「今、すごい音がしたね。2階の人が風呂場で転んだのかな。 ハッハッハッ。」
「昼間Youが懸命に植えてたトマトの苗が、 支柱ごと全部倒れてるぞ。」
「私の留守中にベイビーのウンチを『おまる』でキャッチ できたんだ。」
「ネリネリと出てきたときは、ガッツポーズだったぞ。」
(家にある『マダカスカル』のライオンのおもちゃを指して)
「これの声は『玉木宏』なんだってね。」
「ああ、あの司会やる人か。(※)」
※玉置宏(たまおきひろし)のこと
(ベイビーが何やら大きな声で発した言葉が『右大臣!』に 聞こえたので)
「急に持ち上げられた。」
「今どき、そんな持ち上げ方する人いないよ。」
(外出前)
「ヒゲ剃らないで行くんだ。」
「さっき剃ったよ。」
(朝、水島ヒロと絢香の結婚報道が流れていた時、 テレビの前でさして驚いていない夫に、遠くの台所から問う。)
「え?誰誰誰?水島ヒロと・・・大塚愛?」
「違う。『じゅんか』さん。」
(明日の昼間に、数組の母子で花見を計画しているのだが)
「(二人で食べるはずだった)『草だんご』持ってっていいよ。
え?さっきも言った?」
「無意識だとしたら、よほど執着があるんだな。」
「眉毛セットするのに、毛抜きがどっか行っちゃった。 貸してね。」
「いいよ。って、こらーっ。 それで鼻毛を抜いていいとは言ってない!」
(台所と隣の部屋の間にベビーフェンスを設置しているのだが、 短足の私たち夫婦には、股ぎりぎりの高さである。)
「よいしょっと。」
「ちょっと、ちょっと私が超えてるときに 同時にYouも超えたら、ぶつかって共倒れでしょ!」
(ベイビーに離乳食をあげている様子を見ていて)
「くちゃくちゃと咀嚼してる。」
「そうよ。赤ちゃんだから許されるけど、 おじさんだったら、完全に嫌われる食べ方だよね。」
「去年は海外の『ペンギンが空飛ぶ映像』にすっかりだまされて、 私に興奮して教えてくれたけど、今年はだまされるなよ。」
「う、うん・・・」
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