2005年01月23日(日)_
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「ビランクかと思いましたからね」
去年3月に事故った後にデュラのブレーキに交換したら、その強力な制動力に感動した。いつでも、ズバッと止まることができる。だから、峠の下りでも安心してガンガン攻めて行けた。
それから約10ヶ月が経ち、今ではブレーキの効きが甘くなってきている。シューもかなり減っている。あれだけ酷使すれば当然だ。そろそろ交換しなきゃな〜と思った。
それと同じように、チェーンも最近限界を感じてきている。今のチェーンは5000kmくらい走っている。だいたい2000〜3000kmくらいで交換するらしいので、まぁ十分使ったかな、と思う。
土曜日は125km走ったので、日曜日は休息日と買い物。天気予報では曇りで降水確率30%くらいだったけど、窓の外を見ると雪が降ってきた。昨日のうちに走っておいてよかった。
雪の中サガサイへ。デュラの10速チェーンとアンプルピン(5個セット)、それとブレーキシューを前後セットで購入。レジで精算するとき、店員に「どうですか、坂上ってますか?」と話しかけられた。
よく見ると、去年の夏休みの後、破損したキシリSLの代替ホイールを買いに来たときにちょっと話した店員だった。たまにしかサガサイに行かないから、もう覚えていないと思っていたので、ちょっと驚いた。
ちなみに、このときは走り屋さんと一緒に乗鞍へ走りに行く予定が迫っていたので、とりあえずシマノのWH-R540(約2万円)を購入した。そして、たまたま忍者麺と店内でばったり会ったりして、おもしろかった。
あのときは夏休み4泊5日ツーリングで黒人のように日焼けしていたし、元々細い体格なのにがっしり絞れていたので、相当印象が強かったのだろう。「どこ走ってきたんですか」「長野や群馬の坂ばかりを4泊5日で……坂が好きなんですよ」というような会話をしたのであった。
「覚えてますか?」「えぇ、ビランクが来たかと思いましたからね」(リシャール・ビランク:フランス人の超人気クライマーで、ツールで7回山岳賞、去年末に引退)
「……でも、この時期、山は走れないでしょう?」「いやいや、この時期は海沿いとか平地走って心拍鍛えていますよ」「ですよねぇ」「でも、暖かくなったらまた峠上りますよ」「あはは、好きですね〜。いいコースあったら教えてください」
そんな会話を楽しみ、あサガサイを出る。外は雪が降り続け、地面も白くなっている。歩道橋の上は滑りやすく、気をつけながら歩いた。手袋をしていても手が寒い。
数ヶ月もしたら、辺りの景色はずいぶん変わるだろう。暖かくなったら、いろんあ峠を上ろう。ひたすら上って、峠からの景色を楽しむ。達成感を味わう。どんな峠でも、上りきった瞬間に、サイクリストは少年に戻る。
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