Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2005年05月29日(日)  Fascinating

ヤフオクにボアロー&ナルスジャックの7冊セットが出ていた。ハヤカワのポケミスで、7冊中4冊は未読というレアな内容。
軽く興奮し、終了50秒前に5,000円突っ込んでみた(開始値は900円)が、軽く自動入札にはねられた。どうやらまだまだ上の価格設定をしていそうなので、諦める。
よく見たら全て昭和40〜50年代の初版。余計な付加価値がついているわけだ。こっちは読めればそれでいいのに。状態も悪くてかまわないし。

ボアロー&ナルスジャックなんていうのは、とにかく全て読んでしまいたい作家だ。コーネル・ウールリッチカトリーヌ・アルレーセバスチャン・ジャプリゾなどもそう。
ロマンティックなんだよね。

Fascinating (うっとり) *R.E.M. の曲。(2001)



2005年05月21日(土)  In my lover's arms I find relief

ガービッジの新譜'Bleed Like Me'が届く。昔のガービッジに戻ったと評判が高かったので購入してみたが。
確かに100%ガービッジではある。これが1stなら結構衝撃はあるのかもしれないが。実際の1stのあの尖って硬い、未熟で挑戦的な素顔の少女はもうどこにもいないし、かといって2ndの、リップ・バームを塗ってシルクのスリップを着ることを覚え、痛々しい色気を身につけた女とも違う。
私がコピーする3つのバンド、ホールザ・キルズとガービッジのうち、ザ・キルズはVVとホテルの2人の見事な融合だし、ホールはコートニーのワンマン・バンドかと思いきや、実はエリックの存在はかなり大きいし、ビリー・コーガンという外部の要素がしっかり支えているのも見える。
でも、ガービッジはシャーリーの為のバンドだ。実情を全く知らずに言うが、ガービッジは、シャーリーという奔放な女の子に好きなことをさせて輝かせるべく、実力のある男性3人がつくったバンドだという風に見える。
ガービッジの4枚のアルバムはそのままシャーリーの成長記録だ。で、今回のシャーリーは、良くも悪くも「経験豊富な女」になった気がする。
巷の評判がかなり高いのは、3rdでがっかりしたからじゃないか?

ちなみに私が一番好きで、しかもこのアルバムを象徴しているように思うのは、'Why Don't You Come Over'のサビの後にシャーリーが笑うところ。

夜、5/3の日記(タイトルが「Do disturb ! =邪魔して=いつでも電話して」)をアップした途端にRonnyから電話。彼とはこういう偶然が多くて、それがいちいち嬉しい。

私は今もずっとMedicationの歌詞をきいては泣いている。恋人がいて絶望している女は、もう救いがないからだ。
ところが'Bleed Like Me'のラスト曲'Happy Home'の詞は"In my happy home I barely breathe. In my lover's arms I find relief"だ。
まだ幸福と言うには程遠い詞ではあるが、それを聞いて私はほっとする。架空の彼女の為に、良かった良かったと安堵する。

In my lover's arms I find relief (彼の腕の中でならやすらげる)  *Happy Home / Garbage (2005) の歌詞。



2005年05月09日(月)  I will never follow you

今日は新宿かどこかでドラマーの集会ってのがあったらしい。その帰りだという4人組がご来店。当然全員ドラマー。20代と見えて、オルナタ中心に'80年代以降のロックには相当詳しい。一人は小さいレーベルからCDを発売したばかりで、そのCDを一枚いただいた。
そんな時に私がふとかけたBrown Sugar。
「今かかってるの誰ですか?」と、CDをくれた子が訊ねる。
「・・・ローリング・ストーンズですね」と、ゆっくりカタカナで答える私。
「ストーンズ? ああ、俺4〜5年前に1曲聴いたことあるわ。何だっけ・・・えと、じゃんぴん・じゃっく、とか」
「Jumpin' Jack Flashですね」
「ああそれ! それ、ありますか?」
「・・・さあ、それはどうでしょう。ちょっと探してみないと」と茶化したいのを抑え、「ありますよー」と答える私。普段JJFかけるとしたらまずどのライヴにしようか考えるところ。スタジオ版はどこだっけ。
かかった曲を聴いて、「ああ、これこれ! これ両親が大好きで!!」と喜ぶお客さま。
・・・しかし、面白いくらいに断絶してるもんだなー・・・・・w

色んなお客がいる。'60〜'70年代だけにやたら詳しい人。2年前のリリースを古いという人。裏声系が好きという人。うるさければいいという人。
でも、ありとあらゆる年齢と趣味の人たちが、一様にふっと反応するのが、ニルヴァーナだったりする。

I will never follow you (他人の趣味なんか知るもんか)  *You Know You're Right / Nirvana (1994) の歌詞。



2005年05月04日(水)  So now you better stop

また水曜日の常で客の入りが悪い。おまけに体調も悪く、カウンターに突っ伏してしまう。23時の時点でお客がゼロだったので、オーナーに電話して終電で帰ると伝える。ところがその直後から客が入り始め、結局は5時半まで営業。

2時頃に来たお客がツェッペリン好きらしく、ブートのライヴをリクエスト。たまたまその時いた他のお客が、常連なのにロックは全く知らないという人だったので、何せツェッペリンのライヴだから、なるべく辛くない(長くない)のを選んでかけた。ところがグラスを洗ってる間に次の曲に行ってしまった。あ、やばい、次行っちゃったわ、次は何だろう?って見たら。
Moby Dick――――うわあ、ボンゾのドラム・ソロだ。うわあ、18分って。
フェイド・アウトを検討するも、見ればリクエストした客が超ノリノリの大喜び。ロック好きでないお客さまに「すみません。辛くないですか」などとなるべく話しかけつつ、しょっちゅうチェックして「・・・あと6分かよ」などと気が気でなく。
しかしあんな叩き方でよく18分も。昔のロッカーで早死にした人たちって、ジョプリンもそうだけど、みんな無茶し過ぎよ。
・・・しかし、18分ものソロを、「あ、そろそろ終わる」ってわかる私も私だなあw

So now you better stop (無茶しないで)  *Immigrant Song / Led Zeppelin (1970) の歌詞。



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