2005年06月30日(木) |
法句経〜お釈迦様の真理の言葉〜 |
梅雨入りをしたと言うのに、雨が降らず太陽が燦々と輝く日々が続いて おります・・・皆様如何お過ごしでしょうか。
先日、宝箱に掲載させて頂いた内容をご覧頂いた方々から 「法句経について教えてください」というご質問が数多く寄せられました。 法句経は、私にとって本当に大切にしている ”お釈迦様の教え”です。
今からもう随分前になります。 六明師とご縁を頂き、それまで全く無縁だった仏教に触れるように 為った頃の事です。 六明師から何冊かの仏教本を読むようにと、 アドバイスを受けたことが有ります。 それも事細かに順序を指導して頂き・・・読み始めました。
ところが読み始めたのは良いのですが、 頭が変になってしまうのではないかと思う位に難解なのです。 様々な仏教の宗派の開祖といわれる方(とても高名な方々です)の書き記された書籍ばかりだったのですが、 私には理解できるだけの頭が無かったからでしょう・・・ 途方にくれそうな気分になりました。
そして、最後の最後に読むように言われていたのが『法句経』でした。 「やっとこれで開放される」、今から思えばとても恐れ多いのですが、 そういう気持ちで法句経を読み始めました・・・
しかし、読み始めた途端 ”まるで雷に打たれたような衝撃”を 感じました。
法句経は別名 ”お釈迦様が説かれた真理の言葉”とも言われます。 いわゆるお経本とは全く違い、お釈迦様が生前悩める人々を前に語った言葉に近いものとされています。
そこに書かれている言葉は・・・ シンプルで、誰にも否定する事も、逃げる事も出来ない・・・ 『この世の理』なのです。
今から思えば・・・どうしてあの順序で本を読むようにと、 六明師が仰ったのか。 六明師の心眼には、本当に頭が下ります。
法句経は、パーリ語というインドの古い言葉で書かれたもので、 四百二十三句から成り立っています。 そのうちでも最も有名な句のうちの一つが下の言葉です。
”この世では、怨みは怨みによりしずまることは決してない。 怨まなければしずまるものだ。これは永遠の法である。”(第五句) 上村勝彦著「真理の言葉」より
お釈迦様の説かれた教えは・・・ 生きている私達に向けて説かれた教えばかりです。 決して亡くなった人を弔うためのものではありません。 『どのように生きていくべきか』の教えが散りばめられているのです・・・
少しでも興味をもたれたなら、是非一度ご覧頂きたいと思います。
貴方の悩みを解決するヒントが、 そこにはきっとあるはずです・・・
杏珠
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