限定鼓動

2004年02月27日(金) 健忘症

友達を、一人忘れました。

「解離性健忘症」(多分そんな名前)
そう、云われました。

気付けば駅前まで来てた、だとか
よく行ってた筈のライブハウスが思い出せない、だとか
そういったことはあったけどさ。
人一人、存在を忘れてしまうなんて。
つうか在り得んでしょ。
最初は友達皆に、騙されてるのかと思ったけど
一緒に撮ったプリクラが、ちゃんと残ってた。

失ったんじゃなくて忘れてるだけだから、ちゃんと思い出します。
先生はそう云ってくれたけれど。

健忘って、精神科だとか心理領域のことに全く知識のなかった頃でも
そういえば聞いたことあるし。
大したことじゃないのかも知れない。
けれど、けれどね。
あたしは、これから
あんなにもありがとうと感謝した誰かを
一瞬でも忘れるかも知れないんだ。



2004年02月26日(木) 奇跡

泣きながらかけた電話。

アナタに、伝わったかなぁ。

ほんの少ししか言葉に出来ないけれど。

涙が止まらない程の、ありがとうが。

出逢えて、本当によかった。



2004年02月25日(水) no titled

最近、記憶障害。
健忘かなぁ…。

気が付けば、泣きながら剃刀を握り締めてた。
刃のほうを右手で、柄を左手で。
掌にはきっちり刃が入ってて、これじゃぁ切るのと変わらんやんかと思ったけど
ここんとこ消毒でほぼ通院状態になってる外科に行くと
「我慢したんやなぁー、よぉく判るからなー」笑いながらと云ってくれました。
「けど、刃の方まで握ったらなぁ」と苦笑いの先生。
何だか、そんだけでふっと軽くなって有難かった。

“切る”ことは絶対、周囲の人にとって“悪い”ことであって
それまでの我慢や努力は、決して理解してもらえない。
どれだけ泣きながら腕に刃を添えたのか。
その行為自体を判ってと云う気はない。褒められた行為じゃないことくらい判る。
けれど
どうして、それまでの我慢をして努力をして
私が生きているのか、生きていかなきゃならないのか
考えてくれたこと、あるんだろうか。
その貴方の云う「馬鹿な真似」をする理由を
考えてくれたこと、あるんだろうか。

嫌なことの多い世の中やけど…と云いながら、消毒を施す先生。
この程度の傷、自業自得だと、放り出せばいいものを。
外科医も、精神科医も。
この人たちは、あたしのように甘ったれてなんかいない。
殺すなら、あたしにも出来るんだろう。
この人たちは、あたしが出来なくて、いちばんやりたいことをしている。
この人たちは誰かを、助けることが出来る。



2004年02月22日(日) 鮮やかな傷

薄れていく傷跡が、不服で仕方ない。
もっと鮮やかに残ればいいものを。

そんな風に思うあたしは
だからやっぱり、病んでるんだろう。


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陽 [MAIL]