flimsy−eXcuse
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押しつぶしてよ。 不安なら押しつぶしてよ。
僕を本当に愛してるなら謝らないでよ。 独りにしないで。
全部独りで背負い込まないでよ。 オマエの為だとか綺麗ごとで片付けないでよ。
なんで、なんで置いて行くの? なんで独りで行っちゃうの? 残された僕はどうしたらいいの?
もう絶対帰って来ない人を また待ち続けないと行けないの? 『ねぇ、黙ってないで答えて・・・。』
恐いなんて思っても絶対口に出してはいけないと思ってた。 痛いって目で訴えても気付かないフリをされるのは愛だって願ってた。
もう何回目だろう…。この人が僕を汚すのは。 最初は数えていたのに途中からどうでも良くなってきた。 真っ暗になるといつも現れて僕がそれを待っているのを知っている。
眼を見たことがない。 声も聞いたことがない。 本当は誰も居ないのかも知れない。 もしかしたら全部僕の妄想なのかも知れない。 それでもこの穏やかな時間大好きだったんだ。
気が付くとそこには何もなくて僕は知らないうちに眠っていた。 一人の夜は長くて寂しくてその・・・悲し過ぎる。 普通の人は当たり前のことかもしれない。 でも僕には我慢ならない。
身体は眠っているのに意識は妙にはっきりしていて、夢が僕を誘う。 見たくもないのに勝手に現れて何の役にも立たない紙芝居を始める。 それがイヤだから僕は意識がなくなるまで眠らないし。眠れない。 誰かがそばに居ないと怖くて安心できない。 大人にならなくちゃ・・・。
この歳で一人が怖いなんて馬鹿げてる・・・。 解ってる。そんなこと。 だから神様にお願いして今夜もまた彼が来るのを待っている。
2004年10月20日(水) |
解って「モラエル」かな。 |
痛くないから痛いって言わないんじゃない。
赤色と青色が怖いから眼を瞑らないんじゃない。 太陽を見ようとしないから大人になれないんじゃない。 愛してないから冷たくしてるんじゃない。 右に行けば道に迷わない訳でもない。
『例えば』 そこに在る何かを僕は見つめたい。
彼は・・・。 僕を・・・。 どうしたいんだろう・・・。
撫でてる。誰かが髪を撫でてる。 ゆっくりと、そう何度も。 上から下へと一定の力加減で。
誰だろう。 僕しか居るはずのないロフト。 横になってる僕の後ろに確実に座ってる何か。 大きくない。子供か小動物か。
僕は気持ちよくて、そのまま眠りに落ちてしまった。 でも必ず何時間おきにかは僕を起こす。 気付いたら僕は汗だらけで飛び起きる。
これが夢なのか現実なのかも解らない。 またアバレダシテル僕の中の何かが。
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