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スナの自由気ままな画像付き日記
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2006年08月26日(土)_
筑波8耐2006


以前より興味がありつつも参加を見送っていた耐久系イベント「筑波8耐」に参加。メンバーはスナ、走り屋さん、忍者麺、まーさん、H高さんの5人。皆この手のイベントは初参加ということで、期待と不安を胸に筑波へ乗り込んだ。

前日に現地入りし、某所にあるスーパー銭湯にて仮眠をとった。当日の朝、鉛色の空からはパラパラと小雨が降っていて、いきなり気持ちが萎える。こんな天気の中走りたくない。そしてパドックの雨対策などの準備もしていない。

しかし、会場である筑波サーキットに到着した後に天気が持ち直して、以降は曇りの天気で持ちこたえた。ある意味、快晴より気温が抑えられて、最適な天気だったかも。



初めての参加で段取りがうまくいかずにパドックエリアにたどり着くまでに時間がかかってしまい、もうほとんど場所がなかった。でもかろうじて自分たちのスペースを確保することができた。

試走時間が始まったので、走る準備をして試走に出かけた。筑波サーキットは1周約2kmで、クローズドサーキットならではのきれいな路面と平坦路のおかげで簡単に速度が上がる。

風を遮るものがないので単独走行だと風圧がきついが、集団で走れば楽に30km/h台後半〜40km/h前半が出せる。車を気にせずに高速で思いっきり走り続けられるというのが気持ちよかった。



8時間耐久レースの前に、20周年記念の1周TTが開催された。当日参加イベントということで、急遽参加することに。もちろん、チーム最強の忍者麺がエントリー。鬼漕ぎで目の前を通過していった。

結果はなんと3位。本人曰く、「最初で飛ばしすぎて後半バテた」とのことだが、この人数の中で3位は賞賛に値する。普段からもっとトレーニングしていたら、きっといろんなレースで活躍するんだろうなぁ。


↑ ル・マン方式のスタート


メインイベントの耐久レースのスタート時間が近づく。走行順は忍者麺、走り屋さん、スナ、H高さん、まーさんの順。ル・マン方式のスタートで、300チーム以上が一斉にスタートする瞬間は壮観だった。


↑ ライダー交代時はスムーズなセンサー交換が大事


ときどきカーブなどで落車がありつつも、全体的には平和にレースが進んでいった。うちらのチームも1人4〜5周のローテーションで順調に周回を重ねていく。ライダー交代の際は補佐役が1人付いて、フォークに装着するセンサーの交換を行った。


↑ ピット上からのホームストレート


ちょうどいい速度の集団を捕まえて後ろに付く事ができればいいが、集団が見つからずに一人旅になるとかなりきつい。走っているうちにわかってきたが、一人になってしまったら無理せずに後ろから来る集団を待った方が効率がいい。

おれの最初の走行ではほとんど単独で飛ばすことになり、急激に高負荷の運動をしたものだから、交代した後も腹痛や息切れが治らず、かなりの時間ぐったりしていた。最初に無理しすぎるのもよくない。


↑ 久しぶりに食べた函館カレー


1度走ると数十分は休むことができる。ガスを持参したので、お湯を沸かしてカップラーメンを食べたり、米を炊いてレトルトカレーを食べたりして、簡単な飯でエネルギーを補給した。


↑ パドックエリア


パドックでは、まーさんが持参したブルーシートの上に各自用意したイスに腰掛けて休憩したが、他のチームは皆屋根付きだった。日差しや雨も防げて、魅力的なアイテムだ。次回は是非とも用意しておきたいところ。

逆に、他のチームは使ってなかったけどうちらが使っていたアイテムで素晴らしかったのは、トランシーバー。まーさんが用意してくれたこのアイテムのおかげで、どのタイミングでピットインするのかがわかって、交代がスムーズに行えた。走りながら無線に向かってしゃべっていると、ツールの選手気分だ。


↑ 6時間経過


数時間が経ち、みんな走行に慣れてくる。いい集団を捕まえれば、全然疲れないまま交代することもある。時々、数十人の大集団に吸収される。空気抵抗が少なくなって非常に楽だが、一列になったり二列になったりと不安定な動きとなることもあり、接触しないように注意が必要だ。


↑ 交代を待つスナ(写真:忍者麺提供)


今回は、夏休みツーリング前に買って置いたQuickStepのアルカンシェルジャージを初めて着て走った。2005年の世界選手権を制したトム・ボーネンは、同い年で誕生日も1日違いということもあり、とてもお気に入りの選手。


↑ だいぶ暗くなってきた


夕方になってくると、雲の合間から青空も見えてきて、とても穏やかな空が広がった。そして辺りは次第に暗くなっていった。夕暮れの中、コース上では絶え間なく選手達が走り続けている。


↑ ライトアップされたコース(写真:まーさん提供)


耐久レースは19時で終わりだが、18時半でピットが閉鎖する。つまり、最終走者は30分間走り続けなければならない。その枠を避ける戦いが始まり、皆自分に回ってこないように計算しながら走ったり。

自分の番としては最後と思われる順番が回ってきた。最後の走りは、オラオラモードでガンガン飛ばして走った。走り終えるのが惜しくて、5周した。しかし、忍者麺の計らいで他のメンバーは1〜2周で交代をし、ギリギリで最後におれの番が回ってきた。


↑ 最終走者がつくる集団(写真:忍者麺提供)


実は、最終走者として最後の30分間を走るのも、まんざらでもなかった。夏休みの最後の走りとなるので、「夏休み楽しかったな〜」とか色々思い出しながら、ライトアップされたコースを走り続けた。

最初は人の後ろに付いたりしていたが、そのうち千切れたりして、逆に先頭を引っ張ったりもした。ホームストレートを通過するたびに大声援(これは自分への応援ではないのだけれど)。セカンドウィンドなのか、自分でも不思議なくらい、ガンガン走り続けることができた。


↑ 最終走者としてラスト30分を走り終えたスナ(写真:忍者麺提供)


最終周回を無事に走り終えると、だいぶ待たされた後にウィニングラン。最後は花火が上がり、8時間走り続けた後の打ち上げムードがよかった。最終走者で走れてよかった。


↑ 8時間協力しあった仲間達


始めは何もわからなかったけど、終わってみれば、耐久系イベントがとても楽しいイベントだということがわかった。そして、色々と足りなかった物や知識などもわかったし、来年はこのあたりを踏まえた上で、是非とも参加人数を増やして、みんなでワイワイ盛り上がりながら参加したい。

走行日:2006/08/26
積算距離:14811km(ロード)

2006年08月17日(木)_
足柄魚眼ラン -その2-


暑い中、コンビニを出発。少し走って静岡県に入ったところでR246から外れて駿河小山駅前へ続く道へ。JR御殿場線を横切り、ローカルな道を進む。ここは微妙に上り。

後ろでは団長とフルヤンが「確か足柄峠の手前で線路を渡ったような」「どうも峠が始まったっぽいな」というような会話が聞こえてくる。本当は峠の入口はまだ先だけど、それを言うと団長達の疲れが増すと思い、あえて教えなかった。

御殿場線沿いの道を進む。金太郎富士見ラインの道を教え「こっちの方が近道ですよ」と冗談で団長とフルヤンに勧めてみたが、当然ながらそちらへ行くはずもなかった。今日みたいな暑い日にあの道を上ったら、マジで倒れる人が出るだろう。



足柄駅前の線路を通過すると、いよいよ足柄峠の上りが始まる。ここからは、各自のペースでフリー走行となった。さっそく、パワーの有り余っている忍者麺がすすっと前に出て、走り屋さんも付いていった。そして、2人はあっという間に見えなくなった。

おれは昨日の疲れと睡眠不足で体がだるいので、のんびりマイペースで上っていく。オギさんとパラサは少しペースが速くて先に言ってしまったが、団長とフルヤンと3人でおしゃべりをしながらまったり上っていった。

やがて団長がトイレストップで離脱。フルヤンと2人で上っていく。彼とは久しぶりに会うので、走りながら色々話せてよかった。脚の疲労から、峠の上りがかなりきつく感じた。暑さも手伝い体力と脚の消耗が激しい。


↑ 峠の途中で休憩


しばらく走って行くと、木陰でオギさんが休憩していた。それにつられておれとフルヤンも休憩することに。休みながら団長を待った。しばらくして、蛇行しながら団長がやってきた。相当クタクタの様子だ。


↑ 一番急な区間を越えたところ(写真:団長提供)


ちょっとのんびり休憩しすぎたようで、再び走り出すのがとても怠かった。走り出してすぐ、足柄峠で一番きつい勾配のS字カーブに差し掛かった。ここをダンシングで上りきって後ろを振り返ると、他の3人は押していた…。

その後も4人で走っていたが、団長のペースが下がってきた。せっかくみんなで走っているので、遅いからと言って団長を置いていくのではなく、一緒に話しながら走っていくことにした。

団長とも久しぶりに会ったことだし、いろいろ話すいい機会だった。走りながらだといろんなことを話しやすいし、話しながら上れば、きつい上りの辛さも半減する。かなりスローペースだったけど、今の疲れている自分にはそれくらいがちょうどよかった。

峠の手前まで来ると、急な部分をダンシングで一気に上った。そこで団長を置いていってしまったが、もう峠はすぐそこなので問題ないだろう。そのまま自分のペースで峠へ。峠では忍者麺と走り屋さんが座って待っていた。

団長も到着して全員揃うと、日陰で休みながら談笑タイム。忍者麺がくれたヒンヤリするフェイスペーパーがとても気持ちよかった。コンビニで普通に売っているそうなので、今度自分も買おうかなと思った。


↑ ドラマのオープニング風集合写真(写真:団長提供)


峠の展望台へ上ってみたが、残念ながら霞んでいて富士山は見えなかった。グループでここへ来たときは、なぜかいつも富士山が顔を隠す。団長の魚眼レンズで色々写真を撮ったりした。


↑ 夕日の滝で涼む(写真:団長提供)


南足柄方面へ峠を下り、途中でオギさんが夕日の滝へ案内してくれた。滝までの道がまた急な坂できつかったが、滝はとても涼しく、癒された。しばし滝の近くに腰掛けて休憩。


↑ オギさんは親戚の家へ


夕日の滝を後にして再び下り始める。途中でオギさんが親戚の家に寄り、家の前の道で冷たいスポーツドリンクをいただいた。そして、オギさんはここでお別れとなった。


↑ 県道78号を下る


そこからは先頭で飛ばしたかったので、おれが前へ。急な下りでは、ペダルをこがなくてもスピードが出る。下りが緩くなったところでペースを緩めて後続を待ち、後はほとんど惰性で下って行った。


↑ 忍者麺・パラサ組と別れる(写真:団長提供)


大雄山駅付近の交差点で、忍者麺、パラサのR1組と別れた。彼らは海沿いの道を走っていく。忍者麺と一緒に走ると、ものすごいスピードで引っ張られるので、パラサのこの後の姿がちょっと頭に浮かんだ。

4人で県道78号をR255方面へ向かう。全員コンビニに寄りたかったが、この道は右側にしかコンビニがないことを知っていたので、道を渡って反対車線側にあるセブンにピットイン。


↑ 足柄大橋の先にて(写真:団長提供)


足柄大橋で酒匂川を渡り、R255へ出ると北上してR246、ここからは行きに走ってきた道を走ることになる。かなり疲労しているはずなのだが、ここにきてなぜか脚の調子が上がってきた。セカンドウィングみたいな。


↑ 渋沢で団長・フルヤンと別れる(写真:団長提供)


渋沢で、団長、フルヤンと別れた。団長は近くの温泉だかで汗をながしてから、渋沢駅から輪行して帰るそうだ。フルヤンは団長を温泉まで案内してそのまま帰る。別れ際に4人で話していたら、ドーベルマンを散歩中のカーネルサンダース似のおじさんが話しかけてきたり。

次々と人数が減り、おれと走り屋さんの2人だけになった。おれが先頭でR246を進んだ。なぜか脚が軽快に回り、50x19Tでガンガン走って行けた。(後で走り屋さんのランレポを読んだら追い風だったということがわかたけど、このときは気付かなかった)


↑ 厚木にて仮面ライダーショーに出くわす


ランの終盤にしてはかなりハイペースで走り続け、あっという間に厚木までやってきた。R246から県道へ移ると、祭りのために交通規制がかかっていた。ロードを押して歩いていくと、仮面ライダーショーに出くわした。ちょうど女性のライダーがひっくり返っている的にカンチョウをするところで、爆笑した。

その後、県道46号との交差点で走り屋さんとも別れ、一人で真っ暗となった厚木街道を走って行った。19時半頃、無事帰宅。クタクタに疲れていたが、とても充実感があった。

今回のランは、久しぶりに大学時代の自転車仲間が集まり、一緒に走った貴重なランだった。楽しかったと感じたのは全員同じで、またみんなに呼びかけてランをやろうということになった。年に数回はみんなで走りたいね。

走行日:2006/08/06
出発:7:39 帰宅:19:28
走行距離:127.1km
走行時間:6h 22m 30s
平均速度:20.1km/h
最高速度:58.8km/h
上昇距離:1645m
心拍数(平均/最高):123bpm/179bpm
平均ケイデンス:72rpm
温度(最低/平均/最高):28℃/34℃/46℃
積算距離:14396km(ロード)

2006年08月06日(日)_
足柄魚眼ラン -その1-


バイクサマーの翌日は、久しぶりに集まるサークルのメンバーとのラン。普段なかなか会えない仲間達と走れる貴重な機会なので、とても楽しみにしていた。

前日も遅くに帰ってクタクタであまり寝れず、朝6時半に起きるのが非常に辛かった。心がくじけそうになりつつも、気合いで起きて準備。集合地点の秦野までは約30kmなので、1時間半前の7時半出発となった。ちょっとスタート遅れたけど。

今日も朝から暑い。しかも前日の疲れと睡眠不足が響いて、体がだるい。今日は100km越えで峠もあるので、無理せず走って行くことにした。しかし微妙に集合時間に間に合うか不安なペースでもあり、バランスを保つのがなかなか難しかった。



R246を走っていると、伊勢原付近で信号待ちしていると、後ろから走り屋さんに声をかけられる。「9時に間に合うか微妙な時間ですよね」との問いに「そうなんだよなぁ」と走り屋さん。そのままおれが前で2人で走り出す。

おれは体が低調ということもあり、ペースは抑え気味。しかもSPDペダルへの変化にまだ脚が慣れていないようで、微妙に走行ラインが揺れる。それでも、走り屋さんは黙々と後ろを走っていた。

新善波トンネルまでのダラダラ続く坂が、相変わらずだるい。さらにペースが落ちるが、頂上に着いたときには8時45分を過ぎたくらいだった。ここから集合場所の秦野駅までは坂を下って少しなので、なんとか集合時間に間に合いそうだ。



9時ちょっと前に秦野駅に到着すると、ちょうど団長とオギさんの輪行組も到着したところのようで、約1名を除いて全員集まっていた。もちろん、その1名とはフルヤンであった。彼は一番近くに住んでいるのに、例によって遅刻して登場した。ある意味期待通り?の登場に、学生時代の頃に戻ったような感覚がしておもしろかった。


↑ 秦野駅に集合


団長達が自転車を組み立てている間、しばし談笑など。久しぶりに会うパラサのロードには、以前おれが譲ったハンドルバーのセットが装備されていた。ちゃんと有効活用されていて嬉しい限り。

フルヤンの新しいMTBも初めて見た。SCOTTの下位モデルで、本人曰く「あまり乗ってない」というとおり、新品同様のきれいさ。なかなかかっこよかった。でもロードの軽さに慣れている自分にはものすごく重く感じた。



今回のランの参加者は、スナ、走り屋さん、団長、オギさん、忍者麺、フルヤン、パラサの7人。ここ数年、忍者麺や走り屋さんとはたまに走ったりしていたが、これだけのメンバーが集まるのは本当に久しぶり。

おれがロードを買ったばかりの2003年夏に6人集まった奥多摩ラン以来、約3年ぶりということになる。今までも、団長と「ランをやろう」と話していたのだが、いつも実現せずに自然消滅していた。それが今回ようやく実現した。懐かしのメンバーが集まった、実に貴重な機会だ。


↑ 久しぶりのメンバーでの集団走行


まずは地元民フルヤンを先頭に、裏道でR246へ向かった。MTBのフルヤンが先頭なので、疲れている自分にとってちょうどいいペースだった。7人の集団となると、列が長くなる。単調な道でも、みんなと一緒に走っているだけで、なぜかすごくワクワクして楽しい。


↑ セブンで補給休憩(写真:団長提供)


途中のコンビニで補給休憩。コンビニ休憩も7人いるとにぎやかで楽しい。高い気温と強い日差しで早くも汗だく。暑さですでにダルダルモードになりつつある中、「これから足柄峠? やめようぜ」なんて冗談も飛ぶ。

コンビニからは忍者麺が先頭で出発。彼は最近新しいMTBを購入し、かなり走り込んで再び自転車熱が高まってきているらしい。この日の参加者の中で唯一、力が有り余っている様子だった。

忍者麺なりに抑え気味で走っているようだったが、ロードとMTBの違いもあり、アップダウンが続くR246でグループは中切れ状態。この辺りの道は飽きるほど通っているが、こうして懐かしい仲間と一緒に走っているだけで楽しい。


↑ 酒匂川を渡る


R246から外れて松田付近になるとおれが先頭に出た。ここから先の道は以前見つけたお勧めコース。自分が案内役となって先頭を走りたかった。松田駅前の古い商店街を抜けて、酒匂川を渡る。


↑ 川を渡ったところで団長の荷物に異変?


橋を渡りきったところで、団長の荷物が落ちそうだとかで一旦ストップ。そこからほどなくして、このエリアで一番気持ちのいい道が始まる。景色が開けていて開放感があり、右手の山、左手の田んぼと、のどかな風景が続く。


↑ 気持ちのいい道に入る(写真:団長提供)


初めてこの道を走ったとき、「サークルのみんなで一緒に走ったらすごく楽しいだろうなぁ」と思った。いつかみんなを連れて一緒に走りたいと思っていたので、今回それが実現してとても満足。みんなにもこの道を気に入ってもらえたようで、「いい道だねぇ」との声が聞こえた。


↑ 魚眼レンズはおもしろい写真が撮れる(写真:団長提供)


T字路のところで写真タイム。ここで団長が持参していた「魚眼レンズ」登場。15mmという超広角レンズで撮れる世界は、とても新鮮でおもしろかった。さすが団長、ツーリングにこんなレアなアイテムを持ってくるとは。


↑ 暑いけど気持ちいい!


しばらく写真タイムでまったりした後、再び走り出した。一人で走っていたら「暑い…」とか絶え間なくつぶやいてしまいそうな暑さだが、暑さを共有する仲間と一緒だと、不思議なことにさほど気にならなくなる。


↑ 坂を上り、ローカルな道へ(写真:団長提供)


一旦県道74号に出た後、横道に入って超ローカルな道へ。ここは地元の人しか知らないような裏道だ。ここまでの道はすべて知っていたというフルヤンも、さすがにこの道は知らなかったようで、「いい道を知っているねぇ」と感心していた。


↑ 走りやすい旧246を進む


裏道を抜けると、すぐにR246に出る。しかし、いつものようにすぐに旧道へ入る。学生時代は狭い路側帯とトラックが猛スピードで飛ばす恐ろしい区間だったが、バイパスができた今では、めったに車が通らない、ツーリングにもってこいの道になっている。

一旦R246と合流するが、すがに県道76号へ。ゆるい坂を上りきったところに自販機があり、ここでドリンクが切れたという団長が水分補給をしようとした。でも次に休憩するコンビニまで後すぐだと言うと、水は我慢するとのこと。「そんなこと言って、みんなさりげなく水飲んでいたのを見たぞ」と言う団長のセリフがおもしろかった。(その場にいないと何がおもしろいのかわからないと思うけど)

そこから走り出してすぐ、清水橋交差点のサンクスに到着。当初はその3kmほど先のセブンで休憩するつもりだったけど、団長のことを考えてここで休憩することにした。ここは割と最近できたコンビニで、以前も通過するときに見てはいたが、寄るのは初めてだ。

このサンクスは駐車場も広くて休憩しやすい良コンビニではあるが、残念なことに日陰がなかった。しょうがないので日なたの駐車場の一角に腰掛けて休憩することに。そしてちょっと早めの昼飯タイム。この談笑タイムがまた楽しい。



その2へ続く

走行日:2006/08/06
出発:7:39 帰宅:19:28
走行距離:127.1km
走行時間:6h 22m 30s
平均速度:20.1km/h
最高速度:58.8km/h
上昇距離:1645m
心拍数(平均/最高):123bpm/179bpm
平均ケイデンス:72rpm
温度(最低/平均/最高):28℃/34℃/46℃
積算距離:14396km(ロード)

2006年08月05日(土)_
バイクサマー横浜2006


8月最初の週末は土日とも自転車に乗ることにした。なんとか月曜日に代休がとれたので、当初予定になかった土曜日の「バイクサマー横浜」というイベントに参加することに。

誰か他に参加できそうな人はいないかなとダメもとでオギさんに電話して誘ってみた。前日に急に思い立ったので、前日の夜にいきなり電話したにもかかわらず、返事はOKだった。他にも数人誘ってみるとのこと。

バイクサマー横浜は、横浜の観光地等をポタリングしながら回るサイクリングイベント。8月5日、6日とそれぞれ違う内容だけど、6日はサークルのランがあるので5日だけ参加。



当日は朝10時に横浜駅集合なので、7時半起き8時半出発となった。いつもなら、土曜日は平日の睡眠不足を補うために昼頃まで寝ているので、起きるのがちょっと辛い。でもこれから自転車で楽しむとなると、なんとか起きれる。

前日にペダルをSPD-SLからSPDへ交換した。どうせ夏休みツーリングの時に交換することになるので、早めに交換するちょうどいい機会。でも、SPD-SLでのペダリングに慣れているので、SPDでのペダリングが不安定で、ちょっとフラフラする。



今日の天気はこれでもかというほど晴れていて、当然ながら暑い。朝でこれだから、昼時になるとどうなることやら…。横浜駅東口に着くと、すでに数人集まっていた。しばらくしてオギさんや後輩のYMDが到着。

YMDと会うのは2年ぶりくらいだろうか。とにかくすごく久しぶりだ。今回、オギさんのアンカーのロードを初めて見た。他にもSNSで知り合った自転車好きな人たちの自転車なども初めて見ることになる。いろんな自転車があって、おもしろい。

参加者の一人に「SUNA Lifeの人ですよね?」と声をかけられる。聞いてみると読者というわけではないそうだけど、見た事があるそうな。なんだかちょっと嬉しかった。

朝のライド参加者が集まったところで、記念撮影後に出発。MM21地区などを通って、本部のある横浜公園(横浜スタジアムがあるところね)まで走る。大学生の頃はよく写真を撮りに行ったりしたMM21地区だが、ここ数年は全然行ってなかった。

学生当時は工事中の区間が多かったが、今はだいぶ姿が変わっていて、驚きと新鮮の連続だった。立派な姿になっている事を喜ぶ反面、ちょっと寂しさも感じた。でも、その変化を知る事ができたのはいいことだ。



横浜公園に到着すると、すごい数の人。横浜スタジアムで「レゲエ祭」なるイベントが開催されているようで、色黒でちょっとヤンキーっぽい感じの若者で賑わっていた。

午後2時スタートのライドまで空き時間となるので、午前のライドで知り合ったTさんと4人で昼飯を食べに行った。自転車をロックしたりしている間に「横浜で一番うまいカレー屋に行く」というスタッフの方を見失ってしまったので、オギさんが知っているというカレー屋「サンアロハ」へ。

値段が全体的に高めだけど、ボリュームがあって、とてもおいしかった。YMDの注文した「ロコモコ」に入っていた花を食べるかどうかオギさんとYMDで議論していたが、店員に聞いてみると食べれるとのこと。実際に食べてみると、レタスのような味だった。

食後は大桟橋へ行ってみた。ここに来るのもすごく久しぶりだ。上のデッキには以前来た事があるが、中に入るのは初めて。冷房が効いていて、とても快適。デッキにも出て、写真を撮ったりした。



午後のライドは山手方面を回る「まわライド」。まずは坂を上って、港の見える丘公園へ。その後は山手本通りを走って根岸森林公園へ。木陰で芝生に座って話をしたりした。

歩行者天国となった元町通りを自転車を押しながら歩いて、プチウィンドウショッピング。普段こんな洒落た所には来ないので、なかなか新鮮でおもしろかった。横浜公園に戻ってくると、Tさんはこのライドでお別れとなった。



後輩のマーシーの友達TNKが合流。彼はビアンキのカーボンロードに乗っていた。話を聞くと、かなりの自転車好きのようだ。夜のランタンライドまではまだ時間があり、オギさんが部室に行くと言うので、3人で一緒に行く事にした。

部室まではオギさんが先頭でハイスピードで走って行くので、付いていくのが大変だった。大学周辺の道はとても懐かしかった。数年ぶりに大学、そして部室にやってきた。

今の部室は、おれがいた頃と比べるとだいぶ整理されていて、自転車サークルっぽい部屋になっていた。自転車もたくさんあり、壁には周辺の地図や自転車関係の新聞の切り抜き等が貼ってあった。

ずいぶん変わっていたけど、麻雀の役満を記録した張り紙が残っていたのは嬉しかった。他にもテルの写真などがそのまま残っていたりして、おもしろかった。本棚にあったマンガは、「シャカリキ!」から「オーバードライブ」に変わっていた。時代の流れだろうか…。ちょっと寂しい。

部室でまったりしていると、急に怠くなってきた。暑さとダッシュによる疲れがドッと出てきたようだ。明日も朝早く起きて走ることを考えると、夜のライドはパスしようかなという考えも出てくる。でも夜のライドは楽しそうなので、気合いを入れ直して横浜公園へ戻った。



ランタンライドは夜7時からライトを点けて走る。元町通りを抜けて、マイナーな裏道の坂を上り、港の見える丘公園へ。昼の景色もいいが、夜は夜景が楽しめる。その後、大桟橋へ。

大桟橋で夜景を見た後は、赤レンガへ移動。ここでおれとオギさんは明日のランのために抜けることにした。新高島の辺りでオギさんと別れ、後は行きと同じルートで帰った。

イベントで走った距離は大したことないのだけど、猛暑と部室の往復での走りでものすごく疲れた。でも、バイクサマー横浜自体はとても楽しかった。ソロツーリングだけでなく、たまにはこういったイベントに参加してみるのもいいな。
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