2020年02月29日(土) |
どこに向かっているのだろうか |
目覚めた時には絹のようにやわらかな雨だったけれど
やがて本降りとなり冷たい雨になってしまった。
木の芽起こしの雨だろうか。草木には恵みの雨になったことだろう。
昨日の残り仕事に急ぎの仕事も加わり山里の職場へ。
午前中にほぼ片づき午後は早めに終わらせてもらう。
じいちゃんからの電話で高知市内の女性がコロナに感染したとのこと。
ついに来たかとざわざわと心が騒ぐ。どうしようも出来ないけれど。
とにかく予防しかない。身を守ることを第一に考えようと思う。
どこにも売ってなどいないマスクも幸い昨年買ったのが残っている。
子供用のマスクもわずかだけれど娘が確保していた。
使い捨てていたらすぐに無くなる。煮沸消毒はどうだろうかと
情報が少な過ぎるのもパニックの原因になっているように思う。
嘆いてばかりでは何も変わらない。来るなら来てみろ
それくらいの強気で立ち向かっていかなければと意を決する。
安倍総理の記者会見があった。集団感染を防ぐための休校は
確かに必要なのかもしれないと思ったけれど
効果があるのかどうかはまったく先の見えないことでもある。
どこに向かっているのかわからない道を国が自ら選んでいる。
何を信じようか何を頼ろうか。この不安はいつまで続くのか。
なるようになる。なんとかなる。そんな言葉しか思い浮かばない。
2020年02月28日(金) |
子供たちを守れるのだろうか |
つかのまの青空。お昼前にはすっかり曇り空になる。
一週間ぶりに山里の職場へ。冬枯れていた景色も春めき
桃の花や白木蓮の花にはっとするような感動をおぼえる。
仕事は山積みになっておりひとつひとつこなしていく。
月末の支払いも無事に終え心地よい達成感が待っていた。
する仕事がたくさんあって素直に嬉しいとおもう。
残りの仕事は明日にしようと決め定時で帰路につく。
あやちゃんがそれは重そうに荷物を抱え帰って来る。
ランドセルだけでも重いのに両手にも学用品が。
やはり休校は避けられなかったよう。
来月の4日から24日まで休校が決まったのだそうだ。
そのまま春休みになるのでもう一年生も終わりになってしまう。
お国の愚策だと言う意見もあり複雑な思いにならざるを得ない。
ほんとうにそれで子供たちを守れるのだろうか。
休校のあいだ「たけのこ学級」と言う学童があるのだけれど
先生は高齢者ばかりでそれも不安でならなかった。
決まったことは仕方ないけれど学校が安全に思えてならない。
家族も皆そう思っている。ふつうの生活が一番なのだ。
あれこれと考えることは多いけれどとにかく今日も平穏無事。
それが当たり前とは思えずなんだか奇跡のように思えてくる。
2020年02月27日(木) |
北風が頑張れば太陽も頑張る |
寒の戻りがあり冬らしい晴天。北風が頑張れば太陽も頑張る。
少し寒いくらいが心地よく感じ冬の名残をたのしんでいた。
めいちゃん昨夜8度5分の発熱。
元気で特に風邪の症状もなかったのだけれど
熱があれば病院へ連れて行こうと今朝の様子を心配していた。
そうしたら今朝は平熱。けろっとしており「ほいくえんいく」と。
ほっと胸を撫で下ろした朝のことだった。
おかげで予定通りに川仕事に行けたのだけれど
海苔の衰弱があまりにもひどく収穫を諦めなければいけなかった。
自然相手の事でこればかりは仕方なくしばらく様子を見る事に。
後は天に任せよう。海苔の生命力を信じて待っていようと思う。
どんな時もあるものだ。嘆くことだけはしたくない。
午後、テレビはコロナ一色。ひしひしと危機感が襲ってくる。
イベントの中止や学校の休校も相次ぎとても他人事ではなくなる。
ほんとうに大変なことになっているのだ。不安ばかりが募る。
せめて特効薬が早く開発されたらどんなに救われることだろう。
一日も早い終息をと願いながら前途はとても暗いままだった。
どうなるのかわからない不安。立ち向かう術も今はない。
そんな危機感に押しつぶされそうになりながらただ日々を生きる。
家族を守りたい。孫たちを守りたい。どうかどうか平穏無事でと祈る。
2020年02月26日(水) |
穏やかさをかみしめながら |
雨あがりの晴天。今日も汗ばむほどの陽気となる。
もうすぐ3月だけれど異常なほどの暖かさだった。
川仕事は寒いほど楽。暖かいと身体に堪える。
水温の高さに負けまいと海苔も必死に耐えているようだ。
瀕死状態の海苔を今日もなんとか収穫した。
本来は緑の海苔が茶色くなったり白くなったり
品質はかなり落ちるけれど見捨てるわけにはいかないのだった。
とにかく希望を。「なんとかなるさ」とじいちゃんの声に励まされる。
午後は職場の同僚と電話連絡をしながら今日も凌ぐ。
明後日には職場に行けるのでもう少しの辛抱だ。
私が居なくてもなんとかなっているようで何よりだった。
義父や同僚の協力があってこそのことと頭が下がる思い。
夕方まで寝入ってしまい慌てて洗濯物を取り入れようとしたら
もうとっくに娘がたたみ終えてくれていた。ありがたいこと。
あやちゃんもめいちゃんも帰って来ていて「あつい」と。
ふたりともトレーナーを脱ぎ捨て半袖の下着で遊んでいた。
「すこしもさむくないわ〜」と愉快な夕暮れ時のこと。
私は大根を煮て娘はエビフライを揚げる。
穏やかさをかみしめるように食卓を囲んだ。
2020年02月25日(火) |
きっときっとだいじょうぶ |
空は薄曇り。時おり陽射しもありずいぶんと暖かくなる。
明日の朝にかけて雨になりそう。優しい雨でありますように。
今日こそはと川仕事へ。やっと順調にと思いきや
一昨日は元気だった海苔がひどく弱っておりとまどう。
暖冬の影響だとしてもまだ収穫を始めたばかりだと言うのに
こんな年はかつてなかったと思う。困ったことになった。
明日になってみないと分からないけれど生命力を信じるしかない。
希望を持とう。きっときっとだいじょうぶ。
二足の草鞋を履く自信がなく山里の職場は休ませてもらった。
病院の薬が効いて胃はずいぶんと楽になったけれど
昼食後は横になり少しでも休まないと身体がもたない。
同僚と電話連絡をしながらなんとか一日を凌ぐことが出来た。
明日のことは明日になってから考えよう。きっとなんとかなる。
夕方になり夕飯の支度を前に一服していたら
窓から土手の道を歩く若いお遍路さんの姿が見えた。
時間的にお大師堂に向かっているのだと察して
無事に辿りつくのを見届けようと外に出て土手に上がった。
そうしたら道を間違えて高台の神社に向かっている後ろ姿。
走って追いかけようと思っていたらちょうどお向かいのご主人が
車で通りかかって「俺にまかせろ」と知らせに行ってくれた。
良かった。お遍路さんは神社の坂道を下りて無事にお大師堂へ。
なんのおもてなしも出来ないけれどせめてぐっすりと眠って欲しい。
夕飯の支度をしながら娘にそのことを話していたら
案内板を作ろうと言ってくれる。近いうちにきっと
歩き疲れたお遍路さんが迷わず辿りつけますように。
これからお遍路さんも多くなるよねと娘。
四万十に春遍路さんの季節がやってきた。
2020年02月24日(月) |
つくしんぼうがにょきにょき |
今日も晴天。すっかり春の陽気になり汗ばむほどの暖かさ。
もうこのまま寒の戻りはないのかもしれない。
娘夫婦が仕事のため川仕事はお休みにする。
さすがに孫たちを家に残して行くわけにはいかない。
ちょうど修理屋さんも来てくれることになっていた。
孫たちをじいちゃんに託して掛かりつけの病院へ。
しくしくと痛む胃。明日まで我慢するつもりだったけれど
今朝の新聞で掛かりつけの病院が当直なのを知った。
藁にもすがるような思いで朝一に病院へ走る。
胃薬と痛み止めを処方してもらってほっとして帰って来る。
ずっと市販の胃薬を飲んでいたけれど効かなかったのだ。
孫たちは作業場の庭で仲良く遊んでいた。
修理屋さんが来てくれていてモーターを交換して直りそう。
明日からは順調に川仕事に行けそうだ。とてもほっとする。
ふとお大師堂へ行きたくなって孫たちを誘ったけれど
あやちゃんは嫌がりめいちゃんが一緒に行ってくれる。
土手の道を歩くのはほんとうに久しぶりのこと。
つくしんぼうがにょきにょき。めいちゃんの手にいっぱいになる。
お大師さんに「めいちゃんがきましたよ」と言って
木魚をポクポク叩いて「なむだいしへんじょうこんごう」
お大師さんもきっと喜んでくれたことだろう。
ほっこりとこころが和む今日も「いい日」でした。
2020年02月23日(日) |
ぼちぼちがちょうど良さそう |
春爛漫を思わすような晴天。陽射しがきらきらとまぶしい。
桃の花だろうか。ピンクの花が青空に映えてとてもきれい。
朝のうちに予定通りの川仕事へ。
じいちゃんまだ腰が完治しておらず、私も胃がしくしく。
決して無理をしないように少しだけ収穫をしてきた。
作業場まで戻り思いがけないハプニングあり。
海苔を洗う機械のモーターから白い煙が出て来たのだ。
どうやら焼き付いてしまったようで海苔を洗えなくなる。
修理屋さんも日曜日で今日は来られないとのこと。
仕方なくお仲間さんの機械を借りてなんとか洗い終えた。
じいちゃんと顔を見合わせて「まあ最初はこんなもんよ」と
毎年の事だけれど思うように順調にはいかないものだ。
海苔の生育もいまいちなのでぼちぼちがちょうど良さそう。
程よい疲れもあり午後はひたすら寝て過ごす。
時々ふっと時間がもったいないなと思うこともあるけれど
怠惰に過ごす時間も必要なのではないだろうか。
夕飯は「青さ海苔の天ぷら」初物は格別に美味しい。
家族みんなの美味しい顔が見られて嬉しかった。
2020年02月22日(土) |
やってやれないことはない |
雨のち晴れ。ぽかぽかと暖かくすっかり春の陽気。
午前中は保育園の発表会を見に行く。
めいちゃん歌や劇やとてもがんばっていた。
たくさんの観客に少し緊張していたようだけれど
セリフもちゃんと言えてほんとうに良かったと思う。
私も笑顔でいっぱいになる。ありがたいひと時だった。
午後はお葬式へ。死を受けとめるしかなかった。
悲しさよりも寂しさがつのりなんとも複雑な気持ちが込み上げる。
可愛らしいさかりのひ孫が7人もいて小さな手を合わせていた。
もっともっと長生きをさせてあげたくて残念でならない。
和尚さんが引導を渡す。そうして黄泉の国へと旅立って逝った。
帰宅してあやちゃんの発表会を見に行く予定だったけれど
もう2時を過ぎていて間に合いそうになかった。
おまけに胃痛も始まっていて仕方なく諦めることに。
安静にして寝ていれば痛みは感じないのだけれど
起き上がると痛い。今回は少し厄介なようだ。
明日から海苔の収穫を始めるのでくたばるわけにはいかない。
かと言って無理も出来ず心細いような不安がつのるばかり。
まあなんとかなるでしょう。やってやれないことはない。
晴れのち曇り。陽射しがなくなってもじゅうぶんに暖かい。
昨日から胃痛に見舞われ昨夜はダウン。
木の芽起こしなのだろうか。体調に気をつけなければいけない。
季節の変わり目を身体で感じ少し情けないような悔しいような。
こればかりは自分の意志ではどうすることも出来ないのだった。
昨日は訃報が。近所に住むいとこのご主人が亡くなった。
昨年暮れに食道がんが見つかり入院治療していたけれど
全身に転移しておりもう手遅れだったようだ。
あんなに元気だった人がと今も信じられない。
なんとあっけなく逝ってしまったのだろう。
思い出すのは生前の笑顔ばかり。いつも朗らかな人だった。
南無大師遍照金剛。南無大師遍照金剛。
2020年02月19日(水) |
ぼちぼち仕事ぼちぼち主婦 |
今朝も冷え込み車のフロントガラスが真っ白に凍っていた。
寒さが身に染みるけれど冬の名残と思えば心地よく感じる。
二十四節気の「雨水」春は遠からずすでに春なのかもしれない。
お雛様を飾ると良縁に恵まれるとも言うけれど
孫たちのことを想いながら何も出来ないもどかしさもあった。
仕事を終えて帰宅。洗濯物をたたみ終えるなり保育園へ。
娘が遅くなるので延長保育をお願いする予定だったけれど
めいちゃんが嫌がり定時でお迎えに行っていた。
このところ毎日のように近所のお友達と遊ぶのを楽しみにしていて
今日も約束をしていたようだ。昨日はお友達の家へ行っていて
今日は我が家に来てもらってふたり仲良く遊んでいた。
5時になりお迎えに来たお友達のおばあちゃんが
揚げたての「芋天」を持って来てくれる。ほくほくとありがたい。
娘がいないと夕飯のしたくもろくに出来なくてすっかり手抜き。
それを情けないとも思わずぼちぼちと出来ることだけ。
家族みんなそれを当たり前だと思ってくれているようで助かる。
私は決して完璧な主婦ではないと自らを認めている。
認めると楽になる。不完全な主婦もなかなか良いものですよ。
2020年02月18日(火) |
だから今日は菜の花記念日 |
ぐんと冷え込んだ朝。ほんの少しだけれど雪が舞っていた。
例年よりもずいぶんと遅い初雪となる。
明日はもう「雨水」雪が雨に変わる頃と言われている。
今朝の雪が名残雪になってしまうのかもしれない。
めいちゃんと保育園へ。冷たい北風が吹いていた。
そっと手を握ると今朝は嫌がらずに手をつないでくれる。
ちいさな手がとてもあたたかい。ほのぼのとこころが和む。
仕事を少し早めに終わらせてもらって病院へ。
お薬の処方箋をもらうだけと言う訳にはいかず
しっかりとマスクをして仕方なく院内に入る。
インフルならまだしもコロナが流行したらと思うとぞっとする。
なるべくなら行きたくない病院だった。
薬局でお薬をもらってからふと思い立ち近くの河川敷へ。
菜の花の名所があり今年も河川敷いっぱいに咲いていた。
冷たい風も気にならない。なんてあたたかな場所なのだろう。
車から降りてしばらく歩いてみた。ほのかに春の匂いがする。
病院へ来なかったら訪れることもなかっただろう。
だから今日は菜の花記念日と歌うように思った。
おかげで今日も「いい日」になりました。
2020年02月17日(月) |
くたばるなよわたし。しっかりしろよ。 |
晴れたけれど気温は上がらず昨日よりも8℃も低い。
寒暖の差にはもう慣れているつもりでもやはり身体に堪える。
夜には雪の予報だったのではらはらしていたけれど
午後からの予報では晴れに変わっていてほっと胸を撫で下ろす。
雪が怖いなどと言えば北国の人に笑われてしまうだろうけれど
雪道の交通事故を二回も経験しておりやはりトラウマがあった。
仕事が忙しく朝からばたばたと走り回る。
活気があるのはとても嬉しいことだった。
ひとつひとつこなしながら「ぼちぼち」と自分に言い聞かす。
一度にあれもこれもは出来ないものだ。
まだやり残した仕事があったけれど明日にしようと家路を急ぐ。
昨日の疲れもあったのだろう。帰宅してばたんきゅうの感じ。
決して老体にムチを打ってはいないつもりでも身体はとても正直。
来週からは川仕事との両立。くたばるなよわたし。しっかりしろよ。
あやちゃんが学校から帰って来て「おばあちゃんおみやげ」と
つくしんぼうを宝物みたいにして手渡してくれた。
なんてあたたかで優しい春なのだろう。ほっこりと笑みがこぼれる。
2020年02月16日(日) |
ほっと肩の荷をおろす |
雨の日曜日。気温は高めでやはり春雨なのだろう。
暖かくしっとりした空気も心地よく感じる。
地区の「厄抜け長寿祝い」の行事があって当番頭を務める。
足元の悪い中をたくさんの人が集まってくれてにぎやかな宴。
当番は我が家を頭に6軒。みんなで協力し合って無事に務め上げた。
ちょっとしたハプニングもあったけれど済んでしまえば笑い話に。
何はともあれ無事に終わって良かったとみんなで肩の荷をおろす。
後片付けを終えて3時前に帰宅。どっと疲れがおそってくる。
すぐに炬燵に潜り込み夕方まで寝入っていた。
買物にも行けなかったので夕飯はあり合わせで済ますことに。
娘達は外食に出掛けてくれてずいぶんと助かった。
あやちゃんがまるで妊婦さんのようなおなかになって帰って来る。
焼き肉をおなか一杯に食べてデザートにアイスを食べたのだそう。
上機嫌で嬉しそうに話してくれるのがとても微笑ましかった。
雨も降りやみ我が家は平和そのもの。
お風呂上がりの焼酎を飲みつつまったりとこれを記す。
2020年02月15日(土) |
かすかな希望は勇気にも似ている |
曇り日。夕方から音もなく静かに雨が降り始める。
まるで絹のようにやわらかい雨だった。
朝のうちに息子のマンションへ学習机を運ぶ。
今日はけい君の6歳の誕生日でもあった。
まだ箱詰めの机だけれどとてもはしゃいで喜んでくれる。
早速に組み立てて見せてあげたかったけれど
息子が自分でするからと言って追い出されるように帰って来た。
いつものことだけれど長居は出来ない。
それくらいがちょうど良い距離感なのだろう。
私に似て人一倍神経質な息子がコロナウィルスを心配して
すぐに日本中に拡がるから覚悟しておくようにと言う。
卒園式も入学式も出来なくなるかもしれないと言うので
それはありえないでしょうと笑い飛ばすと「マジぞ!」と真剣な顔。
それから一気に不安と恐怖心が募り始めてしまった。
これからいったいどうなるのだろう。決して大丈夫なんかじゃない。
もっともっと危機感を感じなければいけない時ではないだろうか。
明日のことがわからないのはいつものこと。
いつだって明日があるさとお気楽でもいられない現実。
いのちさえあればと思うけれどそれさえも心細くて
それでも立ち向かっていかなければいけない。
かすかな希望は勇気にも似ている。来るなら来てみろと思う夜に。
2020年02月14日(金) |
今日の私はどうかしている |
夜明け前にはぽつぽつだった雨がやがて本降りになる。
さいわい気温は高めで冷たい雨ではなかった。
満開の梅の花からこぼれるように滴る雨粒を見た朝。
世間ではバレンタインデーだと某SNSもにぎやか。
そんな光景をふと馬鹿らしく感じ冷めた目で眺める。
ただ青春時代のほろ苦い思い出だけは懐かしく感じた。
もう半世紀も昔の事を今でもはっきりと憶えている。
あえてここに記すことはしない。胸の奥にしまっておこう。
仕事を終えて帰宅したら娘がチョコを買って来てくれていた。
お父さんとおじいちゃんにと孫たちが手紙を添えて渡す。
じいちゃんの嬉しそうな顔にふと後ろめたさを感じながら
娘の心遣いに感謝していた。ようはささやかな気持ちなのだ。
晩ごはんの時間。あやちゃんと言い争いになり少し悲しい。
タブレットを手放さずまともに食べないものだから叱ったら
反撃が大きかった。いつもは気にならないのに今日は悲しいのだ。
「もう明日からおばあちゃんは何も作らないから」と言うと
「どうせすすぐにわすれてつくるんでしょ」と笑いながら言う。
もう喧嘩にもならない。呆れかえって涙が出そうになる。
そうしたらめいちゃんが自分でご飯をよそって食べ始めた。
「めいはちゃんとたべるけん」と私をなぐさめるようにして。
その優しさが嬉しくてまたまた涙が出そうになった。
今日の私はどうかしている。ちょっとした情緒不安定のよう。
こころの扉をそっと開けてみたら少女の頃のじぶんが見えた。
2020年02月13日(木) |
いつもいつもわたしは眠い |
最高気温が20℃を越え4月並みの暖かさとなる。
薄っすらと汗ばむほど。すっかり春の陽気だった。
今朝もめいちゃんと保育園へ。
今日は発表会の総練習があるらしく張り切って登園する。
車から降りるなりうさぎのように駆け出して行く後ろ姿。
門をくぐるのを見届けてから職場に向かう朝のこと。
仕事は朝のうちに事務仕事を済ますと後は暇。
来客もなくすっかり閑古鳥さんが鳴いていた。
やっぱり私は忙しいほうが好きだなとおもう。
一時間ほど早めに終わらせてもらってニトリへ向かう。
今日は注文していたけい君の学習机が入荷する日だった。
四月にはもう一年生。少しずつ準備を始めている。
ランドセルはお嫁さんの実家がとっくに買ってくれているとのこと。
息子が机はシンプルなのが良いと言うので安価なものにした。
ニトリは配達をして組み立ててくれるサービスがあったけれど
息子がどうしても自分で組み立てるからと言って聞かない。
土曜日に持って行くことにしてとりあえず我が家まで持ち帰る。
帰宅して少しうたた寝。いつもいつも私は眠い。
あやちゃんが帰って来て「暑い!」と上着を脱ぎ捨て半袖の下着。
そのまま土手まで遊びに行く。2月とは思えない光景だった。
この暖かさは異常ではないかとふと不安にもなるけれど
日に日に春らしくなるのは嬉しくもあった。
また寒の戻りもあるだろう。三寒四温がいちばんにおもう。
2020年02月12日(水) |
人間にも再起動がひつよう |
ぽつぽつと雨。気温は低くはなかったけれどやはり肌寒い。
あたり一面を潤して植物には恵みの雨になったことだろう。
今朝は出勤時間になってもめいちゃんはまだはだかんぼうで朝ご飯。
一応声をかけてみたら「おばあちゃんといく」と言う。
それからが早かった。10分もしないうちにもう準備が整う。
メイクもばっちり。ポニーテールを揺らしながら車に跳び乗る。
昨日新しい靴を買ってもらったのだそうで嬉しそうな朝のこと。
なんだか月曜日のような水曜日の仕事。
朝一からプリンターの不具合があり事務仕事が出来ない。
パソコンから印刷ボタンを押してもまったく反応がなかった。
システムサポートに頼み遠隔操作であれこれ試してもらったけれど
お昼になっても回復せずプリンター側のサポートを頼むことに。
やれやれと思いながらプリンターのケーブルを抜いたり差したり
そうしたら奇跡みたいに直ったのだった。ちゃんと印刷できる。
何が原因だったのかは分からないけれどとにかくほっとする。
そんなこんなで今日は殆ど仕事をしないまま帰宅。
どんな日もあるものだとなんだか愉快な帰り道だった。
パソコンの不具合は再起動で直ることが多い。
プリンターも疲れていたのだろういつもご苦労さま。
人間にも再起動がひつよう。たまにはリフレッシュしなくてはね。
2020年02月11日(火) |
おにぎりころころころがって |
春霞のような空。やわらかな陽射しが降り注ぎとても暖かくなる。
建国記念日で祝日。火曜日がお休みなのはなんともありがたい。
朝のうちにお大師堂へ。甘納豆と梅の花を供える。
まだ誰もお参りに来ていないようで日捲りの暦を今日にした。
大きな声で般若心経。とても清々しい朝のこと。
帰り道の土手でお遍路さんに出会った。
お大師堂の場所がよくわからず困っていたとのこと。
迷わず声をかけてほんとうに良かったと思う。
四万十大橋を渡る前に立ち寄ってくれたらしい。
兵庫西宮からのお遍路さん。満面の笑顔が嬉しい。
ふと大橋のたもとに案内板を立てたらどうだろうと思う。
そうすれば野宿のお遍路さんにも気軽に泊まってもらえる。
Sさんに相談してみようかと善は急げの気持ちになった。
午後はひたすら寝てばかり。すっかり怠け者になる。
「そろそろ起きないか」じいちゃんの声を聞く午後三時。
気だるさを引きずったまま洗濯物をたたんだ。
二階にはめいちゃん達のふたいとこ「まあちゃん」が遊びに。
にぎやかなはしゃぎ声が夕方までひびく我が家。
子供の声ってなんとも癒されるもの。思わず笑みがこぼれる。
夕飯にはあやちゃんがおにぎりを作りたいと言って
めいちゃんも一緒にちいさなおにぎりをたくさん作った。
おかずは食べずにおにぎりばかりでおなか一杯になったよう。
おにぎりころころころがっておなかの池にぽっちゃんこ。
2020年02月10日(月) |
やってみないとわからない |
日中は暖かくなる予報だったけれど風が冷たかった。
降りそそぐ陽射しにずいぶんと助けられる。
めいちゃん今朝もはだかんぼうで朝ごはん。
その姿を見ているだけで寒そうでたまらないけれど
本人はへっちゃら。よほど裸が気持ち良いのだろう。
素人考えだけれどそうして体温調整をしているのでは。
そのおかげか今年はまだ一度も風邪をひかない。
保育園は「おかあさんといく」と言うので職場に向かう朝。
立春を過ぎてから急にお遍路さんが多くなったように思う。
今朝の山道でも5人のお遍路さんに会釈をした。
仕事は明日お休みのせいか車検の予約もなくひっそり。
活気がないとやたらと眠い。なんだかだらだらするばかり。
肩の力もすっかり抜けてしまってふにゃふにゃしていた。
帰り道に寄ったスーパーで「青さ海苔」を売っていた。
もう収穫をしているお仲間さんがいるのかとおどろく。
帰宅してじいちゃんに話したらもうそろそろらしい。
腰の痛みも少し楽になったので今日は見回りに行っていたとのこと。
あと二週間ほどで我が家も収穫を始めることになった。
きりりっとするように身体のスイッチが入る。
職場との二足の草鞋をうまく履ける自信は全くないけれど
やってみないとわからない。なんだか大きな賭けのように感じる。
試されているのなら試していただこう。
そんな意気込みでいっぱいになった。
2020年02月09日(日) |
いつまでも幼いままではいられない |
今日も晴天。風もなくぽかぽかと暖かい日曜日となる。
たくさんの洗濯物がまるで日向ぼっこをしているよう。
日曜日なのに早起きをしたあやちゃん。
昨夜は生まれて初めて子供部屋で独りで寝たようだ。
そんな成長のひとこまがとても微笑ましい朝のこと。
「えらかったね」とほめたら「べつに」と言って愉快。
4畳半の狭い子供部屋もそのうち不便になるだろう。
やはり真剣に増築を考えたほうが良さそう。
そうすれば娘たちもずっと同居してくれるのではないかと
じいちゃんと頷き合って勝手な未来予想図を描くばかり。
午後、ご近所さんが我が家に集まり一週間後の打ち合わせ。
来週の日曜日には地区の「厄抜け長寿祝い」の行事があって
我が家を頭にお当番の役目がまわってきたのだった。
地区の大切な行事なので疎かには出来ずあれこれ頭を悩ます。
とにかく例年通りの事をと話がまとまり一時間ほどで解散。
当日は忙しくなりそうだけれどみんなで力を合わせて頑張ろう。
夕飯を終えてお風呂の時間。今は娘とめいちゃんが入っている。
あやちゃんは最後に独りで入るのだそう。
なんだか一気に大人びて来てぐんと成長したようにおもう。
いつまでも幼いままではいられない。
あやちゃんは少女の階段をのぼり始めているのだろう。
2020年02月08日(土) |
じゃあねまたね元気でね |
たっぷりの陽射しが降りそそぎ暖かな一日。
空をみあげていると空の一部になれる気がする。
光のなかの天使とたわむれているような穏やかさ。
二ヵ月ぶりの母の通院日。20分ほどの道のりを迎えに行く。
母に会うのは18日ぶりだった。その間幾度も夢を見る。
音沙汰のないのは元気な証拠と安心しきっていたけれど
思いがけずに腰の痛みが再発していて少しとまどう。
ベッドから自力で起き上がることが出来ない。
ヘルパーさんに助けてもらってなんとか支度が整った。
一度立ち上がり歩く時は痛みがないよう。
母いわく。いくらでも歩けるのだそうだ。
その誇らしげな笑顔にどんなにか救われたことだろう。
車椅子はもう卒業。歩行器を車に積み込み病院へ向かった。
診察中も主治医との談笑が弾み笑顔でいっぱいになる。
こっそりお酒を飲んだら腰の痛みも治るだろうなどと。
通院が母のストレス解消になっているのではと感じた。
帰り道はふたりともお腹がペコペコ。
国道沿いのレストランに寄って昼食を食べてから帰ることに。
ずっとお刺身が食べたくてたまらなかったと母は刺身定食を。
それはそれは美味しそうに食べてくれて見事に完食。
食欲は元気な証拠とその食べっぷりがとても嬉しかった。
帰ったらヘルパーさんが庭にお布団を干してくれていた。
陽射しをいっぱいに浴びてお布団も嬉しそう。
母も嬉しかったのかしばらくホールに居るからと。
そうしたら帰りを待ちかねていたようにお友達が来てくれる。
駐車場からホールをのぞき手を振ると母とお友達も手を振っていた。
じゃあねまたね元気でね。私も歌うようにして家に帰る。
2020年02月07日(金) |
なんでもないような平凡こそが幸せ |
曇りのち雨。本降りにはならずぽつぽつとつぶやくような雨。
最高気温は10℃を越えていたけれどしんしんと寒い一日。
おひさまのありがたさをつくづくと感じる。
今朝はめいちゃんが「おかあさんといく」と。
早起きをしていたけれどお人形さんと遊びたかったようだ。
たまには良いかなと思いつつ少し寂しい気持ちにもなる。
いつもの山道をラジオを聴きながら職場に向かう。
鈴木杏樹の「行ってらっしゃい」今朝は違う人の声だった。
どうしようもなく恋に落ちてしまう時もあるものだ。
複雑な気持ちが込み上げてくる。罪と名づけるのも哀し過ぎる。
ぼちぼちの仕事。来客は昨日の高齢のお客さん。
支払いに来てくれたので手間賃だけいただく。
独り暮らしなのは知っていたけれど91歳とは知らなかった。
娘さんに知られたら叱られるからと気にしていた。
もちろん他言はしないけれど今後の事が少し心配。
高齢者の事故の多い昨今。どうか無事故でと祈るばかり。
午後は特に急ぎの仕事もなかったので早めに帰宅する。
ぎっくり腰から5日目のじいちゃんだいぶ楽になっている。
安静第一で一日中炬燵でテレビを見ていたようだ。
私も炬燵に潜り込む。まるで天国のような暖かさだった。
晩ごはんはトンカツ。あやちゃんが喜んでわしわしと食べる。
マヨネーズをたっぷりかけて食べるのではらはらする。
「デブになるよ」と言ったら「いいのいいの」って笑って。
そうして今日も穏やかに暮れていく。
なんでもないような平凡な一日が幸せでなくてなんだろう。
2020年02月06日(木) |
笑い話をしましょうか |
氷点下にこそならなかったけれどぐんと冷え込んだ朝。
職場のメダカの鉢には薄氷が張っていた。
最強寒波とのことで寒さを覚悟していたけれど
日中は陽射しが降りそそぎ思いがけない暖かさとなる。
今朝もめいちゃんを保育園に送り届け職場に向かう。
ピンクの口紅。髪は三つ編み。服はワンピース。
我が孫ながらほんとうに可愛らしいこと。
こういうのを何て言うのだろう。親ばかではなくてババばか。
仕事はぼちぼちの忙しさ。同僚が午前中休んでいたので
義父が対応してくれてとても助かる。
サービス仕事が多く売り上げにはならないけれど
だからと言って決して疎かにしないのが我が社流だった。
昨日の車の鍵が行方不明になった高齢のお客さん。
昨夜も探してみたけれどやはり見つからないとのこと。
スペアキーがあったはずだけれどそれも見つからない。
仕方なく最後の手段で新しい鍵を作ることになった。
午後から同僚がキーシリンダーを外しに行ってくれる。
そうそう簡単に外れるものではなく大変な作業のよう。
それから二時間ほどしてお客さんから電話があった。
なんと服のポケットから鍵が見つかったのだそう。
それもめったに着ない服だと言うので不思議なこと。
同僚はもうキーシリンダーを外し終えていた。
今度はそれを元通りに付け直さなければいけない。
お客さんには見つかって良かったですねと言いながら
いくら仕事とは言え同僚には申し訳ない気持ちがつのる。
それも笑い話になって「やれやれ」と今日が終わる。
同僚のあっ君ほんとにごくろうさまでした。
2020年02月05日(水) |
明日のことはまたあした |
晴れたり曇ったり。風がとても冷たかった。
今夜から週末にかけて最強寒波がやって来るそう。
暖冬に慣れた身体に強い寒波が堪えそうだ。
梅の花がほぼ満開に近くなり菜の花もちらほら。
「春は名のみの」と歌うけれど決して名のみではない。
めいちゃん今朝も口紅をさしすっかりおしゃまな女の子。
髪はポニーテールで花飾りをして保育園に行く。
どんなに寒くてもズボンは穿かずいつもスカートだった。
「節分」が終わり今度は発表会の練習を始めているよう。
劇やダンスがあるそうでとても楽しみでならない。
今日もぼちぼちと仕事。来客があれば世間話もしたり
高齢者が多いのでついつい長話になるのも楽しかった。
電話もあり車の鍵が行方不明になったとのこと。
新しく鍵を作ることも出来るけれど明日まで様子を見ることに。
「ボケたのかもしれん」と嘆くのでなんとも気の毒だった。
お宅へ駆けつけて一緒に探してあげたい気持ちになる。
帰宅するとちょうどあやちゃんと一緒になり「おかえりぃ」
ランドセルを玄関に放り投げてさっさと二階へ上がる。
宿題はいったいいつしているのだろうと思う。
朝になるとちゃんと出来ているのも微笑ましかった。
今日も平穏無事に暮れていく。真っ赤な夕陽も見られた。
明日のことはまたあした。今夜もぐっすりと眠ろう。
2020年02月04日(火) |
老木のようなわが身にもつぼみのようなものがある |
冷え込んだ朝も立春だと思えばこころが和む。
こころに春を。花だって咲かせようと思うのだった。
老木のようなわが身にもつぼみのようなものがある。
それはずっと固いままでもう枯れているようにも見える。
だからと言って嘆きはしない。ありのままの姿だもの。
堂々と胸をはって空に手を伸ばすことだって出来る。
咲けないまま老いるということはきっとそういうこと。
今朝も口紅をさしためいちゃんと保育園へ。
燃えるゴミの収集日だったので集積所へ寄った。
「めいがだすけん」と言って手伝ってくれるめいちゃん。
いつもはじいちゃんの仕事だけれどまだまだ無理のよう。
子供心に少しでも役に立とうと思っているのが伝わり微笑ましかった。
仕事は少し落ち着く。今日はゆっくりとお弁当を食べられた。
お昼休みもちゃんと取れて車の中でラジオを聴きながらうたた寝。
どんな日もあるものだ。口癖の「ぼちぼち」を実践出来た日。
ゆっくりと買物をして帰宅。娘が洗濯物をたたんでくれていた。
じいちゃんは少しマシになったよう。もう少しの辛抱だ。
夕飯は野菜たっぷりの煮込みラーメン。
あやちゃんはラーメンライスですごい食欲。
晴れのち曇り。陽射しが弱まるとやはり肌寒い。
それでも3月並みの気温だということ
花冷えと呼ぶにはまだ早過ぎるのだろうけれど。
今朝は朝食を食べ終わるなりじいちゃがぎっくり腰に。
食卓から立ち上がった途端に激痛が走ったようだ。
若い頃から度々の事。もう慣れてはいるけれど辛そう。
とにかく安静にするよりほかなく気になりながらも私は仕事へ。
めいちゃんが今朝は口紅を。お人形さんみたいに可愛い。
今日は節分で保育園にも鬼がやって来るとのこと
怖いけれど楽しみにしている子供心が微笑ましかった。
仕事は忙しく来客多し。合間をみてお弁当をかきこんでいたら
また来客。「ゆっくり食べなさいや」と言ってくれてありがたい。
おまけに仕事帰りに畑の野菜を取りに来るようにと言ってくれる。
お言葉に甘えて立ち寄ると大きな白菜と大根をいただいた。
田舎ならではのお客様とのふれあいにこころがとてもなごむ。
帰宅したらじいちゃんがふうふう言っていた。
お昼ご飯はなんとか食べられたとのこと。
お風呂に入りたいと言うのでめいちゃんが付き添ってくれる。
とても優しい子だ。じいちゃんの嬉しそうな顔にほっとする。
恵方巻を食べてから豆まき。今年は娘が本気を出して鬼になる。
孫たちときゃあきゃあ言いながら豆をぶつけてとても楽しかった。
鬼はそと福はうち。どうか災いのない平和な一年でありますように。
2020年02月02日(日) |
空とゆびきりげんまんする |
朝の冷え込みもつかの間。今日も3月並みの暖かさになる。
2月2日と言うのがなんとなく好きだ。ふふっと微笑んでいた。
絶好の行楽日和だったけれど今日は何処にも出掛けず
午前中に買い物を済ませてから久しぶりのお大師堂へ。
以前は毎日だったのが週一になりとうとう月二になってしまった。
地区長を退任したSさんが引き続き管理をしてくれる事になり
どんなにかほっとしたことだろう。すっかりお任せしてしまっている。
ささやかに自分が出来ることだけはと思いお供えのお菓子を。
それからトイレットペーパーの補充とトイレ洗剤と芳香剤を。
ご無沙汰を詫びながらゆっくりと般若心経を唱える。
小さなお堂に自分の声がこだまするのはなんとも清々しいものだ。
午後はひたすら怠惰に過ごす。また2時間もお昼寝をしてしまった。
寝起きの気だるさはあるけれどゆっくりと活動を始める。
洗濯物を取り入れていたらめいちゃんが手伝ってくれた。
ふと顔を見るとなんだかいつもより白く見えてびっくり。
なんと今朝からお化粧をしていたようでなんとも微笑ましい。
あやちゃんは娘とエビフライを作るのに奮闘していた。
指フライが出来るのではないかと思うほどパン粉だらけ。
自分で作ったエビフライは格別だったようで今夜も美味しい顔。
食後の一服をしていたら西の空が燃えているように紅かった。
少しずつだけれど日が長くなっているようだ。
明日も晴れそう。空とゆびきりげんまんする。
私信;とくさんメールありがとうございました。
いつも日記を読んでくれていてとても励みになります。
ささやかな日常ですがこれからもおつきあい下さいね。
タモリさんの番組は来週もあるようです。
また続編もお楽しみに。お元気でお過ごしくださいね。
2020年02月01日(土) |
なんとありがたい時間だろう |
いちだんと冷え込んだ朝。そんな冬らしさも良いもの。
そうして日中にかけて降りそそぐ陽射しはとてもありがたい。
娘が仕事とばかり思っていたらお休みとのこと。
土曜日に休みなのはめったにないことだった。
せっかくだからどこかに出掛けようと言うことになり
市のシンボルでもある郷土博物館へ向かう。
別名「中村城」市の中心部の小高い山の上にある。
鎌倉時代の高僧南仏上人の座像を展示てあり
娘も私もその尊いお姿を一目見てみたかった。
江戸時代に修復された記録が残っているとのこと
傷みがひどく最近になりまた修復されてとても立派な像になっていた。
いつまでも眺めていたい不思議な魅力であふれている。
なんとありがたい時間だろうと娘と手を合わせ拝んだ。
何もわからない孫たちのあどけない姿も微笑ましいこと。
あと10年もすれば何かを感じられる年頃になるだろう。
来て良かったねと娘と語り合う。
とても有意義なひと時を過ごさせてもらった。
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