LOTUS BLOOM 通信(英語・翻訳学習編)<2007年4月6日〜>(英語・翻訳学習編)<2007年4月6日〜>
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先日、東京でお世話になっているオジさんのところに彼と一緒に訪問したときのこと。4年生のみさきちゃんが、4月から学校の吹奏楽部に入ってクラリネットを始めたのだと言って、学校から借りてきた楽器をうれしそうに吹いていた。息は細いながらも、「ドレミファソラシド」がなんとかできるようになったところで、音が出るのが楽しくてしょうがない、という様子。
そんなみさきちゃんに、実は吹奏楽の専門家でもある彼が、アドバイスを始めた。 「まず、楽器を吹くときは、必ず立って練習するんだよ」 「でもいつも練習の時はいすに座って吹くよ?」 「でも、立ってやった方が良い音が出るし、体力もつくから。そうだ、ちょっと楽器、貸してみて?」 「え〜、”間接キス”になっちゃう〜」 「大丈夫、ちゃんと拭いて返すから(笑)。その割れたリードでいいから、貸してくれる?」 クラリネットを手にして、音階を奏でると、 「ほら、割れたリードでもこんなに音がでるんだから、もっと大きな音が出るはずだよ。もっと思い切って息を入れてごらん?」
すると、弱々しくひょろひょろ鳴っていた音が、太く変わったのがはっきりわかった。
「あ、出る〜!」とみさきちゃんの弾ける笑顔。
できないことができるようになる感動を味わえるっていいなあ、何か楽器ができるようになるっていいなあ・・・と思いながらその光景を眺めていたのだけど、その思いが日増しに強くなって、やってみることにしたのはフルート。彼には他の楽器を勧められたけど、フルートの優しい音色が好きで、ほとんど迷うことなく決めた。
木曜日、会社の近くで見つけた社会人コースの無料体験レッスンに参加。頭部管だけを使って初めてきれいに音が出たとき。全部をつないで、指を動かして、「ソラシ」の音階が出たとき。今まで知らなかったことを知り、できなかったことができるって、素直にうれしくて、感動。きれいな音を出すには息づかいとか指づかいとか、いろいろ難関がありそうだけど、ぜひ続けてみたいと思い、8月からのレッスンの継続を申し込み。
「このCDの演奏者くらいうまくなったら、合奏してあげてもいいよ。」 「この曲を目標にすると、死ぬほど練習するようになると思うよ。」 っていう彼の言葉は頭のすみっこに忘れないように置いておくとして、とりあえずはマイペースでやってみようかと。
現在、購入するフルートを検討中。それにしても、楽器って、意外にお高いのね……
「一緒に行こうね」と予約している舞台や音楽会が、年内だけですでに6つ。見たいと思うテレビ番組や映画など、嗜好が重なる面積が誰とよりも多い。
「いろんなことを教えたり教わったりして一緒に楽しみながら、世界を拡げていきたい」 「家事も育児も助け合いながらやれるパートナーで、でも、55対45くらいで、ちょっとだけリードして甘えさせてくれたらうれしい」 というのが私の理想だった。それをこのえない形で実現させてくれる相手にめぐりあえたと、率直に思っている。
彼にならわがままが言える。遠慮なく泣き顔が見せられる。そんな私を彼は無理なく受け止めてくれる。
自分にはもうムリ、と諦め半分になってたこともあったけど、恋愛に使うエネルギーがあったことに、自分でも驚き、そしてうれしく思っている。
先日、彼との初対面を果たした母からのメールには、 >共に楽しく生活していける 良きパートナーに出会えてよかったですね との言葉。
願わくば多くの人に、特に私の涙顔を知っている方々には喜んでいただきたいな、と思ったりなんかしている、今日この頃です(照)。
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