遠くにみえるあの花火に
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2007年06月14日(木) 雨の日にばかり日記を書いている

また雨。
引き続き読んでいる「神の子どもたちはみな踊る」に
どっぷりと首まで浸っていて、
今日もかなりぼんやりしています。


通勤電車の窓側の席を陣取って、
約30分ほどの間、村上春樹の世界にもぐりこむ。

胸の内側をぎゅーっとつかまれるような感覚がして、
登場人物たちの抱えるその重たい石が、
私の内側にも出現したような気持ちになる。

アフターダーク、をふと思い出したりして、
元気があったら次はあれを再読しようと思う。


本当は、ダンスダンスダンス、を読みたいと思っていたのだけれど。



2007年06月13日(水) ポテトグラタンチーズ

六月です。
ここしばらくは、祖母のことばかり考えて過ごしていました。

もし、祖母が亡くなったら、
それがいつになるのかはわからないけれど、
亡くなったその時には、
この横顔を思い出すのかな、とか、そういうこと。




祖母のためにグラタンを作りました。
歯がない祖母のために、柔らかいものを作ろうと思って、それで。

「へえ、おいしいです。」と讃岐弁で言う祖母。
素直に嬉しい気持ちになる。









間もなく引越しです。
まだ何にも荷物を詰め込んでないけれど、
真夏の頃には新居に移ります。








「がらくた」江國香織さんの小説を読みました。
なんとも不条理な小説だなと思う。
それとも、人生は不条理だ、ということだろうか。

久しぶりに江國さんの文章をたっぷりとあじわって、
すっかり落ち着いた気持ちになる。
やはり、好きな小説家だと思う。


今は「神の子どもたちはみな踊る」を読んでいます。

思いがけず、泣きそうになったりします。
以前に読んだときはそんなことなかったのに。











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