ユミコのメモ箱
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2006年07月31日(月) いよいよ





綿密な計画のもと、汐留イベントに向けて本日から本格的に制作開始。

15cm×15cmのリトを14版描画、他にも大小4版が描画途中。
目がくらくらに疲れた。
描きながら、さらに具体的ないいアイディアがつぎつぎと浮かんだ。

帰宅途中、自宅でも、もう一度当初の計画の練り直し。
やはり実際作り出すと、アイディアも新たな方向に開けてゆくので。

明日は残りの描画、そして製版。紙やその他必要な材料の買い物も予定。


2006年07月24日(月) 落し文

おとしぶみ(落し文)…公然と言えないことを記してわざと道路などに落しておく文書。

一昨日、汐留でスタートしたイベント『汐留アートマーケット』に行った。
『汐留シオサイト“GO!SHIODOMEジャンボリー2006”汐留アートヴィレッジ』の一環のイベントで、8月31日まで、いろいろなアーティストが入れ替わりで展示即売・ワークショップ・実演等、を行う。
私は8月13日〜15日の3日間、Oギャラリーのブースで展示即売をするので、その視察も兼ねて。初日のこの日、担当者の方やOギャラリーのスタッフ、展示中の作家さんからいろいろと状況やアドバイスをお聞きした。
只今企画中の新作『夏休み自由研究“おとしぶみ”』について、さらにイメージを膨らませる。

昨日、久しぶりに地元の図書館に足を運び、新作に向けて資料集め。6冊ほど借りてくる。
資料…といっても、検索端末にて本を探したところ、そのすべてが児童書だった。借りた1冊は、福音館のかがくのとも傑作集。なかなかいい本だった。

目の前を通りかかったちいさな女の子(推定4歳)が手に持っていた本に、目がとまる。こどものとも年中版2005年4月号『ちょっとだけ』。
ああ、それ、わたしも読んでみたい!…と思い、その子を目で追いかける。本棚に戻してくれないかなあ〜と思いつつ。
その後、その『ちょっとだけ』はおかあさんの手に渡り、女の子はかみしばいを品定めしている。おかあさんに「これ、借りるの?」と聞かれても、かみしばい探しに夢中で答えない女の子。かみしばいを1冊取り出して、椅子に座って読み出した。『ちょっとだけ』は、未だおかあさんの手に。
ああ、かみしばいに夢中になっているその間でいいから、ちょっとだけ、それ読ませてくれない?ちょっとだけえ・・・

・・・結局、その本は女の子のおねえさん(推定11歳)の図書カードによって、借りられてしまった。
仕方が無い。2週間後、また会えることを楽しみにしていよう。


2006年07月12日(水) 水着に着替えたら・・




銀座4丁目某M有名百貨店B3F水着売場に、水着にはかれこれ20年近く縁が無い女(私)が、意を決して行ってきた。

というのも、お世話になっているギャラリーを通して、この売場内に私のリトグラフが飾られているというので。こっそりデジカメを持って(怪しいな・・)。

店内に4ケ所設置されている試着室に通じる壁に、4点のリトがあった。画像はそのうちの2点。

「地下3階の売場なので、明るい感じの作品を・・」と、担当者の方が私のリトを選んで買って下さったとのことで、果たして水着の後はどこへ連れて行かれるのか気になるところではあるのだが、とにかく8月中旬くらいまでは水着に着替える女性たちの目にとまる(かとまらないか微妙なところではあるが)であろうことは喜ばしきこと、新作水着をお探しの方は是非ライオンのいるM百貨店で!




2006年07月11日(火) 大坂出張




昨日から大坂Oギャラリーeyesにて、3人展『見えない先の果てにさえも About the future view 』がはじまった。大坂初進出!

初日の昨日、日帰りで大坂出張してきた。開廊から夕方5時半ごろまで在廊した。

「東京に比べて、人も少ないし売れないですよ・・」などと大坂ギャラリー事情を画廊の方にお聞きしつつも、でもお客さんは少ないなりに中味の濃い交流が出来たような気がした。

というのも、東京の人に比べて大阪の人は、とても積極的に私の「是非触って楽しんでみてください」作品に興味を持って触れてくれる人が多いと感じたのだ。みなさん、遠慮しないで隈無く触ってくれたのが嬉しかった。

出品中の3点のうち、1点は新作。もちろん、3点とも関西方面には初出展。15日(土)まで。


詳しい模様は、5月の銀座での2人展と合わせて、『テンランカコ』にて近日アップ予定。


次は、汐留アートマーケットにむけて、夏休み自由研究(制作)に励むとしよう。


2006年07月03日(月) 大小立方体

8.5cm の立方体18個、制作中。

先日、絵を描く子供たちに混じって、私もこの箱を作っていた。
これは、中に鈴が3個仕込まれていて、振ると柔らかななかなかいい音がする。(どのように仕込んだかは企業秘密!?)

子供たちがみな決まったように「何作ってるの?」と聞くので、「箱作ってるの」と決まったように答える。見りゃわかるだろうけど。
以前も小さな立方体にペイントする作業を見せていたので(5/12 参照)、「ああ、また展覧会でもやるの?」「センセイ、箱好きだよね」とかなんとか、言われる。

大勢いた子供たちはみな帰り、最後に5年生の女の子とふたりきりになった。「これ、ちょうだい」と、切れッぱしの板紙を欲しがるので、あげる。「あたしも箱、つくろう!」

「カッターを貸して」というのだが、板紙は厚く固いし、しかも小さな切れッぱしであぶないので、「はさみでがんばって」と答える。

既にカットしてある私の箱の板紙をみて、「どうして立方体なのに(1枚1枚の)大きさが違うの?」というので、板紙の厚みの分を計算してカットしてあることを教えてあげると、感心している。


で、出来上がったのが、この写真。
下の大きいのが、私が作った鈴仕込みの立方体。
上の小さいのが、女の子が作ったはさみで目分量でカットした立方体(のつもり)。いいね。


今日、こんな感じの裸の立方体18個に、リトをコラージュ。14個ほど完成。


佐藤由美子 |HomePage