イタリア語会話面白かった。 ラジオで聞いていたから、すんなり会話に入れた。 ラテン語を起源とするロマンス語だし。 イタリア人のテンションの高さがフランス人の先生と違うのも興味深い。 基本的にはフランス人のクールな格好良さの方が好き。
イタリア語の無料体験レッスン。 年4回ある無料体験は、今年の1月にも 申し込んでいたんだけど、風邪でキャンセルしていたから 念願のイタリア語体験。
先日の新聞でシュリーマンは語学の天才で 一つの言語を6週間で修得したらしい。 コツはとにかく文章を暗記すること。
語彙力を増やす為には自分の興味ある本を 1冊選んで、執拗に辞書をひきながら、 翻訳するのが遠いようで一番の近道なのかな
ピアノレッスンで時々言われる言葉。 「ま、いいんじゃないですか」
先生の目から見ると、欠点は山ほどなんだろう。
鯛ご飯を食べに行った。 鯛ご飯コースで、なぜか紙のエプロンを 有無を言わさず、つけられた。 天ぷら、お刺身等なのに、なんで汚れよけなのか 分からない。 紙エプロンをしている自分が滑稽だった。 ヴィジュアル的に嫌だな。
髪がまとまりにくくなったので 美容院へ。 少し短くなって、まとめにくくなった。。。 仕上がりは良かったのに、いざ自分で するとうまくいかない。
「失われた時をもとめて」の私が 祖母がお洒落をする姿を見て、 いつも超然としてほしいのに、がっかりしたと書いてあった。
私も髪で、悩んでいると、 プルーストの私の言葉が頭にうかび、 超然とした文学好きでいなければと思った
今聞いているのはヴィヴァルディ 協奏曲は哀愁が漂う作品ばかり。 音楽を聴きながら、ヴェニスの街を歩いているよう。
ヴェニスといえば、ヴィスコンティの「ベニスに死す」 最後に白髪を黒色に染め、白く化粧をしたアッシェンバッハが 海辺でデッキチェアに座り、太陽の光を浴びながら 蒼白い顔に一筋の汗に混じった黒い染料が流れ、 醜く化粧が流れ落ちる。 頽廃という言葉がこのシーンで凝縮されていると思う
一方で、フランス語クラスのおじさんの、少し汚らしい黒く染めた髪を みる度にヴェニスの頽廃と若さへの固執の醜悪さを感じる。 彼に「べニスに死す」を見せて、固執の醜悪さを感じとってもらえるだろうか
引き続き、プルースト。
私とジルベルトの関係で疑問に思うこと。
ジルベルトとなぜ仲たがいしたのか。
私はジルベルトからはっきりした別れの言葉をきくのが 怖くて、自分から疎遠になっていく道を選んだのか。 愛する人を失う訓練をかさねて、自分からフェードアウトする。 プライドが高いのか、弱い人間なのか分からない。
スワン夫人の描写が好き。 高級娼婦(ココット)しての生活は、パーティーで自分を宝石で 飾りたてる貴婦人達とは違い、 一番大切なのは、愛人に会うために1日を過ごし やわらかな部屋着を脱いだ時に、一番エレガントでなくてはいけない。 素肌に真珠を飾るようなものだ。
エレガント。スノブ。ブルジョワ。 こういう言葉を使うとき、以前とは違うニュアンスを感じる。 オデット、スワン、様々な人達が頭に浮かんでくる。
鏡花の「註文帳」を読む よく分からなかった。 文章のテンポに体がついていかない。
ヴィヴァルディを聴きたくなって、 協奏曲作品3(調和の霊感)、 作品4(ラ・ストラヴァガンツァ)を買った。 ルソー「孤独な散歩者の夢想」 ヴァージニア・ウルフ「灯台へ」も一緒に。
すごいいい夢をみた。 坂本龍一と細野晴臣がクラスメートで 仲良く談笑する夢。 坂本龍一と芸術について語りあい、 次に会う約束までする。
目覚めた時の爽快な気持ちといったら。
小池真理子が雑誌のインタビューで
「70年代に学生時代をすごしてきた私としては 人間はある種のプライドと見栄は 一生失っちゃいけないと思っているんです 見栄といっても、外見上の見栄だけでなく、 自分の知らない本や映画の話、これまで気づかなかった 価値観にも、いい意味で背伸びをしていく。 そんな内面の見栄を、これからも大事にしていきたいですね」
これを読んだ時、そうだ、そうだと激しく同意した。 大人の幼児化が進んでいる中、いくつなっても 内面の見栄を失いたくない
友達と心斎橋で会って イタリアンを食べる。 ここのお店のお客が訳ありカップルが多く 一般人ではないような綺麗な女性と おじさま。 食事もおいしく、二人の濃密な時間を過ごせそうな お店。 生卵と生ハムのカルボナーラ がおすすめ。生クリーム少なめの大人の味。 生ハムの塩からさと黒こしょうのスパイシーさが絶妙のバランス
そして、白い壁にはスライドで映し出された、 時計のオブジェ。
1人コケティッシュな女性。 さらさらなボブ風ショートに体の線をぴったりと包みこむ 黒いセーターに深紅のコート。 素敵だ。
ノルポワの訪問は長くて少しつらかった。 小冊子を読んでいると、フランス文学者が 名刺に「私は失われた時を求めてを読んだ!」 と書きたいくらいだと書いていた。 その1行をそえるだけで、その人のパーソナリティが みえると。
アカデミー賞受賞が「クラッシュ」というのは頷ける。 ミニシアター系の私でも充分に堪能できる作品。 群像劇も小気味よくまとまっている
プルーストは「花咲く乙女たちのかげに」を100ページ程読む。 鈴木道彦氏の「プルーストを読む」を買って 自分が読んだところの解説だけ読むと、 解釈の幅が広がり興味深い。 しかし、最初に作品自身に触れないと、解説を理解するのは 難しいと思う。 プルーストの引用の文章がうすっぺらいものになる。 膨大な流れに自分の体をのせることに意義がある作品だから。
「クラッシュ」 ロサンゼルス。人種のるつぼに住む人々の 民族間の差別が交差する。 苛立ちの絡み合いが見事に表現されている。 いい映画。
「僕のニューヨークライフ」 ウディ・アレン 皮肉たっぷりのアレンは面白い。 ビリー・ホリデイの歌も素敵。
家で「逃げ去る恋」トリュフォーを見る。 だんだん、トリュフォーマジックにかかってくる ドワネルの無責任な生き方が憎めない。 山田宏一のトリュフォー本を買って、じっくり楽しもう。 逃げ去る恋の歌がいい。ドワネルの愛に生きた人生が 走馬灯のようにかけめぐる。
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