けろよんの日記
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2011年09月15日(木) ハイアットリージェンシーサンフランシスコ

 今更ですが、8月にお泊りした
サンフランシスコのホテルについても一言。

はじめからSFのホテルはハイアット系列にしようと思ってました。
会員権(無料)もっててポイント貯めてるし、
日本で電話で予約できるしさー。って。

SFにはハイアットのホテルが4つあります。
空港に近いところとフィッシャーマンズワーフに近いところは
パス。

あとはグランドハイアット(ユニオンスクエアという街のど真ん中)か
ハイアットリージェンシー(ファイナンシャルディストリクトというフェリーポートのすぐ横)か迷ったのですが、
後者に決定しました。


理由は
・駅のド真ん前である。しかも空港へのBARTという線もある。
・フェリーポートターミナルという場所は再開発されて
 オーガニック食品やおしゃれーな雑貨のお店が沢山ある。
・海に近い。フィッシャーマンズワーフや中華街もそう遠くない。

しかし、これが見事に全て裏目に出ちゃって。

・結局空港へはホテルで手配してもらったハイヤーが一番
 早く、楽だったのでBARTを使わなかった。
・チェックインしたのが遅かったのでフェリーポートターミナルのお店
 のほとんどが閉店時間だった。
・フィッシャーマンズワーフと中華街も歩けないことはないが
 そう近くもない。
・ファイナンシャルディストリクトという名前の通り
 金融街。しかもチェックインしたのが日曜日の夜。
 ゴーストタウンかってくらい人気がない。
  お店も殆どしまっている。 
 ちょっとした広場やスペースにホームレスの人がうじゃうじゃと
 集団でいてこなみさんが怖がってしまった。
 (わたしも結構怖かった)

1泊しかないのならやっぱり「便利」が極みの場所の方が
よかったかもーとないものねだりをしたものの。

ホテルの窓から見える夕暮れのフェリーポートターミナルは
自分の気分も相まって物悲しい風情で今から思い返すと
それはそれで悪くなかったかも。
と思うのでした。


2011年09月11日(日) こけらいた/オカッパの謎

前日の日記で小説に出てくる登場人物の訳名が
変わっている!と書きましたが
おともだちが原文を紹介してくれました!
http://gutenberg.net.au/ebooks02/0200881h.html

早速「こけらいた」→「オカッパ」の謎を調べてみました。
原文はShingleですた。

【名詞】【可算名詞】
1 (屋根・外壁に用いる)こけら板,石綿板.
2 《米口語》 (医者・弁護士などの)小看板
3 (婦人の頭髪の)シングルカット,刈り上げ.

をを、3番目に髪型が出てきました!
でも、刈り上げ???

こんどはシングルカット で調べると
1.シングル‐カット-日本国語大辞典

〔名〕({洋語}shingle cut )女性の髪型の一つ。後頭部を短く刈り上げ、衿足をV字形にカットしたもの。英語では単にshingle という。

なるほど、オカッパと言えなくもない。

村岡先生の訳の場合、こけら板→薄く削いだ板→やせっぽちの女の子
という意味合いで訳されたのかも知れないな。
と思ったことです。
なんせ、
「本名はマリリン・フローレンス・イザベルといいます。
 あたしが子供にあげられるのはとてもきれいな名前だけなの、
 (注:貧乏で子だくさんだから)とスノービームのお母さんは
 言ってます」
とあるので、貧乏→ロクに食べてない→やせっぽち
という連想が働いたのかな。

どちらとも取れなくもないですね。


2011年09月09日(金) 新訳:丘の家のジェーン

 角川文庫からモンゴメリの
「丘の家のジェーン」が出ていると
知って、買ってきた。

 トロントで母、祖母、伯母と暮らす11才のジェーン。
裕福だが窮屈で死んだような上流階級の家に育つ。
美しい母を溺愛する祖母は、ジェーンの父を気に入らない
という理由もあり、孫のジェーンに冷たく、
ともすれば彼女を母から遠ざけ、機会を捉えて貶めようとする。

 縮こまってひょろひょろのジェーンにある日
死んだとされていた父からの手紙が届く
「この夏を一緒にプリンスエドワード島ですごすべきだ」と


「丘の家のジェーン」はアンシリーズと同じくらい好きだ。
(「青い城」も好きだ。)

20年ほど前に映画化もされている。
その際は祇園会館まで観に行ったのも懐かしい。

で、、、読み始めてみると、
うーん、やっぱり村岡花子センセの
昔風の言い回しの方が好きかな、、という部分もあり、
新しい訳で、をを、納得。という部分もあり。

友人たちのニックネームが変わっていて、

「こけらいた」→ 「オカッパ」
こけらいたってそもそもなんだ?
調べたら薄い板のこと?なんでそれがオカッパに
なるのだ。原文はなんなんだ?

「鐘たたき」→ 「ディンドン」
そのまんまやー。

「大股歩き」→ 「ヒトマタギ」
ロード・オブ・ザ・リングの駿男みたいです。

また、
村岡訳では
「空っぽのコップを飲むことがないようにね。」
とされていたのが、
「あんたの飲むコップが空になりませんように」
となっていた。
ふーむ。他にもあるかな、、、。

ということで図書館から村岡訳「ランタン丘のジェーン」
のリクエストをかけた。
原題もJane of Lantern Hillなので本当はこちらの方が
正しい、というか、当初新潮文庫から出版された際は
日本の読者に馴染みが薄かろうと「丘の家の」としたが、
気になっていたので講談社から再出版されるときは
「ランタン丘の」と変更したという。
しかしまた丘の家に戻っている。

明日は図書館に行って本を確保してこよっと。


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