Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2009年02月28日(土)  About 26 Girls

元ダンナから、ベルベット・アンダーグラウンド39枚、ニルヴァーナ50枚、テレヴィジョン20枚ぶんの音源が届く。
・・・ニルヴァーナ50枚中に、"About A Girl"が全部で26曲あったw

今回初めて知ったこと。リチャード・ヘルってテレヴィジョンにいたんだね。・・・知らんよ、だって1stが出る前に既に辞めてたんじゃん。私はロック雑誌を読まない、TVを持ってない、アルバムのライナーノーツを読まないので(そもそも殆ど輸入盤。今や大半がmp3音源)。アルバムに参加してもいないメンバーなんか知るわけがない。(けど多分「常識」なんだろうなあ。だよなあ・・・)
テレヴィジョンとリチャード・ヘルねえ。物凄く根本的なところで相容れない気がするな。(だから抜けたんだろうけど)

明け方にMJからメール。前回のメールに「二葉亭四迷は『矛盾、それこそ私の人生だ』なんて言っていましたね」とあったので、「ソレは知らないけど、キング・クリムゾンが、"Confusion will be my epitaph."と歌っているのは知ってますよ」と返信しておいたら。
今回さらにその返事で。「エピタフですね。二葉亭にクリムゾンで返すなんて、なんて上級者なんだろう。理想。コールアンドレスポンス。このやりとりブルース?」って。
・・・・・・ははははははw MJてスゲー楽しいわ。
(3/18up)

About 26 Girls ("About A Girl"が26曲)



2009年02月25日(水)  feeding

左腕の赤い点が薄れてきた。もう消えかけている。心底ほっとする。

AM(g)にちょっとアタマにくることがあって、すっかり連絡する気力をなくしていたが。
ふと気づいたら、彼からもらったクレープロールケーキを美味しく食べている自分がいて。「・・・ま、いっか」とご機嫌を直してみる。
心理学でも、相手の好意を得たければ「食べさせろ」だそうで。やはり餌づけってのは大変効果的な手段なのだ・・・特に私には。

イギリスでの先ごろの実験結果によれば、温かい飲物を出した相手は、冷たい飲物を出した場合より親しみある態度を示すそうで。
人間って、本当に単純なものなんだな。
(3/16up)

feeding (餌づけ)



2009年02月23日(月)  He gave me many things to eat.

起きてシャワーを浴びて体にクリームを塗りコーヒーを飲み髪を乾かして服を着て。香水をつけようとして初めて気づく。左腕の内側一面に、赤い点が広がっている。皮膚の表面は触ってもなめらかだが、粉のような極小の赤い点が、左腕内側の手首から肘までの間に散っているのだ。痛みも痒みもない。赤いパウダーでも散らしたようで、見ていて不快感はない。でも。
「何なの、これ」と、半泣きになる。

手術後、わけのわからないことがよく起こる。朝起きたら顔のどこかしらがうっすら腫れていることが何度もあった。瞼が厚ぼったくなったことも一度。胸の下が赤くなったことが一度。どれも何とかその都度治してきたが。
今回のこれはどうすれば治るんだ。これ一体何なの。いつまでこんなことが続くの。
見るたびに泣きそうになる。見ないようにする。

夜、マクロビオティックのカフェの店長をしている生徒に、店で扱っている食べ物をいただく。玄米の稲荷寿司2個、大きいボール入りのサラダ(ビーツ、アーモンド、ズッキーニなど健康的な素材が山ほど。豆乳ドレッシング付)、タンポポ茶、温州蜜柑とショコラのデザート、グラノーラ。どれも相当いい食材を使っていて、しみじみ美味い。
単に痩せたいという理由で、栄養がなく無駄にカロリーの高い食品を避けているうち、自然と健康的な食べ物が美味しいと感じるようになってきた。彼の店の商品も本当に美味しいので、授業に来るついでにデリバリーを頼んだりしていた。
だが彼は多忙の為、今日からしばらく休学するのだ。
いただいた食べ物を堪能した後、お礼メールを打ち、最後に「・・・なるべく早く復帰してください」と入れる。
だってお店は六本木だからなかなか行けないしw
(3/16up)

He gave me many things to eat. (食べ物沢山いただいた)



2009年02月22日(日)  Gimme something to eat.

母から小包。退院後の食事は殆どが母とD伯母から送られたものを食べているが。今日の小包に、ペパリッジ・ファームのチェスメンが入っていた。私がこの世で一番美味いと思っているクッキーだ。この日記にも一度名前を出し、bbsには何度か書いたことがある。
・・・おかーさん、このサイト読んでたりしないでしょうね?

お菓子といえばチョコはキャドバリーが大好きなのだが。これは実際日記に書いたおかげで、読んだ生徒が退院後にお見舞いとして買ってきてくれた。
FP(vo)がキャンベルを送ってくれたのも、以前に日記に好きだと書いたのを読んでいたんだろう。読んだのを覚えていてくれる、ってのが嬉しい。

・・・色々その時々で欲しい物を書いてみようかな。
(3/15up)

Gimme something to eat. (なんか食い物ください)



2009年02月20日(金)  hot and stimulated

今日はまる2ヶ月ぶりのSBバンドのリハ。木曜以外に家から出るのは初めて。
まずは授業をしてから行くが。授業中に既に体が熱い。昨日までの冷えが嘘のようだ。わくわくしちゃってるらしい。
服装はマリークワントの黒のブラウスに、やはりマリークワントの黒のメッシュのスカート。どちらも薄いウール混だから、重ねるとワンピースのようにしっくり馴染む。スカートは退院の一週間後に、その時点では着られもしないのにネットのオフィシャルで購入した。お洒落出来ない状況が悲しくなり、普段ヤフオクで買ってるのの20倍くらいのお値段のやつをふと買っちゃったのだ。それが今日初めて着られる。久々にお化粧もしたが、シャドウは普段あまり使わない落ち着いたゴールド。
こんな可愛らしい格好でリハなんてしたことないが、何しろ今日は座って歌うことにしてあるのだ。この2ヶ月、殆ど立っていることがなかったし。

授業19時半終了。すぐAMがお菓子(生キャラメル、ショコラ、ロールケーキ)を持ってうちまで来る。コーヒー入れて、お菓子をいただいていたら、MY(b)から驚愕メールが。なんとKP(drs)が1時間前からスタジオに個人練習で入っているという。
・・・思えば2ヶ月前のあの日、KPが私より早く来るという椿事があり、その夜私は茎捻転を起こして救急車で運ばれたのだ。
・・・・・・・・・・・今日私、スタジオまで無事にたどり着けるかしら。車に弾かれたりしないかな。

幸い何事もなくスタジオ(うちからたったの徒歩5分)に到着。20時から2時間リハ。
まずはメンバーに、お見舞いのお礼を兼ねた遅めのバレンタインとして、ドゥバイヨルのチョコを差し上げる。渡す際にいちいち、「あのね、このチョコ、ゴディバと同じベルギーの高級品で、お値段もゴディバ並だから」と言う。(だって言わないと絶対わかってもらえないしw)

歌う。MYが気を使って暖房を強めてくれるが、実際には私は興奮しているらしく暑いくらい。真ん中に置いた椅子にちんまりと座り、前代未聞の座ってのパンク熱唱。
予想通り腹筋は痛まない。ただし力むと出血がある気配。喉は当然なまっているが、それほどひどくもない。純粋におなかに力が入らない。
"Superstition"のシャウトの出し方はきれいさっぱり忘れた。(後から、そうか喉を使ってはいけなかったんだと思い出す。口とハラだ、うん)
後半に"Violet"を歌って、なんてアホみたいにテンションの高い曲だろうと笑いそうになる。ハイトーン部分を頭のてっぺんから出した後、面白いくらいくらっとなる。

2時間びっしり休憩ナシで歌ったら、驚くほどくたくたに疲れた。これは全く予想していなかったが。考えてみればこの2ヶ月、1曲歌うぶんの体力を1時間で使うこともなかったかも。
でも楽しかったなあ。まだ喉やハラを思うように使えないけど、それなのに満足できた。実際の出来も悪くなかったと思う。力が入らないぶん丁寧になったのかも。
メンバー3人も、久しぶりで気合入れてくれたのか、全員2ヶ月前よりよくなっている。

リハ後1時間お茶して解散。短い帰り道で既に、今までぴんと伸びていた腰が前屈みに戻る。歩くと足の裏からずんずん響くので、爪先立ちになる。いきなり寒いし。・・・私って、気合でこうも体調が変わるのか。

午前2時にKPから今日の音源が配信されるが。珍しく一度で聴く体力がない。本当に疲れたらしい。そのくせ何だか興奮冷めやらず眠れない。
(3/15up)

hot and stimulated (興奮して熱くなってる)



2009年02月19日(木)  put the cart before the horse

2月から復活した木曜の外での授業だが。往復とも電車で座れるにも関わらず、くたくたに疲れる。まだ体の冷えが完全には取れないので、ブーツに使い捨てカイロを仕込んでいるが、足先が常温になる。入れないと氷みたいになるのだ。

22時半過ぎにMRが来訪。やはりお見舞いのお礼でチョコを差し上げるべく、わざわざ来て頂いているという本末転倒ぶりだが。まだ外出困難なので許してね。
MRにも「ミルク、ビター、ゴディバ」の3択で質問したら、ビターを選んだので、リンツのビターにした。食べたことはないが、リンドールのエクストラダークがあれだけ美味いのだから、こちらもいけるだろうと思ったのだ。
おまけでドィバイヨル2個入りもつけた。私が木曜に授業をしているのが、東京駅のドゥバイヨルのカフェなのだが、2月から授業を再開した時に、それまで話したこともない店員さん(正直こっちは見覚えすらない)が、「ずっといらしてなかったですね」と話しかけてくれたのが嬉しくて、ゴディバの予定を変更してこちらで4箱も購入した次第。

ロビン・ヒッチコックを6枚も焼いてきてくれた。かなり昔から聴いているらしい。よくこんな(日本では)マイナーな人を。
この人って、予想はついたけど、若い頃は結構な美形なのね。顔立ちは今でも変わらないけど、物凄く太っちゃったからなあ。
(3/12up)

put the cart before the horse (本末転倒)



2009年02月17日(火)  The Empyrean

夜中の1時に、ま○ゆきくんからメール。・・・ああ、かつて私の「ウェストが大好き」ってメールくれたこともある、女癖の悪いまさ○きくん。私が手術したことを知ってのお見舞いメールだ。
「大好きだからさ」に始まり、落ち着いたらご馳走してくれるとか、私のことを応援してるとか、久々に会いたいとか、非常にラヴな表現が並んでいるが。何故まさ○きくんが言うとこんなにもうわべだけに聞こえるんだろうなあw
などと言いつつ、今の私は弱っているので、嬉しく感じますわよ。

ジョン・フルシャンテが先月出したソロ・アルバムが、何度聴いても寝そうになるのはなんでなんだろう。1曲目の9分もあるインストで既に遭難しそうになる。長いインストが苦手というわけではない。例えばピンク・フロイドの"Interstellar Overdrive"は9分40秒だが、連続して何度も聴くことすらある。
そしてこのアルバム、まさに初期のピンク・フロイドに例えられていたりするのだが。・・・そうかあ?
私はかつてこの日記に、シド・バレットのピンク・フロイドは、「しなやかな女々しさ、サイケデリックな華やかさ、エレガントな選民意識を持ち、その音は軽くバウンドして星に届く」と書いたが、これらの表現はジョンの新譜に全く合わない。
つけ加えると、シド・バレットには乾いた躁的な明るさがある。今度のジョンのアルバムは、というかジョン・フルシャンテの音楽そのものが、基本的にウェットだ。
今回メロディのつくりなどは、私の好きな"Shadows Collide With People"や"Will To Death"に近いものがあったりして、とても本来のジョンらしく感じるのだが。
しかし、じっくりとつきあうことが出来ない。"Central"はいい曲だが、7分間は聴いていられない。

ここに至ってふと思うのは。よくこれまでレッチリのファンが、ジョンのソロを聴いてこられたなということ。違うと思ってしまえば、これほどに違う世界もないんじゃないか。このアルバムを聴いているとそう感じる。
これを聴けないのは、今の自分に体力が足りないからかどうなのか。
(3/12up)

The Empyrean (ジョンの新譜)



2009年02月16日(月)  And nothing stops it happening

昨年手術して休学中の生徒からメール。実は癌だったとのこと。告知されてパニックを起こし、心療内科も受診しているという。
それを読んで初めて気づく。・・・そうか、普通は癌になると取り乱すのか。

左下腹部の突起に気づいて病院へ駆け込んでから、開腹手術をするまでわずか13日。取り乱す暇もなかったかもしれないが。
しかし私は、自分が死ぬかもしれないとははっきりと考えていた。だが少しも恐怖感はなく、ただ毎日の痛みが不快で、大嫌いな医者に体を切られて死ぬのかもしれないと思うと悲しくはあった。
今も再発の可能性がないわけではないが、少しも不安はない。

人間はみんな、死ぬんだ。

人は、全員必ず死ぬという一点においてのみ平等だ。毎日夥しい数の人間が、無意味にあっさりと死んでいる。戦争で事故で災害で暴力で貧乏でケアレスミスで。産道で窒息死する子もいる。
今この瞬間に天井が落ちてきて圧死するかもしれない。5秒後に大震災にあうかもしれない。
病気で死ねるのなら、幸運だろう。

ホールの"Northern Star"は、カート・コバーンへの追悼曲だが、歌が抜ける間奏部分が一ヶ所だけあって、コートニー・ラヴはライヴでは必ずこの部分を歌う。その都度歌詞は少しずつ違うが、大意は同じで、コートニーの歌詞にしては珍しく非常に意味がクリアだ。
We are terrified, we are naked, baby, we are walleyed, I will see you on the other side, I will promise you, it's the death that is true, we must learn how to die.
(私たちは恐れ、無防備で、現実が見えない。死んだらあの世であなたに会いに行くわ。死こそは真実だもの。私たちはみんな、どうやって死ぬかを考えておくべきよ)
(Translated by Screaming Bunny)
(3/11up)

And nothing stops it happening (避けることは出来ない)  *Northern Star / Hole (1998) の歌詞。



2009年02月12日(木)  waste of time

週に一度の外での授業後、荻窪リンキーディンク入り。ネット上で知り合ったギタリストとセッション、の筈が。

生まれて初めてスタジオを途中で切り上げた。
きちんとコピーしていない。違うところを弾いていても気づかない。覚えていないくせにコード譜すら作っていない。曲の音源すら持ってきていない。私に何度も違うと止められ、私のiPodの音源を聴いてコピーを始める始末。
2時間の予定だったが、50分で一度キレて説教(「日にちを決めたのはあなたなんだから、時間が足りなかったとかいう問題でもないし」)し、1時間半でもう限界。「上がりましょうか」とだけ言い、さっさと先に帰る。
あの状況でスタジオ代を自分の分だけ払ったのには呆れたな。何で私が他人の「練習」にお金を払わされるんだ。私の時間を返してほしいわ。いっそこっちが二人分払って帰ればよかった。

相手の音も聴いたことがないままスタジオ入りしたのは、もし期待外れでも、2ヶ月ぶりのSBバンドのリハが8日後にあるんで、その前のリハビリくらいにはなるだろうというのもあった。
けれどもうひとつ。あれだけでかい口を叩くからには、いくら何でも最低限のことは出来ると思ったのだ。
早弾きギタリストを「スポーツ」と蔑むんだったら、ゆっくりと印象的に弾いてみろってんだ。

つか、そういうレベルですらないな。
ったくよお。
(3/10up)

waste of time (時間の無駄)



2009年02月11日(水)  the best ever

19時にMJ来訪。先月のお見舞いのお礼にバレンタインチョコを差し上げたくて、しかしその為にわざわざ埼玉から来て頂いたってのが既にアレだが。またお見舞いでアロマキャンドル3種類と、クレープとワッフルも頂いてしまう。・・・うーん、お礼するつもりが更にお世話になっている。

さてチョコレートだが。「ミルク、ビター、ゴディバ」という3択でどれがいいか訊いておいたら「ゴディバ。美味しいので」という返事だったので、その通り用意した。しかし、今日突っ込んで訊いたら、やはりゴディバ以外は殆ど知らないらしい。
そう思って、リンツのリンドール(エクストラダーク3粒入)もおまけにつけた。その場で両方を食べ比べたMJの言うことにゃ。「(リンツが)今まで食べたチョコの中で一番美味しい」って。
でしょ?でしょ?ゴディバより美味いよね。
ゴディバのトリュフは大体一粒400円。リンツはその1/3もしないが。絶対こっちが美味いって。

実際私がゴディバを食べるのは、殆どがバレンタイン。
彼氏(とか何か)にあげておいて、横からもらってるのね。
(3/10up)

the best ever (今までで一番)



2009年02月10日(火)  guilt-ridden

体が少しは真っ直ぐ伸ばせるようになって、傷の腫れもひいてきた今、ハラがぺったんこだ。パンツのウェストが全部ゆるい。
しかし今はゆるいくらいでないと痛くてはけない。入院中はショーツも痛かった。元々体に線が残らないようゴムのない総レースにしているのに、それすら痛くて、どれも鋏で数ヶ所切り込みを入れてはいていた。下着は古くなるとすぐ捨てるので、きれいなものに鋏を入れることになったが、泣きたくなるほど痛いので仕方ない。

昨日、最近蕎麦にはまっているという元ダンナに越前蕎麦を送った。退院直後には、フレドリック・ブラウンで最も入手困難な「Bガール」の日本語訳をネットで探し出してきて送ったし、バレンタインには生チョコや生キャラメルなどを手配済。
全て、入院中に世話になりながら何度かきつい態度を取ってしまったという罪悪感に耐えかねてのことだ。
昨日は母の誕生日で、和菓子を送っておいた。退院直後にはニューズウィークの年間購読もプレゼントした。私の病室で初めて読んで気に入り、定期購読したいと言っていたのだ。無論こちらも、入院中に大喧嘩したことへの罪悪感からだ。
この二人のことを考えると、胸がつぶれそうになる。昨日も元ダンナに関してのそういうことを日記に書いたら、たまらない気分に襲われ、慌ててお蕎麦など送ってしまったのだ。

本を4冊並行読みしていて、うち2冊は英語学習関連。1冊はまるまる冠詞の本で、もう1冊がネイティヴの書いた英語の特性に関する本なのだが、この2冊の内容が結構かぶる。要するに英語というのは、かなり冠詞がものを言うということだ。
また左ハラがきりきり痛んでいて辛い。痛みをこらえつつ読んでいる。
(3/9up)

guilt-ridden (罪悪感にさいなまされて)



2009年02月09日(月)  Get well soon

kaoLiちゃんから小包が届く。オアシスのCD、石鹸とハンドクリーム(どちらも私の好きなローズの香り。我家のお香と石鹸はローズ系)、使い捨てカイロ、そして私の好きなラングドシャ(マールブランシェのお濃茶ラングドシャで、京都限定品とか)。一時はお見舞に頂いた甘いものが15種類くらいあったのが、ちょうど切れたところだったので嬉しい。
そしてなんと、小さいKappyが入っていた。思わずkaoLiちゃんに「カピ子が可愛い・・・」とメール。
しかし小さいったってカピ子は手のひらサイズはある。Kappyがでかいのだ。

オアシスのCDは、昨年10月に出た、なのにまだ聴いていない、"Dig Out Your Soul"―――先月kaoLiちゃんが、「姉さんに送れるレベルです」と言っていたのだが。早速聴いてみる。
・・・・・・・・・・いい。
いい!これいいじゃん!! 正直前作は、"Lyla"は良かったが、全体的に印象が弱くて物足りない感じがした。(あの時焼いて下さったHappyさん有難う) リアムの声も変わり始めたかと思えた。
だが3年後のこの作品は。
今までは、オアシスは最初の2枚を聴けばいいかと思っていた。オアシスというバンド自体は全く「終わって」はいない、逆に既に何をやっていてもいい状態に入っていると感じるが、しかし作品的にはもう最初の2枚でいいや、と。
しかし今回、最初の2作の勢いが戻ってきている。いや、「勢い」という意味では増してすらいる。
1曲目の"Bag It Up"―――なんていうロマンティックなハッタリ。昨年9月に見たメイキング・ビデオで、ストリート・ミュージシャン達がシンプルに演奏していた素材のような音が、分厚くしかしより甘く蘇る。分厚いのはノエル、甘いのはリアムだ。なんてまあ、ふてぶてしくも堂々と、己を疑わず、俗を恐れず、人の目を真っ直ぐに見て、誠実に我を通し、正しくぶん殴る。
ああ2曲目"The Turning"も素敵。'70年後半の夜中のラジオを思わせるようなエレピがノスタルジック。・・・最後のギターは思いっきりビートルズの"Dear Prudence"ですね。
3曲目もいいが、ノエルが歌っているので3万点減。(リアム愛してるわ)
4曲目素敵素敵。ってかコレ聴いたことある。・・・あっ、"Rock 'n' Roll Star"だw(1stの1曲目) でも、もっと厚くて印象的。そしてこの曲は、リアムにたった1行、"Come in, come out, come in, come out tonight"と歌わせただけでも価値がある。この単純な発音の快感。リアムの声の甘さを最大限に引き出す馬鹿みたいに単純なメロディ。この分厚い全体がその1行の為にあるみたいだ。
―――実は正直言うと、感動はここまで。5曲目以降は「悪くないな」というレベル。だが、最初の4曲だけでも相当にいい。

ところでkaoLiちゃんの小包は、上記の5品+オアシスのステッカーが入っていたのだが。
メモ書きひとつないのがちょっと寂しいなあと思っていた。オアシスを聴きおえた後に、ふとその「ステッカー」を取り上げてみたら、ポストカードだった。裏を見たら、"Get well soon!!"で始まるあたたかい文章。

人に何かもらうとか、してもらうのも大好きだが。何か言葉をかけてもらうのは、やはりかなり嬉しい。
(3/8up)

Get well soon (早くよくなってね)  *Malibu / Hole (1998) の歌詞。



2009年02月06日(金)  normal

昨日から、週に一度の東京駅での授業を再開。1/22の通院を除けば、退院後唯一の外出。そして初の一人での外出。・・・物凄く疲れた。授業中にはきっちり腹痛も起こしたし。
今日は、ちょっと前かがみになった瞬間に胸に激痛が。そのへんの筋肉を使っていなかったからだろう。
常態に戻れる日はまだ遠い。

病院からもらった退院後の注意書に、「退院後一ヶ月を性生活開始の目安にして下さい」とある。一ヶ月たってるけど。
・・・ジョーダンでしょ。
この状態でしようと考えるなんて、どんな好き者だ。服を脱ぐのすらゴメンだわ。(寒いから)
それに、今の私を相手にそんな気を起こす男もいないだろうに。愛があればいたわりが先にたつ筈だし、なければびびって出来ないだろう。
もしかしたら今後は、下心だけで寄ってくる男が減るかもな。そういえば今回の件があってからぴたっと連絡が途絶えた男性が2、3人いるけど、そういうことか?

退院の前日だったか。医者が手術のことや退院後のことについて話していて、話が性生活の件にも及んだ。医者は、膣の奥はきちんととじてあるから心配はないと言った後、ふっと遠くを見る目になり、「・・・でもね、ごくまれに、いや滅多にないんですが、まれにとじてあるところが破れるケースがあるんですよね」と言う。「・・・いや、普通はそんなことない筈なんですよ。普通にさえしていれば」
「ああ・・・なるほど」と私。「つまり、健康体の人でも普通はしないようなことさえしなければ、ってことですね」
「そう! そうなんですよ。・・・普通はありえないと思うんですよ。・・・長さもありますからねえ」と医者。
そして二人で目と目をあわせ、無言のうちに語りあった。・・・一体何を入れやがったんでしょうかねえ、と。

ほんっとに世の中って、タフな奴が多いんだな。
(3/6up)

normal (常態。普通の)



2009年02月04日(水)  on the defensive

朝、S(vo)から宅配便で電気あんかが届く。へえ、こんなのあるんだなあ。暖かいものをもらうと暖かい感謝の念がわく。心理学でも、相手に温かい飲物を出すほうが態度がやわらぐという実験結果もある。
早速暖かく寝るつもりが、何故かそのままベッドにすら入らず結局は今日は寝ないで授業する。

しかし。電気あんか、腹巻、ブーツ型ルームシューズ・・・退院後は、これまで無縁だったものに取り巻かれて生きてるなあ。長袖を着るだけで「先生が袖のあるものを着ている」と驚かれるほど薄着だった私が、毎日セーターを着ていることが既に普通でない。(家の中でセーター着てると綿ぼこリが出やすいんだね)
とどめはやはりKappyだが。これは色のおかげでしっかり部屋に馴染んでいて、言わないと気づかれないほど。

退院後に私を知った人には、私のイメージは大分違うのかな。
守りに入ってるように見えたりとか。(でも今はハラを守らないとね)
(3/5up)

on the defensive (守りに入って)



2009年02月03日(火)  yuck

「UKの偉大なソングライター・トップ10」という企画があったようで。
ゲイリー・バーロウが1位だという。ああ、ゲイリー。バーロウ。
・・・・・・誰?
トップ10の中で、1位だけが名前すら聞いたこともない。記事を読むと、「テイク・ザットのメンバー」って。バンド名は知ってるけど。つまんない薄っぺらな音だったような気が。
Wikipediaでひく。しかも面倒なので日本語で。テイク・ザットは「UK音楽史上、ビートルズ以来、最も成功したバンド」とある。へえ?
YouTubeでPVを出す。つまんなくて薄っぺらでお洒落で気色悪い。ゲー。
いやいやソロだと格段に違うのかも。ソロのPVも出す。・・・ゲゲー。
・・・いいわよ。じゃあ。きっと私は音楽のことなんか何にもわかっちゃいないんだわ。も、それでいいわ。
・・・ゲー。

そう言えば。2〜10位で、名前は知ってるものの音楽を聴いたことがないのが一人だけいる。ロビー・ウィリアムズ。
調べたら、これまたテイク・ザットの元メンバー。・・・一応YouTubeでPVを出してみる。
・・・・・ゲー。(さっきのよりはいいか)
(3/4up)

yuck (ゲー)



2009年02月02日(月)  a great step

ああ、やっちゃおうかしら、思い切って。やっちまったらどんなに気持ちいいだろう。またしみじみ後悔することになるんだろうか。いいや、もうやっちまえ。やるわ。ええ。
くしゅん。
・・・・・・・・・・・・・とうとうやったわ。普通のクシャミ。

手術後「かふ」と羽のような咳が一度、退院後に「けぷ」と泡のようなクシャミが一度、そのたびに目が点になるような激痛に見舞われ、以来クシャミが出そうになるたび(異常に寒いので毎日のように出そうになった)、鼻をつまんで必死に止めていたが。とうとうやっちゃった。
・・・下腹にじんわりと、鈍い衝撃が広がってくるが、「痛い」というほどのことはない。じんわりと、満足感がわいてくる。
でかいハードルを、勇気を持って雄雄しくなぎ倒したような気分。クシャミしただけだけど。

なんかもう。数日前まで、いつか治る日が来るなんて信じられなくて。いや、今でも「全快」なんてあるのかよ、と思うけど。
まあとりあえず、今日は前に進んだな。うん。うん。うん。

そろそろバレンタインだ。この数年、それだけが男性に知られているという理由でゴディバを送ってきたが。ゴディバより、リンツのリンドールとかのほうが美味いよなあ、と思っていたら。
その直後にFP(vo)からの宅配便が届く。あけてみたら、私の好きなキャンベルのスープ6缶と、リンドールが2パック!
・・・私がキャンベルだけでなくリンツを好きだと知ってるのも驚きだが。このタイミングの良さ。
そしてやっぱりリンツのほうが美味いなあ・・・。
(3/4up)

a great step (大いなる前進)



2009年02月01日(日)  someday will never come

ネットで購入したフロアチェアが到着。我家に馴染む茶色いベロア生地。丸くて小さく、化粧用コンパクトを開いたような形で、コンパクトのように折りたためる。これは要するに、今の異常な冷えの対策として買った。これに座ると腰と背中が冷えない。まるくくぼんだ座面に使い捨てカイロを仕込めば相当に暖かい。

左腹が、入院時のようにぎりぎりと痛む。病院から山ほどもらった鎮痛剤は、効かなくなるのが怖くてなるべく飲まずにきたが、久々にこれを飲む。(増血剤も3週間ぶんあったが飲みきった)

3日くらい前から歌いたくなった。うちで歌ってみたら、腹筋は意外と痛まないような気が。
バンドのbbsに「2月に初リハしましょう」と書き込む。もう大丈夫と思えるのをただ待っていたら、大丈夫と確信出来る日なんかいつまでも来る気がしない。今リハしても皆に迷惑をかけるなんて思っていては駄目で、逆に、復帰する為にリハをさせてもらう必要があるのだ。

「2/13以降いかがでしょう」と書込み、エンターした途端に激痛に襲われる。・・・半泣きで、「2/18以降」に訂正。
(3/4up)

someday will never come (いつかなんて日はいつまでも来ない)



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