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スナの自由気ままな画像付き日記
BBSに気軽に感想等を書き込んでいただけると嬉しいです。

2006年10月31日(火)_
ハロウィーンの隅でツリーの準備中


先日MM21へ撮影散歩したときの話。書き忘れたことをいくつか記しておく。MM21全体でハロウィーンムードであり、そこらじゅうでカボチャの絵の袋を持った人が歩いていた。

そんなハロウィーンな雰囲気の中、クイーンズスクエアの一画では大きなシルエットが立っていた。この写真を見てピンとくる人は多いと思うけど、ここには毎年クリスマスの時期になると大きなクリスマスツリーが飾られる。

このツリーはSUNA Lifeでも初期の頃に紹介している(2001年12月19日付け更新)


あの頃は夜景撮影にはまっていて、MM21中の夜景スポットを団長に教えてもらってキヤノンのパワーショットS30で撮影していたものだ。早いもので、もう5年も前の話になる。

普段あまり季節柄のイベントに関心が薄い方なのであまり意識していなかったけど、こういった季節柄のイベントは前倒しで始まるので、常に次のイベントの準備をしていく形になるのだろう。考えてみれば、かなり大変なことだ。

特に年末になるとハロウィーンやらクリスマスやら新春やら様々なイベントが密集しているので、こういう季節柄のイベントを担当している人たちは企画やら準備やら後片づけやらで相当忙しいだろう。この準備中のツリーを見て、そんなことを考えたりした。



その日はみなとみらい線の駅を電車に乗って移動したり、改札を出たり入ったりと撮影のために活用したのだけど、その際に活躍したのが「みなとみらい線一日乗車券」だ。大人450円で、当日限りみなとみらい線が乗り降り自由になる。

通常は初乗り180円で一番長い区間乗っても200円という運賃なので、いくつかの駅を乗り降りする場合は断然一日乗車券がお得だし便利だ。みなとみらい線を利用して観光などする場合はぜひ活用してほしい。



そのみなとみらい線で、ひとつだけ残念な出来事があった。新高島駅のホームで渋谷行きの電車を待っていて、電車が止まったらちょうど女性専用車両だった。この時間は女性専用ではないようだったけど、なんとなく隣の普通の車両に乗ろうと思った。

そして乗ろうと思った瞬間にドアが閉まってしまった。ドアが開いていた時間はわずか10秒ほどだったと思う。降りる人を待つ時間も考慮すると、ちょっと短すぎではないか。苦笑いをしてから、しぶしぶ次の電車を待ったとさ。



最後に、横浜ジャックモールと新高島駅の間に映画館や教会のような結婚式場や、他にも色々と店ができていたのに驚いた。すずかけ通りを渡る陸橋はまだ完成しきっていないようで、端は工事中だった。

その陸橋からは、建設中のマンションなど、周囲に広がる開発途中のエリアが一望できた。学生のときはだだっ広い基礎工事中のエリアだったけど、あと数年もすれば、ここもすっかり様変わりするのだろう。楽しみのようで、どこかちょっと寂しいような気もしたり。

とまぁ、色々と新しいレンズの試し撮りもできたし、あてもなくぶらぶらと気ままに歩き回る中で色々と感じることがあったり発見があったりして、それなりに有意義な休日だった。
2006年10月29日(日)_
魚眼レンズ in MM21


MM21へ新しいレンズを持って撮影に行ってきた。手元に届いてからなかなか撮影に行く機会がなかったが、ようやく魚眼ズームレンズの楽しさを実感することができた。

土曜日は例によって休養日として、日曜日は当初雨の予報だったので撮影にでも出かけようと思っていた。しかし、結果から言えば雨など降らず、自転車日よりであった。

雨が降らないとわかっていたなら久しぶりにロードで走りに出かけたかったが、これも何かの縁ということで、撮影散歩も楽しかったし色々と得るものがあったのでよしとしましょう。



撮影(というか散歩に近いんだけど)に出かけたのはお馴染みMM21。今回はみなとみらい駅を中心にクイーンズスクエアやランドマークプラザ辺りをぶらついた。外はコスモワールドやぷかり桟橋あたりまでで、臨港パークは脇を通った程度。

雨が降ってもいいように建物の中をぶらつく予定で、ショッピングモールの開放感ある吹き抜けを魚眼レンズで広く撮ってみたかった。この当初の目的は果たし、そして天気も悪くないので外もぶらついた。

色々とあちこち歩き回ったのだけど、相変わらずMM21は姿を変えるのが早いと感じた。大学生だった数年前にこの辺りにきたときは更地が多かったが、今ではマンションやら店やらが次々と建っている。

ショッピングモール内の店も、少しずつ入れ替わっているようだ。MM21の店はみなオシャレでウィンドウショッピングをしているだけでも楽しいものだけど、実際に店を経営するとなると、けっこう厳しいのだろう。

それと気になったのが、ランドマークプラザ内の手すりに壁が追加されて高くなっていたこと。以前は自分の腰より少し高いところまでだったので写真を撮ったりするのも気軽にできたけど、今はなんと50cmほどアクリル製(?)の壁が増設されていた。

透明なので壁の向こうが見えるわけだけど、写真を撮ろうと思うと非常にじゃま。手を伸ばして壁の上から撮ろうにも、身長178cmの男が背伸びしてようやく半分くらいファインダーが見えるほど。

全ての階のすべての手すりにこの増設が施されているので、どこから撮ろうにも同じ状況だ。以前は気軽に写真を撮れただけに、非常に残念だ。ここまで徹底して安全対策を施しているのは、手すりを越えて人が落ちたとか、そういう問題があったのかもしれない。



その高くなった手すりの壁の上に手を伸ばしてなんとか撮ったのが今回の画像。トキナーの魚眼ズームレンズ[AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm F3.5-4.5]の広角側いっぱい10mm(35mm換算15mm)で撮影。

180°という広い画角がすごくよくわかる。ほぼ真下にあるはずの手すりまで写ってしまったほど。実際に自分の目で見える範囲と見比べると、「えっ! ここまで写るの!?」という驚きがあった。




一般的なデジカメで撮れる画像と比べると、いかに広角かよくわかると思う。上は35mm換算で35mmの画像(FZ2で2004年2月撮影:クリックで拡大)。




また、このレンズでテレ側17mm(35mm換算22.5mm)で撮影すると上のような感じになる。10mmの画像を見た後だと狭く感じるかもしれないけど、十分広角だ。タル型歪曲収差も多少弱まって、「いかにも魚眼」ではなく超広角レンズの画像に変化。

このように空間を広く写すのは魚眼レンズの得意分野だ。他にも外で魚眼ならではのおもしろい写真なども撮ったりしたけど、それはまた別の機会に紹介したいと思う。しばらく「魚眼ライフ」(読み方:ギョガライフ)が続くかもしれない。いやはや、魚眼レンズは楽しい。
2006年10月27日(金)_
ワンセグ電波が弱い


今月中旬に携帯の機種変更をしたのだけど、せっかくワンセグ対応なのに自宅の辺りではワンセグの電波が弱いようで、家の中ではテレビが見れない。ワンセグだけのために機種変更したわけではないけれど、少々残念だ。

勤務先付近のエリアでは都心ということもありTV用のアンテナを出さなくてもスムーズにテレビが再生されるのだけど、家ではアンテナを伸ばして窓際に置いても、たまにフジテレビが微妙に入る程度。

それも音声に映像が付いて行けなくてたまにしか更新されないし、よく止まる。要するにデータの受信が間に合っていないのだ。電波が弱いということだろう。これではとても見る気になれない。

ワンセグ電波のカバーエリアが今後どのように広がっていくのか知らないけど、そのうち家の中で快適に再生できるようになってもらいたいものだ。気になる番組をとりあえず録画しておいて、電車の中とか空き時間にちょろっと見る、なんて感じで気軽に利用してみたい。
2006年10月25日(水)_
団長がロード注文


「団長がついにロードを注文したらしい」という情報をCIAから入手した。というのはもちろん冗談だけど、注文した事はほんと。早ければ11月下旬頃に納車するとのこと。

MTB一筋で、どちらかというとロードを毛嫌いしていた感のあった団長だけど、いつからか少しずつロードにも興味が沸いてきたという。一説によるとSUNA Lifeとかのランレポの影響もあるとか。

10月初旬に一緒に参加した「グランフォンド糸魚川」の前夜にサイスポを見せながらロードの素晴らしさをとことん説いたのだけど、それに加えて翌日イベントで参加者が皆ロードで軽快に走っている姿を見て、ロード購入を決断したようだ。

アンカーの「ロングライド向け軽量カーボンモデル」、と言えば自転車好きの人ならどのモデルかわかると思う。それの07年モデルを注文したらしい。07からはカラーセレクトもできるようで、カーボンブラック一色だった06モデルに比べて自分好みの色を選ぶ楽しみも増えている。

団長はロードについての知識はあまりないようだけど、今は雑誌等でいろいろ調べたりしているらしい。ロードを選ぶときとか、いろいろ調べているこの段階からワクワクして楽しいと言っていた。そう、どの趣味でも同じだと思うけど、そのフェーズが楽しいんだよね。

自分で好きなロードを選んで購入し、自分好みにカスタマイズしていくことも楽しい。まず最初はデフォルトの装備でロード特有の走り方とか乗り味に慣れて、それを楽しんでもらいたい。あの軽快な乗り味は、一度味わったら病みつきになるはずだ。

そして、ある程度したら自然とホイール辺りからパーツを交換し始めて、気が付くとフルデュラエースになっていたり、または軽量パーツが随所に付いていたり、ハンドルバーにはS720iが付いていたりする……かも。(笑)

フレームカラーにはずいぶんとインパクトのある色を指定したそうだけど、最初こそ戸惑うものの、しばらく乗っているうちに「これがおれのロードだ!」と思えるようになるはず。

おれも今のカラー(Sudbury with Black Deboss)を初めて見たときは、想像していたより紫が強くて少し戸惑った。けど、乗っているうちに慣れてきて、愛着も沸いてきた。

もっとも、このフレームは見る角度によって色が変わるので、紫色は数ある顔の一つでしかない。緑や青っぽく見えるときが一番のお気に入りで、それがあるからあまり好きではなかった紫っぽい色があっても納得して購入したのだ。

見る角度によって紫〜青〜緑と色が変化するのが基本的だけど、強烈な太陽の光を浴びると、見る角度によっては今回の画像のように黄金に輝くようにも見えるのも、お気に入り。ちなみに、今回の画像は色に関してレタッチ等はしていない。(リサイズと若干のシャープのみ)

数あるロードの中から一台を選んで大金をはたいて購入するのだから、何かお気に入りのポイントがあるだろう。もちろん、それは買った後に乗り続けていく中で見つかるのかもしれない。

ついに団長がロード購入ということで、年内にもみんなロードで一緒に走りに行く事ができる。最初のランでどこを走るか、今からプランニングしておかなければ…。
2006年10月21日(土)_
カメラ機材が揃ってきた


D80を買ってから1ヶ月ほどの間に、ずいぶんとカメラの機材が揃ってきた。本などで少しずつレンズ等の知識も増えてきて、レンズも2本買った。ある程度レンズシステムを構築できたので、後はどんどん撮影に行きたい。

カメラ系の機材は、まずD80のアクセサリであるリモコン、リモートコード、スピードライトSB-800を揃え、カメラケースも1つ追加した。スピードライトはまだ部屋の中で試し撮りしかしていないけど、撮影の幅が広がって楽しいアイテムだと感じた。

それから62mm径のフィルター類(PL、ND、プロテクター)を買った。これはD80とセットで買ったレンズ、シグマ[AF 18-200mm F3.5-6.3 DC]が62mm径だから、まずはこれ用として。

レンズもまだ取り寄せ中のものを含めて3本買った。
ニコン[AF-S DX VR Zoom Nikkor ED18-200mm F3.5-5.6G(IF)]
(手ぶれ補正付き高倍率ズームレンズ)

タムロン[SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1【272E】]
(マクロレンズ)

トキナー[AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm F3.5-4.5]
(魚眼ズームレンズ)

ニコンの18-200mmは品薄商品でまだ取り寄せ中。手元に届いたら、今使っている18-200mmの代わりとして活躍する予定。さすがに200mmの望遠側で手持ち撮影となると手ぶれが多発するので、より撮影を楽しむために購入を決めた。

これで標準〜望遠(200mm)、マクロ、魚眼〜超広角と、ある程度のレンズシステムができてきた。巨大なレンズの超望遠は今のところ買う予定はないので、後は超広角レンズがあればほとんどの焦点距離をカバーできることになる。

超広角レンズはシグマの[10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM]が気になっている。まだ何を買うかわからないけど、きっとそのうち1本は買うと思う。

レンズが増えてきたので、カメラバッグも購入した。今では2本の交換レンズとレンズ付きD80、スピードライト、フィルター類小物でカメラバッグ内が早くも満員状態。

機材はある程度揃ってきたので、後は撮影に行くのみ。自然など、いろんな写真を撮りたいなぁ。年内にも団長とどこかへ撮影に行くつもりなので、とても楽しみだ。
2006年10月16日(月)_
正丸奥武蔵ラン -その2-


その1からの続き



正丸峠の茶屋を出ると、R299の手前までダウンヒル。5年前は峠の滑落により引き返したので、ここからは初めて走る道となる。初めて走る道は新鮮で楽しいものだが、この正丸峠の下りは楽しみより恐ろしさが大きかった。

道幅が狭く、カーブは見通しが悪く、カーブの先から車が上ってくるとヒヤッとする。それなりに車が通るものだから、常に緊張しっぱなし。おまけに路面状態が悪く、木陰で暗くなって視認性も悪くなり、急に現れる溝や濡れた路面に気を遣わなければならなかった。

ようやく峠を下りきると、T字路でR299へは下らずに、刈場坂峠への上り。刈場坂峠自体は2年前の夏休みツーリングの際に奥武蔵グリーンラインを走って通っているのだが、R299から上ったことはない。初めて上る峠道だ。


↑ 刈場坂峠への上りは急坂だ


いきなり10%越えの急坂が現れる。脚の具合がよくないという忍者麺(端から見るととてもそうは思えないほどパワフルな走りなんですけど…)は大事をとって急な区間を押してクリアしたほど。

その後も平均7%〜8%くらいの、そこそこきつい勾配がひたすら続いた。ここでも健脚3人組の勢いは衰えず、S720iの標高表示がどんどん上がっていく。おれは何度も3人から千切れそうになりつつも、気合いでくらいついていった。


↑ あっという間に高度が上がり景色がよくなる


そんなペースで上っていくものだから、時折現れる開けた場所などから見える景色はどんどんよくなっていった。眼下には、先ほどまで走っていた道が小さく見える。


↑ 刈場坂峠からの素晴らしい眺め


一人ならけっこう長く感じたはずの上りも、4人で走っているとあっという間に感じた。刈場坂峠に到着すると、その眺めに皆感動した。よく晴れた空、そして澄んだ空気のために遙か彼方まで見渡せる。

2年前の夏にここにやってきたときは、晴れてはいたのだけど、夏特有の靄ががかかって遠くまでは見えなかった。夏に訪れた眺めのいい場所も、季節を変えて訪れてみると別の顔を知る事ができて興味深い。


↑ 刈場坂峠の「りんどう茶屋」


峠には茶屋があり、ここで味噌おでんを2人で1つずついただいた。ご老人が3人ほどで運営していて、小銭を扱うレジは、カップ焼きそばの空き容器というのがほのぼのしていてよかった。


↑ 茶屋で食べた味噌おでんがおいしかった


味噌おでんは4切れで300円。とてもおいしかった。おでんを渡してくれたおばさんは、どの方角に何山があるか説明してくれた。榛名山や赤城山、妙義山なども教えてくれて、それらの山を2年前に走ったおれとしては、興味深かった。ここまで来ると、群馬県もすぐそこ、という感じだろうか。

茶屋を出発しようというときにH高さんのグローブが片方ないことに気付き、茶屋のおじいさんも含めて皆で探したけど結局見つからなかった。仕方なくH高さんはグローブ片方のままの出発となった。

しばらく走っていると、道ばたでパンク修理をしているローディを見かけた。軽く会釈してスルーした後、走り屋さんがいないことに気付いた。先ほどのローディの手伝いをするために止まったのだろうか。

引き返してみると、やはり先ほどのローディのところにいた。後で聞いたところによると、後ろからやってきたバイクが、H高さんのグローブを届けてくれたのだと言う。うちらが出発した後に茶屋で発見され、こっちの方角に走るライターの人に、うちらにグローブを渡してくれるよう頼んだのだ。

グローブを受け取った後に、このライダーが目に入ったのだろう。彼はパンクしてチューブ交換したのだが、タイヤのビートが入らず困っていた。チューブ交換が初めてなのだという。走り屋さんがはめてあげると、後は自分でできるということで、うちらは出発した。


↑ 奥武蔵グリーンラインを走って行く


奥武蔵グリーンラインは、自然の中を走り、車も少なくいい道だ。しかし、どこか寂しさも感じる。2年前に「荷物なしでグループで走ったら楽しいだろうなぁ」と思ったのだが、それが今実現している。皆で走ると最高に楽しい道だ。


↑ 景色がいいところがいくつもあった


刈場坂峠まで一気に上がった後は、尾根沿いにほどよいアップダウンを繰り返しながら少しずつ高度を下げていく。ところどころに眺めのいい場所があり、山々に囲まれた景色を楽しむ事ができた。


↑ 茶屋があるたびに蕎麦を食べる!


気持ちよく坂を下り、たまに現れる短い上りは下りの勢いを活かしてダンシングで一気に上りきり、快調に進んでいった。そして、茶屋を見つけると立ち寄って、山々の景色を眺めながら蕎麦を食べ、談笑。とても有意義な時間だ。


↑ 少しずつ標高が下がってきた


少しずつ標高が下がってきて、見える景色も変化してくる。おれが先頭で下っていて、下りの途中で景色の開けたところを発見してストップをかけたときは皆文句を言いたげな表情だったけど、実際に眺めを楽しんだ後は満足した様子だった。


↑ この茶屋はもう閉店の時間だった


しばらく下った後にやってきた茶屋は早めに閉店したようで、ラストオーダーの後だった。忍者麺は食べる気まんまんのようだったけど、さっき蕎麦を食べたばかりなので、他の3人は閉まっていてちょっとホッとしたような…。


↑ 眺めがいいのでしばしまったり


この茶屋は近くに眺めのいい斜面やベンチがあったので、各自写真を撮ったりしてまったり。最近走り屋さんの腕が上がっていて、けっこう真剣に写真を撮っている様子なので「D80買うしかないですよ」と冗談っぽく言ったら、まんざらでもないようだった。


↑ 2年前の夏休みツーリング以来の顔振峠


それからまたしばらく下ると、顔振峠にやってきた。さすがにもう茶屋で休憩まではしなかったけど、写真タイム等でしばしまったり。初めて来た走り屋さんや忍者麺は新鮮だし、以前来た事のあるおれやH高さんは懐かしさに浸る。


↑ 遠くに富士山まで見えた


顔振峠の駐車場からの眺めも素晴らしく、この日は空気が澄んでいて遠くに富士山まで見る事ができた。本当に、これ以上ないくらいのいい天気だった。しばらくまったりした後、顔振峠を後にした。

2年前に奥武蔵グリーンラインを走ったときは、顔振峠の先の分かれ道でR299側へ下って行った。今回はR299へは下らず、鎌北湖の方角を目指す。ここからはおれも初めて走る道だ。


↑ どんどん下って見える景色も変化してきた


それまで下り基調だったけど、ここからは上りも多くなってきた。すでに100km以上峠を含んで走って脚に疲れが溜まってきているので、大した勾配でなくてもきつい。それでも、上りより下りの方が多い。標高が下がってきた。


↑ 対向車に気を付けながら下って行く


途中からはいちいち地図を開かずに直感で道を選んで進んでいった。道幅が狭く、車もちょくちょく通るのでカーブは特に慎重に曲がっていった。そして、しばらく下ると湖が見えてきた。鎌北湖だ。


↑ 11年ぶりの鎌北湖 奥に見える白い建物は鎌北レイクビューYH


鎌北湖はかなりマイナーな湖だけど、おれには思い出がある。中学3年の夏休み、4人でMTBで神奈川〜埼玉〜栃木〜茨城〜東京〜神奈川と泊まりがけツーリングをした際、初日に泊まったのが、ここにある鎌北レイクビューYHだ。もう11年前の話になる。まさかまたここにやってくるとは。

ここで、この後のルートについてH高さんと相談。このまま下って県道30号で飯能まで南下し、八橋線沿いの県道で瑞穂を目指して、瑞穂からR16で南下することにした。


↑ 西日を背に飯能を目指す


すでに16時半を過ぎ、西日を背に飯能を目指した。県道30号は道幅が広くない割には交通量が多く走りづらかったが、グループで走れば辛さも半減。たまに見かけるコンビニはなぜか反対車線。辺りが薄暗くなってきたときに、ようやくコンビニにたどり着いた。


↑ 最初の青梅駅以来のコンビニで休憩


コンビニはオアシスだ。ここで帰りに向けての補給を済ませると、全員前後のライトを点けてナイトラン装備で出発。まずは飯能駅を目指す。何度来ても、飯能駅周辺はゴチャゴチャしていてよくわからない。

飯能駅前は3度目。1回目は5年前の正丸200kmラン、2回目は2年前の夏休みツーリング、そして今が3回目。今回はR299ではなく、駅前まで行って、脇道から踏切を渡って線路をの反対側へ。

駅前の道を直進して、初めて走る真っ暗な道を進んでいく。地図でだいたいのルートを頭に入れて、後は標識などを頼りに進んでいった。途中で道を間違えそうになったけど、すぐに気付いて予定の道へ復帰した。

前日に引き続き、この日も月が大きかった。前日は忍者麺もきれいな空、雲、そして大きな月を見ていたというので、昼間などはその話題で盛り上がったが、夜に改めて大きな月を目にして、皆走りながら驚きの声を上げた。



瑞穂からはR16を南下。メンバーの中で唯一地図を持って、見知らぬ夜の道をしばらく先頭を引っ張ってきたので、かなり疲れてきていた。それを察知して2番手を走っていたH高さんが先頭を代わってくれた。

幸いなことに、R16に乗ってからは追い風となり、平坦路ということもあり楽にハイスピードを保ちながら移動することができた。そしてあっという間に多摩川に架かる拝島橋までやってきて、しばし談笑した後、H高さんとはここでお別れとなった。



拝島橋からは、まずは八王子を目指す。今度は忍者麺が先頭を走るというので「ペース抑えてくれないと付いて行けないよ」と念を押したところ、「脚が痛いからスピード出ないよ」と言っていたので安心。

ところが、走り出すと忍者麺のペースが速い。上りでも全然緩くならない。いきなり千切れてしまった。おれはもう脚が疲労しきっていて、ペースを上げられない状態だ。

少し先のサンクスで休憩してくれるよう頼み、急遽ピットイン。もう走り慣れた道になってきているし、青梅や飯能とかに比べたらだいぶ家に近いが、残りの30kmちょいが長く感じる。

サンクスからは、おれが先頭で走って行った。おれが先頭じゃないと、千切れてしまうからだ。忍者麺と走り屋さんには物足りないペースだったかもしれないけど、おれのヘロヘロペースに付き合ってもらった。

元々平日も仕事で睡眠不足だったのに、その延長で前日も2時間睡眠と、睡眠時間がまったく足りていない状態でこの日のハードなコースを150kmほど走った状態では、疲労と眠気が限界に近かった。

峠としては大したことない御殿峠がものすごく長く感じ、橋本付近では走りながら何度か意識が飛びそうになった。橋本の五差路でR129で帰る忍者麺と別れ、相模原で走り屋さんと別れ、一人になってからはまた意識を取り戻した。

残りのR16は最後の力を振り絞って出せるだけの力でガンガン走って行き、21時前に無事帰宅。疲労困憊で意識も朦朧としていたが、充実感でいっぱいだった。1日中、好きなことを楽しめたのだ。



今回のランは、直前に即興で考えたコースだった割には、まるで1ヶ月前から綿密に考えたコースのように楽しめるコースだった。素晴らしい天候に恵まれて景色は最高だったし、キツイ峠の上りもその景色の良さでずいぶんと楽に感じた。

そして何より、同じ自転車仲間と一緒に走ったことが、今回のランを数十倍にも楽しくさせてくれた。苦楽を共にする仲間達とのランは、素晴らしい思い出となる。

今回はかなりハードなコースだったけど、もっと気軽なランでもいいので、グループで走る機会を増やしていきたいなぁと思う。次は、年内にロードを買う予定の団長も一緒に。


走行日:2006/10/08
出発:6:31 帰宅:20:56
走行距離:180.9km
走行時間:8h 41m 34s
平均速度:21.0km/h
最高速度:51.3km/h
上昇距離:2215m
温度(最低/平均/最高):17℃/20℃/33℃
積算距離:15292km(ロード)

2006年10月15日(日)_
正丸奥武蔵ラン -その1-


3連休の2日目(10/8)に、4人で走り応えのあるコースを走った。風が強かったものの、素晴らしい天気に恵まれて、気持ちよく走る事ができた。峠がいくつもあるハードなコースだったが、グループで走ることによって楽しく走りきる事ができた。

メンバーはスナ、走り屋さん、忍者麺、H高さんの4人。ほぼ、先週のグランフォンド糸魚川を走ったメンバーだ。団長も早くロードを買って一緒にランに参加してもらいたいところ。

コースは自宅〜R16〜八王子〜拝島〜奥多摩街道〜青梅(集合地)〜青梅秩父線〜山伏峠〜正丸峠〜刈場坂峠〜奥武蔵グリーンライン〜鎌北湖〜飯能〜県道218号〜瑞穂〜R16〜拝島〜八王子〜自宅という感じの約180km。



集合は青梅駅に10時。前日に横浜を撮りながら散歩した後に夜中まで飲んでいたため、結局睡眠時間は2時間ほどになってしまった。この日のランは長距離・長時間・ハードなコースということがわかっているので、最後まで体が保つか少々心配だ。学生時代はけっこう勢いで何とかなったんだけど。

気合いで5時半に起きて、準備をして6時半に家を出た。青梅までは50〜60kmくらい。コースどりで距離や所要時間が変わってくる。集合前に脚を使いたくなかったので、のんびり行くとして時間に余裕をもって出発した。

前日に引き続き、この日も素晴らしい青空。走り始めこそ肌寒かったが、太陽が昇ってくるにつれて気温が上昇し、途中からは秋装備では少し汗ばむほどの陽気となった。風がやや向かい風だが、無理せずにマイペースでR16を北上していった。



八王子を過ぎ、拝島橋で多摩川を渡ると、左折して多摩川街道へ。当初はR16をそのまま進んで瑞穂から青梅街道で青梅へ向かおうと思っていたが、青梅街道は走りにくくて好きではないので、看板を見て急遽、多摩川街道を走る事にした。

結果としては大正解で、車が少なく、どこかのどかな風景も楽しみつつ、マイペースで走って行けた。道幅こそ狭いけど、車はほとんど一本隣の道を通っているので、走っていてあまり気にならない。(平日はどうだかわからいけど)

この道はもう何年も走っていなかったので、ところどころ覚えている景色が現れると懐かしさに浸りながら走って行った。河辺のセブンで最初の休憩。すでに45kmほど走っていた。ここまで来れば、青梅まではあと少しだ。




↑ 集合場所の青梅駅


10時集合のところを、9時半前に青梅駅に着いてしまった。さすがにまだ誰もいない。駅前のベンチに腰掛けて待っていると、少しして忍者麺が到着。50分過ぎに走り屋さんもやってきたが、意外にもH高さんが時間から少し遅れての到着となった。

駅前のセブンで各自買いだしと補給。ここを出発すると、もうコンビニがなくなってしまうので、必要なものはしっかりと買っておかないといけない。山へ走りに行くときは、最低限の備えは必要だ。


↑ 線路の先の学校では運動会をやっていた(写真:走り屋さん提供)


今回もおれがコースレイアウトを担当したので、最初は先頭で出発。地図では駅前のR411を走ってすぐの道を右に曲がるような感じだったので曲がると一本手前で、変な道へ出てしまった。適当に進んで当初走る予定だった小曽木街道へ出た。

いきなり10%越えの急坂が現れたが、さほど長くない。頂上の青梅坂トンネルを抜けると下り。しばらく快適に下って行くと、黒沢交差点で左折。再び上りになる。吹上峠への上りだ。


↑ 序盤はまだみんな元気


新吹上トンネルを抜けた後は直進し、松ノ木トンネル経由で進むことになった。この辺りの道はある程度走った事があるが、微妙にこの区間は初めてなので新鮮だ。ツーリングマップルで白線の道なのでちょっと心配したが、普通の道だった。

県道53号(青梅秩父線)に出ると、小沢峠への上り。峠を越えると名栗の辺りだ。ここまでも峠を上り下りしながら標高が上がっていったが、ここからは基本的に上り基調。緩やかに上り続ける。

この道はこの辺りのサイクリストの定番コースとなっているようで、練習中らしきロードの集団やツーリング中と思われるサイクリストと何度もすれ違った。景色もいいし車も少ないし、いい道だ。

よく晴れた青空、緑の映える山々、せせらぎが癒される川、景色は最高だが、唯一の障害は強風。前日に引き続き、この日も強い風が吹き荒れる。忍者麺が皆のために先頭を引っ張り、皆の空気抵抗を減らしてくれる。

2番手で走っているおれですら風がきつかった程なので、先頭は相当きついはず。頼もしい忍者麺の引きにより、普通ならスローペースになりそうな区間をハイスピードで走り続けた。


↑ 「美と健康の不動尊の名水」


山と風の関係があるのか、急に風が止んだと思ったら追い風になったり、また向かい風になったり、落ち葉が巻き上がったり槍のように降ってきたりと、風がつくり出す不思議な現象を楽しみながら進んでいった。


↑ かなりの勢いで水が出ていた


さすがの忍者麺も疲れが出て、次はH高さんが先頭に。H高さんもかなり速いペースで走る。しばらく走ると水が飲めるらしき場所を通過した。そのままスルーするのかと思ったら、急停止。水の補給をすることに。


↑ おいしい水を補給してしばし休憩


湧き水なのか滝の水なのかよくわからないけど、不動尊の名水はなかなかおいしかった。車もよく止まって、水を汲みに来ていた。この辺りでは有名なのだろう。小休憩が終わると、再び走り出す。


↑ 山伏峠への上り(写真:忍者麺提供)


名郷で右の道を進むと、いよいよ山伏峠の上りが始まる。きつすぎでも楽でもない、ほどほどの勾配がしばらく続く。緑に囲まれた雰囲気のいい道で、車も少ない。しばらくH高さんが先行していたが、ペースを緩めて4人一緒になった。


↑ 車も少なく景色もよくいい感じ


以前ここを走ったのは、5年前の2001年。「正丸200kmラン」のとき以来。とても懐かしい。あのときはMTBで、一人だった。九十九折りのところで、少し前に抜かれた2人のローディがあっという間に一つ上の道を通過するのを見て、驚いた記憶がある。そのロードで、今回は走りに来ている。


↑ 高度が上がって眺めもよくなってきた


後半になると次第に勾配がきつくなってくる。そして高度もどんどん上がっていく。眺めがどんどんよくなっていく。景色が開けたところで、写真タイム。グループで走ると、きつさも眺めの良さも共有できるのがいい。

その後、一番きつい区間にやってきた。5年前に走ったときは、MTBでインナーxロー(つまり一番軽いギア)でダンシングしてやっと上れた記憶がある。そして、やはりこの区間はきつかった。コンパクトのインナーxローでダンシングして走り抜けた。


↑ 山伏峠は看板などがなく気付きにくい


そこそこいい勾配なので一人だったらスローペースで上っていただろうけど、3人のハイペースに引っ張られて、どんどん上がっていった。そして山伏峠に到着。ここは峠の看板がないので、気付きにくい。前回はそのため写真を取り損ねたのだ。


↑ 正丸峠への上りでは秋を感じた


1kmほど下ると、正丸峠への上り。山の色が少し変わってきて、季節の移り変わりを感じた。5年前はちょうど紅葉で、とてもきれいだった。雰囲気のいい道を上っていく。途中で車の走り屋らしき人が落ち葉をどけて道の整備(?)をしていた。


↑ 正丸峠からの眺め


しばらく上っていくと、正丸峠に到着。5年前に来たときは峠が滑落して通行止めだったので、ここで引き返すはめになった。天気も曇りだったし、あまりいい印象はなかった。しかし、この日は違う。正丸峠からの眺めはとてもよかった。


↑ 5年ぶりの正丸峠


峠の茶屋で昼飯を食べる事にした。中に入ると、『頭文字D』のマンガが置いてあったり、正丸峠のシリアルナンバー入りステッカーが売っていた。正丸峠は頭文字Dの舞台として有名。


↑ 峠の茶屋で肉うどんを食べた


茶屋からの展望を楽しみながら、各自そばやうどんを食べてエネルギー補給。ここまでもけっこう距離があったし、上りも多かったが、これからさらに刈場坂峠を上って奥武蔵グリーンラインを走る。まだまだ楽しみは続く。



その2へ続く


走行日:2006/10/08
出発:6:31 帰宅:20:56
走行距離:180.9km
走行時間:8h 41m 34s
平均速度:21.0km/h
最高速度:51.3km/h
上昇距離:2215m
温度(最低/平均/最高):17℃/20℃/33℃
積算距離:15292km(ロード)

2006年10月14日(土)_
未だ18歳の誕生日


体重体組成計がはじき出す「体年齢」は18歳のままだけど、一応、表向きとしては年齢が上がった。家族の誕生日とクリスマスにしかケーキを食べないので、ケーキを食べるのはすごく久しぶりだ。おいしかった。

一時的に仕事が落ち着いたかと思った矢先、急に負荷が上がりだした。木曜日は深夜3時まで仕事をした上に翌朝も休めないということでビジネスホテルで4時間ほど睡眠をとったが、かなりきつかった。

金曜日にボロボロになって帰宅すると、ネットで購入したD80のリモートコード、ワイヤレスリモコン、スピードライトSB-800が届いていた。少しずつ、D80を楽しむアイテムが充実してきた。

ここ数日の睡眠不足と心身の疲れのため、今日は午後まで爆睡していた。夕方、レンタルしておいた「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」を鑑賞。この手のファンタジーものは大好きなので、とても楽しめた。「ロード・オブ・ザ・リング」はもう完結してしまったけど、次はこの物語の続編が楽しみだ。

自分へのプレゼントとして、カメラのレンズを数本購入予定。ニコンの手ぶれ補正付き高倍率ズームレンズと、タムロンのマクロレンズ、それからトキナーの魚眼ズームレンズの3本。そろそろカメラバッグも買わないといけないな。

そういえば、先週末に4人で走った奥武蔵グリーンラインランのランレポをかけないまま週末になってしまった。とてもいいランだったので、必ずレポートを作成する予定。
2006年10月07日(土)_
D80 in みなとみらいの青空の下


3連休の初日。会社の同期idと横浜へ撮影会に出かけた。この日はすばらしい天気で、澄んだ青空に形と色のいい雲が浮かび、絵に描いたような空が広がっていた。D80の活躍の場だ。

昼頃横浜へ着いたが、idが遅れ気味なので横浜駅周辺をブラブラしながらD80で写真を撮ったりしながら待っていた。予想以上に暑かったので、上着を駅のコインロッカーに入れてTシャツになった。これでも汗ばむほど。

idと合流すると、まずはみなとみらい線で馬車道駅へ移動。散歩しながら汽車道を通り、そのまま赤レンガへ。出発がやや遅かったのでだいぶ日が傾いているが、その夕方の光が創り出す絶妙な世界がとてもよかった。

澄んだ空、絵になる雲、条件がよすぎて、怖いくらいだった。あまりにできすぎた条件から、これは夢ではないかと思ったほどだ。idは「バニラスカイ(映画)のようだ」と言っていた。

しばらくして、万国橋へ移動。夕暮れのMM21が絵になる。日が沈むまで万国橋で撮影をして、大桟橋へ移動した。そこで信じられないほど大きい月を目にした。今は月が大きく見える時期なのか、カメラマンも大勢いて、月を撮っていた。

夜になるとさすがにTシャツでは肌寒くなってきた。今回は夜景まで撮るつもりはなかったので、三脚はコンパクト用の貧弱なものだけ。なので夜景撮影はほどほどにしておいた。しかし、ちゃんとした三脚を持ってくればよかったと思うほど、きれいな夜だった。

大桟橋を後にすると、クイーンズスクエアまで歩いて、みなとみらい駅からみなとみらい線で横浜駅へ戻った。二人とも腹ぺこだったこともあり、居酒屋で語りながら終電まで飲んだ。



今回初めてD80以外の一眼デジカメを触った。idの一眼デジカメはキヤノンの「EOS デジタル Kiss」で、初代のデジタルKissだ。彼がD80を触って感動の衝撃を受けていたが、おれがKissを触ると逆の衝撃を受けた。

ファインダーは狭いし液晶も小さいし、シャッター音もチープだ。今は後継機のXが出ているのでかなりよくなっているのだろうけど、さすがに初代デジタルKissは今どきの機種と比べると見劣りする部分が多い。

D80しか触っていないとそのありがたみがわからないけど、今回、おれは最初にいい一眼デジカメを買ったんだなぁとしみじみと思った。これでこれからもどんどん写真を撮って楽しんでいこうと思う。そして、SUNA Lifeで紹介していきたい。


このままでは更新せずにお流れしそうなので、グランフォンド糸魚川のレポートを9/30、10/1付けで簡単にまとめて更新しました。かなり手抜きですが…。
2006年10月04日(水)_
失敗を重ねて成長しよう


9/30から10/1にかけて、新潟の名立や能生へ行ってきた。一番の目的は「グランフォンド糸魚川」というサイクリングイベントに参加することだが、まだ買って間もないD80の活躍の場でもあった。

ランレポはなるべく早く作りたいところだけど、例によってなかなか完成しなそう(まだ手を付けてない状態)なので、写真を紹介しながらしばらく普通に更新していこうと思う。

土曜日は車で新潟まで移動したわけだけど、せっかく日本海までやってきたのだから、日本海に沈む夕日を撮りたいところ。しかし色々あって(カニ食い過ぎた…)、撮影ポイントに到着したときには、夕日撮影には遅い時間だった。

それでもなんとかいい写真を撮ろうと、まとわりつく蚊を振り切りながら無心でシャッターを切っていた。後で写真を見返して見ると、反省の嵐だ。操作方法すらまだよくわかっていなかったとはいえ、基本的なことをたくさん忘れていたし、知らなかった故にチャンスを逃したシーンも。

写真の先輩でもある団長にいろいろ教えてもらって大変勉強になった。今日買ったインプレスムックの「D80完全ガイド」を熟読していろいろ覚えていこうと思う。そして次にまた名立で夕日を撮るときには、もっといい写真がとれるようになっておきたい。
2006年10月01日(日)_
グランフォンド糸魚川2006


グランフォンド糸魚川2006当日。起きて外を見てみると、気持ちのいい快晴。素晴らしい。6時半頃ホテルを出て、会場のマリンドーム能生へ。朝早いというのに、すでに大勢の参加者が到着していた。

スタートしてからしばらくは海沿いのサイクリングロードを走る。青い空と青い海の景色を楽しみながら走る事ができ、とても気持ちよかった。去年は鉛色の空だったが、今年は天候に恵まれた。

名立川を渡ると、名立川沿いの緩い上り。まだまだ周りの脚も軽快に回っている。しばらくして右に曲がると、いよいよ最初の上りが始まる。去年の記憶では、そんなにきつい上りではない。しかし、これがいきなりきつい。

いきなり走り屋さんと忍者麺から千切れてしまったが、気を遣ってくれてH高さんが付き添ってくれた。去年は変速不良、最低ギア39x25Tで投げ遣りっぽくなっていたが、冷静に上ってみると普通にきつい上りだ。

最初のエイドステーションでバナナやおにぎり、笹団子などを補給。笹団子が感動するほどおいしい。忍者麺は「これが楽しみできているようなもの」と言っていた。それほどおいしいのだ。



名立川沿いの道あたりから天気は曇りになったが、それでも去年の雨に比べれば景色はいい。何より、景色を見る余裕があるというのが大きい。山々に囲まれ、畑ののどかな風景など、このイベント本来の素晴らしさを、2年目にして初めて味わうことができた。

糸魚川と能生の境目にある2つ目の大きな上りは、きついけど景色がとてもよかった。頂上付近からは、先ほど通ってきた麓の道が見え、あそこから上ってきたんだなぁと、実感することができた。

2つ目のエイドステーションは、去年転倒後に手当をしてもらった思い出の場所。今年は無傷でやってきた。ここの笹団子は粘り気の多いものだった。ここらは80kmコースでも通るのだが、先ほどの山を団長がちゃんと上りきれるか、少々心配。途中で引き返したりしないだろうか。



80kmコースと120kmコースの分岐点を過ぎた後の上りでは、健脚3人組に付いて行けずにズルズルと後退してしまった。今年は全然走れていないので、こういうところで差が出てくる。度々千切れては頂上で合流を繰り返しながら走って行った。

のどかな田んぼの中に続く道を抜けると、3つめのエイドステーション。ここにはなぜかドラえもんの石像がある。話し好きの地元のおじさんにつかまり少々時間ロス。今年は速い人が多いのか、すでにほとんどのライダーがサイン済みだった。



一部国道を通り、脇道にそれると最後の上りが始まる。最初の急勾配を写真を撮るために止まると、他の3人はあっという間に見えなくなってしまった。そのまま一緒に走っていても千切れていたんだろうけど。

ここからは再び一人旅。しかし、去年との違いは他の参加者が周りにいること。5分か10分くらい走れば1人は必ず見かける。大抵は抜かす方だけど、速い人が後ろから抜いていくこともある。

去年は1人旅になった後、周りに誰もいないので、コースを間違えたのではないかという不安すら覚えた。あの、心が折れそうになったのも、この区間だった。今年は精神的にずいぶん楽だった。去年はひどすぎただけなのかもしれないけど。



荒れた路面の下りを下りきると、ついに市街地に入る。後は海沿いの平坦路を20kmほど走ればゴールだ。最後は楽かと思いきや、みんな飛ばすものだから付いていくが精一杯。

ゴール地点のマリンドーム能生に戻ってくると、団長がD80を構えて待っていた。自転車を車に撤収しようとしたその時、急に大粒の雨が降り出した。自転車系イベントではもはや恒例(?)となりつつある、すごいタイミングの天気の変化。

大急ぎで自転車を車に詰め込み、すぐにうみてらす名立へ向かった。温泉で汗を流し、今日の出来事などを団長と語ったりして、生き返った(団長はちゃんと坂を上りきったそうで安心)。その後昨夜閉まっていて食べられなかったレストランで早めの夕食。帰りは雨の中、運転手や乗る人を交代しながら帰った。



今年のグランフォンド糸魚川は、天候に恵まれて、景色を楽しむ事ができたし、純粋に走る事を楽しむ事ができた。参加者も増えてイベントとして成長してきた感があり、これからもいいサイクリングイベントとして続けてもらいたい。

初参加のH高さんや団長も「参加してよかった(グランフォンド糸魚川のイベントだけでなく、前日も含めたトータルでの感想)」と言っていたので、一緒に参加した一人として嬉しい限り。

去年は3人、今年は5人。明らかに、人数が多いほうが思い出も増えて、楽しい。これからもいろんなイベントにもっと周りの人を誘って、少しずつでも参加人数を増やして楽しんでいきたいと思う。(団長もロード買う事だし)

最後に、毎回車を出していただき、さらに疲れていても安全に運転をしてくれる走り屋さんや忍者麺には、毎度感謝しております。


データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2006/10/01
走行距離:120.1km
走行時間:8h 16m 30s
平均速度:20.6km/h
最高速度:57.9km/h
上昇距離:2270m
積算距離:15114km(ロード)

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