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シャワーも浴びず出ていった 施術師を、なんとか手を振って 見送ることができた。 一人になった部屋で、また私は うつむいていた。いつまでも こうしてはいられない。 シャワーを浴び、バスタブの 栓を抜いて、使わなかったお湯を 流し捨てた。 どっと疲れが出た。 下らない時間だった。 どこで何を間違えたんだろう。 ほとほと無駄だった。 翌朝施術師からメールが届いた。 内容は謝罪だった。 テンプレなのかな? また気持ちがひねくれる。 すぐには返事は書けなかった。 ぴりぴりと張りつめた気持ちの まま仕事をした。 少しでもミスをしたら、誰かに 注意でもされたら、冗談でも 今は笑えない。 公私混同。わたくし事のせいで 仕事のパフォーマンスが落ちる。 大人しく過ごし、昼休みに メールの返事をした。 けれど昨日の事を思い出すと 胸がうっと詰まって不安になる。 またメールします、それが 精一杯の返事だった。 なかなかどうして、今もまだ 心の底から笑ったりはしゃいだり できないのは、正直辛いし くだらなくて自分が嫌になる。 もう誰にも裸を見せたくないよ。 好奇の目で見られるのは嫌だ。 |
ごめんねごめんね 俺が悪いね いつもありがとうね 今度ランチにでも行かないとね 泣く私を抱き締め撫でながら 施術師は慰めてくれる。 何にも答えられないけど、 こんなことばかりを言わせて しまっているのは私のせいだ。 すみませんすみませんすみません。 懺悔の気持ちが涙に変わる。 相手を思えばこの状況は良くない。 大人なんだから泣き止まないと いけない。一旦おさまるも、 またぶり返したかのように嗚咽。 もうだめだ。終わりだ。 これでゲームオーバー。 楽しく過ごせないのならば 会う意味は、無い。 すっとさめた。 私にできることは僅かだ。 でもそれを受け付けてくれるなら そうしたい。 もう大丈夫です。 そう言ってから、してもらった。 今までで一番手抜きな行為。 時間がないから、気分が違うから、 ただ「する」だけで、それは 何度も聞こえた施術師のスマホの バイブ音に急かされながら 終わった。 |
バストいくつ? に対する答えは キモチワルイ。 空気を察した施術師は、 今日はシャワーは別々に入る? と言ってくれた。 その言葉に甘えて、先に入って もらった。私は立ったままで どんどん落ちてく気持ちを 感じていた。 荷物を全部鞄に入れて、施術師と 入れ替わりにバスルームへ。 鏡に写る自分の姿を見ないように ずっとうつむいて支度を済ませた。 ガウンを着てベッドに入る。 仰向けの私の目元に細長く折った タオルがかけられた。 視界が暗くなって不安になった。 私は見えてないけど施術師は 見えている。 ガウンを脱がされそうになった時、 おさえていたものが溢れた。 今日、なんかダメです すみません 口に出して認めてしまった。 期待より不安が勝っていること。 あーあ、言っちゃった、そう 思ったら自分が情けなくなって 泣いてしまった。 でも無理矢理されることはない。 彼がジェントルマンだから? 泣いてる女は対象外だから? それとも、 私は「したい」と思える相手では ないから? 思考は必ず大袈裟にナーバスに 考えるようになっていて、 自分で自分を追い込んでいった。 |
何か気に入らなければ 話し半分に、 嬉しいことは倍に感じて。 自分の都合良く勝手に 解釈しても許される関係。 楽チンで楽しかった。 時々思う、この人の言ってる ことはウソなんじゃないか? という疑りも、別に命に関わる わけでもなし、と適当にやり 過ごしていた。 でもトラウマを突かれ不快感 しか感じなくなったとき、 何もかも信じられなくなった。 私とのセックスも、いやいや してるんじゃないだろうか。 お情けでやってやってること なのではないだろうか。 こんな見た目もダメで特別でも なんでもない私と、なんで するんだろうか。会うのだろうか。 いつも忙しい忙しいと言うのなら 私よりも優先すべきことが 沢山あるのではないだろうか。 慰めで哀れみで施しの気持ちで 私を抱いているのではないか。 私は惨めな気持ちになった。 こんな私に会ってくれて、して くれて、本当にすみません。 私は私を卑下していた。 少しずつ溜まってきてた不安が 全部出て、せっかく優しくして くれているのに泣いて拒み、 ただただ面倒くさい女だった。 持ってきていた下着も、持って きていたこと自体がバカらしく 思えてまた悲しくなった。 なに本気で持ってきてんだよ、 もしかしたらそう思われてるの かもしれない。 もう全てが悪い方にしか 考えられなかった。 |
なんだか話がそれちゃったけど。 私なりに備えてきたつもりだったの。 でもダメだったんだ。 何を言われても平気、じゃないけど この場を楽しくオシャレに過ごせる ように、冗談やウソ、雰囲気が 良くなるような受け答え。 上手にだましだまされ、気分良く 過ごせるように努めてたつもり。 でも、ふいにトラウマを突かれた だけで。 その一撃だけて全部ゼロになった。 施術師はウソをつく。 してるときに必要なウソって あるじゃない? 気分を高めるために言うの。 キレイだ、好きだ、そんなの。 そういう類いじゃなくて、ただの ウソ。言わなきゃいいのに、 って程度のやつだったけど。 初めて会った時、施術師は約束の 時間に遅れてきた。 電車が止まってしまって、と メールをもらったけど、 実際は、車で来てて道路が混んで いたから遅れたとのことだった。 大したことないウソ。 でも初めて会ったときの印象の ひとつが、 ウソ(も)つく人、になったのも 事実だ。 ただ、だからといって私との 関係に大打撃を与えるようなこと ではないし、良い意味でこの程度の 関係なのだから、なんら問題ない。 例えば、 会う約束をしてた。 当日ドタキャンされた。 もしくはキャンセルの連絡もない スッポカシ。 そういうことがあっても、私は 怒り狂うわけもなく、会えない ことを残念には思うけど、理由を 問い詰めたりはしない。もし 相手が理由を言ってきたら、それを 受け入れるだけだ。 私がドタキャンすることもある だろうし、だからといって施術師が それを怒ってくるとも思えない。 ある程度の信頼(安全性とか)が ある、ドライでライトな良き関係。 私はずっとそう思っていた。 |
私って変なんだ。 拒否されるんだ。 決定的なことがあった。 まだ十代だったころ、 頼み込まれてホテルへ行き、 ベッドの上で服のまま いちゃいちゃして、 待ちきれなくなった男が、 私のトップスをぐっと めくりあげた時。 はっとした彼の表情を見て、 とたんに固まった彼を見て、 じわじわと私は理解した。 私の胸に驚いたのだ。 胸じゃないか、乳輪か。 結局そのまま部屋を後にした。 しなかったのだ。 彼はできなかったのだ。 傷ついたよ。 望んでこうなったわけでも ないのに、私が何かした わけでもないのに、 否定されたんだよ。 拒否されたの。 私とはセックスできない、 ってこと。 覚悟を決めてから誘え、とは 言わないけれど、ある程度の 予想外に対応できるよう 心構えはしてこいよ。 すごい臭いかもしれないよ? マグロの極みかもしれないよ? 獣みたいな声かもよ? お前の期待を裏切る可能性なんて 十分にあるだろうよ。 ただ彼も十代だった。 お互い経験不足だった。 希望通りにできないこともある。 祈っても乳輪は小さくならない。 でも痩せることは自分の努力で できる。ムダ毛も脱毛すればいい。 テクニックを磨け。気配りをし、 努力できることをやればいい。 欠けてることを、足りないものを 補えるだけの強みがあればいい。 自信をつけろ。 やるだけやって備えれば、多少の 衝撃も耐えられるはずだ。 偏見を捨てろ。 受け入れられないことも、まずは 理解するよう努めてみよう。 求めすぎるな。強くなれ。 そう思って過ごしてきたはずだった。 |
今思えば、私としては、それは とっても聞かれたくないこと だったんだろう。 なにを今さら、彼はバストの 数値を気にしてるんだろう。 そんな中学生でもあるまい、 おっぱいでっかいね、的な イタズラな感じで聞かれたのが ちゃかした性的な目線なようで 嫌だったのだ。大袈裟に書けば 嫌悪感がした。 イタズラ心で、これくらい平気 だろうとセクハラ発言をされたり、 冗談だよ、本気にするなよ、と ただの遊び心でもそんなこと 言われたくなかったりする、 そういうことに近かった。 おまえブラジャーしてんのかよ! と思春期に言われるような。 自分でも驚くくらい、今、この 日記に書いて思い出しているだけで また涙が出そうになる。 なんでこんなにショックだったの だろう。克服できたと思った コンプレックスは、個性ではなく まだまだコンプレックスのまま だったのだ。 確かに胸は大きいよ。 両腕を伸ばしたらより強調される。 でも痩せてて大きいのではなく、 太ってるから大きいのだ。 たまに太ってても小さいバストの 人もいるけど、往々にして大きい。 デブなんだから巨乳で当然。 世の中の意見はこうだろう。 カーディガンやシャツを着れば ボタンとボタンの間に隙間ができる。 それが嫌で、胸を小さくするブラも 買った。私の生活の中で、胸を あえて強調する必要はないのだから。 加えて乳輪も大きい。 これがかなりのコンプレックス。 開き直って、乳輪でかいんだから、 チチもでかくないと割りに合わない! 変に痩せて、チチ小さいけど乳輪は 大きいとかなったら困るしな、 と思うようにもなった。 ナンバーワンもオンリーワンも 乳輪に関しては不要だ。 標準体型で、巨乳で、乳輪小さい。 これにどれだけ憧れたか。 |
やってしまった大号泣。 ふとしたきっかけで、今まで 溜まってきてた不安が全部 出てしまった。 部屋に入って軽食をとって。 それからしばらくお喋り。 お喋りっていっても、9割は 施術師のターン。 (特に私から話すこともない) 食後は血液が胃に集中するから 子宮へは後回しになってしまう。 だからむしろお喋りをして 十分な充血のために、食後に 時間をとるのは分かっていた。 一段落して施術師が、うーん、 と言いながら両腕を伸ばした。 そろそろするのかな?と思い 私も太ももの上に置いていた 両腕を天井に向かって伸ばし 立ち上がった。 その時施術師から言われた言葉で、 私は大崩壊した(^_^;) さえさんてさ、バストいくつ? ゾッとして口をついたのは なんですかそれ。 気持ち悪い。 だった。 |
パンツを1枚持ってくるように。 って。 うーん、うーん。 なんでだろう。 当日のお楽しみ、にしておきたい 気持ちもあったけど、やっぱり 知っておきたくて聞いてみた。 不安になりますよね。 する前に使うだけですよ。 分かったような分かんないような 回答(^_^;) 形や素材の指定は無かったので とりあえず捨ててもオッケーな 1枚を用意した。 (ボロボロじゃないよっっ) |
サンプル試してみて、とても 良かったファンデーション。 欲しいなー。 欲しいなー。 下地と合わせたら1.2万円超え。 量はもって3ヶ月くらい。 え?3ヶ月で1.2万円? ひと月4000円? 1日100円以上すんの? なんか頭おかしくない?(笑) 肌色良くするだけで1日100円 以上もかかるのか! すごいコストパフォーマンス! そりゃ、デートで割り勘じゃ 怒るわけですよ(笑) でもね、ドラッグストアで売ってる ようなのとはやっぱり違ったのよ。 ホント良かったんだよなぁ。 お昼にトイレで鏡見て驚いたもん。 全然崩れてなくてさ。 あー、迷うー。 |
昼間とか仕事中とかに、 今から会えないか?的な 呼び出しがされたいのです。 急に、無理かもしれないけど、 でも会いたいんだよ、 ってのが良いんだろうな。 まぁ、実際問題、ご飯くらい しかないけどさ(^_^;) 基本的に下着は毎日上下お揃い なので、いつでもオッケーです。 なんてなー。 みんな揃ってるかどうかなんて 見てないのくらい知ってるよ(笑) |
ごぶさたです。 放置しすぎたー(笑) 朝食を食べてから夕食を食べ終わる までの時間を12時間以内にすると 良いらしいよ。 例えば、 朝食を7時に食べたら、 夕食は19時までに食べ終わる。 働いてる身としてはなかなか 難しいけど、食べたものを消化する っていうことをしない時間が増える から、胃が休まるんだって。 ってことで、本日実施してみた。 胃を休めるデー。 現在、20時半。 お腹が空いてきました(^_^;) 夕食をサラダとアイスクリームに したのが原因だろうけどさ(笑) 休まれ!私のストマック! でも明日は普通に食べちゃうと思う(笑) |