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スナの自由気ままな画像付き日記
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2006年06月25日(日)_
ツール・ド・美ヶ原2006


ツール・ド・美ヶ原当日。眠たいけど朝早く起きて準備、朝食。どうも寝ている間に耳栓が両方ともとれてしまったようで、片方は見つかったけど、片方はなくしてしまった。

会場入りしてゴール行きの荷物を預けると、去年と同じコースを走ってアップ。アップ中に忍者麺はどんどん先に行ってしまい、引き返すところまできても行方不明。でも返る途中にちゃんと戻ってきたので一安心。

みんなで色々話しながら、スタートを待つ。チャンピオンクラスから順次スタートしていき、自分のロード男子Aクラスのスタートが近づいてきた。2年前はレース自体2回目だし美ヶ原は初めてだったので、とても緊張していた。今はだいぶレース慣れしてきたので、落ち着いてスタートを迎えられる。



いよいよスタート。スタート直後はライダーが密集しているので、しばしば落車が起きる。回りに気を付けながら慎重に進んでいった。カーブを曲がるとさっそく上りが始まる。商店街の人も総出で応援してくれる。

今年はコンパクトドライブを導入し、装備している最低ギアは34x25T。それまでの39x27Tはギア比1.44。対して34x25Tは1.36。激坂の美ヶ原対策にはもってこいだ。とにかく激坂での脚の消耗を抑えるべく、軽いギアでシッティングメインで走って行くことを心がけた。

そしてすぐにやってきた激坂区間。去年は39x27Tに入れてひたすらダンシングしないと上れなかった(シッティングだとフラフラして止まってしまう)。迷うことなくインナーローに入れ、じっくりと回していった。

それにしてもきつい。コンパクトで楽なはずなのに、アウターで坂を上っているかのような負荷。実際には数百メートルの区間なのだろうが、数キロにも感じた。コースの両脇からの応援が嬉しいが、とにかく死にそうになりながら亀のように上っていった。

ヘアピンの左カーブのところはシッティングでは上りきれないと判断し、ダンシングで一気にクリア。それまでシッティングで抑えてきたので、去年よりは余裕がある。しばらく耐えながら上っていくと、ようやく激坂区間が終了した。回りのライダーもホッと一息ついているようだ。



ここまでの脚のダメージはコンパクトドライブのおかげで去年よりだいぶ抑えることができた。まだレースは序盤。ここで脚が売り切れていては話にならない。先は長いので、その後もマイペースを貫き通す。後からスタートしたクラスの速い人にどんどん抜かれるが、気にしない。

最初の給水所の手前はやや下りなのでアウターに入れてスピードに乗せ、給水はパスして勢いを活かして上り始める。が、すぐに失速。10秒後にはしっかり最低ギアに入っていた…。

こまめに水分補給をし、ハムストリングスを意識したペダリングを心がけ、HRが上がりすぎないように負荷をコントロールしていった。全体的な勾配がMt.富士ヒルクライムよりきついのでHRがどうしても高くなってしまい、170台後半から180くらい。



しばらく走って行くと、「一番の激坂」という看板があった。確かにそこはかなりきつく、みんな苦しんでいた。最初の激坂の方がすごいんじゃないか? と心の中で思いつつ、これよりきついところがないなら少し気が楽になるなと思った。

しかし、コース中盤にもまったく同じ看板があり、2つも3つもあったら「一番」じゃねーだろとツッコミを入れたくなった。まぁきついところがわかるってのはいいんだけど。

日頃の睡眠不足から体はボロボロのはずなのに、こんなに負荷の高い運動して死にそうになりながら1時間半以上も走り続けていて、そのうちぶっ倒れてもおかしくない。そのときはそのときとして、とにかく今はゴール目指して全力で走りきることだけに集中する。

中盤にジュニアの部のゴール地点を通過。ここまででもかなりきつい。かなり走ったと思ったら「あと半分だよ」とスタッフから声がかかる。相変わらずきついコースだ。でも最後は下りもあるので、3分の2くらいがんばれば、あとはそれほどきつくはない。



ようやく勾配が緩くなってきて、平坦区間にやってきた。ちょうどよく同じようなスピードの3人が先行していたので後ろに付く。もうかなり脚に乳酸が溜まっていて、付いていくのがやっと。

風が強くて前につけた紙製のゼッケンがバタバタうるさい。来年は2つとも後ろか、後ろ1つだけにしようと思った。再び少し上り、その後はまた下り。最高60.5km/hまでスピードにのり、最後の上りへ。

もう脚が限界だが、去年のまったく脚が動かなかった状態と比べるとまだマシ。走り方を変えてちゃんと負荷を分散した結果だろう。最後の力を振り絞り、ダンシングでゴールへ飛び込んだ。



結果は1時間37分1秒。去年、一昨年と比べると落ちているけど、今年の状態なりには満足いく結果だった(1時間50分くらいを覚悟していた)。タイムは別として、Mt.富士ヒルクライムに引き続き、走りの内容的にもなかなかいい感じだった。

去年までは前半飛ばしすぎて後半ヘロヘロのパターンが多かったけど、今年はうまく負荷を分散してまんべんなく力を出し切る感じ。トップグループで順位を競う人は別として、ヒルクライムの基本はマイペース・イーブンペースですな。



激坂区間で立ちゴケしたというまーさんは、膝をケガしていた。さすがのまーさんも美ヶ原の激坂の洗礼を受けたようだ。9速に10速用のコンパクトドライブを使用した影響か、レース中に変速不良が発生したそうで、色々と苦労があったようだ。来年はしっかり10速化して臨みましょう。

下山は例年のようにまったり走って景色のいいところで止まって写真撮影。下りオンリーになってからは普通に隊列に従って下って行く。今年も下山で感じたことはMTB乗りは列とか関係なしに勝手に暴走して下って行く人が多いということ。

集団走行が大切なロードと、自由きままに山を走り回るMTBの性質が乗る人にもよく表れているというか…。けっこう危ないラインで抜いていったりして、ヒヤッとした場面も。レースの下山時くらいは回りに気を遣ってもらいたいものだ。



宿に戻って温泉で汗を流した後は、近くのそば屋で昼食。毎年食べていた店がやけに混んでいて40分待ちというので、EZナビで付近の店を検索し、EZナビウォークで音声案内させて新たな店を発掘。普段は使わない機能なので、ここまで携帯のナビ機能を活用したのは初めてかも。

ナビでたどり着いた店は、一見普通の民家。玄関から入る。なんだか店に入るというよりは、人の家にあがる感じ。普段は居間の席に案内するようだが、客でいっぱいだったらしく、ダイニングルームに案内された。

ここも思いっきり民家のダイニング。生活感溢れる店で、落ち着いていい感じ。そばの手打ち実演付き。そばもおいしくて値段もちょうどいいので、来年からはレース後の昼食はこの店にしようと思った。



これで今年エントリーしていたヒルクライムレースはすべて終了。忙しくて全然自転車に乗れていない状況で3つとも出場したのでタイム的には全部落ちていたけど、走りの内容はよくなってきている。レース当日も仕事でキャンセルとかならず、3つとも参加できただけでもよかったと思うべきだろうか。

これからは夏の筑波8耐などの耐久系イベント、そして秋のグランフォンド糸魚川など、数ヶ月に1回のペースで自転車イベントに参加して、仲間と自転車ライフを楽しんでいきたいと思う。
2006年06月24日(土)_
ツール・ド・美ヶ原2006前日


5〜6月のレース3連戦の最後は、激坂を上る「ツール・ド・美ヶ原」だ。相変わらず走れていない状況は変わっていないので、今回も今の状態なりのベストを尽くしつつ、楽しむ事をメインに参加した。

例によって激務+睡眠不足な日々が続き、金曜日も深夜に帰宅してからレースの準備を始めたので、今回も全然寝れなかった。平日体調不良で休むか休まないかのギリギリの生活を続けてた延長でレースとなると、体が保つのか心配だ。まぁ毎度の事なんだけど…。

週間予報では雨だったが、直前になって晴れの予報に変わった。普通にツーリングしても気持ちよさそうないい天気だ。朝9時に走り屋さんが迎えに来てくれて、ロードや荷物を積んで忍者麺のところへ。忍者麺もピックアップすると中央道で諏訪湖を目指す。



今回は一気に松本まで行かずに途中の岡谷ICで下りた。ペダルズのまーさんお勧めの鰻屋があるというので、まーさんと岡谷で合流して一緒に食べることに。ネットで調べてみると、けっこう有名な店のようだ。

岡谷市街は去年の夏休みツーリングの際に少し走っているので、懐かしかった(宿泊したホテルOKUNIの前も通った)。駐車場でまーさんと落ち合うと、いざ鰻の店「水門」へ。

以前まーさんが来たときは混んでいたそうだが、店内はほどよく空いていてリラックスできるムード。おれと走り屋さんはうな重の「特上」(2100円)を注文。まーさんは特上の大盛りで、忍者麺は特上の上の「極上」(3255円)のさらに大盛り(笑)。

庶民的な食事で今日まで生活してきた身としては、鰻といえばスーパーで売ってるようなものしか食べた事がなかった。この店の鰻を食べて、鰻に対する感覚が大きく変わってしまった。とにかくおいしかった。

表面のパリッとした食感、しっかりと味が染みこんでいて、絶妙な味。そして口の中でジュワ〜っと旨味が広がる感じ。こんなにおいしいものを食べながら仲間と色々と話せて、至福の時間を過ごした。



岡谷からは下の道路で松本へ向かった。会場の松本市野球場駐車場で受付を済ますと、H高さんと合流。彼は途中まで輪行して、麦草峠を越えて自走で来たというから驚きだ。

旅館へチェックインして荷物を入れると、ロードを組み立てて、再び会場へ。センサーチェックをしてからコンビニで飲み物や補給食などを買い込み、旅館へ戻った。夕飯前に温泉に入って汗を流し、さっぱりしてから夕飯。

昼飯で鰻をおなかいっぱい食べたので、旅館のお膳に載りきらないほど料理を食べきれなかった。忍者麺はあれだけ食べたのに、夕食もしっかり完食していた。さすがだ…。

夜はおれが持ってきたサイスポを見たりしながら、色々自転車談義を楽しんだ。遅い時間になってきても皆寝る気配がなかったが(走り屋さんは一番先に寝ていたけど)、寝ないと体が保たないので耳栓をして布団に入った。

ツール・ド・美ヶ原当日へ続く。
2006年06月21日(水)_
美ヶ原も雨?


Mt.富士ヒルクライム後、仕事の負荷がさらに上がって体調を崩してしまった。先週始めは終電にも乗れず、中盤で体調崩してからはボロボロ。週末も休養して終わった。

今週末にはツール・ド・美ヶ原が控えているが、今の状態であの激坂を上りきれるのか不安だ…。何より心配なのは天気。予報では思いっきり雨。富士山に続いてまた雨の中のヒルクライム&下山になるなら残念だ。下山最後の急坂はブレーキが効くのだろうか。

仕事はこれから忙しくなる一方。やりたいことはたくさんあるのだけど、なかなかそこまで手が回らないでいる。とにかく健康第一で、がんばってなんとか仕事をこなしていきたい。

サイスポ買ったらジロの特集っぽいのがあったので、電車の中でちょくちょく読むのが楽しみ。前は別冊だったから持ち運びやすかったけど、今回は本誌の一部ということで、分厚い雑誌を持ち歩くことになって重いなぁ。
2006年06月11日(日)_
Mt.富士ヒルクライム2006


Mt.富士ヒルクライム2006当日は4時半起床。眠い…。がんばって起きて出発の準備。窓の外を眺めると、あいにくの雨模様。富士山は雨雲に覆われて姿すら見えない。今回も過酷なレースになりそうだ。


↑ 当日は雨、富士山は雲の中に


今回はホテルに車を置いて、自走で会場入りすることにした。雨の中、ウォーミングアップを兼ねて走り、会場へ。ゴール地点への荷物を預けると、スタート時間まで暇になる。

気温が低い上に雨が降り続け、一度暖まった体が冷えてきた。再びアップしに走りに行くにも混雑しているし、大人しくじっと(震えながら)待つ事に。ちょうどよく撤退済のテントが開いていたので、この下で待機することに。雨が防げていい感じ。


↑ 撤退済のテントにてスタートを待つ


7時になると、アスリートクラスから順次スタート。ロード男子29歳以下は最終スタート(7:35)なので、まだまだ時間がある。ゲート付近でスタートの写真を撮ったりしながら先に出発する選手達を見送る。


↑ いよいよスタート


トイレに行く途中、階段から見下ろすと、ものすごい数の選手達がスタートを待っていた。これでも数グループはスタートした後。参加者約4000人は伊達じゃない。


↑ 駐車場にはスタート待ちの大集団


レース会場でいつも混雑しているトイレ。今回は階段を上った先に簡易トイレが複数設置されていて、さほど並ばずに利用できた。年々、レース運営の問題点を改善されていていい感じ。

スタート時間が近づく。スタート待ちの列の近くにて乳酸の発生を抑える効果があるというスプレーを宣伝していたので、みんな試しに手足に吹きかけてみた。周囲は湿布臭に覆われた…。



いよいよスタート。最初は選手が混雑しているので、落車しないよう気を付けながら進み、無事に会場を出るとマイペースで計測ポイントへ向かう。カーブのところでは渋滞が発生。雨で路面が濡れているのでみんなナーバスになっている。

いきなり切れたチェーンを手に持ちMTBを押して会場へ歩いている人を見かけた。可哀想に、いきなりリタイヤだろうか。普段の整備をしっかりしていないと、大事なときに泣きを見ることになる。

時空の路に続いて今回も体が全然できていないので、無理せずマイペースで走ることに徹することにする。恐らく6月末の美ヶ原も同様になるだろう。今年は低調でタイム的には落ち込む年になるが、来年へ向けてのいいきっかけになればいいな。

計測ポイントを通過すると、気を引き締めて走って行く。路面は濡れているし、霧のせいで視界も悪い。雨が体を濡らし、なかなか体が暖まらない。気象条件は1年目より過酷なコンディションだ。

HRは170台を目安に、心拍が上がりすぎないようにペースを抑えて走って行った。去年までは180くらいでもなんとか走り切れたけど、今年の体では無理は禁物。34x23〜25あたりの軽いギアで、脚に負荷を掛けないように回して行く。コンパクトドライブ大活躍。

ペースが遅いので速い人にガンガン抜かされていくが、自分のペースを貫く。これは自分との戦いなのだ。回りのペースに翻弄されてはいけない。まーさんに抜かれたけど、追いかけることもなく、モクモクとペダルを回していった。



5km地点でタイムを見ると、すでに30分近く経っていた。北麓公園〜計測ポイントの区間の時間を差し引いても、去年と比べるとかなり遅い。単純に5倍すると2時間半ペースだけど、後半はそれほど時間がかからなくなるので、追い上げに少し期待。

ちょうどいいペースの人は先に行ってしまったようで、去年までと比べると後ろについて行けそうな人があまりいなかった。むしろ人を引っ張ることの方が多かったかも。

ある程度走るとだいたい似たようなペースの人が見つかってくるもので、ジャージにでかく「R」と書いてある人とか、数人と抜きつ抜かれつ。Rジャージは途中で先行されて諦めたけど、中盤で追い抜いてからは抜かれなかった。レースの中でもちょっとした目標があると全然違うものだ。



10.5kmの第1関門では給水もできるが、今年は走りながらの給水ではなく、止まってボトルに詰め替える方式。かなりのタイムロスになる。おれはダブルボトルで水分は十分に持っていたので、今年も無補給で走り続けた。

後半になると体が暖まってきたのか、脚が回るようになってきた。HRも以前170台で安定していて、脚の状態も悪くない。イーブンペースで走ればこんなにいい感じで走れたのかと、少し感動。いつもがんばりすぎていたのかな。

たまにダンシングを入れてリフレッシュしつつ、基本はシッティングでハンドルバーのフラット部に手を乗せて力まず。今年はビオモルフェのおかげでヒルクライム時の手の負担が大幅に軽減されている。フラットトップバーの効果は大きい。



低気温、雨、視界不良、なかなかの悪コンディションだ。雨の中走ることも坂を上ることも慣れているけど、それでもきつい。初心者も多く参加する大会だけど、初心者の人なんか相当きつかったのではないか。ほとんど我慢大会だったような気がする。

こまめにドリンクを飲み、途中でウィダーinゼリーでエネルギーを補給したりしながらゴールを目指す。3年目なのでコースもだいぶ把握できている。それだけに、なかなか進まないことにもどかしさも感じる。



山岳賞区間では、明らかに去年より脚が残っていた。去年はもういっぱいいっぱいだったけど、今年は他の区間と同様にマイペースで走って行けた。この辺りから、だいぶ風が強くなってきた。

山岳区間の終わり頃から、お馴染みの太鼓の音が聞こえてきた。このリズムを聞くと、疲れた体にもう一度エネルギーが沸いてくる。残り4km。さすがに脚に疲れが溜まってきているが、最後の追い上げだ。

しばらく走ると平坦区間にやってきた。列車を組めるような人が回りにいなかったので、一人でガンガン飛ばして行く。その勢いで、最後の上りに差し掛かる。去年より長く失速しないでいけたが、勢いはゴールまでは保たない。

それでも、限界を超えていた去年、一昨年に比べると若干脚に余裕がある。その力を使い切って、ダンシングでゴールへと向かう。ゴール手前では朝生つぐみさんが大きな声で応援してくれていた。寒い中何時間も応援し続ける大変さは、選手以上かもしれない。そのことに感動しつつ、ゴールラインを越えた。



ゴール地点の富士山五合目は寒い。汗や雨で濡れた体が冷えると死にそうなくらい寒く感じる。預けておいたバッグに入れておいた下山用ウェアに急いで着替えた。

レース時はレーパン、レージャーにアームウォーマー、レッグウォーマーだったが、上のレージャーとアームウォーマーを脱いで長袖ジャージに。その上にウィンドベスト、さらに薄いフリース、ウィンドブレーカー、レインウェアと着込み、かなりマシになった。

寒さを防ぐ脂肪が全然ないので、これくらい着込まないと五合目や下山時の寒さに耐えられない。とにかく、防寒着は生命線。グローブも冬用のものを用意。今回レインシューズカバーを忘れたことを除けば、準備は完璧だった。

下山時間までまだ余裕があったので、レストハウスで休憩することにした。この中が暖かく、生き返った。逆に、冷気の立ち籠める外へ出たくなくなったくらい。


↑ ゴール後にレストハウスにて小休憩


今回もトラブルなくレースを走りきった我がロードに感謝。今回はコンパクトドライブ(シマノのFC-R700)のおかげで、だいぶ効率的に走る事ができた。自分のような貧脚だと、一度体験するとノーマルにはなかなか戻れない。


↑ 今回大活躍のコンパクトドライブ


さて、上った後には下らないといけない。雨のコンディションだと、下りは地獄と化す。1年目の恐怖が蘇る。防寒着のおかげで寒さで死にそうということはなかったが、下りの恐怖は変わらない。


↑ 下山はある意味上りよりきつかった


グランフォンド糸魚川のときに濡れた路面でスリップして転倒した事が、いつまでも頭から離れない。回りの人との距離を調節しつつ、慎重にカーブを曲がっていった。

ブレーキの効きも悪くなるし、常に神経を使っているので、1年目と同様にとにかく下りが長く感じた。下りきったときには体は冷えきり、震えが止まらなかった。経験者でもこんな感じだから、初心者の人(特に女性)などは相当きつかったのでは。

ゼッケンについている券で、吉田うどんをもらって食べる。熱く辛いうどんが冷えた体を温める。食べている途中で震えがピタッと止まったほど。ほんと生き返った。


↑ 吉田うどんで生き返る


会場を後にするとホテルまで走って帰り、風呂に入れてもらった。ようやく本当に生き返った。その後は近くの牛角にて昼食。類は友を呼ぶらしく、駐車場には自転車を積んだ車が数台。牛角にてまーさんと別れ、それぞれ帰路へ。



今回のタイムは、去年より14分以上遅くなり、ブロンズステッカーの対象にも入れなかった。しかし、この半年の状況からは当然の結果とも言える。この体の状態なりに、ペース配分などを考え、全力を出し切ってうまく走れたと思う。

今は仕事が忙しくて全然乗れてなかったけど、これから乗る時間を増やしていき、来年はもっといいタイムになるように努力していきたい。落ちるところまで落ちたら、後は上るだけだ!

今年のタイム:1h 36m 17s
去年のタイム(参考):1h 22m 10s

2006年06月10日(土)_
Mt.富士ヒルクライム2006前日


今年で3回目となる、富士山を上るヒルクライムレース「Mt.富士ヒルクライム」に参加した(初回から3年連続参加!)。今年は例年より走れていないのでタイムはあまり期待できないけど、とにかく全力を尽くして上り、レース以外も含めて思いっきり楽しもうと思った。



朝9時に走り屋さんに拾ってもらうと、コンビニで朝飯を買って出発。途中で忍者麺と合流し、去年と同じく下の道を通って会場へ向かった。連日激務の影響で睡眠時間が少なく、眠い〜。


↑ 三国峠を越えて山中湖へ降りる途中の眺め


明神峠、三国峠を越えて山中湖へ。天気は曇りで、富士山の南側は雲に覆われていた。この時点でまだ11時。昼飯にはまだ早いし、全然お腹が空いてなかった。受付時間までもまだ時間があるので、氷穴と風穴を観光することにした。

R139を進み会場付近を通過し、道の駅なるさわへ。ここで小休憩した後、鳴沢氷穴へ。氷穴も風穴も小さい頃に一度来た事があるけど、もうほとんど記憶がないので新鮮だ。230円を払って、ヒンヤリとした空気が漂う穴へ下りていった。

中は天井が低く、かがんで進んだりする箇所もあり、気分はインディージョーンズ。奥には深い縦穴があり、説明の看板には「江ノ島の洞窟まで続いているという説もある」とあり、この内容は記憶にあった。人間は進めないような穴だけど、どこにつながっているのか気になるなぁ。


↑ 氷穴の中はとても涼しい


氷穴を出ると、少し離れた風穴へ。こちらは入口まで富士の樹海の中を歩く。樹海の端の方とはいえ、雰囲気は十分。緑の世界に癒される。(奥地に迷い込んだら大変なことになるけど…)


↑ 風穴は富士樹海の中にある


風穴の中には繭が保存してあり、昔から天然の冷蔵庫として利用されていたらしい。氷穴も風穴も、こんな不思議なところが自然にできたと思うと、自然の神秘を感じずにはいられない。

氷穴風穴観光の後、レースの受付をしに富士北麓公園へ。すでに多くの人が集まっていて、会場はレース前日の独特な雰囲気。このワクワクする感じがいい。今年の参加賞はショルダーバッグタイプのバッグで、なかなかいい感じ。


↑ 会場の富士北麓公園より


受付を済ますと、会場の出店巡り。様々なブースを見て回るだけでも楽しいし、掘り出し物なんかもあってお得だったり。TREKブースではツール・ド・フランスのキャップを1000円でゲット。


↑ 手前のMadone SSLxは100万円 !!


しばらくするとメインステージで前夜祭が始まった。会場のテーブルに並べられた食べ物がものすごい勢いでなくなってしまったけど、あれって食べ始めるタイミングとしてはフライングだったのでは…? それにしても、ちょっと恐いくらいの勢いで皆食べ物へ食らい付いていた(笑)。

今年の招待選手は、お馴染み今中大介さん、トレックの野口選手、ゲイリーフィッシャーの堂城選手。ロード選手は同日に開催される実業団レースの栂池に参加しているため、MTB選手のみとなったようだ。


↑ 招待選手紹介
左から堂城選手、野口選手、朝生つぐみ、今中大介、白戸太郎


野口選手はMTBで日本一になった選手で、なんと鎖骨骨折で故障中というけど、走って大丈夫? 堂城選手は29インチのMTBで参加。レースもツーリングもこれ一台で全て走るらしい。笑顔が絶えない明るい人だ。

その他のゲストで盛り上がったのが、シャ乱Qのまこと&奥さん(本エントリーのメイン画像)。夜な夜なローラーでトレーニングしているほど自転車にはまっているとか。夫婦で自転車を楽しめているようで、羨ましい限り。その後も朝生つぐみさんと白戸太郎さんの司会で前夜祭はテンポよく進んだ。

その後、地元歌手によるコンサートなども開かれ、しばらく歌を聴いた後に再び各ブースを回りながらまーさんの会場到着を待った。TREKブースに足を運ぶと、野口・堂城両選手のバイクを発見。バイクに魅入っていたので、本人達がすぐ近くにいたことに気付くのに時間がかかってしまった。


↑ 野口選手、堂城選手と彼らのバイク


ファンライドブースでは、朝生つぐみさんプロデュースのオリジナルTシャツを購入した。そしてテントで休憩中(?)のつぐみ嬢を見つけたので、声をかけてサインと写真をお願いした(2回もお手数かけてしまってすいません…)。

朝生つぐみさんは女優、モデル業、デザイナーなどマルチに活躍する活動的な人で、自転車好きとしても有名で自転車雑誌などにもよく登場するので、以前から知っていた。直接見たり話したのは初めてだったけど、とても明るくてフレンドリーな人だった。


↑ つぐみ嬢と彼女がデザインしたTシャツと一緒に


急用のために遅くに受付を済ましたまーさんと合流すると、途中でコンビニで買いだしをした後、ホテルへ向かった。部屋から富士山を眺めると、山頂付近に雲がかかっていた。明日は雨が降らないように祈る。


↑ ホテルから眺める富士山


夕食はホテルのフロントで「和食でお勧めの店は?」と聞いて、教えてもらった近くのほうとう屋「小作」で鴨肉ほうとうを食べた。おいしい食事を食べながら仲間と雑談をする時間がとても楽しい。


↑ 夕飯は鴨肉ほうとう


夜は開幕したサッカーワールドカップの試合を流しながら、酒を飲みながら自転車話やその他いろんな話をしながら楽しい時間を過ごした。0時前には就寝。明日は4時半起きなので、がんばって起きなくては! (レース当日編へつづく)
2006年06月08日(木)_
It's Not About the Bike


今週は特に忙しく、体調を崩す→仕事が遅れる→遅れを取り戻そうとがんばる→体調悪化…という悪循環に陥ったり。終電や終電一本手前で帰宅するのが定番だけど、帰れるだけまだマシという話も…。

家に帰ってもPCを立ち上げずにダウンしていたので、コメントのレスなども遅くなってしまった。このところ忙しくて全然更新できなかったけど、こうしてコメントしてくれる人たちがいると、嬉しくて更新する気になる。

また忘れないうちに、最近の出来事などをまとめて書き留めておく。



先月の「時空の路ヒルクライムin会津」で知り合ったTさんにプリントアウトした写真を送ったところ、しばらくして返事の手紙が返ってきた。最近はEメールが当たり前のようになっているので、こうした手書きの手紙は嬉しいものだ(同様の理由で、手書きの年賀状も好きなのは知っての通り)。

Tさん、かなり達筆だったということを記しておきたい。大会会場で別れるときに住所などを書いてくれたメモは殴り書きだったためか汚い字だったので(失礼(笑))、ちょっと驚いた。



最近電車の中で読んでいる本は、Lance Armstrong著の『It's Not About the Bike : My Journey Back to Life』だ。日本では『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』という和訳の本が出版されているが、この本の原本にあたる。

当然、全部英文なわけだけど、和訳の本を4回くらい読んでいるので、分からない単語が多くてもだいたいの話の流れは分かる。英単語の語彙が乏しいために想像が入る箇所が非常に多いけど、ちょっとした勉強になる。

大好きな本をランスの生の文章で読みたいという気持ちと、英語に触れるいいきっかけになるということで、少し前から読んでいる。日本語の本と違って読むペースは非常に遅いけど、その分長く楽しむことができる。



今週末は、いよいよMt.富士ヒルクライム。結局あまり走れなかったけど、レースは楽しみ。仕事漬けの毎日から抜け出し、仲間と過ごす時間を楽しみ、思いっきり走ってリフレッシュしたいところだ。
2006年06月04日(日)_
午後からちょろっとラン


Mt.富士ヒルクライムまで後1週間。少しでも走っておこうと思い、昼から走った。相変わらず、平日の激務で体はボロボロ。無理せず、いつものコースをLSDペースでまったり走ることにした。

天気は曇りだったが、デスクワークで鈍った体を動かすだけで気持ちよかった。やや向かい風が強かったが、景色を楽しみながら走って行った。近藤坂を上り、水道坂の激下り。向かい風が強く61.4km/h止まりだったが、気持ちよかった。

愛川のサークルKで休憩後、R412の上り。鈍った体にはこの上りがキツイ。宮ヶ瀬湖畔の道はちょっと追い込んだ走りをしてみたり。ただ、山の方は雨が降ってそうな鉛色の雲に覆われていて、気分が乗らなかったためにヤビツはパスした。

宮ヶ瀬湖から県道64号で厚木方面へ下る。尾崎交差点からは久しぶりに県道60号へ。こっちは久しぶりだ。以前に走ったのは数年前だろうか…。懐かしさや新鮮な感じもして、なかなか楽しかった。

R412からR246に乗ると、後はR246で帰った。相模川を渡る新相模大橋付近で工事をやっていて、歩道らしき道が途中まで造られていた。完成したらどうつながるのか、ちょっと楽しみだ。距離は少し短めだったが、それなりにリフレッシュでき、一応坂も上ったので、今の体調を考えれば悪くないランだった。


走行日:2006/06/04
出発:14:12 帰宅:17:39
走行距離:65.6km
走行時間:2h 53m 56s
平均速度:22.8km/h
最高速度:61.4km/h
上昇距離:595m
心拍数(平均/最高):138bpm/180bpm
平均ケイデンス:79rpm
温度(最低/平均/最高):19℃/22℃/27℃
積算距離:13971km(ロード)
カロリー消費量:910kcal

2006年06月03日(土)_
5月のこぼれ話など


いつの間にか6月。5月はあっという間だった。相変わらず仕事が忙しく、余裕のない生活が続いている。本当はSUNA Lifeで色々書きたいことはあったのだけど、できずに月が変わってしまった。

このままどんどん新しい情報が入力されていって、これらの記憶が思い出せないほど深いところへ沈んでしまわないように、思いついた事を書き留めておく。



時空の路ヒルクライムin会津はレース後に近くの農協直売店?でアスパラガスやキュウリを買った。一昨年の抽選で当たったアスパラガスがすごくおいしかったので、どこで買えるのか聞いてスタッフの人に教えてもらったのだ。

農協直売所では新鮮な野菜が並んでいて、気さくなおばちゃんが色々教えてくれた。忍者麺が「じゅうねん」の事を聞くと、「私のカバンの中に入っているかもねぇ」とか言ったので冗談かと思ったらほんとに入っていてウケた。



5月といえばツアー・オブ・ジャパン。2年連続の日本人総合優勝はならなかったようだけど、日本人選手も健闘したようで。

中でも最近自転車界で話題のTeam VANGの新城幸也という選手。まだ21歳ながらかなりいい走りをするとか。今後の成長に期待ですな。浅田監督やチームの目標である、日本人チームのツール・ド・フランス参戦に彼が大きく貢献しそうだ。ちなみに



そして世界に目を向けると、5月といえばやはりジロ・デ・イタリア。今年はバッソが優勝したそうで。例年なら毎ステージの結果を細かくチェックしていたものだが、今年は毎日深夜に帰宅する生活だったので、全然チェックできなかった。

その分、DVDを買って見るのが新鮮で楽しいだろうから、それはそれでいいかなとも思う。王者ランスが引退した後、彼の抜けた穴を埋めるのは、ランスが後継者と認めるバッソなのか。近年は達成した者がいないダブルツール制覇を、バッソにぜひやり遂げて欲しい。



気が付けばMt.富士ヒルクライムまで後1週間。結局時空の路から全然走れていない。今年のレースは全体的に調整不足のまま出走し、レースを楽しむことに充填を置き、後はその時点の最高の走りができればいいかなーと、あまり気張らずに参加するつもり。
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