ユミコのメモ箱
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1ヶ月ちかくあった、私の冬休み。
しばらくこの先展覧会等予定のない、この貴重な時間をどう過ごすか、今後の私にとって重要な問題であったのだが、あえて制作には直接手を染めず、『充電』っぽいことをすることにしたのだった。
充電・・・といって思いついたのは、読書や映画鑑賞。 読書は日頃のとぎれとぎれな時間でもできるので、ここは気になった映画等(DVD)をかたっぱしから観ることにした。
冬休み前後に観たものも含めて、ここに揚げてみよう。
『未来少年コナン(TVアニメ/全27話)』『アルプスの少女ハイジ(TVアニメ/全52話)』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『バンビ』『ピノキオ』『ナイトメアービフォアクリスマス』『シザーハンズ』『マーズアタック』『スターシップトゥルーパーズ』『ギルバートグレイプ』『ショコラ』『太陽は僕の瞳』『冬のソナタ(全20話)』『機動戦士ガンダム劇場版(全3巻)』『ミトン/ママ/レター』。
・・・結構がんばったな。これ以外に『風の谷のナウシカ(漫画)(全7巻)』も再読できたので、かなりの充実感。満足満足。 がしかし、まだまだ観たい古い映画があるので、時間を見つけて観よう。
この充電期間にひとまず得たことは、自分が好きな世界観をあらためて知った、ということ。そう言えばそれは私の読書傾向にもあらわれているみたい。それをはっきりと知るということは、今後の制作の糧となるような気がしている。
で、しばらくないと思っていた展覧会。 5月に2人展をすることが急遽決定。 「急なので、旧作+新作でオーケー」(オーナー談)と言われたけれど、全部新作で行きますよ、もちろん。
2006年01月12日(木) |
私の冬休みの曖昧な結論 |
余白とは 空白のことではなく、 行為と物と 空間が鮮やかに響き渡る 開かれた力の場だ。 それは作ることと 作らざるものが せめぎ合い、 変化と暗示に富む 一種の矛盾の世界といえる。 だから余白は 対象物や言葉を越えて、 人を沈黙に導き 無限を呼吸させる。
李禹燠『余白の芸術』展より
物事をはっきりさせないやり方が好き。 本当に核心に付く時って、そういうものじゃないのかなと思う。 それは、結論を曖昧にさせておいて幅をもたせる(ストライク・ゾーンを広げておく)ってこととは違って、相手に結論付けを委ねることとも違って、核心そのものが、そういう質のものじゃないのかな、ってこと。
『目には見えない大切なもの』を描こうとするのはもうやめよう。 目に見える、目の前にある、曖昧で嘘みたいなものたちに、そういうものは宿っているはずだから。
2006年、スタートしました。
今年の抱負。 何か、を、なんとなくでいいから見つけること。 見つけるために無駄とも思える時間を無駄にせず大事に過ごすこと。 見つけたら、迷わず思いきってとりあえず一歩、踏み出すこと。 踏み出した後も、焦らずゆっくり納得のゆくまで時間をかけること。 楽しむこと。見失わないこと。前を向き続けること。
原点とは、過去に置き去りにされているのではなく、今この足下と繋がっているような気がします。 それを、忘れないこと。
ここに訪れ、私のことばを見守ってくださる皆様に、穏やかな時が流れ続ける一年でありますように。 今年も宜しくお願い致します。
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