私の音楽日記

2007年01月30日(火) 『AVENTURE』  大貫妙子  1981.5.21

26年も前のアルバムなのにぜんぜん古くない。
大貫妙子のクリアな声と坂本龍一、前田憲男の洗練されたアレンジ。
YMOのタイトなプレイ。
「アヴァンチュリエール」だけは私の趣味ではないが、他の曲はそれぞれに違う国へ連れて行ってくれたり、外国の地下鉄に海に、そしてレーシング場を見せてくれたりもする。
決してほわんと暖かい曲でもないのに、なぜだか心に春がくる。



2007年01月27日(土) 【ミュージックフェア21】  CHAGE & ASKA、スガシカオ

「ミュージックフェア21」のゲストはCHAGE & ASKAとスガシカオだった。
1曲目はスガシカオ作詞のあの「夜空ノムコウ」を3人で歌う。
この歌にはASKAの声よりもCHAGEの声の方がのるような気がした。
この「夜空ノムコウ」は個人的に悲しい思い出が凝縮された最も悲しい思い出の歌なので、3人の歌が良いだけに私は傷つき悲しかった。

その後のトークではスガシカオがすごく緊張していて面白かった。
CHAGEやASKAはいつものペースだけど、シカオ君だけが緊張でいっぱい。
ASKAはちょっと調子が悪そうに見えた。

その後、シカオ君が「アシンメトリー」。
この歌はかなり好きだ。スガシカオの歌では私の中でベスト3にはいる。
僕らの明日は闇でも光でもなく…というところが好きだ。

CHAGE & ASKAはなぜだか「めぐり逢い」を歌った。
私は柄にもなく(ああ、あの頃はよかったなあ)と漠然と思った。
特に何も思い出したりしないのに、ただ主題歌に使われた「妹」を思い出した。

あとはそれぞれに新曲「MAN & WOMAN」「春夏秋冬」を歌った。
「MAN & WOMAN」は久々のチャゲアス節だ。
「春夏秋冬」はほのぼのしすぎてらしくないと思った。

前向きに生きることは素晴らしい。
でも、私の前には輝く未来はないのだ。
スガシカオの歌には3年先に光も闇もない。歌っているかどうかもわからない。
歌が作れるかどうかもわからない。
あきらめたってかまわないというニュアンスにとても私は惹かれてしまう。
ちょっとだけでいいというその感性からは離れられない。



2007年01月25日(木) 「風の向こう」  斉藤由貴  2007.1.24

斉藤由貴さんの7年ぶりの歌だそうだ。
とても7年ぶりとは思えないほどにいい声になっている。
この曲はアニメの曲なので、子ども向けの曲なんだろうか?と思っていたけど、子どもも大人も誰もがいい気持ちになれる心温まる歌だ。
詩は斉藤さんが書いているけれど、自然で暖かくやさしい。
そして驚いたのはその声のよさだ。
私は以前から斉藤由貴さんの声は好きだった。
しかし、去年『青い歌』という映画の中で歌った「木綿のハンカチーフ」では声が低くなっていて、歌い方も素人っぽかった。
私はこの映画がのどじまんの映画なので、素人っぽく歌っているんだなあと思っていた。
本当はもっと上手く歌えるけど、役柄上それでは浮いてしまうからこんな風になったんだと思っていた。

そしてそれは当たっていた。
斎藤さんはこの7年間、歌を歌っていたのか歌っていなかったのかわからないけれど、年齢を重ねてそしてお子さんを育てて、充実した仕事をされていた7年間の成長振りが声に出ている。

そしてカップリングの「ma maman」を聴いて、もう本当に感動した。
こういった感動の仕方をしたのは初めてかもしれない。
私は童謡のような幼い歌はあまり好きじゃない。
「ma maman」はお母さんの歌で幼い子どもからおかあさんへの歌だ。
でも、童謡ではない。
母から子への歌に聴こえる。
なんとも甘く切ない母子の歌だ。
こんな歌を聴いたのは初めてのような気がする。
斎藤さんは前に「天下無敵の愛」という母親の気持ちを書いた歌も作っていたが、その時は普通にその強さに共感したけれど、この「ma maman」にはしびれるような切なさがある。

斉藤由貴さんは前から歌が上手いと思っていたけど、年齢を経てこんなにもいい声になるなんて、本当に驚いた。
子どもを産み育てる充実ぶりが歌と声に現れたのだろう。
斎藤さんは着実に成長していた。
私は変らない人よりも、こうやってその成長ぶりを感じさせてくれる人に感動を憶える。



2007年01月23日(火) 『記念ライダー1号』  奥田民生 2007.1.17 

出た!奥田民生のベストアルバム、本当に待っていました。
ユニコーンから20年、ソロでは10年。
まあ、本当にきままに歌を作って歌ってきた人にみえます。
私は一度だけライブを見たけれど、ほとんどしゃべらず淡々と歌ってくれて「奥田民生ってあくまでも歌だけで勝負するタイプの人なんだ。」と感じました。
しゃべらなくてもあの語呂合わせのような、気の向くままに書き綴っただけのような歌詞から色んな想像が膨らんでいくのです。
「さすらい」で始まるこのベストアルバムも一体何?よくこんな歌詞、覚えられるなあと思うような歌がいっぱい。
ガンガンの音と奥田民生の声、ばらばらな歌詞。
私はこういうのはやめられません。「まんをじして」なんてもう最高!!

と言っても私は奥田民生は歌詞だけでなく、結構メロディーにも惚れてます。
「悩んで学んで」や「愛のために」「息子」などはアレンジしてエレクトーンで弾いてみました。
が、あまりよくなかった。キーボード向きじゃなかった。
でも、好きなので弾いてみました。

わくわくする曲の数々。
今、陽水といっしょにツアーをやっているけれど、ソロでももちろんやってくれますよね!



2007年01月22日(月) 『ひるの散歩道』  ゲスト 太田裕美

たった25分間の番組なので、少しのコメントくらいかな?と思っていたら、
ニューアルバム発売のいきさつを結構たくさん話してくれた。
裕美さんが大好きなハナレグミの話や今回のアルバムができるまでのいきさつ、苦労話など。
曲は「きみはぼくのともだち」「すぐに君の声を」「遠い明日」の3曲がかかった。
来月の東京でのコンサートでは、アルバム作りに参加してくれたミュージシャンの何組かがゲストで登場するそうだ。
古い話はほとんどなくて、今の裕美さんの話がたくさん聞けていい番組だった。



2007年01月21日(日) 『TheCloudy Dreamer』  OLIVIA  2007.1.17

OLIVIAの歌を久しぶりに聴いた。
相変わらずきれいな声だ。
そしてより一層歌が上手くなっている。
アイドルだった頃から好きだったけど、アイドルをやめてからは大人の歌を歌い始めた。
でも、だんだん見かけなくなって、やめたのかなと思っていたけど、ミニ・アルバムが出た。
しかも8曲中、7曲がオリビアの作詞、作曲とはおどろいた。
道理でオリビアの気品のある声を生かした曲ばかりだ。
こんなにもいい曲ばかりならば、8曲だけのミニ・アルバムでもファンはうれしいだろう。
すっかり一人前のアーティストだ。
オリビアの声はただの美しい声ではなく、上品で気品のあるクリスタル商品のようだ。
そして、相変わらず美しいその容貌。ため息が出る。
こんな人は他にはいない。
一度ライブで見てみたい。ほんとにきれいな顔と声だ。



2007年01月16日(火) 「安全カミソリ」 フォーリーブス 北公次

もう何年も前から聞きたかったフォーリーブスのライブ・アルバム『ラブ・フォーエバー』の1曲。
これは森田童子さんの「逆光線」と同じ曲でタイトルだけ変えてある。
ライブ盤なので、歌の前にコーちゃんは心の悩みというか苦悩に満ちたような発言をしている。
この頃のコーちゃんには辛いことがあったのだろうと思う。
そして「安全カミソリ」を熱唱。絶叫。
歌に入り込んでいく。
素晴らしい歌唱だと思う。
詩の一節、一節をかみしめながら、心の底から叫んでいる。
どうしてコーちゃんはこの歌を歌ったのだろう。
そしてこの歌を作り歌っていた森田童子さんはこれを聴いてどうだったのだろうか。
この歌を歌うことになったいきさつなど謎がたくさんあるが、おそらく解明はしないのだろう。
フォーリーブスは再結成して今も活動中だけど、またこの「安全カミソリ」を歌うことはないのだろうか。



2007年01月15日(月) 「みゅーじん」スガシカオ

去年はスガシカオのライブに行きたくて張り切ってチケットを買いに行ったけど、即日どころか1時間ほどで完売して、がっかりだった。
BSスーパーライブも見逃してしまい、またもやがっかりだったが、ついに『みゅーじん』のスガシカオを見ることができた。
今度10周年記念のシングル・コレクションが出るが、本人は10年もやるとは全然思ってなかったそうだ。
それどころか3年くらいがピークで、それ以上はマンネリ化して同じような曲しか作れなくなるだろう。
よく書けて50曲くらいだろうと思っていたそうだ。

私にとってスガシカオの歌は「あきらめの美学」を感じさせてくれる。
夢を追うのはもちろんいいけれど、夢は全部叶うわけはない。
あきらめることも美しいし、この辺で止めようと思ったり、方向を変えるのもそれはそれで爽やかだと思う。
スガシカオの歌を聴いていると、引き際の切ない美しさを感じる。
この番組のスガシカオはとてもハイテンションでちょっと驚いた。
ツアーの初日もものすごくノリノリだったようだ。観たかったなあ。
最後に「黄金の月」を歌い、「5年後は音楽をやっているのか、どうなっているのか全然わからない。」と笑ってた。
時々まったくわからない不可解な歌も歌っているけれど、スガシカオのハスキーな声と一歩ひいている熱くない感覚が私は大好きだ。



2007年01月12日(金) 「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」

ベトナムの子供達のために学校を建てるということを目的にしたチャリティ・コンサート。
オノ・ヨーコさんが中心となったライブ。

宮沢りえ、ラブ・サイケデリコ、平川地一丁目、平原綾香、斉藤和義、Cocco、スキマスイッチ他色んな人が出ていた。
平川地一丁目はまたもやパワーアップしていた。
力強く堂々とジョンの歌を歌う。
スキマスイッチはちょっと緊張しながらもこちらもしっかり力強く歌った。
ラブ・サイケデリコは言うまでもなく上手いというか上手すぎる。
すごいなあ。慣れた歌いっぷり。何でもまかせておけ!と言っているかのような堂々とした歌いっぷリだ。

一番感動したのはCoccoだった。
彼女は去年もこのライブに出ないかという打診があったそうだが、どういうチャリティなのかわからなかったので出なかった。
チャリティって、うさんくさいと思ったそうだ。
今年もお誘いがあったので、「学校を建てたのならその学校を見せてください。」と言って、スタッフといっしょにベトナムのチャリティで建てられた学校を見に行ったそうだ。
そして、その学校へ通っている生身の子供達と接して、その素晴らしさを肌で感じたと言う。
そしてただの寄付だけじゃなく、教育を受けて新しいリーダーを作り出す事の大切さを身にしみて感じた。
この国に新しいリーダーを作り出すには教育が必要、学校が必要なんだと感じて、今回のライブに参加することにしたと話していた。
思っていても実行にうつせない人が多い中、Coccoはきっちり実行して、立派だと思った。
すごく感動した。だからCoccoの歌には真実があるのだろう。



2007年01月11日(木) 「松任谷由実のオールナイトニッポンTV」

ユーミンのオールナイトニッポンTV、ゲストが豪華で中身も濃くてすごく良かった。
最初、黒柳徹子さんが出てきたときは二人のトークが続くのかな?と思っていたら、その後次々とゲストが出てきた。
ユーミンは「徹子の部屋」の最終回のゲストに出たいと言っていた。
二人の話が弾んでいつまでもしゃべりつづける勢いだった。
布袋さんはお子さんのことをうれしそうに話していて、優しい感じだった。
布袋さんは娘さんのお弁当も作っているそうだ。
その苦労話に思わず「ああ、私もそうそう!」と相槌を打ってしまった。
スガシカオと「A HAPPY NEW YEAR」を歌ったのは絶品だった。
倖田来未さんはすごく楽しそうにしゃべって、ジュースをこぼしてしまったりして面白かった。おしゃれの話は変なことをいっぱいやって、面白かった。
AIはすごく自然体だった。ユーミンがキーボードを弾いてAIが歌った。
すごく息が合っていて、だんだんノリノリになっていって、ああ、音楽っていいなと思わせてくれた。スガシカオとの歌も良かったけど、AIとの歌は最高だった。
パフィーは大人になってきれいになっていたけど、緊張せずにしかし真面目に話をしていて好感が持てた。
一緒に「アジアの純真」を歌った。名曲です。これはほんとに。
ユーミンがゲストのみなさんにラジオネームをつけたけど、もうそのユニークさには爆笑してしまった。

それにしてもAI!!!
あそこまでユーミンとくだけた話をして尊敬する!!!
知らないことを恥ずかしがることもなく、どうどうとユーミンにぶつけていける。
うーん、若いって素晴らしい。
最初から最後まで全部面白かった。
たった1時間の番組なのに中身が濃くて長く感じる面白さだった。



2007年01月10日(水) 『太田裕美ヒット全曲集』

久々に太田裕美さんの古いベスト・アルバムを聴いた。
75年発売のベスト・アルバムなので、たぶん最初のベスト・アルバムだと思う。

曲は
1.夕焼け 2.太陽がいっぱい 3.回転木馬 4.妹 5.レモンティー
6.たんぽぽ 7.雨だれ 8.夏の扉 9.心さわぎ 10.グレー&ブルー
11.ぬくもり 12.白い季節

ファースト・アルバム『まごころ』とセカンド・アルバム『短編集』からの曲がほとんどだ。
実は私は『まごころ』はあまり好きじゃない。
私はだいたいファーストアルバムはあまり好きでないことが多い。
浜田省吾やユーミン、チューリップ、風、ふきのとうなど大抵セカンドかサード・アルバムから好きになっていた。
太田裕美の『まごころ』もあまりに幼すぎて、アイドル風の甘すぎる曲はあまり好きじゃなかった。
セカンドの『短編集』から曲のバラエティの豊かさやドラマティックな展開に惹かれてそれこそレコードが擦り切れるほど聞いていた。
このベストアルバムはその2枚のアルバムが混ざっているので、幼く聞こえた曲もそれほど目立たない。
デビュー当時から丁寧に曲を作っていたんだなあと改めて感じる。
「心さわぎ」や「太陽がいっぱい」などは本当に幼い声だけど、今の裕美さんが歌ったらどんな感じになるのだろうか。



2007年01月08日(月) 『名探偵コナン 劇場版テーマソングベスト』

『名探偵コナン』に使われる曲は古くなく、かと言って新しすぎることもないいい曲ばかりを使うので、私はいつも何が使われるか楽しみにしています。
今回は劇場版のベストということで、10曲しか入ってなくてちょっとものたりないのですが、やっぱりいい曲ばかりです。
これらの曲は私にとってサンシャインです。太陽たちです。
1曲目のB'z「ゆるぎないものひとつ」は去年B'zのライブで聴いたときに胸にガッツンときました。
私もこうありたいなと思いました。
コナンのテーマ曲で一番合うのは私はZARDだと思います。
「夏を待つセイルのように」は去年コナンの映画の宣伝で聴いたときから、夏を待つ気持ちをより一層強くさせてくれました。
倉木麻衣や小松未歩の曲はもう聞き飽きるほどに聴いていますが、どうしても飽きないいい曲だし、ラストの杏子が歌う「Happy Birthday」がピリッと一味違ってすごく良い。
スガシカオが書いた苦味のある曲を杏子のスパイスあふれる声で歌ってもくどくない。
奇跡的だと思う。
中途半端なベストアルバムだと思うけど、この「Happy Birthday」でキリッと締めているので、これはこれで良し!と思いました。
それにしても全部いい曲ですね。ほんとに。
次のコナンも楽しみです。



2007年01月07日(日) 『Best of Best 〜20 Songs〜』   西村由紀江  2006.9.13

ピアニスト西村由紀江さんのベストアルバムです。

ピアノがメインの曲だけでなく、「風のスキップ」のようにバイオリンの音が楽しめる曲なども収録されていて、聴いていると明るい気持ちになれます。
「Esplanade」のようなピアノの力強い曲からは西村さんの決意を感じることができます。
力強くピアノを弾く西村さんが見えてきます。
「しあわせのかたち」は柔らかで水のような音楽です。

このアルバムを聴いていると、
なんだか凝った体がほぐされてくるようで気持ちよいなあと思います。

去年は西村さんのNHKのピアノ講座見ましたが、すごくわかりやすくて釘付けになりました。また、続編やってほしいです。



2007年01月06日(土) 『WANNA BE THE PIANO MAN』

去年から聴きたいと思っていたビリー・ジョエルのトリュビュート・アルバム。
私が聴きたかったのはKの「オネスティ」とDEPAPEPEの「マイ・ライフ」の2曲だけだったのでレンタルした。
が、ほとんどの曲がすごく聴きやすくて、すごく良い。
今年になってからは毎日聴いている。
ゴスペラーズの「ロンゲスト・タイム」や大黒魔季の「ストレンジャー」も気に入ったが、一番びっくりしたのはSUEMITSU & SUEMITHの「アップタウン・ガール」だ。
すご〜く弾んでいる。
日本人でもこんなに弾んだ歌い方ができるんだなあと思った。

個人的には綾戸智絵の「ニューヨークの想い」だけは嫌いだけど、あとの10曲はそれぞれのアーティストの持ち味を生かして、なおかつ楽曲を著しく壊さずに歌っていて私は楽しい。
DEPAPEPEのギターの「マイ・ライフ」は曲のメロディーの美しさを際立たせている。
ギターで歌う「マイ・ライフ」だ。
ピアノ・マンをギターで歌うなんてしゃれている。

トリュビュート・アルバムはあまり好きじゃないけれど、このアルバムと井上陽水のトリュビュート・アルバムは良かった。



2007年01月04日(木) 「SONGS」NHK寺尾聰ライブ&トーク

久しぶりに寺尾總さんのライブを見た。

声は驚くほどに変ってなかった。
私の大好きな井上艦のアレンジだったので、しっかり音も聴いたが、アレンジがかなり変えているのに、全体的な雰囲気はあまり変ってなかった。
軽くなっている。なのに、あまり変化は感じられなかった。
多少、宙に浮いたような感じはあったけど。
それにしても艦&聰コンビ、今もいい音を作るなあと感心しきり。

トークの方は小泉今日子と話していた。
寺尾さんは小泉今日子にも「今日子ちゃんも、もう一度歌うべきだ。」としきりに歌うことを薦めていた。
小泉今日子もかなり歌いたい気持ちになったようだった。

寺尾さんが売れたあの時期はほんの一瞬だったけど、本当にインパクトの強いヒットの仕方だった。
3枚のシングル盤同時ヒット。
そしてアルバムは160万枚。当時、東芝EMIのビルは寺尾總が建てたビルとも言われていた。
「ルビーの指輪」のヒットでルビーの指輪がものすごく売れたそうだが、私もまさにその中の一人で自分で2万円のルビーの指輪を買って喜んでいた。
当時の気持ちと今の気持ちの違いを訊かれていたが、当時はやはり売れたいという目標があったそうで、今は特に目標はなく、自分の歌を好きなファンの人に深く聴いてもらえればいいと言っていた。
あの『Reflections』は名盤だと今も思う。
聴いていると映像が次々に浮かんでくる。
寺尾總も映像を思い浮かべながら曲を作るそうだ。
それにしても寺尾總の声と曲と井上艦のアレンジの絶妙なバランス。
宝石のような奇跡的な音だと思う。


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