限定鼓動

2011年08月16日(火) no titled

失ったものばかり
数えては、両手潰す
見えなかったものが今じゃ
視界遮る程に覆う

潰した指を開いて手探り
視界は闇にお預け
それでもまだ
アナタの言葉の真意だけ
探せなくて



2011年08月12日(金) away

一生の別れじゃあるまいし。

そう云って分かれた道は
平行にさえ進まない

これが最期じゃあるまいし。

それでも疑うあたしにアナタが云った。

何も変わらないと思った世界は
少しずつゆっくり歪んでいった

アナタは確かに何処かにいるし
相変わらずあたしは此処にいる。

でもね、ほら

先に手を放したのは
アナタだったでしょう?




2011年08月11日(木) voice

この声が届くなら
枯れ果てるまで叫ぶのに


ひとつふたつ、拾い集める
溢したものを確かめながら
ひらりふらり消えていった
アナタの影を探しながら

掬い上げる数など知れて
取り零すものばかり増える
ただ、失くしたくないのに
その手を離したくはない、なのに


『ねぇ、どうせ居なくなるなら』
『あたしの傍に来ないで』

そんな我が儘通らないならさ

『拾った眼を逸らさないでよ』
『あたしが消えるその日まで』

せーの、で壊すまで


叫ぶ声が届くなら
声が枯れて喉潰しても
その手をとれないのなら
こんな両腕いらない

この声が届くなら
アナタの為だけに音を紡ぐ
その姿を見失うなら
色も形も何もいらない

この声が届くなら

アナタの名前だけ残して





2011年08月10日(水) my sugar,

まめが死んで、はまちが死んだ。

してやれなかったことが
幾らでも浮かぶ。
あぁしてやればよかった、とか
あの時こうしてれば、とか
取り留めないことばかり、ずっと。

気付いてやるのが遅かった。
ごめん。ごめんよ。
あぁ、愛して愛して
愛しきってやれたかな。

しあわせに、過ごせたか。


小さな体で、よく頑張ってくれたね。
あたしの傍に来てくれて
一生懸命、生きてくれて
ありがとう。



2011年08月04日(木) no titled

ハムスターの“はまち”がおかしい。
何か急にちっちゃくなった…痩せてる。
ごはんも残してる。
二日前までは殆ど残したりしなかったのに。
二日前より毛並みも悪いような…。
どうしよう。
何で気付かなかったんだろう。
ごはんを入れてやると、えさ箱に飛び込むものの
どれも口をつけない。
…食べられないのかな。噛めないのかなぁ、、。
砂糖水を少し与える。
ペレットをふやかしてやってみる。
あ、少しだけ口をつけてくれた。
はまち、ごめん。
今日のこんな深夜になるまで気付かなかった。
いつから具合、悪かったんだ?
ごめんよ。今、こんなことくらいしか
お前にしてやれないよ。


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陽 [MAIL]