限定鼓動

2008年10月20日(月) ナイトメア

「こっちが非難口?」

「はい!早く、…中へ…!」

リビングには、年老いた女性がいた。

エレベーターの表示は『上』

「上に、何があると云うんだろうね…。」
老女が呟いた一言は、私にも引っ掛かった。

そうだ。
逃げるなら下だ。
ヘリポートでもあるならまだしろ。
上に、…上に何があるというんだ。

詰め込むように、車椅子をエレベーターへと導く。
私は誘導、他は何も知らない。

おかしな音がする。
当たり前か。
ぎりぎりまで押し込んだ車椅子の人達。
扉は閉まる。
『上』へと載せて。


がしゃん…ぐしゃっ…


何だ?

エレベーターはまた3Fへと降りて来た。


血まみれの
車椅子の残骸と
かつて、否、人だった筈の残骸。
塊、…いや。これは。
……何だ。


「これが…!人間の最期なの…!?」


顔を覆った誰かが叫んだ。
悲痛な叫びは囁くようで
はっきり届いた。

胸を、貫いた。

がしゃん…っ

また響いた。


もう理解していた。


あの老女の云う通り
上には何もない。

そして、

「え…」

顔を覆ったままに彼女が
踏み入れたエレベーターは下へ向かった。

ぐしゃ…っ

鈍い音が響いた。


下にも何もない。


見えることのない
空を仰いだ。



2008年10月18日(土) no titled

あんまり両手とも痛いので。
今日は両手首、湿布貼ってみました。
あんまりこういうものは使わないのだけれど。
モーラステープを貼った方が効くかな。
てかテルネリンとテグレトールとそれでダメならボルタレン。
アカン、薬漬け。笑

さて、明日は早出。
両手首湿布で見た目重傷者みたい
大人しく今日は寝ます。
おやすみなさい。
また、明日。


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陽 [MAIL]