ここに来て
彼がDVDプレイヤーを買ってきてくれた。
前にPCを作ってくれたとき、DVDもいれたんだけど
テレビで観るほうがいいよねって、ほとんど使っていなかった。
少しづつ気になった映画を買ってきて、まだ観てなかった。
これでようやく観られるね。

彼がいる毎日が普通になった。
「普通」は「当たり前」だとか「空気」だとかじゃない。
いなくなるなんて考えられない。
彼がいるのが自然で、いないのは不自然。

会社に行くようになって、会社の若い男性が勘違いしている。
ただ話を合わせているだけなのにね。
今日、私はノースリーブのニットを着ていた。
種痘の跡なんて知らないでしょう?
WHOが天然痘の絶滅宣言をしたのはいつだっけ。
この跡があるのは、君なんかよりずっと年上の証拠なんだよ。

久しぶりの電車通勤で、仕事帰りにウィンドーショッピングを
するようになった。
道を歩いてる女の子たちは、オシャレなようで没個性。
キャミの上にカーディガン、下はパンツかスカート。
髪はゆる巻で、足はミュール。

彼に
 私もみんなみたいに、フレアスカート穿こうかな。
というと
 みんな、そんなの穿いてる?

自分のためにオシャレしようかな。
でないと老け込んじゃうね。
よく歩くから、体重が減ったよ。
欲しい物が何もないと、部屋に篭っていたのが嘘のよう。
みんな彼のおかげ。

ここに来てよかった。






2006年06月28日(水)

和やかな日々











仕事帰りに彼が買ってきてくれるのは、チョコクロワッサンやメロンパン。
一緒に帰れる日は、駅で待ち合わせ。
お土産は帰れない時の楽しみ。
メロンパンって、何十年ぶりに食べた。
昔みたいに、口の中でベタベタにならないんだね。


VITAVINOはジュースみたい。
微発砲で飲みやすい。
もうすぐ彼が帰ってくるから一緒に飲めるかな。
すっかり酔っ払って帰ってくるから私だけかな。







2006年06月26日(月)

帰阪
仕事初日、息子から電話があった。
叔父の訃報だった。

昨年のお正月、私は父に内緒で叔父の家に出かけた。
今年は、父や継母に嫌気が差し、二度と大阪には戻らないと
叔父の家にも寄らず、連絡もせず部屋に帰った。

この数年で、父と叔父の関係は悪化していた。
私が叔父の家に寄らなかったのは、叔父に愛想を尽かし、
いくら嫌っていても、私は父の側についたのだと従兄弟や叔母に
思い込ませてしまった。

親戚中が叔父の訃報を、私に知らせてくれなかった。
唯一、息子だけが連絡してくれた。

仕事から戻り、支度をして新幹線に飛び乗った。
到着したのは日付が変わる少し前だった。

徹夜で従兄弟たちと話し合った。
誤解をとき、私は詫びた。

親戚中が私が来る訳がないと言い切ったそうだ。
父がまた嘘八百を並べたせいだろう。

焼香順を決める場で、叔母が言った。
 
 一番に、ようにしてもらう。

葬儀の始まる寸前まで親戚は集まらず、私が最初に席を立ったとき
一同呆然としたことだろう。

父がどうであれ、私は父とは別ものだ。
叔父に対する感謝の気持ちを忘れるはずがない。
不義理を通した私が悪い。

満中陰にはぜひ出席してほしいと叔母に頼まれた。
来月、また大阪に帰ろう。



2006年06月22日(木)

不確かな記憶







インテリアショップに行くとDANSKの文字。

 わぁ、懐かしい!

思わず声を出した。
子供の頃に北欧のメーカーだと教えられた。
木製のDANSKのおもちゃを持っていた。

器を手に取るとポーランド製のシール。
DANSKはデンマーク。
記憶違い?
間違っていなかった。
ショップのスタッフが、貼り間違ったんだろう。
帰って調べると、たくさんのネットショップで販売していた。

だけど木製のおもちゃはなかった。
あのおもちゃが好きだった。
購入したボウルは、バブルシリーズというもので人気があるらしい。

DANSKがおもちゃを作っていたのかとても知りたい。
DANSK



2006年06月06日(火)

初日 最新

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