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後悔しない自分のために
もも



 結婚式と未練と決意

日記終わりと書いたのだけど、ごめんなさい。
吐き出す場所がなくて、書いてしまっている。


Kさんの挙式と披露宴に出席しました。
教会式で、お父さんと腕を組んで入場する奥さんが、
ワタシが初めて目にするKさんの奥さんでした。
すごく綺麗で、幸せそうで、ワタシは今までにもうたくさんの式に出席していて、
人の式で泣くことなんてもうないと思っていたのに、思いがけず涙があふれてしまった。


席が後ろのほうだったのと、ちょうど柱があって、式はあまりよく見えなかった。
お父さんからKさんに花嫁さんが引き渡されるところも、指輪の交換も、誓いのキスも・・・




披露宴は、とても盛大で、Kさんや奥さんの親族の方が、次々とテーブルにやってきて
お酌をしながら、”今後もよろしくお願いします。”と言われるたびに恐縮してしまった。


思えば、私にとって、過去現在を問わず、好きになった人の結婚式に出席するって、
まったく初めての経験で・・・
ワタシ達は、最初から、結婚というゴールとは無関係な関係だと認識していたから
式に招待されても、別に平気だと思っていたけど、思った以上に酷なものだと感じた。


しかも、それは不倫で・・・
二人の門出である結婚式にはあまりにも相反する不似合いなもので・・・


年末に、ワタシが心の整理をし、その思いを告げて、
Kさんもワタシの意思を尊重してくれたので
ただの同僚として、毎日顔をあわせてはいるものの、
この関係は時間の流れの中で、確実に終わっていくことを感じていたのだけど
好きだという感情はそう簡単に消えないから、
それに、ワタシの気持ち次第で、関係は簡単に復活するであろうから、
決心したはずなのに、常に思いに押し流されそうになる迷いがあったから、
だから、今もこんなに苦しくみじめな思いになるのだなと思う。


それにしても・・・
幸せそうなKさんは、もう一人じゃなくて、二人を囲む大勢の人たちの前で、奥さんとの永遠の愛を誓いあい、
奥さんは、Kさんが自分を一番大切に思ってくれているから、着いていくって言った。
本当に本当にそうなんだなあという事が伝わってきたし、ワタシもオットに愛を誓った日を思い出した。


式場を出るときに、招待客を見送る二人に、
”今日はおめでとうございます”って挨拶した。
Kさんと奥さんが、”本当にありがとうございます”と言って、
新居のアドレスを手渡してくれた。


ほんと、もうおしまい。
ワタシにとっても、区切りの日になったかなって思う。
二次会はKさんには何度か、本当にだめ?といわれたのだけど欠席した。
Kさんは、ワタシの気持ちが冷めたからだって言うけど、全然違う。
披露宴ならともかく、親しい友人に、ひやかされて幸せそうにしてる二人の姿を見るなんて無理だと思ったから。


そして、式が終わって、Kさんの真向かいで仕事してて・・・
机に肘ついて、顔に左手を当てる癖のあるKさんの薬指には、ま新しい指輪がキラキラ光っている。
すごく気になるのだけど、指輪を見るたびに、結婚式の奥さんの姿を思い出すから、
ワタシにとってはよいかなとも思う。
ワタシの隣に座って、仕事の話をしていても、目があわせられない。


結婚式に、思った以上のダメージを受けたのだけど・・
改めて自分の未練を強く感じたのだけど・・・
でも、もう絶対戻らない。
KさんにはKさんの場所、ワタシにはワタシの場所がある。
と、強く思えたことも確かで・・・


本当に、結婚おめでとう。
そして、さようなら。ってね。

2005年01月15日(土)
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