む。右足は舌で
攻めて、左足は指で攻める。
上昇しながら足の付け根を
押して、次に右手を舐めた。
指をしゃぶって腕の内側を
舐めあげて、脇を通ってから
キスをして。
きたないからいいよ、とまた
言われてでもそれを無視して
左の脇を舐めた。
私の身体を支えるために
大きく伸ばした右腕の脇を
舐められた。
あ、デオドラント剤が、、、
それを舐めさせるのは
良くない気がしてすっと
体を引いた。
乳首を舐めて吸って、お腹を
下りて中心にたどり着く。
潤ってるのを確認してから
左手でつかんで舌を這わせる。
右手の手のひらで先端だけを
素早く丸く擦った。
これは刺激が強かったみたいで
反応がよく、でもこれ、
もしかしてくすぐったいときの
感じ?なんとなくそんな気がして
すぐ止めた。
舌に切りかえてそこらじゅうを、
奥までをベロベロ舐めた。
楽しかった。




2018年05月05日(土)
セルフィッシュe



のけぞってバタバタしてたら
上着を脱がされそうになった。
総レースのそれは、首の後ろに
ボタンがとめてあって、それを
外さないと脱げない仕様。
髪の毛をよせて、背中を向けて
外して、とお願いした。
そのあとはペロンと脱がされ
いつの間にかスカートの
ファスナーも下ろされてた。
スカートは自分で脱いだ。
腰のあたりがきつくて、
ファスナー全部下りてない?
と確認したけど下りていて。
なんだかかっこわるい。
ぐいぐい引っ張って脱いで、
ショーツだけに。
細長くよく動く2本の腕を
避けながらショーツも自分で
脱いだ。


たぶん、私が脱いでるのを
そんなにじっくり見てはいないと
思うんだけど、もしもブラから
乳輪がでてたりして、おりもの
シートが汚れてたりして、
そういうのを見られるのは
気が進まない。
私はといえば、相手を見る
余裕なんてなかったかも。
だってショーツをたたんで
顔をあげたらもう彼は裸で
ベッドの中に滑り込むところ
だったから。


人のは脱がそうとするくせに、
自分はさっさと脱ぐのかいっ!
なんかちょっとイラッとする!
よし、やってやろう
私は攻めることにした。




2018年05月04日(金)
セルフイッシュd



さっきまでの感触と違う。
同じ人が同じところを
撫でてるだけなのに。
心地よくなってきて、また
目を閉じてしまう。でもそれは
この感触に集中したいための
ポジティブな意思。
息が早くなって、肺が何度も
膨らんでしぼんでを繰り返す。
肺が動いて、周りの筋肉が
動いて内臓が動いて振動が
波紋みたいに子宮に届く。
たまらなくなりまた振り返る。
強引さが全くない穏やかな
キスをしてもらって、彼の
首もとに顔を逃げ込ませる。
暖かい圧力がうれしい。


ふと左胸に重みを感じた。
「なんでそこに乗せてるの?」と
揉んでるわけでもなく、本当に
ただ乗っかっているだけの
彼の右手を指摘してみた。
「おさまりがいいから」とのこと。
また少し笑えた。
もー、やだー、と言っていたら
右手は動き出してしまい、うっと
息が止まってしまった。
すぐ苦しくなって口を開けて
細かく呼吸する。
鈍い刺激がもどかしくて、直接
触って欲しいと言ってみた。
こう?と言いながらウエストの
あたりから手が入り、ブラの
レースと皮膚のすれすれまで
指が来た。
そうじゃなくて、と不満声を
こぼしながら私は上体を左にひねり
浮かせた背中へ右手を入れた。
三段ホックを自分で外し、上着ごと
ブラをめくりあげた。


直接!
少し強めに催促した。
こう?
言われたと同時に乳首をつままれた。
それはちょっと痛くて体が跳ねた。




2018年05月03日(木)
セルフィッシュc



会えてもすぐには顔が見れなくて。
見たらまた泣いてしまいそうで。
部屋に入ってすぐ洗面所に避難。
メイクを確認して気合いを入れて
彼の待つ部屋へ戻った。
近づく私の姿を見て、両腕を広げ
ハグする格好が見えて泣けた。
やっぱりだめだった。
この人は原因じゃないのに、ただ
優しくしてくれる人なのだから、
だから、甘えてしまった。
立ったまま抱きしめてもらって
胸を借りて泣いた。
どうしたの?どうしたの?と何度も
聞かれたけど答えられなかった。
私はずるい。


ベッドへ移動して、後ろから
抱きしめてもらいながら添い寝。
左腕を枕にさせてもらって、
その先の左手が私の左手をそっと
握って何度もなでてくれてた。
なかなか泣き止まない私へ
ティッシュが数枚降ってきた。
ありがたく受け取って、涙を
拭き落ち着くように息を整える。


複合的な理由をいちいち話す
時間もないし、話したらまた
泣くだろう。彼は深くは
聞いてこなかったし、ただ
ずっと優しく撫でてくれて
待ってくれていた。
ふっと鼻を押された。
多分ふざけ半分だったんだろう
けど、私には、元気出せよ、
という感じにとれた。
やっと言えた冗談。
「鼻押されたらロボットに
 戻っちゃうかもよ」
少し笑えた。よかった。


「大丈夫、大丈夫」
呪文みたいに何度も言われて
本当に大丈夫な気がしてきた。
ありがとう、もう平気。
振り返ってキスしてもらった。
それがまた優しくて長くて
一気に安心できてスイッチが
入った。




2018年05月02日(水)
セルフィッシュb



基本的に自分のことで
泣いてるときは
同時にイライラもしてる


私の!
人生の!
大事な時間を!
こんなナーバスに過ごすだなんて!!
クソが!!


と、怒り心頭だったり
するのです
うけるー




2018年05月01日(火)
セルフィッシュa



ほんと絵にかいたみたいに
ポタポタ落ちたの。
右目から3滴の涙。
赤茶色のテーブルの上に
私の水分の一部が。
カーデの袖でぐっと拭って
なかったことにした。


ベースはロングラッシュ、
次にボリュームアップ、
ダメ押しのクリニークで
コーティング。
最強の布陣で作ったまつげ。
3滴程度じゃびくともしない。


粒子が細かくてなめらかに
フィットするディオールの
アイシャドウ。
ギャラクシーっぽいのをベースに
あとは無難にブラウン系の
グラデーション。
こちらもきれいなまま。


アイライナーはドラッグストアの
安物。にじむこともあるけど、
その代わり落としやすく修正
しやすいから気に入ってる。
もともと下まぶたにはライン
引いてないから影響なし。


きっと今日もめちゃくちゃに
プレイして、シーツやまくらに
ゴシゴシ顔をこすってしまうだろう。
そう考えて支度してきたのにね。
まずベローチェで一発決めて
しまった。


限界を越えた仕事量、
家のトラブル、
最近買った小説のヘビーさ、
粉かけに失敗、
私じゃなくてもいいんだ、
という慢性的な不満不安。


バランスがグラグラの私は
会ってすぐハグされてすぐ
泣いた。さっきはほんの
3滴でおさえられたのに。
思い出すと今でも泣けてくる。
私は重症だ。



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