ユミコのメモ箱
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荒井良二さんは、こどものために描いているという印象よりも、こどもになろう近づこうと大人の自分と戦っている感じがあって、そういうところが私は好きなんだと思う。
大人という束縛。子供の頃は、大人っぽく描きたいと思っていたような気がするんだけど。
がんこちゃんと一緒に、荒井良二さんの作品集をペラペラめくる。 荒井良二さんは私の好きな(尊敬する)絵本作家のひとりだが、がんこちゃんもこの作品集が気に入っているようで、本棚から取り出してひとりめくることがときどきあるのだ。 良二さんはこどもを尊敬している。こどもが絵を描いたりものを作ったりするカンジを。 そういうところが共感できるし、そういうところを尊敬する。大人はどうやってもこどもになれない。確実に昔、こどもだったのに。 そしてその良二さんの絵に,絵本に、世のこどもたちは惹かれるんだな、と考えるとなんか面白いなと思う反面、当然の至りか、とも思う。フムフム。
ところで、昨年の私のクリスマスプレゼントは、荒井良二作『えほんのこども』だった。 とあるドキュメント番組でこの絵本の制作過程を追っていて、とても興味深かった。 大御所の実験的絵本。ホンモノはいつまでも自分と向き合い、追求し続けるんだな。 その『自分』っていうのは、『こどもの自分』『素の自分』なのかな。
がんこちゃん(1歳3ヶ月)が半月ほど前からよちよちと歩き始めた。 もう少ししっかりした歩きをマスターしたら、公園なんかにも行って遊んでみたい。
時を同じくして、夫(37歳)はなぜかMoonWalkを練習している。 だんだん上手くなってはいるが、マスターしてどうするつもりなんだろう?
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