プープーの罠
2003年10月31日(金)

無彩色のカラフル

画材を一切合切
捨てようと思った。
引っ越す度にいちいち持ってきたけど
しまったまま一度も開いたことがない。
久々に見る画材は
きちんと使われることを待っていて
中にはまだ使ったことのない筆や
見たことのない色がひしめき合い、
ただ捨てるにはやはりどうも気が引け
まっしろいキャンバスに向ってみるも
思い浮かぶものは何もなく
ただ ひたすら まっしろで。
イメージは稚拙
愛した道具 を
好きだったはずの 絵を描く ということを
まるで冒涜しているよう。

2003年10月30日(木)

笑う速度

無感動、無表情、
一体いつまでこのままでいられると思う?

何かめんどくさくなって1件キャンセル。
働く気があるかないか
と言えば、ない。
仕事を辞めたのは失敗だった
のかも知れない。
でも、きっと辞めてなかったら
君とは何もなかった。

春夏秋冬
時の流れなんて無視して
私はため池のように
同じところでよどんでいたい。
まっしろな中で、
刹那を止めて。

2003年10月29日(水)

重い腰

就職活動を始める。
とりあえずネットで探そうかなーとか
出歯亀的 のぞくだけな気分で
派遣サイトをうろうろ、
システムをよく分からないまま
これ詳細が見れるのかしらと
ポチッとボタンひとつ押したら
9件一気に申し込み
みたいな状態で、途端に
一気に電話がかかってきて
いきなりアワアワ。
天秤にかけるどころじゃない。

近頃の脳みその動きは亀よりもゆるかったので
そんな聖徳太子のようなことはムリ。

とりあえず1社出向いて派遣登録。
面接の心構えも時事ネタにも置いてかれっぱなしなまま
とにかくあたふたして帰って参りました。

学生の時にプレゼン用に買ったスーツ
着るだけで何だかみじめな気分になります。
新しいの買いたいところだけど
何で重い腰を上げて活動を始めたかって
ひっ迫状態にお金がないからなわけでして、
かといって いつも柄シャツ柄シャツ
コンサバ「っぽい」服ですら持っていない24才、
仕方ないのでユニクロに行ってユンソナセットを購入。
5000円の身なりで就職活動ですわ。

明日は2社行くのだ。

2003年10月28日(火)

オレンジ色の傘

まさに悪酔いという感じで
1日中潰れていた。
でも久しぶりに途切れることなく眠り続け
おかげで逆に瞼が重くなったけど
何かすっきりした。

家賃払い込みに行ったら間に合わず
貼り出された証券のレートを眺めて
お家に帰ります。


最近
起き抜けと仕事終わりに
メールをくれるのが習慣。
それだけのことですが。

朝起きて 夜眠る前に
少し思い出してくれたら
それでいいと思う。

2003年10月26日(日)

パテ、ダッチワイフ、ディスタンス

最近はどうも
夜の1時に寝ても
3時 5時 7時 と
定期的に目が覚め、
その度に30分くらい
ぼんやりとして
特に何かするでもなく
何か考えるでもなく
ただ ぼんやりとして
それからまた眠る
と いうサイクル。
目が開いて夢を見ない
レ ム 睡 眠
といったところです。

3時
目が覚めてすぐ
君からメールが来て
好きよと書いてある。
私は曖昧に笑い 流し
再び目を閉じる。

5時
君の写メールが届き
前に写真がキライだと聞いていたので
顔を写してることに多少びっくりし、
私はいつもの顔が好きよと返す。

カーテンをあけると
青く薄暗い空は少し朝の感じ。
眠り直すのをやめてみる。
継続して眠り続けることはできないし
夢こそ見ないけれど
ある意味とても効率良く眠ってはいて、
頭は起き抜けからスッキリ。

電話がなって1週間ぶりに聞く声は
相変わらず低く、
眠っていなくてテンションのあがった君は
堰を切ったように全てを語りだす。
窓の色が変わっていくのを見てる。

9時
電話の電源がきれかけ
耳は耳鳴りで、
とりあえずごはんでも食べましょうか
と、お互いの家の中間
くらいにあるレストランへ行き、
さわやかな空気、朝日、
雰囲気はまるでホテルの朝ね
と言い、目の前の景色はお墓、電車、カラス。
コラージュのようなおかしな風景。

13時
日曜日の公園、落ち葉の上、
死体を踏んでいるような感覚
道じゃないところをゆっくりと歩き、
秋の色をしたベンチに腰掛けて
日曜日を楽しむ人々を眺め
秋にうっとりする。

ぽつりぽつりとする会話は
とてもあけすけで
彼は自分の心を
ベルリンの壁のように砕き
その世界を無感動に
ただ見せてくれて
私はあらそう、と応え
彼の名前の漢字を聞く。
静かな空気は心地よく
風は冷たく
空は薄い色

私は寂しさが分からない

17時
そうだ今日の夜は森君と飲むんだ。
薄暗く寒くなった公園をまた歩き、
彼はギリギリまでお茶でもどうかと言い
雑踏をまた歩き、電車に乗り
妙に広い喫茶店で
同じホットココアを飲んで
猫舌なのよ、と笑う。

19時
そして手を振って別れる。


君の話を聞いて私は
すごくすごく安心して
涙が出そうになる。

君が欲しいのは
心の隙間を埋めるものだ。
寂しさをまぎらわすための。

私 君のこと好きだわ。
多分めちゃくちゃ好き。

透明なガラスの陶器


喫茶店で隣の席の人が吸っていた
細いくせに妙に鼻につく臭いのタバコが
しっかりと私にも染み付いていて
それをまぎらわすために香水をつけて
家にあるありったけの
お酒を抱えて森君宅に行く。

やっぱりヤツは
前と違う人の名前を言いやがり、
ずっと前に二人で観に行こうと言ったまま
結局観なかった映画をビデオで観て、
キルビル観たいね「ヤッチマイナ!」とか言い、
そういえば森君のタバコはあまり気にならないなぁ。
うっすら降り出した雨、
丑三つ時、静かな住宅街を帰る。

大して飲んでないのにえらく目が回り、
帰るなりそのままベッドに潜りこんで
香水の匂いにふわりと包まれて眠るの。

それから私はあぁ幸せだわと思った。

2003年10月25日(土)

まるい棘

私のいないところで世界が回っている
様子を見てるのが好き。


最近どう?
えーとまだぷらぷらしてます


若干開き直りが生じてきた今日この頃、
働く気ないなら あんた結婚したら?
と複数の人に言われ始める。

え?結婚てそういうものなの?

そんなことはさておき、私は実際うっすらと
彼との結婚を夢見ていたりするわけですが

相手はどうなのよ
ぼちぼちですね
次にこの話する時、あんたきっと別の人のこと考えてるわね


あれ?それって何か私
森君みたいじゃん。
力づくで否定したい。

明日は森君宅に飲みに行く。

2003年10月23日(木)

うららかな眠りと

何かわんこみたいにまとわりつく
にゃんこが今日は
妙に可愛くって
いつものクセで突き放したら
動揺するくらいしゅんとしちゃって
それがまた
あんまりにも可愛らしいので
君のこと好きよという。

2番目に。

じゃ1番は?という反応を想定して
意外と適当に言ったのに
割と素直に喜ばれてしまい

さて、どうしましょうか。

2003年10月22日(水)

グリーンアイズモンスター

雨。

豚肉買いに行って鶏肉買ってくる。

本屋をぶらぶらして
毎度お馴染み魔法の杖
「準備は整ってる」らしい。
準備、ねぇ。

音楽を聴いて聴いて。

私がキリキリしてる理由は本当は
相手がどうとかじゃなくて
自分の中の緑色の目なんじゃないか
と、思い始める。

映画を観に行って観なかった。

2003年10月20日(月)

そして苦笑いのまま

相変わらず眠れなくて
相変わらず食欲もない

早起きに身を任せて
家を出たら通勤ラッシュ。
人ごみにまぎれてイナバの家に遊びに行き、
彼女の友達の結婚式のための
パンフレット作りを手伝う。

彼女は彼女で遠距離の彼とは
ポワン と老成したみたいな雰囲気で、
それを見てると
無闇に神経を擦り減らし
ピリピリしている自分が
えらく稚拙でバカっぽい気がしてきて、
ともあれ何かおかしな親子を横目に
ふたりでラーメンをすする。

枕が変われど 人と寝ようと
相変わらず眠れなくて
夜の空気は凍てつくよう。
月が満ちていく様子を
一日、一日
と、数えていきます。

とりあえず刹那主義で行きましょうか。

2003年10月19日(日)

赤いライトに殺される

気分は上の空のまま 飲んだ後、
見る見ないに関わらず とりあえず
ミズケンオールナイトの会場に向かおうかと
表参道から独りぷらぷらと渋谷へ。
ヤギ君から電話があって
ロンドンから仕事がてら来日してる知人と
クラブに行くから一緒にいかが
とのことで、彼女に会うのも1年ぶりだし
ミズケンやめてWOMBヘ。
天井が高くてレーザーが素敵過ぎ。

「前に付き合ってた人は今彼氏がいて」
ヤギ君の過去は別にいいんですが、
この、付き合ってた「人」が
男なのか女なのか
そんなところを心の中で考え、
人ごみの喧騒で途切れ途切れ
声が聞こえづらい会話、
耳打ちで3回も聞き直した台詞が
「セックスしようか」で、
あまりの脈絡のなさと
その唐突ぶりに
笑った。

「人」は女の人なのか。

ヤギ君と私について しきりに
ふたりは付き合ってるの?
と聞いてくる知人に
私は英語の細かいニュアンス
が分からないので曖昧に笑い、
そして彼の答えは
Just happy friendだそうで
まさにその通り、
でも私は、
視覚と聴覚どっちがなくなったらいや?
とか
タマネギ食べて血液サラサラ計画よ
とか
そういうどうでもいいこと
を話してるくらいで
充分ハッピーなわけよ。
男女の友情っていうかさ、
大人になってもイノセント
な関係が欲しいのよ私は。

月が真上に薄く浮かび、
北風の中
太陽が昇る。


born slippy


7時に帰宅して
染み付いたタバコ臭さにうんざり、
勢いにまかせてエクステンションをもぎ取り
シャワーを浴びて
倒れるように眠る。
うとうとしていた気はするけれど
目が覚めたら9時、
いつも起きる時間で
そのまま眠れなくなってしまい
することもないまま起きる。

いろいろなことから
気をそらそうとしても
どうしてもダメで、
そして体調を少し振り返るとここ数日
自分が不眠症になっていると気付く。

籐のカゴを買いに行き
風呂を掃除して
それから髪をさらに真っ黒く染める。

イナバから電話があって
「明日休みだから泊まりにおいで」
オッケイ了解、電話を切ってから
今から行くのじゃダメかと
急に不安になる。

私が激烈に誰かと一緒にいたいと思う時は
寂しさ や 愛しさ から来るものではなく
誰かから逃げるために 他の誰かにすがる、
そんなカンジで

何か泣きたくなって来た時にヤギ君からメール。
人の顔を見たら少し落ち着き、
みんなでご飯を食べながら
良い意味でも悪い意味でも 否応なく
ヤギ君が 年上の男 だということを認識し、
会話の80%は英語で展開
その中の30%くらいしか私は判らないけれど
それでも私は楽しかったのでした。

2003年10月18日(土)

薔薇の名前

気持ち悪いまま
食欲が失せていく
不安が入り乱れて
私は箱の中。
シードルが体内に染み込み
世界がグルグルします。

きっかけを掴めばあとは
"坂道を転がり落ちるように"
上り坂を上っていく。
上りつめたらもう下りるだけ。
そこから空へ飛べるわけじゃない。



もう終幕は目の前でしょうか。

2003年10月17日(金)

ミ ル ポ ア

妙に早い時間に目覚める。
しばらく起きてみるけど二度寝。
ずっと薄目を開けているような
浅い眠りに揺られて
予定もないままに
やはり いつも通りの時間に起きる。

ジムでカウンセリング。
脂肪-1200グラム
筋肉+1200グラム
スバラシイじゃないですか。
メニューに若干の変更が加わり
調子が狂いながらも
早くも猛烈な筋肉痛に追い込まれ、
マッチョになりそうなイキオイ。



君 昨日とうってかわって
少し落ち着いたテンション。

君が言ってることは
割と適当で、話半分
ちょうどいい感じ。
なのに 思いがけず
他愛のない言葉に埋め込んだ私の
何てことないはずの一言に
君が応えて
私はクラクラしました。
それは私の独り言で
聞き流してもいいくらい軽く薄く
うっかり口をついて出たもので
死なないで と私は言った。

私はタナトフォビアでありながら同時に
心の均衛を保つことが苦手そうで
いつも死を意識している人に
惹かれてしまう。

そうして
ゆるやかな上り坂を登っていきます。

2003年10月16日(木)

星空のダイヤ

例えば、
見たい映画を選ぶ時に
何を決め手に選ぶか
私はキャストで
君は監督で。

目玉焼きに
醤油だろうがソースだろうが
そんなのはどうでもいいの。
視点と価値観の違いは大きいなぁと思って
だってそれって 存在位置 が違うってことで
同じ景色は見えないわけで
何だか急に
悲しくなりました。

2003年10月15日(水)

さよならテンプル。

リキッドルームでtctc見て来た。
1年半ぶりに見るその姿は
確実に大きくなっていて
演奏にも厚みが出て
特にPanzer Attackには圧倒された。
奇人っぷりも相変わらずで
見た目だけ見れば
うさん臭いくらい男前揃いなのに
それを惜しみなく無駄にしていて
「次ノ曲ハLove Song(※日本語でMCする)」
とかいって歌い出すのはMurder Song
(彼らの曲でも屈指の暗い歌)、
飲酒はやめたようだけど今度は猛烈な喫煙で
スパイキッズの3Dメガネみたいなものをかけ、
アメ舐めてるし
何か日本語熟れてるし

でも、強烈に好きだった
はずの何かが欠けていて 何だろう
グラグラした危うさみたいなものや
はけ口のない怒り
そういう渦の中の諦めと開き直り
みたいな トリッピン なカンジが消失。
ニューアルバムの曲はライブで聴いても
やっぱりピンと来なかった。
私が見たかったのは安定した技術なんかじゃなくて。
じゃあ私はライブに一体何を求めているのかというと
さっぱり判らないんだけど、でも
もう彼らのライブを見に行くことはないと思った。




人ごみにまぎれていたせいで
酷い頭痛。
早めにベッドに入って
少し夢を見ていた。
それは所詮
夢にしか過ぎない夢で

2003年10月13日(月)

RRR

連休なんて関係なく
雨が降って何もしない。

松から電話。
まぁ、相変わらずです
と応える。

眉から電話。
まぁ、相変わらずです
と応える。

気がつけば話題がなくて
ぱたりと途絶えていた
ドラキュラからのメールが
堰を切ったように再開。
夜通しひとり
踊り続けるらしい。
彼のTシャツの柄を思い出して
まぁ相変わらずですね
と応える。

人口無能応答システムにでも
私の名前を与えておけば
実体がなくてもやっていけそう。

2003年10月12日(日)

コトノハ オトノハ

最近モノゴトの合間を縫っては
携帯のメモ機能でプープーの下書きをしていて、
携帯で書くと1行が極端に短いせいもあって
妙に箇条書きチック
妙なリズムがついてしまう
のですが、その文体が少し好みだったりします。

支離滅裂気味で意味はあまり通じにくいのですが。


ところで家の電話を 家電 という。
うちの電話は ネット回線のついでに通っている
くらいの存在で、電話番号は誰も知らない
くらいの存在で、そんなせいかはいざ知らず
家電というと 冷蔵庫 なんだよね。

2003年10月11日(土)

今日の運勢

環境が穏やかに変化していきそうな日です。
あなたに必要な人物以外との付き合いは、
今日から徐々に減っていくでしょう。
おせっかい心や妙な同情はせずに、
あなたが本当に付きあいたい、
と思う人とだけ関係をつないでいくようにした方が幸運です。
人間関係がスムーズに運ばれていくようになり、
気遣いに疲れることなく、親しい友人との
楽しく穏やかな時間が過ごせるでしょう。


骨と遺伝子


トンボイさんと飲みました
ピンク色のゾウのビール。

やはり私は自分のことを話すのが苦手。
その人はとても聞き上手で
まるまるそのまんまを聞いてくれて
それだけでも嬉しかったのです。

現実味を帯びない理想論に
解決策の見えない螺旋を見据える。
くるくると墜ちていきましょう。


音もなく 細かい雨が降っていて
空気がひんやりとしていました。

酔うといつも
思い出すのは君の顔。

2003年10月10日(金)

平熱

夜中を狙って工事しやがる。


ジム。
昼間に行くと主婦層が圧倒的なので
まるっこい人は多いんですが
今日は思わず怯んでしまうような
OLっぽい女性が3人いまして
多分ジム体験に来た方達みたいですが
一緒に乗り込んだ9人定員のエレベーターで
浅田を入れて4人、なのにすし詰め
で、カロリーメイトとポカリスエットをムグムグと
「ボディラインチェックもしたいしぃ〜」
とか意気揚々。
夢膨らむのは結構ですが
まず食うのをヤメレばいいのに。
自制の効かない怠惰による肥満というのは
ものすごく嫌いです。

昼間に行くと主婦層が圧倒的なので
それ以外の人はけっこう目につくのですが
今日は同い年くらいの男の人が1人いました。
学生さんでしょうか。
色が白く目つきがキツくて
友達のダンナになった同級生のことを思い出しました。

2003年10月09日(木)

タイミング

にゃんこ いじけると仕事頑張る。
朝からそれをちょっと手伝って、そして
余計なことまで口出してしまう。
それ自体に何も意味はない
むしろ独り言なのですが
ちょっとまずかったかしら。

今日の予定:
バイト希望の電話
歯医者
ジム
ビデオの返却

今日の出来事:
だらだらしてて諸々不実行

午前中にチャイムがなりまして覗き穴
どう見ても郵便局員
だけど何となく居留守。
大げさな不在通知票、
当日の窓口受け取りは22時以降とのこと。
レンタルビデオも延滞になるので
郵便局に行くついでに行くことにする。
ついで とか言いつつ 郵便局とビデオ屋は
まったく逆方向なんですが
"外に出るついで"というカテゴライズがまかり通る
ひきこもり具合。

そんなかんじで23時くらいにチャリかっ飛ばしていたら
仕事帰りの みーこさんと見事に出くわしまして、
彼女の仕事上がりの時間は不定期、
私の通ったルートはたまたま、
ほんの一瞬のすごい偶然!
というわけでビデオ返した後、
みーこさん家におじゃま。
お茶飲んであとにする頃には日付けも変わっていて
すぅと冷えきった空気にいささかめげるも
ヘッドフォンの音楽に乗り勢いづいて郵便局へ。
私の家は区境にあって
郵便局もまた別の区境、
区を横断する形の夜中のサイクリング。

あー夜になるともう冬の匂いがします。
今年もまたまつげ抜いちゃったり
何かのアレルギーが出たりするのかな。

2003年10月08日(水)

ブラックベルベット

冬が足音を忍ばせながら
近付いて来ています。

ものすごい悪夢にうなされて思わず起きる。

起き抜け、急にお誘いを受けて
おかんと映画を観に行く。
平日にやすやすと付き合えるだなんて
親不孝者で申し訳ありません。
上映まで時間があったので
日も暮れぬうちから飲む。
そして食べ過ぎる。
食い合わせのせいなのか
思いのほかラム酒が効いて
映画観てる間中うっとりな具合で。
もろもろ全部奢ってもらってるわけですが
絵描きな母様は絵が売れたから、と
さらにお小遣いをくれました。
いつもなら いらない と突き返すんだけど
今はそんな カッコつけたことを
やってるわけにもいかず
助かりますありがとうございますなカンジで
えぇ、ホント、不甲斐ないです....

2003年10月07日(火)

凹め

まったくもって無感動。
あからさま。
わかりやすく。
全てにおいてどうでもよく。
中身なんて知らないわ。

そう、君の
骨格の張った肩
少し長い前髪
無頓着な眼鏡
太ももに触れるしぐさ
1年半の同棲
片翼の刺青
ダイヤの指環
うつむいた笑顔
八重歯がのぞいていて

ただ君の在り方としてそのすべてを
好きだと言ったらどうする?

私が欲しいのは何だろう。
今のままじゃ駄目な理由は何?

今のままであることを切望しながら
今のままじゃ駄目だと思う。

白か黒か
どっちでもいいから
どうかどちらかに。

本当は
君が外を向くのが怖いのかもね。

2003年10月06日(月)

雨降ってユラユラ

歯医者に行こうと思った。
歯の詰め物が欠けて
ずいぶんと鋭利に尖り
気にして舌で触ったら切れた。
親不知も抜かなければいけないしね。

しっとり寒い雨って嫌い。

就職活動しようかなぁ、と
とりあえず求職雑誌見に行って
フロムエーを選択する辺り
バイトする気マンマン。
就職する気ナッシング。

目を通せば目を通しただけ
憂鬱になっていきます。
何も何もやりたいことがないの。

ひとつ、多分希望にぴったりの会社を発見。
しかも社員募集ときた。
それでも働いていた時のことを思い出すと
うんざりとして、新しい未来よりも
ヘビーな経験に捕われ気が滅入る。
自分の自堕落を前の会社のせいにする。

インターネットでその会社のサイトへひっそり訪問。
ハツラツとヤル気に満ちています。
ますます気分はトーンダウン。

暗い暗い倉庫の隅っことかで
独りで黙って仕分けとかしたい。
マシュマロとかさ。

結局歯医者にもジムにも行かず
職探しの電話もかけずに
こんこんと眠っていました。
肌の調子だけは抜群です
が、そんなのは自慢にもならない
社会から脱落した風味の自分。

2003年10月05日(日)

ダイヤモンド ガイ

この前もらったクリスタル、
ヤフオクで売ってしまおうと
デジカメの前でクルクル回してたら
カツンと、カメラで割りまして(…)
保証がついてたので
修理してもらうことに。

もらったものを
売ろうとして壊して
売るために直すという
阿呆。

はじめから素直に捨てられていたら
かっこいいのかも知れないけれど、
愛した証拠とでもいうように
恨みがましく贈られたものは、
ある種の怨念に近い
恐怖を煽る波動を出していて
傍に置いておきたくないので
そんな心を知らない人に
モノそれ自体として可愛がられるべきだと、
都合のいいイイワケを並べ立てる次第。

休日の新宿は恐ろしく人が密集していて
歩みはみんなスローペース、
ヘブンズアーティストがひしめいていました。

本屋で欲しい雑誌2冊。
多分買っても読まない
とは分かっていても
結局購入。

ドリューバリモアのタトゥーが綺麗。
エドツワキのビョークの絵がステキ。

ついでに思い出しまして
また魔法の杖を探しまして
またおんなじことを念じてみたら
また「いっぺんにはムリ」とのこと。
全くおんなじページが連続で出る確率は
一体いかほどでしょうか。
ともあれまだムリということみたいで
ちょっと面白くなってしまいました。
その通り、私はあれから何も
進もうとはしていなかった。

2003年10月04日(土)

PULL THE TRIGGER

いつも脈絡なく
私の中の破壊心は目を覚まし
何の理由もなく
平穏であるはずの
すべてをぶち壊そう
とするのです。
それに関して私自身は
ただの傍観者であり、
特に何も感じはせず、
干渉する気もさらさらなく
過ぎ去ってしばらくして、
まずいことをしたんだ
と、気付きます。
しかし私の感情はひどく鈍感で、
後に残るものは
後悔 でも何でもなく
諦め しかないのですが。

今回に限って
どうもこの悪癖は
引き金を引いたらしく、
正確にいえば
私はそれを望んではいない
のだけれど
事態は好転
私は静かなパニック。

2年来 お気に入りでつけていた
ドリームキャッチャーのストラップが
突如として切れ落ちまして、
あぁ、私はまた奈落の底を見に行くのでしょうか。

2003年10月03日(金)

疲れて眠る

オフ会なるものに参加してみました。
とりあえず藁にもすがる的
現状打破を狙いつつ
それなりの解決策を夢見がちに
の参加だったのですが
どうも大本は2ちゃんねる派生なイベントだったらしく、
それを聞いたのは会場でだったわけですが
偏見を持ってかかるまでもなく
期待を裏切らず 絵に描いたように秋葉原系で
奇妙な選民意識と過剰な自己愛と。
ゲス専と言われた過去のある身ですので
外見には振り回されない方なんですが
(正確に言えば外見で選んだ結果がゲス専だったんですが)
そんな程度のフィルターなんて素通りなほど
どうしても全てが嘘っぽく
全てが虚構のような
妄想と理想をえんえんと語られ
負け惜しみを羅列されているかのような
そんな具合。
しかしまぁ 私はやっぱり前向きに というより
レッテルを貼られるべき人間なんだということは
しかと自覚できたので、これは大きな収穫です。
晴れやかな気分でグイグイとスピリッツを飲み下す。
知らない人と飲むお酒ほど
気楽で美味しいものはありません。



卓也が死んだということが
深くきつく堪えていて
私は対人関係への
タナトフォビアになってしまい、
結果として
結婚願望にとり憑かれた
ような感じです。

好きになった人と結婚したい。

そんなごくごく当たり前なこと
と思うかも知れませんが、
元来結婚願望のなかった私
甘い結婚生活
とか
寄り添う老後
とか
そういうビジョンは何一つなく
ただ 私は好きな人の骨が欲しい
と、痛烈に痛感したのです。
人が死んだ時、結婚という
「紙っぺら一枚」の存在は絶大で、
疲れて眠るチリちゃんにはそれがなかった。
友人一同だった浅田も
恋人だったチリちゃんも
「家族じゃない」者として一様に排除され、
一緒に暮らしていようが
心が繋がっていようが
そんなことは一方がなくなれば
ただの一方通行でしかなく、
あぁ、結婚してたらチリちゃんは
きっと最期の最後まで卓也と
一緒にいられたのにな、と思った。

2003年10月01日(水)

スルゥ

ここのところ映画を見に行ってないので
また行こうかなぁと上映リストを見たら
今日は10月1日。もう10月なのか。
映画の日とカブっているということは
混んでいるだろうなぁ
と、行く気消沈。
ラインナップも特にこれといって惹かれるものなし。
バリスティックとトゥームレイダー2は来週にでも。
そんな感じですかね。
キルビルのプロモが始まっているけど
これはいつ来るんでしょう。
あとガエルちゃんのアマロ神父。

と思ったところでスバラシイイベントを発見。
水橋研二オールナイト.....!
ミズケンが主役なイベント。
ミズケンの出ている映画を
えんえんと見せられるわけですよ。
全部聞いたこともない映画だったけど
知らぬ間に活躍してはるんですねぇ。
問題は これの看板映画が「自殺マニュアル」
だということですね。
1人じゃ行けませんよ。
オカルトなら森君というところですが
ヤツのドタキャンは目に見えていて、
他にこんなモノズキに付き合ってくれそうな
唯一のお方は今ドイツ。

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

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