なぜか三島を読みたくなる
「鏡子の家」 第1部まで読み終えた。 収と母親の関係が面白い。 毒々しい化粧をした責任感のない母親。 収も女をもて遊んでいるかのようで 結局捨てられる。
第2部になると、ブルジョア達も華々しさが崩れていく。 美しい収が醜い高利貸の女に体を傷つけられて 初めて自分の存在を感じる場面が好きだ。
1部でただのブルジョア達のお気楽話だと思って投げ出さないで欲しい 最後まで楽しめる。
「ベラミ」モーパッサンの上巻だけ買って 下巻を頼むと、在庫なし。 う、ひどい。
プルーストの失われた時をもとめての 集英社からでている鈴木訳の全13巻を 読もうかなと、かなり悩む。 今、買っている本を全部読んだら、 プルーストを読もうかな。 鈴木訳は素晴らしい。 少し、開いて読むと、ミニシアター系の映画を見ているよう 来年はプルーストの年になりそう
アムステルダム展. やはり私はレンブラントが好き。 ちょうど没後20年の鴨居玲展が開催中だった。 2階の一番奥の部屋に力作ぞろい。 ずっと眺めていたかった。
帰りにミュージアムショップに寄って、北斎の画集を少し見る。 美人画のなよなよとした美しさに釘付けになる 次は葛飾北斎の画集が欲しい。
無事、ユゴー「死刑囚最後の日」を読み、 次はゴーゴリ「狂人日記」 狂人日記の中で「肖像画」の短編が好き。 絵の中に潜む悪魔の魂。 その絵画をもっているだけで嫌な気持ちになる。 ワイルドみたいでいい。
乱歩を再現しているかどうかは おいといて、 「鏡地獄」「芋虫」での濡れ場シーンで 「芋虫」の方が技巧的にエロティックだなと思ったら、 監督はピンク映画監督だとどこかで読んだ。なるほど。
「蟲」での緒川たまき。 つんと冷たい感じの美人女優。緒川たまきには荷が重いか。 緒川たまきはどちらかといえば、不思議な少女系。 顔が大きいのも気になる。
乱歩を読んでない人が見たら、 「乱歩って・・。乱歩って・・・」 と、衝撃をうけるだろうな。
狂気的な愛とフェティシズム。
「愛をつづる詩」 期待のサリー・ポッター監督 中年女のナルシズムぶりが少し鼻につく。 涙を流すとき、迫真の演技とはいえ 鼻水を流し続けるのは美しくない。 「耳に残るは君の歌声」の方が好きだ。
「哀しみのトリスターナ」ブニュエル カトリーヌ・ドヌーブの意地悪そうな笑ったときの前歯が素敵
「夢追い」A nous deux クロード・ルルーシュ またもやドヌーブ ここでもドヌーブは男をだます役柄。 ルルーシュお得意の心に過去の傷をひきずる男と女のせつない恋 街角、公園、海辺、車の中で男女二人がかわす会話。 一語一語、独特の間がある。 言葉の中の漂う風。
「パリ空港の人々」 パリのオレンジ色の光につつまれる闇が綺麗だ。
「アメリカの夜」トリュフォー トリュフォーの描く女性はなぜかあまり美しくない
百�里凌鑄�を猛スピードで読み、 「ふらんす」という雑誌80周年記念に創刊された 白水社からでた回想の本を購入。 歴代フランス文学者たちの随想文が知的好奇心をそそる。 ぎっしりつまった知識の宝物の本。
「ムッシュ・カステラの恋」をフランス語の授業でみる。 流れる音楽がどれも素晴らしい。 使われていたオペラがモーツアルトだと思っていたら ヴェルディだった。 ヴェルディ「リゴレット」 慕わしい人の名は ヴェルディ「リゴレット」買ってみようかな。
ほんの少しブニュエルの「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」を見る 澁澤が好きそうな世界。 少し見ただけで、映像の一つ一つのディテイルが 頽廃的でどことなくエロティック。好きだな。 お高くとまった芸術を感じさせないところがいい。 全ての登場人物が偽者で背徳の香りがする
トリュフォーがレモンの味だとすると、ブニュエルは柘榴。 毒々しい赤色が似合う。
三島由紀夫「鏡子の家」を購入。 そして、読みたい読みたいとずっと思っていた 「中世 剣」(講談社文芸文庫)も。 潤一郎ラビリンス 女人幻想読了 おもしろい。 日本文学を読みたくなってきた。
女人幻想の巻の「亡友」という作品の中に 過剰な性欲をもてあます醜悪で純粋な田舎育ちの 文学青年がツルゲーネフの「猟人日記」に描かれるような 自然描写が好きだって言っていた。 それと、近松も。 イメージがわかないからこれらも読みたい。
潤一郎ラビリンスも読み終えて、いい感じの読書ペース。 これからは「悪の華」は常に持ち歩き少し疲れたときに 読むことにした。豪華な形容詞、名詞の羅列は気分転換になる
朝の電車の中でのボードレール 単語がどんどん自分の体に吸収される 何年か後は、原文を読むことが朝の習慣になればいいな。 いや、それを目指そう。
「男と女」を見る。 これがかっこいい。
海辺を歩く老人と犬を見て アンヌとジャン・ルイの会話
「ジャコメッティという彫刻家を知ってる?」 「ええ」 「彼が言ったんだ。火事の時に、レンブランドの絵と猫を どちらを助けるかとしたら、猫だ」 アンヌ「そして、その後、猫を放してやるのよね」 「芸術より、人生さ」 「感動的ね」
この会話をフランス語で聞くと、涙がでる。 二人の心の琴線がふれあう瞬間。
結ばれていない二人がレストランで料理の注文をする場面 「お肉のグリルぐらいなら食べられるかしら」 男性が、ギャルソンに一品ずつ注文する ギャルソンは、まだご注文は?という雰囲気をだしながら 立ち去る。 「あまり注文しなかったら悪かったかしら」 男は、「彼を喜ばせてやろう」と、 ギャルソンを呼ぶ 「Vous avez des chamble?」(部屋はある?)
二人の高まりあう気持ちを料理の注文に見立てる間の とり方が素敵。
クロード・ルルーシュ。 大人の恋愛を見事に表現してくれる。
「遠い日の家族」 「愛と悲しみのボレロ」 「男と女の詩」
続けて鑑賞。
「ゴダール詣で」してきた。 何もない休日にゴダールを映画館に見に行く行為がいい。 「アワーミュージック」NOTORE MUSIQUE ゴダール節は健在で、退屈で眠くて、気になる存在。 確固たるスタイルを持つ巨匠の作品は、 映像、言葉に荘厳、威厳がある。 アンゲロプロスにもあてはまる。
電車の中で、内田百�里凌鑄�を読む。 百�里凌鑄�は後半から面白くなってきた。 借金をかさねていく話。 遊びで借金をするのではなく、真面目に生活を送っているのに 借金をしてしまうどうしようもない奴だと 自責の念を述べる百�痢� 短いセンテンスの繰り返しも時にはいい
シューベルトのソナタが仕上がりそうなので、 フォーレのノクターン3番の譜読みをしてみる。 メランコリーな音楽が寒くなった空気にあう。 バッハフランス組曲とフォーレのノクターンで 自分の世界にどっぷり浸れそう。
フランス組曲5番クーラントを先生の前で弾くと 左手のフレーズをチェロのピチカートをイメージしてと言われる。 なんとなく雰囲気は分かる。 アレグロで弾きながら左と右の音を掛け合いを楽しまないと 台無しになるから、練習が大変。
先日、フェスティバルホールにリバーダンスを見に行った 芸術性が全く感じられない。 残念。 リバーダンスは薄汚れた密室の酒場の 絡みつく湿気、熱気、お酒の匂いとともに聞くといい音楽なのかもしれない。 所詮、労働者階級の音楽なのか。 その反面、会場では大盛り上がりで、 個人の価値観がこうまで違うものかと、ある意味興味深かった。
潤一郎ラビリンス「銀幕の彼方に」読了。 毒婦の描き方が素敵。 谷崎の女性の好みを延々と訴えかけられ、 自分もそんな女になってみたいなと思う。
|