ぶらんこ
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人には「役割」というものがあるんだなぁ・・・と思う。 「役割」と書くと、何やら務めのような意味合いも感じられるがそうではなく、いわば「その人らしさ」みたいなものじゃないかな・・と思う。 ひとりひとりの「らしさ」があり、その人なりの行動がある。ということ。
自分で言うのもなんだが、わが姉妹は仲が良い。価値観も似ている。 でも、ひとりひとり「違っている」それはもう面白いくらいに。 だから、母との関わりかたも姉妹4人様々である。 例えば母が何か言ったとする。それに返す言葉はまぁ色々だ。 そんなこと言わんでとなだめる娘あり。へぇそう・・・のんびり構える娘あり。よくわかるよと頷く娘あり。は?何か言った?と突き放す(?)娘あり。 言葉の内容もトーンもまったく違ったりする。当然といえば当然なのだろう。
けれども(あえて言うと)、わたしたちの「方向」は同じである。 それは、母とどうしたいのか、否、母とどうありたいのか。が、同じだということかもしれない。
姉妹それぞれが、それぞれ「らしく」母と関わるということは、案外大切なことかもしれないよ・・と、夏を思い出しながら考えている。 色んな形で母を支えるということ。 色んな色で母を包むということ。 それがゆたかであればあるほどいい。
その中でこそ、母は母らしく 在るのだ。
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