2006年06月29日(木) |
履物をそろえる・・・ |
『 履物をそろえる 』
履物を揃えると心も揃う 心が揃うと履物も揃う
脱ぐ時に揃えておくと
履く時に心が乱れない
誰かが乱しておいたら
黙って揃えておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人の心も
揃うでしょう
藤本 幸邦 (曹洞宗 和尚)
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五月分のダイアリーでお話した「心訓」と、 この「履物をそろえる」の教えは私がボランティアでお邪魔した、 ある保育施設で小さなお子さん達が大きな声で読み上げていたものです。
どちらの文章もさっと読んでしまえば・・・ 「いい文章だな」で終わってしまうかもしれませんが、 何度も何度も繰り返し読んでいると、その深い意味合いに心打たれます。
両方の文章に共通しているのは、 「私が・・・私が・・・」という自己主張のような意識を全て排除し、 自分に出来ることをさりげなく、それでいて精一杯させて頂くという 美しい心に満ち満ちています。
以前もお話をした事がありましたが、 「自分ひとりが行動しても何も変わらない」ではなく・・・ 貴方が出来ることを行動に移し、その意識がリレーして、人から人へと繋がり、次の世代その次の世代にも受け継がれていけば 私達の子供や孫の生きる世の中も 素敵な世の中になるはずです。 またそうあって欲しいと私は心から願っています。
杏珠
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