ニッキ?

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2003年07月19日(土) 指輪その2あれこれ

今さらやっと、「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」を観てきた。
いろいろツッコミどころもあるけど、
とりあえず迫力はばっちり、3時間スクリーンに釘付けになれた。

にしても、主人公ってフロドじゃなかったっけ?
なんだか、アラゴルンみたいだけど。
原作読んでないし、そのへんの位置づけは分からんが。
あと、レゴラスの活躍シーンが多いのは、やっぱり映画的に絵になるからかなあ。
(それに引き換え、ギムリはちょっと不憫)
レゴラス好きだから、個人的には嬉しいけどね。
なんか、主人公の行方が、忘れられない程度に挿入されている作りって、
今のNHK大河ドラマの「武蔵」みたい。

それと、「旅の仲間」から気になってたんだけど、
サムくんは、もともとフロドの親友なんだよね?
いくらガンダルフに言われたからって、
あっさり「フロド様」なんて呼んで、主従の関係になれるもんなの?
いや、その献身ぶりはとても好きだけど。

ああそうだ、お気に入りシーンは、砦を爆破するところ。
どうしても聖火ランナーをパロってるようにしか見えなくて、
思わず吹きだしちゃった。


2003年07月16日(水) それでもちゃんと完読(世界の中心で、愛をさけぶ)

とても売れているらしいので、
片山恭一の『世界の中心で、愛をさけぶ』を読んでみた。
う〜〜〜〜ん。
正直言って、1ページ目で白けてしまった。
よくあるパターンの話、というのは、まあ別にいい。
けれど、すでに何冊も著書のある人が、
なんで今更こんな青臭いものを出すんだろう、と思う。
(他の作品読んでないけど。まさか、みんなこんな作風!?)
世界に浸っているのは、著者と主人公だけで、
読者は置いていかれてしまった感じがする。
確かに、言いたいこと、テーマは美しくて、
人がみな追い求める、普遍的なことなのかも、と思えるんだけどさ。

なんて、素直に感動できないのは、
わたしの心が汚れてるのかな。


2003年07月14日(月) 肩書きに弱い日本人だから?

「立場」ってものは恐ろしい。
自分は自分、本質的には同じなのに、
いつの間にか視点が変わる、態度が変わってる。
そりゃ確かに、そうであることを求められて、
与えられている立場でもあろうよ。
けれども、もといた自分を忘れちゃいけない。
冷静に、謙虚に自身を省みることを、失ってはいけない。


2003年07月12日(土) 待ちに待ってた本(りかさん)

梨木香歩『りかさん』(文庫版)を読んだ。
手法は児童文学なんだけど、深い。
軽いんだけれど、実は重い。
日常と非日常が滲むように溶けあう、不思議な世界。
美しい文章、巧みな仕掛け。
やっぱり、たまらなく好きだ、梨木さんの作品。

併録の「ミケルの庭」は書き下ろしの短編。
こっちは強烈。
一瞬たりとも気の抜けない感じ。胸がギリギリ苦しくなった。

なんというか、「業」というものを考えさせられた。


2003年07月08日(火) くだらなさに乾杯!(間取りの手帖)

佐藤和歌子の『間取りの手帖』読了……っていうか、見了?
へんてこりんな、けれど実際にある間取り図に、
筆者(?)が一言コメントをつけているだけ。
ページをめくってもめくっても、間取り図とコメント。
思わず笑っちゃうほど、くだらない。
あまりのくだらなさに一目惚れして、即買ってしまった。

目からウロコのくだらなさに、乾杯!
こんなくだらないことに目をつけた佐藤和歌子さん、
こんなくだらない本を出版したリトル・モアの人びとに、拍手を送りたい。
(褒めてますよ、本気で。あと、羨ましくもあるけど)


2003年07月07日(月) ユメのないセーカツ

昨日、「ネムリコの話」のことを書いていて気づいたけれど、
最近、夢を見ていない。
以前はだいたい毎朝、目覚めは、
ついさっきまで別世界にいた、あの独特な感じがあった。
奇妙に楽しかったような、わくわくしたような、
けれど内容をきちんと思い出せないもどかしさ、淋しさ。

たぶん、すっかり睡眠時間が短くなってしまって、
夢を見ている隙間がないんだろうなあ。
そういえば、あんなに寝つきが悪かったのに、
最近は布団に入ってからのことをあまり覚えていない。
どっちがいいのかは、わからないけど、
なんだかその分、想像力が弱ってきている気がしなくもない。


2003年07月06日(日) 100?148の歴史帳

年賀状&寒中見舞い&暑中見舞いの整理をした。
今まで、なんとなく1年分を一束にして、積んでおいただけ。
並べてみると、 5年分以上ある。
あるわあるわ、その数何百枚?
とりあえず320枚入るファイルを用意しといたのだけれど、
1/3も収まらなかった。

毎年くれる人のを読み返してみると、面白い。
その頃の出来事とか、お互いの立場の変化とか、
これもひとつの歴史の証なんだなあ、なんて。
こんなヘボいニッキなんかより、よっぽど面白いよ、うん。


鳥乃 |MAILHomePage

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