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| 2008年12月17日(水) | 議会改革に向けての請願 |
１２月議会に提出した、「木津川市議会の会議の透明性と明確化を求める請願」の審査が本日の議運でされました。
一般質問が終了してからの１４時３５分から第１委員会室にて。
請願の内容は、地方自治法の改正がされたのを受け、すでに「協議調整の場」である会議は、会議規則に位置づけ正式会議にし、市民にとって開かれたものにしてと言う内容です。木津川市では会派幹事会と広報委員会がまだ正式会議となっていないので、そうしてというものです。京都府議会では、当選後の勉強会以外は全て会議規則に位置づけられました。
会議規則に位置づけるとどうなるか、
�〇毀韻砲箸辰導�かれた議会になります、
��議員にとっても公務災害の対象となります、
�Ｌ敖点郢圓両豺隋�会議出席への費用弁償はないので、費用がかさむことはありません。
市民の方からの要請を受けての請願です。
以下、その審査報告です。
わずか３０分足らずで終了。結果は全員一致で継続審査でというものでした。傍聴者は、請願者、村城議員、高味議員。議運のメンバーは、尾崎、曽我、山本、中野、宮嶋、吉元、織田各委員、中谷委員長の８人です。
請願者の感想も交え報告します。
＜「会議の透明性と明確化を求める請願」について、議員全員が反対であったこと、大変残念です。この請願内容に委員の認識が一馬身も二馬身も遅れをとっているということだと感じました。こんな閉鎖的な議運では議会改革などはほど遠いと。しかし、粘り強く、根気よく戦ううちに必ず道は開けるものと信じます。 請願の趣旨は理解できるが、議員全員のコンセンサスがなければ難しく、時期尚早・・云々という、もっともらしい趣旨の発言がありましたが、だからこそ議運がリーダーシップを発揮して門戸を開かないといつまで経っても議員の認識は変わらないと思いました。
また、議会改革に取り組みます、政策立案の会派を目指すと高らかに宣言しても、今日の議運では一転反対に回る。この落差は何なのか理解が出来ません。また、ハッキリ聞き取れませんでしたが、こんなことも言っていませんでしたか？「議運の議員が紹介議員ならまだしも、該当委員会以外の議員が紹介議員では」と。これはどういう意味なのか分かりません。＞という請願者の憤りが伝わってきます。
以下、私からの報告です。重複しますが。
まず、請願者から提出されていた
「審査の前に請願者として発言をお願いされていた件」について、委員会で決めよう委員長が賛否をとろうとされました。
宮嶋委員より、「賛否をとる前に意見を言わせてほしい」といい「今すぐ結論を出すのは難しいのでは。今後請願者の意見を聞く機会もあるとおもうので、現時点では、必要ないのでは。」
曽我委員も「同じ意見。請願内容が議会のことであり、議員である私たちで決めたい」と。
そして、全員必要ないということで請願者の発言機会は与えられずでした。
その後、私から説明を求めると委員長が言われたのですが、そこで、
曽我さんが「すでに出席要請しているようだが、それをとやかくいうものではないが、紹介議員の説明を求めるかどうかは委員会で決めるべき。紹介議員は議運のメンバーがすべきであったのではないか。今後のためにも請願の紹介議員を呼ぶことの前例にならないよう確認したい」というような発言が飛び出しびっくりしました。
ちなみに１２月１５日付けで委員長名で私に対してて出席要請書が出されていました。その内容は「本委員会は、審査に必要なため、次のとおりあなたの説明を求めることになったので、出席されるよう会議規則１３５条第１項の規定により要求します」と言う公文書での要請を受けていたのにです。
紹介議員が説明することは、当然必要ですし、不明な点は質疑もうけます。所管の議員を紹介議員にとは、市民への指図と言われても仕方のない発言だと感じました。
委員長が「これを慣例にするのではない、各委員会で決めること」として私への説明を促されました。
そこで、私は発言の席に移動しました。自治法、例規集、議員必携など資料をもって。
まず、委員及び傍聴者へ文書を配布しました。
京都府の会議規則の改正条例と請願者が発言する予定であった説明文を。
（請願者から、機会が与えられなかった場合、配布をと事前に調整していたからです。）
その内容は、以下です。
「会議の透明性と明確化を図ることは議会が市民の信頼を得ることにほかなりません。
議員が日頃、木津川市の公益のため何を考え、どのような政策を持っているのかを市民に知らしめることは、議員にとっても市民にとっても必要なことであります。
開かれた会議は議員間の切磋琢磨を助長し、質の高い討議・討論を呼ぶこととなります。
市民からすれば議員の真剣な政策論争を知ることにより、市政への関心と理解を深めることとなります。
また、会議の透明性と明確化を図ることは行政にとっても非常に仕事がやりやすい、効率的な行政運営が期待できます。
合併間もない木津川市にとっては問題が山積する今こそ、一刻の無駄も許されない充実した議会運営が求められます。
国会において地方自治法が改正された意図は、議会と市民、及び行政のトライアングルが信頼の糸で結ばれ、地方自治の独自性と創造性を高めるものと理解しています。
木津川市に生まれて良かった、住んで良かったと全国に誇れる木津川市を築こうではありませんか。」というものです。
議会に対して真剣な気持ちが伝わってくるいい文章です。
報告に戻します。
その上で、「紹介議員として賛意を示すもので、説明します。紹介議員を議運でとの発言があったが、付託委員会は提出の際、決定していないし、私以外の他の議員へも紹介議員を要請されたと聞いています。
その上で、自治法改正を経て、木津川市でも９月に会議規則が改正されたが、京都府の例にあるように「協議調整の場」すでに設けられているものを会議規則に位置づけるべきとの請願であります。
広報委員会は、自治法に根拠をもなたい会議となっており、早急に位置づけるべきであります。
また会派幹事会も規程に位置づけられているのであり、正式な会議とすべきです。
総務省通知には、「遺漏のないように配慮せよ」となっているのであり、すでにある会議を漏れなく位置づけるというのが法の改正の趣旨であります。
また、公開の原則は、全協がそうであるように真に市民に開かれた議会にするために必要なことです。イレブンの会は議会改革に取組まれているのであるから、その方向でよろしくお願いします。
また、昨年、会派代表者会議のメモも公文書であるとの判決が出されました。そのことからも、会派代表者会議は正式な会議として位置づけがされているのも同然であります。」というような内容を説明しました。
その後、宮嶋さんが「会派の構成そのものに関わる問題であり、一人会派をどうするか、政務調査費にも関わる問題。趣旨は認めるが中身を調整する必要があり、継続審査ではどうか」
曽我さんが「整理すべき問題は多くある、会派幹事会の中身、一人の方は入ってないからわからないだろうが、たいしたことは話していない。メモも取っていないので、公文書には当たらない。継続で」
それでは、継続審査と言うことで賛成の〜と委員長が言いかけたので、私が委員外発言を求めましたが、誰も認めなかったです。
継続審査とは、今後の引き続けて審査するということです。全員が賛成できるよう、議論を広げていかねばとの思いをもちました。
| 2008年12月15日(月) | 本会議 |
一般質問が続いています。
本日の質問者は６人でした。
そもそも一般質問とは、議題とは関係なく行財政全般にわたり、議員主導の政策論議です。十分な準備のため、通告制が採用されています。木津川市においても質問要旨の事前通告はされています。そして、当日行政が準備している答弁のレジュメが質問者の壇上に置かれるという具合になっています。
ですから、再質問、再々質問は、行政の答弁を聞いた上で、自分の獲得する目標に届くようにその場で練り挙げなくてはなりません。
私の故郷である鳥取県の前知事片山さんは、地方議会のことを事前にすり合わせがすんで当日はセレモニー化されており「学芸会」と比喩され、批判されています。
一般質問とは、政策論議であり、知らないことを行政に聞く類のものではなく、演説する場所でもないこと。議場においては、緊張感をもち、行政と対峙しながらも、共に住民福祉の向上に向けて進めて行くという共通の目標に向かって立場の違うところでの応酬をする、ということ、との確認をしつつ一般質問を聞いています。
| 2008年12月13日(土) | 傍聴の感想を頂きました |
昨日は、私の一般質問。午前１問と午後３問に分かれてしまったけれど、持ち時間を１分残して終了しました。全文は後日報告します。
傍聴されていた方より感想をいただきましたので、紹介します。
＜木津川市議会の議場、初めてみました。
建物の構造上、ああ言う形式に成ったのだと思いますが、良い点も疑問点もありました。帰りに、１階の受け付けにメモを書いて帰りました。
※ 議場の構造上の欠点
安全に配慮が足りません。例えば、傍聴席に入るのに何のチェックもありませんでした。せめて、事務局の職員が、出入りのチェックなり身なりの確認はすべきと思います。
それと、傍聴席と議場が近いので、市長や議員個人に、身の危険を守る手立てが在りません。
仮に、市長などの要人に危害を加える場合、容易に傍聴席を飛び越えられる可能性は有ります。
市民と議会が親しむ事は結構な事ですが、これからの世情を考える場合、予測の付かない事態も考えるべきと思いますが。
※ 良かった点、
議員のレベルが高い？質問時間を（持ち時間）充分に使っています。
議会は、行政を攻めるばかりではなく、自らの意見や対案の提示も必要と思います。
議会のテレビ放映は、プロ並の技術なのか機材が優れているのか良く出来ています。大きな◎印。
テレビも放映の質がよく、納得できるものでした。顔の表情が伺えますので。
※ 番外編
失礼に当りますが、
河井市長の議会答弁は目線が常に伏目で議員の方を視ていません。
議論は人に訴える役目もあるのです。常に視線を伏せたままの答弁は、残念です。加茂の議場でもそうでしたが常に下を向いたままで、元気が感じられませんでした。
厳しい指摘で申し訳御座いませんが、木津川市の議会を傍聴した感想でした。＞
というものでした。
私の質問を聞かれていたかどうかは確認していませんが、いろんな視点でのご指摘、しっかり受け止めました。、
| 2008年12月02日(火) | 請願の取り扱い |
この間、議会事務局とやり取りをしていました。
個人情報の取り扱いに関わり、請願者の氏名を公表するかしないかということについて。
今回2件について、私は紹介議員となっています。請願とは、憲法16条に規定された国民の権利として、公の機関に対して要望を述べる行為であり、必ず議員1名以上の紹介議員が紹介して、請願の趣旨、提出年月日、請願者の住所や氏名を記載した文書で行わなければならないとされています。
今回の請願は、
�〔敖点郢垉腸颪粒銅鏖餤弔瞭�明性と明確化を求める請願書
��教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願書の2件。
その請願者の取り扱いについて、
11月26日の議会運営委員会において、請願文書表と請願書が配布されましたが、いずれも請願者の住所・氏名・代表者名は省略されていました。
事務局は「申し入れを受けて配慮しました。現在、上層部(議長会）へ連絡して勉強中です。初日には決定した状態で出します」という内容でした。
委員である曽我さんが「会議規則には記載せよとなっているのに、申し入れがあったからといって、それを変えずして対応する事務局の姿勢は危険、誰が請願者かは大いに大事なこと」というような発言がありました。
「とりあえず、現在調査中であるのなら、紹介議員はあるのだから今日のところはそれでいいのでは」とは委員の宮嶋さん。
「請願者が誰かわかる必要はある」との意見もありました。
委員の意見がでそろった所で、私から委員外議員の発言を求めました。多数により許可されたので、以下の意見をのべました。
「申し入れをした一人として、述べます。今回の請願者を略することは納得できない。なぜなら、会議規則にのっとり、議案として公開されることを理解して請願者はしており、納得して提出しているものです。
また、提出時に局長より、氏名を公開することになるがいいのかと念押しまでされたように聞いています。
また、請願者の個人情報は、個人情報保護条例の個人情報に当たらないと思われます。なぜなら、会議規則の定めがあり、運用を変えるであるなら会議規則の変更を協議するのが先です。
されに、請願者を省略するというのは、全国にも例のない取り扱いであり、慎重に判断すべきです。今後これを認めると、直接請求の氏名なども閲覧が制限されていくなど間違った運用をする可能性が含まれると思われます」と意見を述べました。
というわけで明日を待ちたいと思います。
公開をしてもいいとの「承諾書」を請願人にもらってきてほしいと紹介議員である私に承諾書を渡されてたのですが、
請願人方は「承諾書を書くまでもなく、会議規則にのっとり進めていただきたい」といわれ、白紙で事務局に返しましたので、さてどのようなことになるのでしょう。
