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今さらやっと、「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」を観てきた。 いろいろツッコミどころもあるけど、 とりあえず迫力はばっちり、3時間スクリーンに釘付けになれた。
にしても、主人公ってフロドじゃなかったっけ? なんだか、アラゴルンみたいだけど。 原作読んでないし、そのへんの位置づけは分からんが。 あと、レゴラスの活躍シーンが多いのは、やっぱり映画的に絵になるからかなあ。 (それに引き換え、ギムリはちょっと不憫) レゴラス好きだから、個人的には嬉しいけどね。 なんか、主人公の行方が、忘れられない程度に挿入されている作りって、 今のNHK大河ドラマの「武蔵」みたい。
それと、「旅の仲間」から気になってたんだけど、 サムくんは、もともとフロドの親友なんだよね? いくらガンダルフに言われたからって、 あっさり「フロド様」なんて呼んで、主従の関係になれるもんなの? いや、その献身ぶりはとても好きだけど。
ああそうだ、お気に入りシーンは、砦を爆破するところ。 どうしても聖火ランナーをパロってるようにしか見えなくて、 思わず吹きだしちゃった。
2003年07月16日(水) |
それでもちゃんと完読(世界の中心で、愛をさけぶ) |
とても売れているらしいので、 片山恭一の『世界の中心で、愛をさけぶ』を読んでみた。 う〜〜〜〜ん。 正直言って、1ページ目で白けてしまった。 よくあるパターンの話、というのは、まあ別にいい。 けれど、すでに何冊も著書のある人が、 なんで今更こんな青臭いものを出すんだろう、と思う。 (他の作品読んでないけど。まさか、みんなこんな作風!?) 世界に浸っているのは、著者と主人公だけで、 読者は置いていかれてしまった感じがする。 確かに、言いたいこと、テーマは美しくて、 人がみな追い求める、普遍的なことなのかも、と思えるんだけどさ。
なんて、素直に感動できないのは、 わたしの心が汚れてるのかな。
2003年07月14日(月) |
肩書きに弱い日本人だから? |
「立場」ってものは恐ろしい。 自分は自分、本質的には同じなのに、 いつの間にか視点が変わる、態度が変わってる。 そりゃ確かに、そうであることを求められて、 与えられている立場でもあろうよ。 けれども、もといた自分を忘れちゃいけない。 冷静に、謙虚に自身を省みることを、失ってはいけない。
2003年07月12日(土) |
待ちに待ってた本(りかさん) |
梨木香歩『りかさん』(文庫版)を読んだ。 手法は児童文学なんだけど、深い。 軽いんだけれど、実は重い。 日常と非日常が滲むように溶けあう、不思議な世界。 美しい文章、巧みな仕掛け。 やっぱり、たまらなく好きだ、梨木さんの作品。
併録の「ミケルの庭」は書き下ろしの短編。 こっちは強烈。 一瞬たりとも気の抜けない感じ。胸がギリギリ苦しくなった。
なんというか、「業」というものを考えさせられた。
2003年07月08日(火) |
くだらなさに乾杯!(間取りの手帖) |
佐藤和歌子の『間取りの手帖』読了……っていうか、見了? へんてこりんな、けれど実際にある間取り図に、 筆者(?)が一言コメントをつけているだけ。 ページをめくってもめくっても、間取り図とコメント。 思わず笑っちゃうほど、くだらない。 あまりのくだらなさに一目惚れして、即買ってしまった。
目からウロコのくだらなさに、乾杯! こんなくだらないことに目をつけた佐藤和歌子さん、 こんなくだらない本を出版したリトル・モアの人びとに、拍手を送りたい。 (褒めてますよ、本気で。あと、羨ましくもあるけど)
昨日、「ネムリコの話」のことを書いていて気づいたけれど、 最近、夢を見ていない。 以前はだいたい毎朝、目覚めは、 ついさっきまで別世界にいた、あの独特な感じがあった。 奇妙に楽しかったような、わくわくしたような、 けれど内容をきちんと思い出せないもどかしさ、淋しさ。
たぶん、すっかり睡眠時間が短くなってしまって、 夢を見ている隙間がないんだろうなあ。 そういえば、あんなに寝つきが悪かったのに、 最近は布団に入ってからのことをあまり覚えていない。 どっちがいいのかは、わからないけど、 なんだかその分、想像力が弱ってきている気がしなくもない。
2003年07月06日(日) |
100?148の歴史帳 |
年賀状&寒中見舞い&暑中見舞いの整理をした。 今まで、なんとなく1年分を一束にして、積んでおいただけ。 並べてみると、 5年分以上ある。 あるわあるわ、その数何百枚? とりあえず320枚入るファイルを用意しといたのだけれど、 1/3も収まらなかった。
毎年くれる人のを読み返してみると、面白い。 その頃の出来事とか、お互いの立場の変化とか、 これもひとつの歴史の証なんだなあ、なんて。 こんなヘボいニッキなんかより、よっぽど面白いよ、うん。
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