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スナの自由気ままな画像付き日記
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2005年03月27日(日)_
強風+春を感じる暖かさ


このところハードなランが続いていたが、今週末は普通に湘南周回ラン。いつものコースに七里ヶ浜往復を加えた135.9km。平坦メインで少し坂がある、ほどよいコースだ。

何度も同じ道を走るのは好きではない方だけど、このコースは海あり山ありで景色の変化がそこそこあって、平坦で信号の少ない区間でじっくりペダリングの練習ができるし、少し坂もあるので上りの練習にもなり、一通り走るとかなり充実したラン・トレーニングになるのだ。

やはり、一番気持ちいいのは海沿い。特に湘南海岸は気持ちのよい浜が続いているので、海を眺めながらまったり走るだけでも気分がいい。同じ海岸でも東京や横浜のような建造物が建ち並ぶ港ではなく、どこまでも見渡せる青い海がいいのだ。


昼頃出発。いつものように冬装備で家を出たが、やけに暖かい。少し走ると早くも汗ばんできた。これは服装を間違えたな〜と思ったけど、戻って着替えるのもめんどくさいのでそのまま走り続ける。日が暮れたら気温も下がるかな。

先週はまだ冬のような気候だったけど、今日はもうすっかり春という感じだ。指ぬきグローブにしてよかった。ウィンドブレークシューズカバーも外してくればよかったと思った。

やけに南からの風が強く、海へ南下する間はずっと向かい風。境川CRでは予想通り強烈な向かい風で、ギアを落として無理せず走って行った。荒川ではいつもこんな感じなんだろうなぁ。

サドルが低く感じたので一気に7mmくらい上げてみた。ペダルが下死点にきたときずいぶん足が曲がっていた。高くしたらかなり力がダイレクトに入るようになった。ただ、ポジションの変化に慣れるまでは体勢がちょっときつく感じる。これから走りながらサドルの調整をしていこうと思う。


江ノ島までやってくると、R134で西へ。風は横風になったが、どちらかというとちょっと追い風だった。南東の風だったのだろう。R134の平坦区間はペダリングを意識しながら走って行った。

前にローディが見えてきて、おれよりややペースが遅いので追いついた。よく見たらかなり古いロードのようでWレバーでギアも6枚くらいしかない。大事に長く使っているのだろう。かなり年配のおじさんだったけど、走りはかなりきれいだった。ベテランですな。

平塚からR1になり、最初のコンビニで休憩。まだまだ平坦基調の道が続く。しばらく走ったところで後ろから挨拶して抜いていったローディは半袖ジャージにレーパンだった。風よけのベストを羽織っていたとはいえ、かなり涼しそうな格好だ。今日はあれくらいの軽装でちょうどいいくらいだ。おれはやけに厚着しているけど…。


南からの風が強いのでR255は追い風だろうと期待していて、予想通り追い風で楽に走って行けた。ここは微妙に少しずつ上っているのだが、平地のように進んだ。

R246までくると風の影響はほとんどなくなり、アップダウンが始まる。上りではダンシングの練習。いままでよりギアをかけて上ってみたらけっこういい感じに走れた。ただ、ダンシング後のダメージが大きい。長くは続けられないけど、他の走り方とうまく組み合わせれば有効だろう。

平坦になるとガンガン飛ばして、県道62号を経由して県道71号へ。71号を海まで南下するが、これも予想通りだけど、今度は向かい風。でも、下りの方が多いのでそこまできつくなかった。


二宮まで南下すると再びR1に出る。今度は東へ。嬉しい事に、風向きが変わって再び追い風になった。今度は南西の風か。楽にスピードを維持できるので、いつもなら後半でだらけてきてくるところを、気分よく飛ばして行けた。

江ノ島を通過して七里ヶ浜へ。ここは海沿いの道で、海を眺めながら走るのがとても気持ちいい区間だ。江ノ電もいい味を出している。追い風なのでさらに気持ちよく走って行けた。ウソみたいにペダルが軽い。

極楽寺切通の裏道でUターンして再びR134に出ると、江ノ島方面へ引き返す。当然だけど、今度は向かい風。これがまた強い向かい風で20km/hも出せなかった。どうりで行きで楽だったわけだ。

江ノ島からはR467で藤沢市街を北上し、藤沢橋からは境川CR。ここも追い風なので楽に走って行けた。いつもはここまでくるとバテバテで全然速度が出ないが、今日は20km/h台後半でガンガン飛ばせた。


今日は風が強い一日だった。向かい風はきつかったけど、どちらかというと追い風の区間が長かったので、かなり楽しめた。風をうまく味方に付けたという感じ。

ずいぶん暖かくなってきて、いよいよ自転車シーズンという感じがする(おれは通年自転車シーズンだけど)。ツーリングに、レースに、今年もたくさん自転車を楽しんでいきたい。


走行日:2005/03/27
出発:12:07 帰宅:18:56
走行距離:135.9km
走行時間:5h 26m 43s
平均速度:25.2km/h
最高速度:53.1km/h
上昇距離:530m
心拍数(平均/最高):145bpm/183bpm
平均ケイデンス:98rpm
温度(最低/平均/最高):14℃/18℃/-
積算距離:9569km(ロード)
カロリー消費量:1970kcal
2005年03月23日(水)_
風張・柳沢・笹子峠240kmラン -その4-


柳沢峠からの下りは、爽快そのものだった。以前来たときは真夜中だったので、常にブレーキをかけながら、LEDライトの灯りのみを頼りに恐る恐る下ったので、下りを全然楽しめなかった。ただ、普通に下ったらすごそうだなと感じていた。

最初のきついヘアピンなどは、記憶に残っていた。トンネルに入ると灯りがあるので、安心したっけ。あのとき思いっきり下りを楽しめなかった分、思う存分、全開で下る。

忍者麺は下りがまだ苦手のようで、後からゆっくり下ると言っていた。おれはガンガン下って行った。最初は車が数台いて一緒に下っていたが、道幅が広くなったところで先に行ったので、そこからは心おきなく下りを楽しめた。

ループしている陸橋は、とても印象に残っているところだった。陸橋に等間隔に設置されているライトが道を照らし、幻想的な光景だった。思わず止まって、しばし感慨にふけった。



かなり下ったところで一旦忍者麺を待ち、それからまた下りだした。少し下ると、畑の広がる田舎のいい感じの風景があったので、止まって写真を撮った(これが今回の写真)。

以前ここを通ったときは、蛙の大合唱が辺りに鳴り響き、耳をふさぎたくなるほどの大音量だった。あのときは真っ暗だったけど、こんな風景が広がっていたのかと、しみじみ思う。

そこからは民家が両脇に現れ、その中に続く長い直線の下りを下って行く。ここも印象に残っているところで、以前来たときもここは灯りがあったのでガンガン下って行ったものだ。



R411を下りきって、塩山の市街地を走って行くと塩山駅前にやってきた。塩山には親戚の家があるので、昔はよくこの駅を利用したものだが、一番新しい思い出は、やはりここで真夜中ネモッチを待っていたときだろう。職務質問されたりしたし。

塩山駅を通り過ぎ、細くなったR411を走って行く。しばらく山梨らしい、ブドウ畑や山々に囲まれた景色が続く。この景色が好きだ。そして、ようやくセブンに到着した。

ここは2002年の北海道〜神奈川のロングツーリングの最終日に、親戚の家を出発して最初に補給休憩したコンビニで、とても懐かしい。そして、約80kmぶりのコンビニ。やはりコンビニはオアシスだ。

ようやくまともな休憩がとれた。エネルギー補給もしっかりして、補給食も買った。ドリンクも補充し、最後の笹子峠や残りの距離に備える。もう日が沈みかけていて、笹子峠を越える頃には真っ暗になりそうだった。



地図を頭の中に入れてから出発。休憩して少し回復したこともあり、おれが先頭で走って行った。等々力から県道34号へ左折。ここから上りが始まった。R20に出てからもダラダラとした上りが続いた。

2人とも疲労が溜まってきていて、次第に口数が少なくなっていた。いや、疲れているのはおれだけなのかもしれない…。「前変わろうか?」と忍者麺が気を利かせてくれたが、柳沢峠でさんざん迷惑をかけたので、せめて笹子峠の入口までは前を引いていくつもりだったので、そのまま先頭を続けた。

もう足にかなり疲労が溜まっていて、このままでは笹子峠もかなりゆっくり上ることになりそうだった。次第に辺りが薄暗くなっていった。疲れているせいか、思ったより峠の入口まで距離があったように感じた。



ようやく峠への分かれ道にやってきた。このままR20を直進すると新笹子トンネルになる。ここは自転車も通れることになっているが、車1台がすれ違えるだけの道幅な上に、交通量が多く、大型車も多いので、自転車で走る気にはなれない。だから、遠回りでも、峠を越えるつもりだった。

県道212号線に入ると、車がいなくなった。いよいよ峠が始まる。一気に勾配がきつくなった。ここは大学1年の夏の「いなかラン」で通った以来、4年以上ぶりだ。あのときは大月側から上ってこちらに下ってきたので、今回は逆になる。

なにしろ昔のことなので、ほとんど記憶にない。上りのいくつかのシーンは少し記憶に残っているが、下りは最後の方で地元の子供達に「かっこいい〜」と言われた事くらいしか記憶にない。

薄暗くなった笹子峠を、ゆっくりと上っていく。おれのヘロヘロペースに忍者麺が合わせて上ってくれた。一緒に走って行きながら、自転車話などをした。こうして峠を併走しながら自転車話をするのは楽しいものだ。



しばらく上ったところで、思わぬ物を目にした。ゲートが閉まっていた。「冬季閉鎖」と書かれている。ここまでせっかく上ってきたのに、今さら引き返して地獄の笹子トンネルを走る気にはなれなかった。

そんなわけで、そのままゲートの下をくぐって強行することにした。もう3月の中旬だし、雪なども残っていないだろうと思った。しかし、この後とんでもない展開になるとは、このときまだ知るよしはなかった。

とうとう完全に日が暮れて、辺りは真っ暗になった。もう自分たちのLEDライトの灯りのみが頼りだ。これは前回ネモッチと柳沢峠を上ったときと同じ状況だ。あのときの経験があるから、今回もそれほど不安はなかった。



しばらく上っていくと、道に雪が残っている所が出てきた。日陰が多い道なので、車も冬季閉鎖中で通らないから、雪が溶けないのだろう。なんとか雪のない部分を通っていった。

そのうち、道一面に雪が積もっている所が断続的に現れ、自転車を押して歩いていくことになった。これをやった後に待っている出来事は、2人で正月に荒川を走ったときの経験からお互い知っていた。

ロードシューズのクリートに雪(というか氷の固まり)が詰まって、クリートがはまらなくなるのだ。やはり今回も同じ状況になり、ライトで照らしながら木の枝などで氷を取り除いて、ようやく走れるようになった。

「雪の道を押して歩く→クリート掃除」を繰り返しながら進んでいった。2人という心強さもあり、多少の困難は乗り越えられる。しかし、その後に見た光景にはさすがに参った。

道一面どころか、どこまでも雪が続いてた。それも20〜30cmはある。ここまでくるともうどうしようもない。笑うしかなかった。溝がある道の端が少し雪が少なかったので、ロードを担いでそこを歩いていく事にした。

しかし途中からそれもなくなり、雪の中を歩いていくしかなかった。ハンドルについているライトが懐中電灯代わりで、SPD-SLのクリート付きの歩きにくいロードシューズで雪中シクロクロス状態。



所々走れるところもあったが、かなり雪の割合が多かった。S720iの標高によるとそろそろ笹子峠のトンネルにたどり着いてもいいはずで、もうすぐトンネルだ、あのカーブの先か? などと思いながら走って行くが、ことごとく期待を裏切られた。

ふと思ったが、こんな真っ暗でゲート封鎖していて誰も入らないような峠道にいること自体、かなり恐いことだ。雪に覆われているし、何かあっても誰も気付かない。2人でなかったら絶対できない。

ようやく笹子峠のトンネルにたどり着いたときは、思わず喜びの声を上げた。それにしても、真っ暗な中に現れたトンネルはとても恐い。試しにライトを消してみた。2人同時に「恐ぇ〜…」。これはヤバイ。1人ではあり得ない。

2人で併走しながらトンネルを走っていった。おれの走行ラインはやけに荒れていて、何度もこけそうになった。最後は路面が凍結していて、スリップしてトンネルの壁に突っ込んだ。真っ暗なので何もわからない。幸いこけなかったので怪我はなかった。



やっと上りは終わったが、まだ下りが残っている。もちろん、下りも雪の路面が待っていた。この状況で焦っても仕方ないので、落ち着いて押して歩いて下って行った。

もうクリート掃除は無駄なのでやらなくなった。すぐ雪の上を歩くから、掃除してもすぐ同じ状況になるからだ。ブレーキに雪が詰まってホイールが回りにくくなるが、雪をかき出す作業もやめた。

しばらく雪の上を歩いていくと、路面に雪がなくなった。少し乗って下るとすぐに雪の路面。押して歩く。雪がなくなった。乗って下る。また雪。これの繰り返しだった。

次第に雪の割合が減ってきて、乗って下れる区間が長くなってきた。乗って下れると言っても、爽快とはほど遠いものだ。むしろ恐怖に近い。路面には落石が多く、木の枝なども多い。とどめには倒木で大きな木が道をふさいでいたりもした。

それらが、急に目の前に現れるから恐ろしい。自転車のライトで照らせる範囲は狭いので、ほとんど手前しかまともに照らせない。真っ暗の中から急に石やら雪やらひび割れやらが飛び込んでくる。スリル満点だ。途中からゲーム感覚で下って行った。



下っていて、ふと、前方の路面がうっすら見えることに気が付いた。ライトの灯りが届いていないのに、なぜ道が見えるのか…。空を見上げると、澄み渡った星空に、大きな月が輝いていた。今まで見た事もないくらいの明るさで、S720iの表示がしっかりと読み取れるほどだった。

月明かりが路面を照らし、危険な下りをサポートしてくれた。貧弱なライトを頼りに下るしかない2人にはありがたい。おれは月に感謝しながら下って行った。

ずいぶん下ったところで、灯りが見えた。街灯だった。たった一つの街灯が、とても安心感を与えてくれた。国道は近い。ポツポツ民家も現れるようになってきた。そしてついに、ついにR20に復帰した。



R20に出ると、なんと目の前にファミマがあった。なんという幸運。辛い道を越えてきたご褒美のようだった。コンビニの前で暖かい飲み物を飲み、おにぎり2個を食べてエネルギー補給。コンビニは本当にオアシスだ。

ずいぶん冷え込んでいて、ジッとしていると凍えるほどだった。笹子峠も寒かったが、コンビニで現実に戻ると一気に寒さを感じるようになった。すでに160km走り、3200m以上アップしている。



笹子からは大月まで下り基調。下りはおれの方が得意なので、おれが先頭になった。足はクタクタだが、下りならなんとかなるだろう。それに少し休憩しているし。

街灯がなくて真っ暗な区間は恐かったが、夜の下りはまた別の楽しみがあった。とにかく全開でガンガン踏み倒し、下って行った。夜で体感速度が上がり、かなり爽快だった。

あまりに飛ばしているので忍者麺がちぎれていないかちょっと心配だったが、彼のライトが路面を照らしていたので後ろにいることが確認できた。自分でもこの後足が動かなくなるんじゃないかと思うほど飛ばした。



ガンガン飛ばしたおかげで、あっという間に大月までやってきた。下りが終わって平坦になり、上りも出てきた。先頭を忍者麺に代わってもらい、おれのペースを考慮しながら走ってもらった。

R20と言えば交通量が多くて走りづらい印象があったが、意外にも車はそんなに多くなく、かなり調子よく走って行けた。所々渋滞していたが、夜はそんなに交通量が多くないのだろうか。

しかし、そのうち交通量が増えて「いつものR20」のようになってきた。上野原からは、大渋滞。歩道や路側帯のすり抜けなどで進んでいった。毎回思うが、もうちょっと道幅を広げてもらいたいものだ。



相模湖までやってくると、だいぶ地元に帰ってきた感が出てきて、安心する。いつもの裏道で渋滞を回避し、セブンに到着。しかしここのトイレがなかなか空かない上に並んでいたので、すぐ先のコンビニを目指して出発。

ここからは道をよく知っているおれが先頭に。下りではけっこうガンガン踏んでいった。なんとなく、足が回復してきているように感じられた。そしてR412沿いのセブンに到着。

ここが2人で休憩する最後のコンビニとなった。セブンを出発すると、すぐにR412とR413との交差点、三ヶ木がある。ここから忍者麺はR412で厚木方面へ、おれはR413で橋本方面へ向かう。

足が回復してきていることもあり、最後は妙にハイだった。思う存分走りまくり、笹子峠での非日常的な経験があり、そしてもう地元までやってきている。足も回復してきている。



三ヶ木で忍者麺と別れ、残りの30kmを1人で走って行く。あまりにも快調に走れるので冷静になって考えたら、追い風が吹いていた。最後に嬉しいアシスト。

夜空には月が輝いている。笹子峠でサポートしてくれた月。なんとなく、この追い風も月からのサポートのような気がしてきた。月に感謝しながら、快調に走っていった。

とても200km、それも3000m以上上ってきた後の走りとは思えない、素晴らしく快調な走りだった。柳沢峠の上りですでにヘロヘロだったのに、ずっと30km以上で走っていけた。

そして、ペダリングがやけにスムーズだった。踏み込むときの腿の上の筋肉、引き足のハムストリングス。意識しながらかなり理想のペダリングで走って行けた。そんな感じで快調に走れるので、爽快この上なかった。

橋本からはR16。飲み物がなくなりそうだったが、コンビニに休憩するのもめんどうになり、このまま快調に家まで走り続けることにした。R16でも追い風は続き、ここでも30km以上で快調に走っていった。

ガンガン飛ばしたので、あっという間に家までやってきた。帰宅は23時半頃。朝6時半頃出発だったので、正に1日中走った感じだ。帰宅後はクタクタで、夕飯を口に運ぶのすらだるかった。



今回のランは、ロードでは最長となる240km以上のロングラン。それも、風張峠、柳沢峠、笹子峠の3つの1000m以上の峠を越えて3620mアップ。これも今までで一番上ったランだ。

思う存分ヒルクライムを満喫し、笹子峠では思わぬ展開になったが、逆にその状況を楽しんだ。同じ事をまたやりたいかと言われたら「ノー」だが…。あえてやろうとは思わないが、しかたなくなってしまったら、またこの経験が活きるだろう。

それにしても過酷なランだった。翌日は風邪っぽい症状が出て、合計15時間も寝込んでしまった。三連休でないとこんなに過酷なランはできない。逆に、連休ならけっこう無茶なランをやってみたい気もする。


地図:Map(CLICK Here!)
データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/03/20
出発:6:21 帰宅:23:29
走行距離:243.3km
走行時間:11h 11m 03s
平均速度:22.0km/h
最高速度:56.6km/h
上昇距離:3620m
心拍数(平均/最高):142bpm/176bpm
平均ケイデンス:85rpm
温度(最低/平均/最高):2℃/6℃/-
積算距離:9434km(ロード)
カロリー消費量:3877kcal

2005年03月22日(火)_
風張・柳沢・笹子峠240kmラン -その3-


売店の奥に急な上り坂が続いていて、案内看板によると「出会いの森」というレストランなどを含んだ施設があるようだ。忍者麺はその坂を見て「自転車で上ってみる?」とか言っていた。

都民の森を出発すると、道の両脇に雪が目立つようになってきた。路面はドライで走行には問題ないが、両脇の雪が溶けないで残っているのを見ると、この辺りはまだまだ気温が低い状態が続いているのだろう。

一面雪景色とまではいかないが、それでも、雪の中を走るのは気持ちがいい。新鮮で、ワクワクしてくる。しばらく上っていくと、周囲の山々を見渡せるスポットがあった。

曇っているのが残念だが、それでもいい眺めだった。山々に囲まれている景色を眺めて、ずいぶんと山奥までやってきたんだなぁと思った。こんなところでも、まだ東京都なのだ。



しばらく上っていくと、風張峠駐車場に到着。この駐車場は雪が積もっていて、実際には車1台分しか駐車スペースがなかった。日陰になっているので雪が溶けないのだろう。

峠からはひたすら下り…ではなく、まだ微妙なアップダウンが少し続く。その後は下りオンリーになり、爽快なダウンヒルが始まる。気持ちよく下っていたが、奥多摩湖や周辺の山々が眺められるスポットがあったので、一度は通過したが、引き返して戻った。

ここは、前回来たときも止まった展望スポットで、やはりここからの眺めはスルーするにはもったいない。しっかりと眺めを楽しみ、写真を撮ってから下り始めた。

下りは車につかまることもなく、最高に楽しかった。道路工事の信号につかまったが、それを差し引いてもかなり楽しめた。下りきったところで忍者麺を待ち、奥多摩湖沿いの道を西へ。



三頭橋を渡ってR139を右折。ドライブインの前に自販機があったので、ボトルに水分を補給しておいた。忍者麺はカロリーメイトも買っていた。
深山橋を渡ってR411を左折。ここから数キロは初めて走る区間だ。

少し走るときれいな公衆トイレがあり、ここで用を足した。この先は、もう何もなくなってしまう。トイレの近くに小さな売店があったので、補給もしておくことにした。

そこにはポテチなどの微妙なお菓子(補給食として持っていくには向かない)しかなかったが、うどんやカレー、丼物など、ちゃんとした食べ物のメニューがあった。

都民の森でそばを食べたばかりだが、なぜか2人ともすでにお腹が減っていた。この先、柳沢峠まで何もないので、ここでしっかりと食べておくことにし、カツ丼を注文した。

売店のおばちゃんは「福岡で震度6の地震が起きてね、今そのニュースばかりだよ」と言っていた。ラジオが流れていて、地震のニュースを繰り返していた。うちらが走っている間に、そんなことが起きていたとは。

差し出されたお茶を飲みながら、売店のテーブルでおしゃべりなど。ティッシュがあったので、鼻もかみ放題(笑)。こぢんまりとしている店だが、そこがまた落ち着いていい雰囲気だった。

しばらくしてカツ丼が出てきた。カツ丼だけかと思っていたが、みそ汁、漬け物、芋と豆腐の煮物などがセットで、これで800円とは安い。特に、こういった寂れた場所にある売店でこの値段というのが驚きだった。

できたてのカツ丼は、最高においしかった。ボリュームもあり、十分に腹ごしらえができた。出る前におばちゃんに柳沢峠の路面などを聞いてみたが、問題ないそうだ。最後に近くにある「のめこいの湯」という温泉をお勧めされた。



売店を出発すると、しばらくは微妙なアップダウンの連続。S720iで標高を見ていると、上っている割には、その分下りきってしまい、標高をかせいでいない。勾配の変化があり、ペースが掴みづらくて疲労がどんどん溜まっていった。

すぐに東京都から山梨県丹波山村に入り、道ばたには「大菩薩ライン」という看板。横道が山の斜面をなぞるように九十九折りになっているところがあり、すごく興味を惹かれた。さすがに寄り道はしなかったけど、ああいった裏道はいつも気になってしまう。

しばらく走ると今川峠からの道と合流。ここからはネモッチと来たときに走った事がある。ただ、あのときはもう夕方で、途中から日が暮れて真っ暗になってしまったので、景色などはほとんど覚えていない。

なんとなく覚えている感じでは、ダラダラとした上りが柳沢峠まで続き、きつい坂はなかったような気がした。ただ距離が長いだけ、という印象だった。しかし、実際はそうではなかった。



ところどころ8〜10%のきつめの上りが何度もあり、全体的にもそこそこ勾配があった。おれの足はどんどん消耗していき、何度も忍者麺に止まってもらった。5kmに一回くらいだっただろうか。おれが言わなければ忍者麺は一度も休憩せずに走り続けたかもしれない。

すでに走行距離は100kmを超え、2000m以上上っている。その前にも風張峠を上っているし、疲れて当然だが、疲れを知らない忍者麺と一緒に走っていると自分がひどくヘタレに思えてくる。(実際そうなのかもしれないが…)

疲れてくると、距離が長く感じてくる。時折ある青い看板の塩山までの距離を見ても、全然進んでいない。やたらきつく感じるのは、以前来たときとの状況の差だろうか。

以前はMTBで、ホイール径も小さいし、軽いギアがついていた。松姫峠、今川峠を越えた後ではあったけど、走行距離はそれほどでなかった。それに、ネモッチのペースに合わせていたし、真っ暗になてからはほんとにゆっくり上った気がする。



道はほとんど記憶にないが、印象的な部分は「あ、ここはあのときの…」といった感じで思い出した。ヘアピン2回の折り返し、ここではすでに真っ暗になっていた。今は明るいので、周りの景色も確認できた。

SK集落キャンプ場では、以前道ばたに座り込んで休憩したものだ。他にも、トンネルを出た後に休憩したところや、主に休憩したポイントは記憶にあった。走っていた区間は真っ暗で、ただ柳沢川の水の流れる音しか記憶にないから。

真っ暗で沢の音しかしない状況というのは、かなり不気味だった。実際、後から知った話だが、この辺りは心霊スポットでもあ、それを知って妙に納得してしまったものだ。2人だったからできたことで、1人じゃ絶対走りたくない状況だ。

当時見る事ができなかった景色を眺めながら走って行く。実際はこんな景色だったのかと、記憶に重ねながら。自然の中の変わった景観が続いた。車も少なくて走りやすく、本当はツーリングに向いている道だと感じた。遠いからなかなか来れないけど。



しばらく走って行くと、道の両脇に雪が積もってきた。そして、柳沢川が雪の中に続くいい感じの沢になっていて、静かな中に水の流れる心地よい時間が流れた。

足はもうヘロヘロだし、坂は相変わらずきついが、そういったきれいな雪景色を眺めながら走っていると、自然と疲れも癒される。夏には雪など残っていないだろうから、春先の柳沢峠は、案外いいかもしれない。

次第に道の脇に積もっている雪の高さが高くなっていき、場所によっては50cmはあった。これは、おれが昔から走ってみたかったシチュエーションに近い。

1ヶ月後に控えているツール・ド・草津に参加を決めたのも、こういった雪景色の中を走ってみたいという気持ちからだ。雪の中だけど、走る路面はしっかりと乾いていて、ロードで快適に走れる、そんなシチュエーションがいい。



走りながら心の支えになっていたのがS720iに表示される標高。柳沢峠の標高はマップルに記載されているのでわかっている。その標高まであと何メートルだ、がんばろう、という気持ちで走って行った。

しかし、その標高(1472m)になってもまだ上りは続いた。記憶も曖昧なので、「あと少しのはずなんだけど…」と忍者麺に何度も言いながら走っていた。S720iの示す標高はそんなに正確なわけではないので、こういったことがよくあるのだ。

何度も「あの先が峠か?」という場所があり、その度に期待を裏切られながら、ついに柳沢峠に到着した。もう足は限界、心身共に疲れ切っていた。喜びも大きかったが、「やっとついたか…」というホッとした安心感が強かった。

峠のトイレで用を足し、補給食を食べてから、峠の看板の前で写真を撮った。ちなみに、前回ネモッチと夜中にやってきたときはこんな感じだった(22時頃)。あれはあれである意味楽しかったが…。

続く。


地図:Map(CLICK Here!)
データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/03/20
出発:6:21 帰宅:23:29
走行距離:243.3km
走行時間:11h 11m 03s
平均速度:22.0km/h
最高速度:56.6km/h
上昇距離:3620m
心拍数(平均/最高):142bpm/176bpm
平均ケイデンス:85rpm
温度(最低/平均/最高):2℃/6℃/-
積算距離:9434km(ロード)
カロリー消費量:3877kcal

2005年03月21日(月)_
風張・柳沢・笹子峠240kmラン -その2-


八王子市街のR20を少し走り、都道32号の秋川街道へと曲がる。浅川に架かる萩原橋の手前で曲がり、サイクリングロードへ。これは以前見つけた裏道だ。どことなく荒川のサイクリングロードのような景色が少しの間続く。

八王子市役所の裏の鶴巻橋で浅川を渡ると、すぐに左折して川沿いの細い道を走って行く。静かな住宅街に続く裏道を走っていく。多少遠回りでも、こういった走りやすい道の方がツーリングは楽しい。

裏道が終わって再び秋川街道に出る。相変わらず道幅が広くない上に交通量がけっこうあって、走りにくい。でも、嫌気がさす程ではない。橋本で休憩したので、いつも最初の休憩をするセブンをスルーした。



都道61号との交差点で右折するために止まると、後ろからローディ4人組みがやってきて、抜いていった。先頭はアンカーのジャージとバイクで、もしかしたらアンカーの選手だったかも。後ろ3人はどこかのチームジャージ。

綱代トンネル〜山田大橋〜五日市街道で武蔵五日市を目指すつもりだったけど、先ほどの4人組みが気になるのでうちらも直進することにした。この道を真っ直ぐ進むと新小峰トンネルだ。

先頭のアンカーの人はやはり後ろの3人と違ってかなり走りが安定している。本当にアンカーの選手がチーム練習に参加しているのだろうかと思った。微妙に上りになり、そして新小峰トンネルに到着。

ここはすぐ脇に旧道があり、小峰峠がある。昔はそちらを走っていたものだが、新小峰トンネルができてからは旧道への道が閉ざされてしまったらしい(でも自転車なら行けそうだが)。



新小峰トンネルから爽快に下ると、アンカー+3人は横道に曲がっていった。おれが知らない道だ。とりあえずうちらはそのまま真っ直ぐ進んで武蔵五日市駅方面へ。

檜原街道の下をくぐって坂を上って回り込んで檜原街道へ出る。少し走ると、前方に先ほどのアンカー+3人の集団が見えた。ちょっと予想していたけど、裏道で近道したようだ。後で道を調べてみようと思った。

少し走ると、檜原街道最後のセブンがある。前の4人もここで補給休憩をするかと思いきや、なんとそのままスルーして行った。甲武トンネルで南下するならともかく、もし風張峠を越えるなら、補給食は大丈夫だろうか。

とにかくうちらはここでしっかりと補給しておく。この先、風張峠と柳沢峠を越えて塩山市まで80km以上コンビニはない。次の休憩ポイントは都民の森だ。



檜原街道を風張峠目指して走っていく。どんどん山に囲まれていき、いよいよ自然の中にやって来た感がある。そして杉林の中を走って行く…。2人共花粉症なので、これはけっこう恐ろしい所にやって来ている。

天気はR16辺りからずっと曇り空。真っ白な空がどこまでも続いた。天気がよくないとこの自然の景色もいまいちだが、「晴れていたら(花粉で)死んでるよ」と忍者麺。そのときおにぎりを食べながら走っていたおれは、それがツボに入って吹き出してしまい、ハンドル周りがおにぎりまみれに…。



甲武トンネルへの分かれ道を直進し、檜原街道を進む。秋はこの道でけっこうサイクリストを見かけた。今日は三連休の真ん中なので、他にもサイクリストを見かけるかと思っていたが、時間が早めだから、全然見なかった。

微妙なアップダウンを繰り返し、そしてそのうち上り基調になる。上りではダンシングしているところを動画で撮りあったり、写真を撮りつつ、走って行った。

所々10%近いきつい上り。無理せずじっくりと上っていった。そして奥多摩周遊道路の料金所跡までやって来た。ここで小休憩。忍者麺は風張峠に来たのは初めて。やはりあの下から見える道には驚いていた。最初は誰でもそう感じる。実際上ると大したことはないのだけど。



風張峠への上りは、写真を撮ったりしながら、じっくりと上っていった。以前にここを走ったときは、3回ともよく晴れていた。だから、青空のイメージがあった。しかし、今日は空が白くて微妙な感じだ。景色もいまいち映えない。

料金所と都民の森の間を往復しているバイクと車がいたりしたが、車やバイクの数はそれほど多くなかった。さすがにバイクはそれなりだったけど。でも、以前来たときよりは減っている。取り締まりに力を入れるようになったからだろうか。

都民の森まであと少しというところで、階段があった。「おれ階段から行ってみるよ」と忍者麺。おれはそのまま道を走っていくことにした。道路の方が回り道して距離が長いが、階段は急だ。どちらが速いか、気になるところ。

おれはマイペースで走って行った。さすがにこれは階段を上った忍者麺は先に着いているだろうなぁと思って都民の森までやってくると、なんと忍者麺より早く着いてしまった。

なんでも、ロードを担いで急な階段を上ってHRが180まで上がり、かなりきつかったとか。遠回りでも道路を走って行った方が楽だという結果になった。一人だと階段を上ろうなんて思わないので、なかなかおもしろいデータが得られた。

都民の森では「とちの実」という売店があり、ここで「きのこそば」を食べた。忍者麺は「おれのにかまぼこが入っていないんだけど…」と、食べ物にはうるさい。彼らしいなぁと思った。

続く。


地図:Map(CLICK Here!)
データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/03/20
出発:6:21 帰宅:23:29
走行距離:243.3km
走行時間:11h 11m 03s
平均速度:22.0km/h
最高速度:56.6km/h
上昇距離:3620m
心拍数(平均/最高):142bpm/176bpm
平均ケイデンス:85rpm
温度(最低/平均/最高):2℃/6℃/-
積算距離:9434km(ロード)
カロリー消費量:3877kcal

2005年03月20日(日)_
風張・柳沢・笹子峠240kmラン -その1-


三連休の真ん中の日曜日。長距離ツーリングに出かけた。走り終わってみれば、243kmのロングランとなった。しかも3つの1000m以上の峠を上り、3600mアップという、ヒルクライム三昧でもあった。

土曜日に睡眠不足を補い、翌日も休みで休養がとれるため、三連休の真ん中はけっこう無茶なランができる。前日に忍者麺とメッセで「次はどこ走る?」「今度は北の方がいい」「じゃあ奥多摩かな」というやりとりがあり、6時集合で1日中走ろうということに。

柳沢峠まで走りに行くというプランを立てたが、あの峠を越えると確実に200kmを越える。日々、日照時間が長くなってきているとはいえ、まだ春なので、そんなに長くはない。できるだけ明るいうちに走るために、早朝出発となる。



5時前に起きて、昼食や走る準備。6時過ぎに忍者麺が到着。一緒に走り出した。朝の清々しい空気と穏やかな空が気持ちいい。そう言えば、こんなに朝早く走り出したのはいつ以来だろうか。久しく忘れていた感覚を思い出した。

まずはR467を北上。おれが先頭で走って行く。目黒交差点からは県道を通ってR16へ。しばらくはR16を北上する。いつも交通量が多くて走りづらい道だが、日曜日の朝早い時間なので車もそんなに多くなく、そこそこ走りやすい。

今日は長距離走るし、峠もある。無理せず、抑え気味のペースで走って行く。それでも、追い風が吹いていたので軽くスピードが上がる。耳の後ろに風を感じるほど、風の後押しがあった。

R16の途中から忍者麺が前に上がってきた。もっと飛ばしたいようだった。少しして「前だとHRが10は上がるね」と言っていた。そうなのだ、人の後ろで走る(これを前走者の「後輪に乗る」という)と、かなり楽に走れる。前と後ろではかなり負担が違うのだ。

一人だとひたすら風の抵抗を受けながら走ることになるが、二人だとこの抵抗を先頭交代によって分散することができ、二人とも力をセーブして効率的に走って行く事ができる。ロードで走ると巡航速度が上がる(=風の抵抗も増える)ので、この恩恵がよくわかる。



追い風効果もあってかなり快調に走っていき、あっという間に橋本までやってきた。ここのサークルKで最初の休憩。ここは大学生のときの奥多摩ランで忍者麺と待ち合わせをしたコンビニなのだが、当日彼は時間になっても現れず、携帯に電話してみたら「今の電話で起きた」と言って大寝坊して不参加になった、微妙な思い出のあるコンビニだ。

橋本からもR16を八王子へ北上。ここからしばらく微妙なアップダウンがあり、その中には御殿峠も含まれる。ここは峠と言っても大したことはないが、なるべく力をセーブしたいので無理にペースを上げることはない。

相変わらず忍者麺は上り坂を快調にグングン上っていく。頂上付近でペースを落として、おれが追いつくと2人で下って行く。八王子付近にやってくると地の利があるおれが先頭を変わる。



八王子からはR20を高尾方面へ少し走る。この辺りはおれが大学1年のときに初めて来たときに工事をしていて、それからいつ来てもずっと工事をしていた。いったいいつまで工事やってんだ? とか毎回思ったものだ。それも今では完了していて、普通の道になっている。あまりに工事のイメージが強かったので、ちょっと違和感すら感じる。

いろんな場所を走っていると、こういった街の景色の移り変わりなども実感することができて、おもしろいものだ。これも自転車ならではの良さだと思う。

続く。


地図:Map(CLICK Here!)
データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/03/20
出発:6:21 帰宅:23:29
走行距離:243.3km
走行時間:11h 11m 03s
平均速度:22.0km/h
最高速度:56.6km/h
上昇距離:3620m
心拍数(平均/最高):142bpm/176bpm
平均ケイデンス:85rpm
温度(最低/平均/最高):2℃/6℃/-
積算距離:9434km(ロード)
カロリー消費量:3877kcal

2005年03月19日(土)_
アドバルーン


自宅の近くにスーパーが開店。アドバルーンが空に浮かんでいた。駅-自宅間のルートから外れているので、これからも駅にあるスーパーを利用するので新しい店を利用することは滅多になさそうだけど…。

今日は久しぶりに買い物など。まずは取り寄せておいた『CICLISTI(チクリスティ)Numero.2』を地元の有隣堂で購入し、電車の中で読みながら横浜へ。

横浜の郵便局へ会津のレースの入金をしに行ったら、土曜日は電信払込は取り扱っていないとのこと。平日に郵便局なんか行く暇ないからきついな。

そもそも、ネットでエントリー&コンビニ支払いという今どきのレースのエントリーシステムで運営してくれれば、参加者がこんなに手間暇かけなくていいのに。まぁ手作りのレース運営でいろいろ事情があるのでしょう。

久しぶりにモアーズのタワレコへ。ブライアン・マックナイトの新譜があったので、軽く視聴して購入。他にバラードのコンピレーションアルバムを1枚。

その後、ダイヤモンド地下街の有隣堂でファンライドとロードバイク&パーツカタログ2005を購入。こういうカタログ物は毎年ついつい買ってしまう。

ヨドバシでデジカメコーナーやポータブルオーディオコーナーを見たり。ポータブルオーディオは近々買いたいと思っているのだが、色々ありすぎて決めかねる。メモリタイプとHDDタイプでもけっこう悩ましい選択だし。

帰りに三ツ境へ寄り、サガミで買い物。まずはタイヤ。ミシュランのプロ2レース2本。今年の中頃には交換しておいた方がよさそう。だから早めに買っておいて、交換が必要になったらいつでも交換できるようにしておく。

店内に気になっている3TのBio Morpheが置いてあった。重量は200gしかないそうで、持ったら驚くほど軽かった。今のDeda215もけっこう軽いが(215g)、単体で持つと恐ろしいほど軽く感じるんだなぁと思った。

レジはいつものメガネの若い店員さんが対応してくれて、色々話した。「もう峠とか上ってますよ、明日は奥多摩です」なんて言ったら「いいなぁ。考えられない世界だなぁ」と言っていた。

自転車ショップの店員さんは、自転車好きでこの仕事をやっているのだろうが、実際に思いっきり走ることがほとんどできないような感じを受けた。土日はショップで働いているし、長期休みもほとんどなさそう。

Bio Morpheが気になっている事を話すと、いろいろハンドル話に花が咲く。そのうちほんとに交換しようかなと思った。その後にFSAのコンパクトドライブが品薄というか入荷すらしてこないことについて色々話を聞かせてもらった。

2階に降りると冬物のウエアの処分セールをやっていた。ただし、安売りはパールのもので、Quick Stepの長袖ジャージが置いてあったけど、相変わらず高かった。

でも、これは前から気になっていて、今日は買うつもりだった。手にとって見ていたら、店のおばちゃんが「それ、1000円引きにしますよ」と言ってくれた。これは嬉しい。

今までパールのSHIMANOジャージしか長袖ジャージを持っていなかったが、これで着回しができる。Quick Stepの半袖ジャージは持っていたが、長袖も揃っていい感じ。

この3連休は全部いい天気みたいで、素晴らしい。花粉症なので花粉が心配だけど、それでも雨や曇りよりは晴れていた方が気持ちいい。明日は1日中思いっきり走る予定。明後日は休養日かな。
2005年03月16日(水)_
乙女・足柄峠・湘南ラン -その4-


足柄峠からは神奈川県南足柄市へ。こちら側もかなりの急勾配。序盤はヘアピンカーブが続き、あまりスピードを上げられない。路面に減速用の凸凹があり、これがかなり恐い。

ヘアピンゾーンを抜けると、直線の下りが続く。車も少なく、ガンガン飛ばしていける。この区間が最高に気持ちよかった。この日最高速度の66km/hもここで記録した。

下っている途中で、反対側から上ってくる女性ローディとすれ違った。手を挙げて挨拶。こんな時間から一人で足柄峠を上るとは、相当物好きな人か、シリアスなアスリートなのだろう。

かなり向かい風が強くて押さえつけられるが、下りの勢いを殺したくないのでガンガン踏んでいった。下りなのに全開でこいで疲れてくる。すごい風圧だった。



県道74号まで下ってくると、最初ちょっと迷ってしまったがすぐリカバリーして、小田原を目指した。県道74号は道幅が狭い割には交通量がけっこうあり、走りづらかった。忍者麺が前を引いてくれたので楽に走って行けた。

途中のファミマに寄った。コンビニの前の段差に座って中華まんを食べながら休憩。2人の間にあった幟が風で顔の前にやってきてジャマだった。雪は止んでいるが、気温はまだまだ低い。というかこれから日が暮れると下がる一方。



数時間前に走ったR255に出ると、再び小田原へ。今度はR1を江ノ島方面へ。R255とR1の最初おれが前を引いていたが、足の疲労がかなりあり、速度が出ない。強い向かい風が追い打ちをかける。

そこで、まだまだ元気な忍者麺に前を変わってもらう。向かい風のときは特に、前の人を風よけにすると楽に走れる。複数で走るときにしか受けられない恩恵だ。

しかし、上り坂でも速度が落ちない忍者麺に付いていく事ができず、上りになるとちぎれ始める。かなり足がいっぱいいっぱいになってきたので、速度を緩めてもらうよう頼んだ。

それからは、忍者麺は実に走りやすい速度で前を引いてくれ、非常に楽に走って行くことができた。あの強い向かい風の中、一人で走っていたら相当きつかったはずだ。



わりと新しくできたサンクスで休憩。けっこう前の話だが、このサンクスができたせいで、近くにあったセブンが潰れたのだ。あの子猫がいたセブンだ。思い出のセブンがなくなったのは寂しい。

怪しげなおじさんに「こういう自転車って高いんでしょ?」と話しかけられ、「こいつ自転車ドロか?」と警戒心を抱きつつ、店内へ。もう日が暮れてきて、気温もどんどん下がってきた。サングラスのレンズをクリアレンズに交換して、前後のライトを付けて夜ラン装備で走り出した。

R134は相変わらずの渋滞。途中で忍者麺と別れると、向かい風の中、一人で江ノ島方面へ。忍者麺の後ろで足を休めることができたので、それほどきつくなかった。



そのときだせるだけの力でガンガン走って行き、辻堂からは県道30号で藤沢市街を目指す。藤沢市街は路面が濡れていた。雪というより雨が降ったようだ。今日の天気は本当によく変わる。藤沢橋からは境川CRを北上。真っ暗なCRを走るのが定番になってきた。

向かい風がなくなったのは嬉しかったが、もう足が売り切れていて、20km/hほどで流して走って行った。それ以上速度を上げるだけの足と気力が残っていなかった。

走行距離は180km近くなり、足が攣りそうになり、足はもちろん、腕や体のいろんなところに疲労が溜まってきているのがよくわかった。バッグの中のパンをとるために腕を後ろに回したら腕の関節に変な痛みが走ったほど。



境川CRを離れ、母校の近くを通る暗い道を走っていく。信号待ちで止まって足をおもいっきり曲げたら筋に痛みが走り、攣りそうになる。慌てて伸ばしたら、それはそれで攣りそうになり、どうしようもなくなる。

半ば放心状態でダラダラと走って行き、畑の中を走る曲がりくねった真っ暗な道を走っていると、対向車のハイビームをくらった。強烈な光で目がくらみ、直後に目の前が真っ暗になった。

そこはカーブにさしかかるところだったので、前に車がやってきていることもあり、そろそろ曲がらないといけない。目の前が真っ暗なので道が見えなかったが、感覚で「この辺で曲がらないと」と思ってハンドルを切る。するとまだカーブは先で、縁石に浅い角度で進入。そのまま左側へ倒れる形で、畑に顔面から突っ込んだ。

幸い、畑には柔らかい土が盛ってあったので、それがクッションになり、怪我はなかった。頭はヘルメット、目はサングラスがしっかりガードして、痛みもない。不幸中の幸いとは正にこの事。

しかし、全身もロードも土まみれになり、ホイールも無理な力が加わったのでずれてブレーキに擦ってしまい、回らない。一瞬、走行不能かと思ったが、落ち着いて調べるとクイックを外してちゃんとはめるだけで解決した。

土まみれにはなったが、自転車へのダメージもなかったようだ。とりあえずジャージをはたき、顔の土もタオルでできるだけ拭った。口の中にも土が入り、気持ち悪い。

それまでの充実したランを楽しんでいた気分から一転し、一気にテンションが下がってしまった。土まみれで帰宅。鏡を見てびっくりした。顔の土を拭ったつもりだが、まだ土まみれだった。こんな真っ黒な顔で街中を走っていたのかと思うと、思わず苦笑い。



今回のランは、朝から晩まで、180km以上の長距離、乙女峠と足柄峠というまともな峠を越え、忍者麺と楽しく走る事ができ、天気も晴れ・曇り・雪と変化に富み、いろんな出来事があり(最後のオチも含めて)、とても充実したランだった。


データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/03/13
出発:7:14 帰宅:19:40
走行距離:182.9km
走行時間:7h 48m 30s
平均速度:23.5km/h
最高速度:66.0km/h
上昇距離:2080m
心拍数(平均/最高):142bpm/179bpm
平均ケイデンス:91rpm
温度(最低/平均/最高):1℃/5℃/17℃
積算距離:9193km(ロード)
カロリー消費量:2648kcal

2005年03月15日(火)_
乙女・足柄峠・湘南ラン -その3-


乙女峠を御殿場へ下る。ここまでさんざん上ってきた分、爽快な下りが待っている。忍者麺はまだ下りに慣れないのか、慎重になっている。そこでおれが前に出てガンガンペダルをこいで下って行く。

下りはあまり車がいなくてとても走りやすかった。御殿場の街並みを眼下に、爽快なダウンヒル。最後は車につかまって(峠の下りでは大抵車の方が遅い)、速度が落ちた。

そこで満を持して(?)忍者麺が前に出る。最後は道幅も広く、勾配もかなりある開放感ある下り坂。トップギアを回しきって、64km/hまで速度が上がった。風をモロに受ける自転車でこの速度だと、ものすごいスピード感だ。すごく気持ちよかった。

忍者麺は70km/h以上出たと言っていた。おれはアウター50Tなので回しきれなかったけど、52Tや53Tくらいあればもっと速度が出ていたかも。まぁ普段は必要性を感じないので50Tで十分なんだけど。



東名高速の下を通って、R138を進む。前方にマックが見えた。ちょうど昼時。昼飯はマックにしようと提案した。今日は気温が低いので、コンビニの前でまったり飯を食べていたら凍えてしまう。自転車の格好でも気軽に入れるマックは、けっこう助かる。

普段はジャンクフードなど食べないが、たまにならマックもいい。特に寒い日に峠を上るなど激しい運動していると、消費カロリーがすさまじいので、それを補うためにも高カロリーのマックは向いているかも。

やけに店員が多い割にはレジが2台しかなくて、レジ待ちにかなり時間がかかった。てりやきマックバーガーセットを購入。暖かい店内で忍者麺と談笑しながらバーガーやポテトをほおばった。運動して腹が減っているとうまい。



外に出ると、一気に現実に戻される。寒い。当初は県道78号で足柄峠を越えて帰ろうと思っていたが、マック内で忍者麺が「せっかくだから山中湖まで上ろう」と提案してきたので、篭坂峠→山中湖→三国峠→明神峠というコースに変更した。

そのため、山中湖まではずっとR138を進むことになる。コンビニで買いだしをしようということになったが、忍者麺がファミマにこだわっていて、ローソンなどには目もくれない。「ファミマがあった!!」と言ったと思ったら反対車線だったので諦めたようだ。

結局、ずいぶん走ったところのセブンで買いだし休憩をした。VAAMの新しい飲み物「VAAM WALKER」なるものを飲んでみた。なかなかおいしい。しかし量が少ない。VAAMはスポーツで、VAAM WALKERは徒歩など日常的な動きで脂肪を燃やそうという趣旨の商品らしい。



R138を山中湖を目指して走り続ける。勾配はそれほどきつくないが、楽でもない上り坂がひたすら続く。最初は道幅十分だったR138も、R246を横切った後あたりから道幅が狭くなり、そのうち車が反対車線にはみ出ないとサイクリストを抜かせないほどになる。こうなると非常に走りにくい。

坂を上るだけでもきついのに、車に気を遣って疲れが倍増。特にバスなどの大型車はきつい。忍者麺は相変わらず元気でどんどん先に行ってしまう。おれは乙女峠への登りでけっこう足にきていて、彼のペースについていけない。

同じ速度で走っていても、忍者麺は有酸素領域で走っていて、おれは無酸素領域に突入しているように思われる。だから、同じ速度で走ろうとするとおれだけどんどん苦しくなっていくのだ。体の差は上りになると顕著に表れる。

天気は完全に曇っていて、空は真っ白。午前中の爽快感はもはやどこにもない。上っているから寒さを感じないが、気温はどんどん下がってきている。そして、ついに雪が降ってきた。

富士フェニックス短大という短大を過ぎた辺りで雪が軽く吹雪いてきて、カート場の前で止まり、雪の降る中、今後のコースについて地図を見ながら考えた。



このまま雪の中篭坂峠を上るのもきついし、おれの足もけっこうやばそう。何よりおれが心配していたのは、明神峠の下り。雪の中あの超激坂を下りのは自殺行為に近い。冗談抜きでスリップして死ぬかもしれない。ブレーキをかけても止まれないかも。そんな下りだ。

篭坂峠の手前まで来ていたが、この雪では危険が多い。安全第一ということで、引き返すことにした。忍者麺はけっこう上りたかったようだが…。それでも、せめて足柄峠は上ろうということに。



今まで上ってきた道を、引き返す。当然下りだ。下っていると、けっこう勾配があったことに気付く。ガンガン飛ばして下っていると、あっという間に下りきってしまった。下りはかなり向かい風だったので、上りでは追い風の後押しがあったようだ。気付かなかったけど。

足柄峠へと続く県道78号の交差点を曲がる。忍者麺が通過間際に「ファミマがあった」と言っていたので、大きな看板でもあるのかと思えば、複数の看板が集合していて、その中に小さくファミマの看板があるだけだった。こんな看板を一瞬で見つけるとは、ものすごいファミマ通だ…。

このファミマで、足柄峠の前の最後の補給と休憩となる。気温は1℃。いったん止んでいた雪が再び降り出した。そんな雪の中、出発。県道78号は途中から車が少なくなり、とても走りやすい道になる。

御殿場線足柄駅の近くは、道がかなりわかりにくい。最初に来たときも、次にきたときも迷った。そのおかげで今ではしっかり道を覚えてしまったが、忍者麺も「これはわからないね」と言っていた。御殿場線の線路を越えると、いよいよ本格的な上りになる。



足柄峠への上りは、車もめったに通らず、自転車で非常に走りやすい。この道では忍者麺もおれのペースに合わせてくれて、2人でいろんな事をしゃべりながら上っていった。

一人では黙々と上るだけだが、こうしてしゃべりながら上ると楽しいし、何より楽に上れる。一人は一人の良さがあることは確かだが、峠は複数で上った方が楽に楽しく上れる。景色やきつさなどを共有できるのもいい。

2人とも花粉症だが、県道78号の杉林の中を走って行く。気温が低いので花粉は飛んでいないようで、特に症状は出なかった。寒くて逆に助かったかも。



杉林の間に続く雰囲気のいい道。次第に勾配がきつくなり、一番の急勾配のヘアピンカーブにやってきた。ここは18%くらいあり、壁のように見える。

そこをクリアした後も、10%勾配の上りが続き、不思議な事にその勾配に慣れてしまうのだ。前回もそうだったが、今回もそんな感じだ。慣れるといってもきついことには変わりないが、いつも感じる10%ほどはきつくないという感じ。忍者麺も「10%とは思えないね」と言っていた。



県道78号を進んでいくと、「凍結及び積雪の為 通行止」の看板と簡易ゲートが…。とりあえず進んでみる。最初は積雪などなかったが、次第に路面に雪が現れ、車の轍の跡をトレースしながら走って行った。

次第に路面全体が雪や氷になっていき、やばそうな雰囲気が。そして、道路工事をやっている現場にやって来た。通行止なのにやって来ているので申し訳なく通してもらう。工事の人は半ば呆れているようだった。

気温が低く、しかも標高はどんどん上がっていく。再び雪が降り出し、そして吹雪になった。ここまでくると、もう笑うしかない。この状況を楽しむしかない。こういうとき、2人だと心強いものだ。

上っているのでそんなに寒くないが、薄手のグローブをしている忍者麺は手が寒いと言っていた。おれは厚手のグローブなのでちょうどよかった。実は、出発前に「今日は指ぬきグローブでもいいかな?」とか思ったりしたのだが、その選択をしていたら死んでいただろう。思いとどまって厚手のグローブに交換してよかった。

雪の中、足柄峠に到着。展望台まで自転車を担いで上った。前回は工事中だったが、さすがに完成していて、きれいになっていた。周辺も整備されていて、あのときの光景がうそのようだ。

本当は、ここからの大きな富士山の眺めが素晴らしいのだが、今日は雲に覆われていて、いまいちだ。しかも雪が降っているし…。峠で写真撮影などをしてから足柄峠を下り出した。

続く

(画像は忍者麺に撮ってもらった。吹雪の中の足柄峠への上り)



データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/03/13
出発:7:14 帰宅:19:40
走行距離:182.9km
走行時間:7h 48m 30s
平均速度:23.5km/h
最高速度:66.0km/h
上昇距離:2080m
心拍数(平均/最高):142bpm/179bpm
平均ケイデンス:91rpm
温度(最低/平均/最高):1℃/5℃/17℃
積算距離:9193km(ロード)
カロリー消費量:2648kcal

2005年03月14日(月)_
乙女・足柄峠・湘南ラン -その2-


R1で箱根を上っていく。ここを走ると、いつも裏箱根を思い出す。そして、2000年のGWにこの道を初めて上った箱根ラン。今回のコースはその箱根ランと同じ乙女峠・足柄峠を上る。

相変わらず道が狭くて交通量が多く、走りづらい上りだ。忍者麺が前で、けっこう速いペースで上っている。HRは170を超え、かなり苦しい。次第に差が開いていった。

まったりペースでのんびり上っていく分にはそれほどきつくない上りだが、忍者麺のペースにがんばって付いていこうとすると苦しい。忍者麺は何度かペースを緩めて待ってくれた。

走っていると、自分の吐く息が白い。S720iでの温度表示は5℃。標高が上がっていくので、少しずつ気温も下がっていくだろう。走っているから汗ばむくらいだが、ジッとしていたら凍える寒さだ。



宮ノ下からはR138へ。少しだけ下りになる。一瞬の快適+爽快を味わった後、すぐに上りになった。基本的にダラダラと上る坂が続く。自分のペースで淡々と上る。忍者麺は次第に小さくなっていき、そして見えなくなった。

忍者麺は最近ジムで筋トレをやったり、普段もけっこう走り込んでいるという。元々走れる人だったが、さらにパワーアップしているのは、一緒に走って実感した。疲れを知らない体になっている。

おれも、最近は走り方が改善してきたり、走る量は減っているけど質はそこそこだし、今日も(相変わらず睡眠不足だが)体調は悪くない。むしろいい方だった。それでも、忍者麺のペースにはついていけなかった。

ロードを買った年の冬、一人でここを上ったときは、途中で休憩をいれた。まだ25Tまでしかなかった(2003年12月21日のラン)。さすがにあの頃よりは走れるようになっているようだ。ペースもあのときより速いし、休憩はなしだ。



ようやく乙女トンネルまで上りきる。トンネル内は真っ暗で、しかも車同士がすれ違うのがやっとという幅しかないために、後ろから迫る車に煽られる感じ。そして長い(1kmくらいある)。

ようやくトンネルを抜けると、茶屋の前で忍者麺が待っていた。前回来たとき(ロードを買った年の冬)はすばらしい冬晴れで、大きな富士山が目の前にあった。しかし、今日は曇っていて富士山の頂上付近から上は見えなかった。

小田原までは晴れていたが、箱根を上り始めてから雲に覆われてきて、乙女峠に着いたときは一面曇り空になっていたのだ。かなり寒かったが、峠から写真を撮ったり、2人でしゃべっているとそれほど気にならなかった。

車で来ていた(当然か)カップルに「すいません、写真撮ってもらえますか?」と頼まれて、写真を撮ってあげた。そのとき手渡されたのが写ルンですだったのには驚いた。今どきデジカメでないのは新鮮さすら感じる。いつの間にか、そんな時代になったんだなぁ…。


続く


データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/03/13
出発:7:14 帰宅:19:40
走行距離:182.9km
走行時間:7h 48m 30s
平均速度:23.5km/h
最高速度:66.0km/h
上昇距離:2080m
心拍数(平均/最高):142bpm/179bpm
平均ケイデンス:91rpm
温度(最低/平均/最高):1℃/5℃/17℃
積算距離:9193km(ロード)
カロリー消費量:2648kcal

2005年03月13日(日)_
乙女・足柄峠・湘南ラン -その1-


久々に長距離ラン。忍者麺と一緒に箱根を上った。ちょうど1ヶ月前にヤビツの林道やら三浦半島を回った180km越えのランをしたが、今回は天候も含めて、それよりハードなランだった。

コースはR246〜松田〜R255〜小田原〜R1〜R138〜乙女峠〜御殿場〜須走手前〜(引き返し)〜御殿場〜県道78号〜足柄峠〜県道74号〜小田原〜R1〜R134〜江ノ島〜境川CR〜自宅、という感じの約183km。

前回は3連休の真ん中だったが、今回は日曜日のランということで、忍者麺はその日のうちに寮帰らなくてはならない。なので早めに走り出して早めに走り終えることにした。

ということで、前回より1時間早い8時集合。前回と同じく伊勢原集合で、7時に家を出発した。前日にサドルのセッティングを変えたのがうまくフィットしていなかったのか、走り出してケツがちょっと痛い。

まずは伊勢原を目指してR246を走る。天気がよく、気持ちがいい。またもや追い風気味で、力をセーブしつつもそこそこのスピードで走っていけた。

なぜかS720iが心拍を拾わなくなり、何度もトライしたけど不機嫌は直らなかった。しょうがないのでそのまま走り続けた。そして時間通りに待ち合わせ場所へ到着。

忍者麺もすぐに到着。2人で小田原方面へ走り出した。まずはおれが先頭。先頭なのに楽に30km/hくらい出る。道ばたの旗を見るとかなり追い風が吹いているようだ。

あまりに快適に走っていけるので、天気の良さも手伝って気分は最高だ。桜坂のセブンで買いだし休憩をし、そこからは忍者麺が先頭で善波の坂を上っていった。

彼のS720iも今日は不機嫌らしく、心拍を拾ってくれない。逆におれのは機嫌が直ったようで、HRをちゃんと拾うようになった。1年近く使っているが、たまにこういった現象は起こる。

善波の坂を登り切ってトンネルを抜けると富士山が見える。しかし、今日は上の方に雲がかかって微妙な姿だった。坂を下って名古木を通り過ぎ、R246を突き進む。

アップダウンを繰り返すが、なにしろ追い風が強いので自然とスピードが上がる上がる。渋沢を過ぎてR255への交差点の手前の下りでは60km/h出た。そしてその後も40km/h〜50km/hくらいでガンガン走って行けた。

それも、そんなに必死になって走っているわけでもない。楽にそれくらい出せたのだ。「これがプロの速度域かぁ」とか思った。とにかく爽快そのもの。楽しくてしょうがなかった。


松田からはR255を小田原方面へ。先頭を交代しておれが前に出る。向かい風を感じるが、まだまだ強い追い風が背中を押してくれる。R255ではマラソン大会が開かれていて、大勢のランナーが走っていた。

最初は「お、マラソンだ」とか思って見ていたが、どこまでもランナーの列が続くので驚いた。中学生くらいから老人まで、まさに老若男女のランナー達が走っていた。天気もよく、絶好のマラソン日よりだな、と思った。

R255を南下して小田原のR1へ出る。小田原市街を抜けると、そのまま箱根へ向かってR1を走り続けた。少し走ったところのコンビニで休憩。アミノバイタルにおまけがついていて、おれは偶然にも「Cycling」が当たった。


続く


データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/03/13
出発:7:14 帰宅:19:40
走行距離:182.9km
走行時間:7h 48m 30s
平均速度:23.5km/h
最高速度:66.0km/h
上昇距離:2080m
心拍数(平均/最高):142bpm/179bpm
平均ケイデンス:91rpm
温度(最低/平均/最高):1℃/5℃/17℃
積算距離:9193km(ロード)
カロリー消費量:2648kcal
2005年03月12日(土)_
雨上がりの匂いは旅を思い出させる


最近、というか2月くらいからずっと仕事が忙しい。そして、これからも当分それは変わらないだろう。帰宅は23時台や日付が変わって0時台が定番になってきた。社会人1年目の忙しい時期を思い出すなぁ。

昨日は、朝会社へ向かうときに地面が濡れていたが、降られることはなかった。会社で仕事をしていると雨が降ってきて、窓の外は真っ白で、どことなく幻想的な景色になった。雨は、帰宅するときには止んでいた。

地元の駅に降りたときはもう日付が変わった後。雨上がりの独特の雰囲気が心地よかった。あの、湿ったアスファルトの匂い。あの匂いをかぐと、旅のワンシーンを思い出す。それも、一つではなくて、雨上がりの数々のシーンを。



水曜日に購入したKarada Scan、毎日計測中。ある程度データが揃ってからの方がおもしろいので、SUNA Lifeにデータが登場するのはもう少し先になると思う。明日走るので、翌日のデータがどう変化するのか非常に興味がある。

この体重体組成計には歩数計がついていて、PCへのデータ転送はこの歩数計を介して行う。体重体組成計のデータも、歩数計のデータも、PCで一括管理できるわけだ。歩数、歩行距離、消費カロリー、脂肪燃焼量、などの他に連続して歩いて脂肪燃焼に効果があった「しっかり歩数」など、様々なデータを記録・管理できる。

その日何時頃どれくらい歩いたが視覚的にもわかり、なかなかおもしろい。基本的にデスクワークなので通勤時くらいしかまともに歩いていないが、それでもデータとして残ると楽しいものだ。

おれは運動と言えば自転車なので、歩数計はおまけ程度にしか思っていなかったが、ただポケットに入れておくだけで日常のちょっとした運動データが得られるので、これもできるだけ毎日持ち歩いてデータを残していこうと思う。



ネットで注文していた自転車パーツが、ようやく到着。2週間もかかったのは、店とメーカー間の不手際だった。新しいサドルバッグが届いて、明日のツーリングに間に合ってよかった。

MAVICのホイールマグネットも一緒に注文していた。これを使用してS720iのスピードセンサーをフォークの左ブレードに付け直した。今までは一つのマグネットで、フライトデッキとS720iの両方のセンサーを右ブレードに付けて使っていた。

それでも問題なく使えていたのでよかったのだが、輪行袋に入れるときに毎回後ろ側に付けているS720iのセンサーの向きが曲がってしまい、手で直す必要があった。今度は両方前方向に付けているので、輪行時にもうまくまとまりそう。

今までより小型のサドルバッグになり、今度はペダリング時に腿が当たらなくなった。家の中で軽くペダルを回しただけなので、実際に走ったら少し当たるかもしれないけど。当然収納能力が下がったので、今まで入れてあったものを取捨選択する必要が出てきた。

そして、前の夜ランのときにサドルが低く感じたので、5mmほどサドルを上げてみた。一度ベストポジションに落ち着くと1mm単位で調整するんだけど、これくらい上げた方がよさそうだった。これから走りながら調整していこう。

それにしても、自転車いじりは楽しい。自分の好きなフレームに、好きなパーツを付けて、気軽に手軽に調整したりパーツ交換したり、メンテしたりできる。それも家の中で。そう言えば、新しい体重体組成計を使って測ったら7.8kgだった。軽量ロードに比べたら大したことないけど、プロでもこれくらいの重さのロード乗っている人もいたりする(重さが全てではないってことすね)。
2005年03月09日(水)_
Karada Scan


体重体組成計なるものを購入。いわゆる「体脂肪計」で、体重や体脂肪率はもちろん、内臓脂肪レベルや基礎代謝、BMIや体年齢など、さまざまなデータを、より細かく知る事ができる代物だ。

この前の日曜だったか、忍者麺とメッセしていて、彼が体重体組成計を買ったと教えてくれた。以前、彼に「健康や運動の成果を知るために体脂肪計買った方がいいよ」と勧めた事があったのだが、彼も最近自分の体を管理することに興味が出てきたようだ。

彼はオムロンの体重体組成計の最新機種「HBF-355」を買ったそうで、その機能のすごさに、健康志向のおれは激しく触発された。体重と体脂肪率だけでは足りない。さらなるデータを得るために、そしてより楽に、楽しく管理するために、新しい体重体組成計なるものを買うしか!!

速効でネットで色々調べ、とりあえず3月中には買う事を決意。そして翌日にはオムロンのPCと連動できる機種に目を付け、サイトから説明書をDLできたので本体を買う前から使い方を勉強し始める。

そして定退日の水曜日、ヨドバシへGO!! 店に入るなり真っ直ぐに体重計コーナーへ向かい、そして一応一通りコーナーにある商品を眺めた後、目を付けていた「HBF-354IT」をレジへ持っていった。

HBF-354ITの詳細はOMRONの製品カタログページを参照してもらうとして、簡単に特徴の紹介など。まず、普通に体重が計れる。100g単位の精度なので、今まで使っていた200g単位よりも細かく計測ができる。

体脂肪率も0.1%単位の精度で、これも0.5%単位から、かなりの精度向上。BMI判定は身長と体重から簡単な計算で出せるけど、計測・記録してくれるのはありがたい。基礎代謝は全く新しい機能で、非常に興味がある。

体脂肪率とは別に筋肉率も計測でき、トレーニングの効果などを知るのに役立ちそうだ。内臓脂肪測定機能は、生活習慣病予防の上で、非常に重要なデータ。これが計測できるのは素晴らしい。

さらに「体年齢算出機能」なる機能があり、実際の年齢と体の年齢の差を知る事ができる。なかなかおもしろい機能があるものだ。常に若くあるためには、こういった客観的なデータがあるとわかりやすい。

多彩なデータを得る事ができるのも素晴らしいが、この製品の一番のウリは、PCと連携してデータを簡単かつ効率的に管理できるところ。詳しくは別の機会に紹介するつもりだが、試しに1回計測してPCに転送してみたけど、おもしろくてにやけてしまった。

以前のデータとの比較やグラフ、チャートなどで数値の遷移を確認でき、視覚的にも操作的にもわかりやすく、使い勝手のいいソフトが用意されている。これなら毎日計測するのが楽しくなる。

CSV出力もできるのでエクセルでデータを活用することもできる。体重などを記録していくことは大事だが、毎日記録していくのは面倒なもの。しかし、これならやる気が起きる。この「やる気にさせる」という点は、かなり大事だと思う。

この製品についている「Karada Scan」というサブタイトルのように、健康を維持するには、まず自分の体の状態を知る事から。これから毎朝、起床時に計測し続けていこうと思う。そのうちデータを紹介したりしていこうと思うのでお楽しみに。
2005年03月08日(火)_
財布忘れた


うっかり財布を忘れた。定期で電車に乗って会社の最寄り駅までは普通に行けるので、コンビニで支払いをするときまで気付かなかった。そしてレジで商品を出してから財布を忘れていることに気付き、ちょっと恥ずかしかった。

駅を出たところのコンビニはSuicaが利用でき、ちょっと前まではそこでSuicaで支払いをして買い物をしていたが、最近は品揃えのいい別のコンビニで買い物をしていた。

そこはSuicaの代わりにEdyが利用できるが、おれはEdyを持っていないため、現金で買い物をしていた。そして、今日は現金を1円も持っていないのに堂々とレジまで品物を持ってきたのだ。

Suicaを始めとする電子マネーは、精算時の手間暇が省けて非常に便利。特に朝の混み合ったコンビニで財布の中をのぞいて金を数えたりお釣りを受け取るといった時間がかかる動作をスマートに済ませることができる。これは自分が早く精算を済ませる事ができるのはもちろん、列に並んでいる人にも嬉しい。

最近は携帯に電子マネーの機能を搭載している機種まで出てきて、これからどんどん普及していくような気がする。一方でセキュリティ面の心配もないわけではない。非接触の利点を悪用されて、ポケットやカバンに入れたICカードや携帯の電子マネーチップの情報を、リーダーを近づけるだけで簡単に読み取ることも可能だという。

財布は忘れても携帯はなかなか忘れない(忘れたらすぐ気付く)。ということで携帯に電子マネーの機能が付くのはとても便利だ。便利だけど落としたり盗まれたりしたときのリスクが集中するのも悩みの種かも。

しばらく電子マネー機能付きの携帯などは買う予定はないけれど、Edyはそのうち持つ予定なので、これで安心して財布を忘れる事ができる……じゃなくて、もし忘れても朝コンビニで買い物できるぞ。
2005年03月06日(日)_
終始オラオラの夜ラン


今週末も天気が悪かった。もう3月になったというのに雪が降ったりするし、今年は春が遅い感じがする。土曜は睡眠とパラサと会ったりして過ごし、日曜日には走りたかった。しかし、天気予報は雨だった。

午前中は爆睡していた。午後から天気が回復してきたようだが、まだ微妙な空模様。遅くまで寝たけど、遅くまで起きていた結果なので、あまり睡眠時間は長くない。また微妙に風邪っぽい感じの軽い頭痛がして、いまいち走りに出かける気になれなかった。

夕方になり、どうやら今日はもう雨は降らなそうだった。しかし、もうすぐ日が暮れるときに走りに出かける気が起きず、夜に夜ランでもしようと思った。少しでも走っておこう。

いつものことだが、1週間乗らないだけでペダリングが不安定になる。最初は毎回ペダリングの感覚を思い出すところから始まる。毎日のように通勤で自転車に乗れる人が羨ましいところ。

しばらく走ると、ぎこちなかったペダリングが安定してくる。最初からアップダウンが連続するので、HRはすぐに上昇する。原因は起伏というよりは車の流れにあるんだけど。

走り出せば体は暖まるが、冷気を受け続ける顔は冷たい。鼻水が出まくった。夜ランは距離が約37kmと短いので終始オラオラモードでガンガン走るが、今日はいつもに増して序盤からガンガン走って行った。

5kmも走らないうちにHRは170〜180くらいまで上昇し、運動強度はメディオ〜ソリアあたりまできている。ある程度走ると信号にひっかかるので、インターバルトレーニングっぽくなっている。もはや信号休憩がないと走り続けられない強度だった。

ギアを重めにして走ると、速度を維持しやすい。しかし、筋肉の少ないおれの足にはちょいときつい。ケイデンスが100以下に下がってしまう。少しずつ慣れて(筋肉を付けて)いかねば。

こんな飛ばしすぎて後半保つのか? という感じもあったけど、最近はなんだかんだで走れるのが経験的にわかってきている。回復力(乳酸除去?)、耐乳酸性、筋持久力といったあたりのキーワードがちょっとずつ上がってきているのかも。

レースではHR160〜190くらいで走るので、まさに夜ランでの運動強度(メディオ〜ソリア)とマッチする。だいたい時間も似たような感じだ。高い運動強度の走りで体を慣らしておく事で、レースでも生きる走りが期待できる。LSDやまったりツーリングばかりしていては身に付かないと思うので、こういった走りもたまに混ぜていく必要があるだろう。

片倉町あたりの坂ではダンシングの練習。前より苦しくなくなってきた。だいぶ感覚がつかめてきたような気がする。後半の坂エリアでは、じっくり上るのと神経系トレーニングとダンシングの練習をそれぞれの坂で分けて走って行った。

最近、ダンシングで坂を上るのがかなり楽になってきた。元々、体重が軽い方がダンシングで坂を上るのに向いているという。前の効率の悪いダンシングから走り方を改善して、ようやく自分の軽量な体を活かせてきたような気がする。

坂エリアの最後の坂など、ずっとダンシングで、しかも以前より楽に上れるようになってきた。といっても上りきったときはヘロヘロだけど(前はヘロヘロどころか死にそうな顔していた)。

坂エリアを抜けた後は、神経系トレーニングのおかげでペダリングがいい調子。平地をガンガン走っていける。かなり高い運動強度で走ってきたけど、後半でもガンガン走っていける。以前は後半バテバテだった。

けっこう交通量がある道ばかりなので、車の流れなどに気を遣って、また工事中のエリアでは強制的に全力で走らなくてはならず、なんだかんだでほとんど全開走行に近かった。もちろん、安全配慮はしているし、無茶な走りはしていない。

走っているときは苦しくとも、思いっきり走ったからこそ、走り終えたときの充実感は大きい。ストレスも運動不足も解消、カロリーも消費、距離は短くとも、リフレッシュできた。


走行日:2005/03/06
出発:19:25 帰宅:20:57
走行距離:36.7km
走行時間:1h 22m 24s
平均速度:27.0km/h
最高速度:52.2km/h
上昇距離:335m
心拍数(平均/最高):163bpm/131bpm
平均ケイデンス:98rpm
温度(最低/平均/最高):4℃/5℃/17℃
積算距離:9012km(ロード)
カロリー消費量:605kcal
身長/体重:178cm/56.2kg
体脂肪率:11.5%

2005年03月05日(土)_
9速パーツを譲る


今日はパラサにパーツを譲った。去年事故ったのを機にフルデュラ化したが、その際に以前から付いていたパーツで、事故でも破損にいたらなかったパーツ群。これらを家で眠らせておくよりは、使ってもらった方がいい。

105のSTIレバーやアルテの前後ディレーラー、12-27の9速スプロケなどで、ついにパラサも9速化できる(彼は古いロードを譲り受け、現在8速のWレバー)。それらに加えてフライトデッキやセンサーキットをセット。彼のサイコンは調子が悪いそうなので、これもちょうどいいだろう。

事故ったときにハンドル周りをそのままそっくり外して交換したので、ハンドル+STIレバー+フライトデッキ+センサーキット、バーテープなどはそのまま使える状態でセットで譲った。

ディレーラーなどはそれなりに汚れていたが、スプロケは買って2ヶ月ほどで事故ったので、ほとんど新品同様の輝きだった。全部で定価だと5万円オーバーのセットだけど、サークルの後輩、それもまだ学生ということで友情価格で譲った。

いい機会なので、一緒に走ったときのデジカメ画像や動画などをCD-Rに焼いてあげた。一通り見せてあげたけど、かなり新鮮だったようだ。やはり、走った後にいつでも見返したりして楽しめるよう、写真や動画はたくさん撮っておくのがいい。

おれのロードは、今では完成車で買った当時から付いていたパーツはフレーム本体とヘッドセットくらいで、後は全てのパーツが変わっている。昔の写真などを見ると、とても懐かしい。

今の装備でかなり満足しているが、まだ交換したいパーツはいくつかある。それらは緊急を要さないので、機が熟したら、そして気が向いたら交換するつもり。ちなみに、交換したいパーツはクランクセットとハンドルバー。

クランクはFSAのコンパクトドライブ「SL-K COMPACT MEGAEXO」で、クランク長172.5mmで50x34Tのセットでインナーのチェーンリングを36Tに交換して50x36Tにしようとか、けっこう具体的に考えている。

わざわざ36Tを後から交換するのには理由があって、製品として52x36か50x34のセットしかなく、50x36Tにしようとしたら後から交換するしかない。アウターは今も50Tだから丁度いいけど、インナー34Tは小さすぎるし歯数差がありすぎて変速性能に問題がありそうだから、使わないだろう。美ヶ原の激坂くらいしか使い道がなさそう。

ハンドルバーは3Tの「Bio Morphe」というエルゴノミックなカーボンハンドルバー。坂で上ハンに手を長時間乗せるのに、平らになっていて疲れにくそう。その他どこを握っても握りやすいらしいので非常に気になっているんだけど、価格が高いので気軽に買えない(45,000円以上する)。

次はあのパーツを交換しようかなとか考えたり、ネットで調べたりするのも、けっこう楽しいものだ。パラサは、今回譲ったパーツに交換して、次回は9速STI装備で快適に変速できるランになるかな。
2005年03月02日(水)_
野菜ジュース


毎朝、会社へ行く前に昼飯をコンビニで買っておくのだけど、今日はいつも買っている野菜ジュースが売り切れでなかった。代わりに別の野菜ジュースを買ったのだけど、これが口に合わず。

毎日飲んでいるのは、カゴメの「野菜生活100」という野菜ジュースで、野菜ジュースでもかなりメジャーな方だと思う。昔は野菜ジュースの独特な苦みというか、あれがどうも好きになれなかったが、これは非常に飲みやすく、とても気に入っている。

今日はその野菜生活100が売り切れていたので代わりに隣にあった別の野菜ジュースを買ってみたが、これがニンジン系の苦みが強く、口に合わなかった。我慢して飲んでいたが、これは2度と買わないだろうなと思った。

自他共に認める野菜大好きっ子で、レストランでもメインディッシュよりはサラダメニューの充実を気にするくらいだが、すりつぶしてジュースになると話は別。大好きな野菜も一変して苦手な味になってしまう。

好き嫌いはかなり少ない方だし、野菜は生・調理済みを含めてほとんど何でも食べる。ニンジンだってジュースじゃなければ大好きだ。ちなみに、トマトも大好きだけどトマトジュースは同じく好きになれない。

依然、サガミが「ブドウは好きだけど干しぶどうは苦手」と言っていた。おれはブドウも干しぶどうも普通に食べるので、そのときはサガミの感覚がよくわからなかった。「干したらダメ」と「すりつぶしたらダメ」の違いだけで、似たような感じなのかもしれない。

近頃は健康志向が高まっている。それに伴い、野菜ジュースもけっこう種類がある。最近は野菜の摂取が不足気味の人が多いと思うが、積極的に野菜ジュースなどで栄養を補給した方がいいだろう。

団長は大の野菜嫌いだが、野菜ジュースは飲んでいると以前おっしゃっていたような気がする。現在野菜ジュースを飲む習慣がない人は、いろいろ飲み比べてみて、自分の好みに合った野菜ジュースを見つけて、飲む習慣をつけてはどうだろうか。

200mlの紙パックで100円ちょい。毎日飲むとなると出費が気になる人もいるかもしれないが、長い目で見れば、これは必要な(体への)投資だと思う。病気になってから時間と労力と治療費をかけるよりは、日々、病気にならないために何らかの対策を施す必要がある。未来の自分を予想できない人には、理解できないかもしれない。

野菜ジュースを飲んでいれば病気にならないわけでもないし、当然ながら運動を習慣づけたり、バランスのよい食事など、様々な事に気を配らないといけない。それは当然の前提として、あえて「野菜ジュースを飲もう!!」と言わせてもらおう。
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