アイゾウ

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2016年12月31日(土)
アインツ会。4



やだ!やだ!
と笑いながらスカートを直して
その場を後にする。
チラチラ辺りを見回して、景色を
記憶に焼きつける。
くわえながら挿入されてる女性。
ろうそくを垂らす男性。
床をびしょ濡れにした女性。
パートナーが遊ばれてるのを
見守る男性。
男女ともにヘアーを処理して
いる面子。みんなが楽しそう。
でも初回は様子見。
私ははめを外すことなく
過ごすことができたた。


戻りしなアインツさんに挨拶を
して、そろそろ帰り支度をする。
何にもしなかったし、しろとも
言われなかった。来るもの拒まず
去るもの追わず。大人しか
居ないココは、多少の緊張は
あれど居心地は良かった。


玄関までわざわざ出てきてくれた
何人かに見送られ退出した。
大通りまでの細い道を、記憶を
頼りに歩き、駅へ向かう。
見慣れたチェーン店のコンビニを
見つけてほっとした。
あ、やっぱり、さっきまで居た
場所は異常だったんだ。
あれが普通になっちゃったら、
満足するのが難しくなるだろうな、
と思った。




2016年12月30日(金)
アインツ会。3



プレイルームにはアインツさんも
居た。目隠しされた女性が、
両手を縛られた状態で立たされて
いる。その側にアインツさんが。
手招きされてふたりに近づく。
ショーツ1枚だけで、もじもじ
する女性の胸に顔をよせて
ぷりんとした乳首を吸ってみた。
断りもせずに、だなんて私も
大胆になったものだと思う。
経産婦かもな、と下品な考えで
頭がいっぱいになる。
そんな形と固さを、舌と唇で
感じながら少しだけ過ごす。
どんな顔をすれば良いのか
分からず、へらへらしながら
口を離した。すぐに
アインツさんにバトンタッチを
し、私はその場を離れた。


プレイルームではもう1組。
仰向けで両足を自分で抱えながら
開脚している女性をバイブで
攻める男性。その女性の頭を
膝枕する別の男性。見ていたら
視線が合って、また手招きされる。
右手を取られて、バイブを
握らされた。きれいに剃られた
アソコにゴムを被せたバイブを
あてる。
直後に、きゃっと言ってしまった。



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そんなのどうってことない、
他の女性に比べたら何でもない。
服を着ている方が恥ずかしい
この状況は異常だった。




2016年12月29日(木)
アインツ会。2



せめてこのカップルの
プレイが見れたらいいな、と
淡い期待を抱きながら、
ワインを飲みナッツを食べる。
背中側からはシャワーの音が
しばしば聞こえてくる。
プレイルームからこちらの部屋へ
いろんな人が出入りする。
共通するのはみんな裸だと
いうこと。そして出入りの度に
甘い声が聞こえてくる。


ふっと私のとなりにひとりの
男性が座った。彼とは1年ぶりの
再会で、アインツさん以外に
唯一面識がある人だった。
バスタオル一枚の姿でも、その肌
からは熱気が感じられた。
わずかな会話をして、彼はまた
プレイルームへ戻った。


引き寄せられるように、私も
プレイルームへついていった。




2016年12月28日(水)
アインツ会。1



単独男性に、
「見ててムラムラしないの?」
と聞かれて、一瞬悩み
「しない、、、です」
と答えた。


アインツさん主催の大人の会。
都内の貸部屋でのパーティー。
ドアの向こうでは浮世離れした
世界が広がる。
チェーンに繋がれ身動きが
とれなくなった女性を、複数の
男性達が攻める。
この状態が2セット。
10人近くの男女が肌もあらわに
絡み合う光景に、ため息しか
出てこない。


見学だけでもいいですか?
そう断ってから来ていたから、
私は参加はしない。
意思を固く決めてきていたから
気持ちは揺らがなかった。
もとい、少し揺れてしまった。
いいなと思った男性がいたのだ。
ただ、私の意地っ張りな性格が
ブレーキをかけて行動までには
いかなかった。



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2016年12月22日(木)
差し入れ。



来月、ストリップ劇場に見に
行くかもしれない。
ストリップだけじゃなくて、
SMとかもありな興行。


劇場に来る人達はほぼ男性で、
中には踊り子さんに差し入れを
する人もいるんだって。
お菓子とかお花とか。
そういえば某人気踊り子さんの
ツイッターで、
お花は娘が喜ぶからうれしい!
って書いてあったわ。


私が差し入れするなら何が
いいかな?
栄養ドリンクかなとも思うけど、
それって色気無いしー。ビンを
持ってくのも捨てるのも面倒。
栄養ドリンクでも、コラーゲン
とか美容系なら良いか。
そもそも女の私が差し入れって
どうなのよ?とも思ったり。


特定の誰かにだけへ、って
なると楽屋で気まずくなったり
するみたいで、みんなに行き渡る
よう差し入れの数も大切らしい。
取り合いでケンカにならないよう
同じものを足りるだけ。
(ケンカなんてしないだろうけど、
女の園は沼深いからね(^_^;)
そんな気ぃ遣えるのは限られた
男性だけだと思う(笑)
勝手なイメージだけど、劇場に
くるおじさん達全員がそこまで
考えてるとは思えない(笑)


でも、相手が喜んでくれるのは
なんだろうな?って考える時間が
楽しかったりする。
そう。考えてる時からもう
ストリップは始まっているのです(笑)




2016年12月14日(水)
今年も。



兄貴と姉貴と私。
渋谷で忘年会。
もつ鍋!
飲み放題!
楽しい!
魅力的なイベントの
話を聞いて、
次の楽しみを作る。


年末と年始。
ただ月が変わるだけなのに、
年が増えるだけなのに、
なんかソワソワして
焦っちゃうのはなんで?
何かを締めて
何かを始めなきゃいけない感
はんぱねぇ。
アラフォーだもんね。
残り時間が気になるんだよね。
もし私のやりたいことが
すごく時間が要るものだったら
そりゃ、気にもするわ。
もっと焦るのはそれがまだ
見つかってないこと(!)
だったりする。


二人の話を聞いて、また自分を
省みることができて、
良い時間だった。




2016年12月11日(日)
パブロフ。7



別れ間際に恒例のハグ。
トントンと背中を叩かれ
「もう今年は会えないかも
 しれないからね。
 良いお年をね」
と言われた。


もう、今年は、会えない、かも、
か。もう一生会えないかも。 
笑顔で会って笑顔で別れないと
いけないのに、できていない。 
きっと今日ばかりは施術師も
うんざりだったろう。  
けれどそんな私に甘く細い
可能性を残してくれるような
言葉選びに感謝した。


「ありがとうね。大好きです」


もう会えないかもしれないから。
思いきって素直に伝えてみた。
あなたとだったらできたんだ。
誰ともできないと思ってたのに。
ならばもっとできるかもしれない。
他の人ともできるかもしれない。
こんな私に可能性をくれて
ありがとう。




2016年12月10日(土)
パブロフ。6



「はい、じゃーね。バイバイね」


私はふざけてそう言ってから
施術師に背を向けて寝転がる。
もう破れかぶれだ。
さっさと帰ってください。
精一杯の心遣いのつもりだった。
施術師は笑ってくれた。


シャワーも浴びず身支度を
進める施術師。
予定の時間をオーバーしてて
焦らせてしまっている。
私って一体何なんだろう。
彼は私にどこまで期待している
のだろう。きっとなんにも
期待してないのが正解だ。
彼はいつも受け身だった。
プレイは攻め側だけど、
いつも、まずは私がどう
したいのかを聞いてくれていた。
そしてそれを大体叶えてくれた。


来るもの拒まず
去るもの追わず


最初から最後までそうだった。




2016年12月09日(金)
パブロフ。5



正常位、側位、バック。
私は上にはならなかった。
もっともっとしたかった。
さっきまでの時間を
取り戻したくてもできない。
わんわんと後悔の思いがでて
もう二度と会えないかもしれない、
との考えたくないあの未来を、
でもそれはより真実味を増して
私に迫ってきた。
感じていることだけは、きちんと
声に出して言えていた。でも、
いつもとは異なる種類の不安が
私をゆさぶる。


結果、私は
イケなかった。


施術師は終わっていた。


まるで最初に戻ったみたいだった。




2016年12月08日(木)
パブロフ。4



「こう触り合うの初めてだね」


そう言われて、確かにそうだ
と思い、羞恥心が沸き上がる。
呼吸が早くなって、息が苦しく
なって、手を離してしまった。
くぅっと声が出て、頭が下がり
ますます背が丸まり右へ倒れた。
指が入ってきて私の中を掻く。
同時に右胸が吸われ、口から
声があふれ出る。
顔を上げてそうされてるのを
見て、また息が苦しくなる。
下半身がびくびくして湿った
音が聞こえて、今の全てに
気分が良かった。


ピリッと音がして、
あぁ、入ってくるんだ、と
思った。




2016年12月07日(水)
パブロフ。3



今日はお互いガウンは着ないで
バスタオルのみ。
くるり振り向いて施術師の胸を
舐める。
シャワーを浴びたばかりの
しっとりした皮膚を撫でて、
そのまま下へ降りる。
すると決めてから10分くらい
しか経っていない今。でも
ピンと上を向くそれを顔で 
撫でて口に含んで愛撫した。


「それは俺の役目なのに」


させちゃってごめんね、という
意味だろうな、と思いながら
続けていたら、施術師が起き
上がってきた。


とっさに口を離して、座り
直して向かいあう。すぐ、
下半身に鋭い刺激が。
施術師の右手が私の割れ目
を撫で上げた。びくっと
して背が丸まる。
皮膚とヘアーと粘膜とを、
指のはらがなぞっていって
たまらず私も手を伸ばした。
アレを掴んでそっとしごく。




2016年12月06日(火)
パブロフ。2



ちょっとした相談事をした。
そういう答えが欲しかったん
じゃないんだけどな、という
解答に、私は不機嫌だった。


「ここに立ってみて」
「少し痩せたんじゃない?」
「ほら、悩みすぎだよ」


ぶすぶすとくすぶる私をソファ
から立たせて、施術師はそう言った。
施術師もソファから立ち上がって
私を抱きしめ、頭ポンポン。
だめ押しのキス。
なんだか流されてる気がして
嫌で顔を背けたら
「かわいいピアス」
なんて言われて。
ちやほやしてくれてるのは分かってた。
でもいつまでも意地をはっていたら、
さすがに施術師も飽き飽きしたように
するならさっさとしよう、と提案
してきた。私は負けた。
そんな言い方でもすることはしたい。
これ以上しぶったらもう今日は
しないで終わる。


ベッドの中ではもう当たり前の
ように後ろ側から抱きしめられて。
正面からだと私が恥ずかしがって
しまうからだろう。
今日はささやかな時間すら惜しい。
全部私のせいだから納得してたけど。




2016年12月05日(月)
パブロフ。1



「どうする?」
「する?」
「するなら早くしようよ?」


施術師の苛立ちが分かって、
私は萎縮してしまった。
したい、けど、したいって言って
断られたら嫌だ。
でもしないのはもっと嫌。
理屈っぽく理由をつけてから、
私は「したい」と言った。
残り時間は30分もない。
すると決めたら駆け足で支度。
歯磨き。シャワー。
脱いだ服はたたまないで山に。


時間が無くなったのは私のせい。
最初に不機嫌になったのも私。
施術師はすぐに気持ちを
切り替えてるように見えた。
「ベッドのカーテン閉める?」
その声はいつもと同じだったから。




2016年12月04日(日)
やっちまったなー。



答えが、もしもイエスなら終わり。
私はイエスを期待したんだよね。
でもノーだった。


イエスでもノーでも決まってたのは
終わりだってこと。
イエスの時は自分で終わりにできる。
ノーの場合は終わりにさせられる
(多分)。


聞きたいけど聞けない。
終わっちゃうから聞けなかった。
終わりたくなくてモヤモヤして、
答えなんか出ないのにさー、
考えすぎちゃって疲れた。
あーじゃないこーじゃないって。
こんなの私らしくない、
こんなんじゃ年越せない、と
思って聞いてみた。
ノーだった。


なんかさ、振るよりも振られた
ほうがダメージ大きくない?
みたいな。
振るのはさ、せめてタイミングを
自分でコントロールできるしね。
じゃあ最初から聞かなきゃ
いいのに。いやいや、
聞かなかったらもっと
他の方向に向かってたわ。
そっちのほうが危険!
寸でのところでとどまれた、と
勝手に良い方に思いたい。




2016年12月02日(金)
汚染か影響か。



気になる人ができると
割りとそう。
その人の好きなものが
すごく気になる。
私は苦手なグロ系とかを
必死に調べて吸収して。
グッズを探してようつべ見て。
なんとか関われないかと
試行錯誤。
気持ち悪い。
ほんと気持ち悪いのは、
その人が気にならなくなると
それらも気にならなくなる事。


一時の汚染。
一時と分かっているから、
今日も気持ちはそのままで。


ただ、昔を思い出させて
くれたのは嬉しかった。
私は彼らの奴隷だったから。
こんなこと恥ずかしいけど
狂気的にだった。



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