曇りのちまた雨となる。ぽつぽつと静かな雨だった。
優しい雨で良かった。心まで潤すように今も降り続いている。
娘夫婦が仕事のため今日は孫たちと過ごすことに。
昨日とは打って変わってにぎやかな一日となる。
お天気が悪いので水族館に行こうかと誘えば
「きょうみがない」とあやちゃん。
それよりもゲームセンターに行きたいと言うので
じいちゃんにも付き添ってもらってみんなで行く。
小銭があらあらという間に消えて行く。
孫たちはとても楽しそうだったけれど
まるでおとなのパチンコのようなものだと思った。
お金のありがたみをまるで感じていない孫たちに
軽くお説教をしてやっと諦めてくれた。
帰宅するなり風邪気味だったじいちゃんついに発熱。
朝から安静にさせてあげていたらと悔やまれる。
さわがしい孫たちを二階に連れて行き「ドラえもん」を見る。
仲良く見ているかと思えば喧嘩。泣きわめくめいちゃん。
私には保育士さんの仕事は無理だなと苦笑いしていた。
4時前にやっと娘が帰って来てくれてお役御免となった。
「明日も頼むよ」と娘。「おっけい」と私。なんとかなるだろう。
孫守りは少し疲れるけれど孫たちと過ごせるのはとてもありがたい。
じいちゃん微熱のままお風呂へ。いつものようにビールも。
食欲もあるので大事には至らないだろうと思う。
平成が幕を閉じるまであと数時間となった。
過ぎ去った日々を思い起こすととても感慨深い。
昭和生まれの子供たちが立派に成長し親になった。
そうして可愛らしい孫を3人も授けてくれた。
痛ましい災害もとても多かったけれど
だからこそ平穏無事のありがたさを感じることが出来たのだと思う。
平成の時代に感謝しつつ清々しく令和を迎えたい。
2019年04月29日(月) |
たまには怠け者になるのも良い |
「昭和の日」肌寒い雨の一日となる。
明日にかけてまとまった雨になりそう。
雨の少なかった春に恵みの雨になることだろう。
早朝、まだ雨の降らないうちに川仕事の予定だったけれど
じいちゃん風邪で体調が悪く急きょお休みすることに。
ずっと頑張ってきたから疲れが出てきたのだろう。
朝のうちに箱詰め作業を少ししてからゆっくりと休む。
娘夫婦は仕事だったので孫たちはお婿さんの実家へ。
孫たちがいないとなんとも静かで寂しいくらいだった。
炬燵に潜り込んでテレビを見たりごろごろと怠惰に過ごす。
時間を無駄に使っているようでもそんな時間も必要に思った。
何もしないのも良いものだ。たまには怠け者になるのも良い。
娘たちが帰って来て「今夜はたこ焼きパーティーをしようと」
あやちゃんもめいちゃんも大喜びでたこ焼きを焼く。
はふはふと美味しい。ウィンナーやチーズも入っている。
わいわいと楽しい夕食だった。娘たちのおかげである。
こうして日々のことを記しながらふと何の意味があるのだろうと
思う時もあるけれど、過去の日記を読み返すとやっぱり
書いていて良かったと懐かしく思うことが多い。
誰のためでもない自分のために書いているのだと思う。
生きている証だとかそんなだいそれたことを考えるのはもうよそう。
2019年04月28日(日) |
灰汁を流そう。いまそうしなければ |
今朝はまたいちだんと肌寒く
冬の忘れ物のちゃんちゃんこを羽織る。
今日も川仕事、6時にはもう陽が昇り
ずいぶんと夜明けが早くなったこと。
そんなおひさまの光を浴びながら
残っている海苔を精一杯に収穫する。
「やったらやっただけのことはあるな」とじいちゃん。
ほんとうにその通りだと思う。心地よい達成感。
午後は箱詰め作業もなくのんびりと過ごす。
ああ日曜日なのだなと思った。時間が愛しい。
庭先で花いじりをしたりそんなひと時が嬉しいと思う。
金魚草は枯れた花を千切ってあげたら
また新しい花が咲くのだった。
私もそうでありたい。どんなに枯れ果てても。
純粋な赤子のような心を持ち続けたいものだ。
灰汁を流そう。いまそうしなければ手遅れになる。
二週間ぶりにお大師堂へ。
ご無沙汰を詫びながらゆっくりと手を合わす。
帰り際にSさんが干してくれていた絨毯を取り入れていたら
お堂の入り口に吊るしてある鈴の木の部分に頭をぶつけてしまった。
それが思いがけずに固く目から火が出るように痛い思いをする。
その木の部分には寄贈した人達の名前が記してあって
亡き姑さんの名もあった。あまりにも足を遠のけてしまっていたので
姑さんに諭されたような気がする。今日の痛みを忘れてはいけない。
忙しさのせいにしてなんと疎かにしていたことだろう。
もう忘れかけていたひんやりと肌寒い朝。
ずっと初夏のような陽気が続いていたけれど
まだ4月なのを思い知らされたような朝だった。
早朝より川仕事。やはりまだ海苔が残っていた。
お仲間さんが知らせてくれなかったら手遅れになるところだった。
胞子が出始める前に収穫出来て良かったと思う。
船に積んであったカゴに入りきらないほどの量。
明日も頑張ってみようと思う。とことん最後の最後まで。
午後、あやちゃんの授業参観があって娘が出掛けようとしたら
めいちゃんが後追いをして大泣きになってしまった。
じいちゃんと二人係でめいちゃんをなんとか押さえつけたけれど
大暴れになり玄関におしっこをお漏らししてしまった。
「怒ったらいかんぞ」とじいちゃん。とにかくぎゅっと抱きしめる。
やっと落ち着いためいちゃんはすっかりおじいちゃんっ子になっていた。
それから気分転換をかねて作業場まで行き箱詰め作業をする。
なんとおりこうさんのめいちゃん。お手伝いをしてくれて
さっきまで泣いていたのが嘘のように笑顔でいっぱいになる。
「えらいね、めいちゃんありがとうね」おかげで一箱出来ました。
帰宅したらあやちゃんが帰って来ていて仲良く遊んでいたけれど
眠くなってしまっためいちゃんはすやすやとお昼寝。
なんとあどけない寝顔だろう。泣いたり笑ったり寝顔も好きだな。
2019年04月26日(金) |
こうなったらやるっきゃない |
やっと青空が。清々しく爽やかな一日となる。
風が香る五月を待ちきれないように吹き抜けるそよ風。
山里の職場は連休前で来客が多く嬉しい悲鳴をあげていた。
集金もあったり月末の支払いもあったりで走り回る。
3時過ぎにやっと一段落して帰路につくことが出来る。
明日からお休みを頂けたのでまさに10連休だった。
ずっと川仕事とかけもちだったのでとてもほっとする。
帰宅したら寝耳に水のようなことが待っていた。
連休中に漁場の撤収作業をと予定していたのに
まだ収穫できそうな海苔が残っていると
お仲間さんが知らせに来てくれたのだそうだ。
「明日からもう少しがんばってみよう」とじいちゃんが言う。
それはとてもありがたく嬉しいことのはずだったけれど
まるで心がもがいているようにうまく受け止められない。
どすんと穴に落ちたような気分になり憂鬱でならなかった。
連休中に撤収作業が出来なかったらまたかけもちになるのか。
やっと楽になれると思っていたのにまだ続くのかと。
ため息ばかりが出てしまってどうしようもなかった。
欝々と夕飯の支度をしていたら孫たちのはしゃぎ声。
みんなが笑顔で晩ご飯を待っている。
娘も察してくれたのかあれこれと話しかけてくれて
ああこのままではいけないとやっと自分の愚かさに気づく。
そうだ、やるっきゃないのだと改めて思った。
ゴールは確かにあるのだもの。走り抜けなくてどうする。
少し後戻りしたくらいで弱音を吐くなんて情けないぞ。
とにかく明日です。ぐっすりと眠ってとにかく明日です。
雨あがりかと思いきや早朝に思いがけない雷雨。
それはつかの間の事だったけれどすっきりとしないお天気。
あやちゃん小学校初めての遠足の日だった。
新しいリュックはちょっと大き目でいかにも小学生らしい。
曇り空だったけれどもう雨は大丈夫そうで笑顔で登校する。
潮待ちをしてから10時より川仕事へ。
昨日の雨で少し増水していたけれどなんとか海苔が残っていた。
それはほんのわずかだったけれどありがたく収穫をする。
今日で漁場に残っていた海苔の殆どを収穫し終えた。
まだ胞子は出ていないけれど「もう終わりだな」と頷き合う。
やれるだけのことをやり遂げた達成感に満たされながら
肩の力が抜けてふにゃふにゃと崩れ落ちそうになる。
もうじゅうぶんだと思った。自然の恵みのなんとありがたいこと。
午後は山里の職場を休ませてもらって久しぶりにのんびり過ごす。
2時過ぎ「ただいまぁ」とあやちゃんが元気に帰って来た。
「おかえりなさい」と出迎える事が出来て嬉しかった。
アイスを買って来てふたりで食べる。笑顔で楽しい午後のこと。
大きな山を越えて野原で寝そべっているような気分。
明日は職場の仕事を片づけて来ようと思う。
そうして平成の時代が終わる。気持ち良く終えたいと思う。
2019年04月24日(水) |
にこにこほっこりと微笑みながら |
昨夜からの雨が降りやまずかなりまとまった雨となる。
県内でも農業用水が不足しているところがあるようで
この雨で少しでも解消されたら良いのになと思った。
川仕事はお休みにして朝から山里の職場に向かう。
そうしたら例の民宿のご主人がちょうど来ていて
昨日のお遍路さんが雨の中を元気に旅立った事を知る。
今後のためにもとケイタイ番号も教えてくれた。
これで安心。「何かあった時は電話してね」と言ってくれた。
それにしても今日の大雨。お遍路さんがとても気掛かりだった。
急ぎの事務仕事だけ終えて早目に帰宅する。
じいちゃんがどうやら風邪を引いたようで少し弱っていた。
今日はゆっくりと身体を休めることが出来て良かった。
私も夕方からなんとなく不調。血圧が上がっているのかなと
入浴前に測ってみたら正常だった。なんだ気のせいかとほっとする。
肩と背中がパンパンに張っていてやはり疲れが出て来たのか。
じいちゃんとふたりでほんとうに精一杯がんばって来た。
ゴールまであと少し。最後の最後まで頑張ろうと思う。
お風呂上がりの孫たちの可愛らしい声が聴こえている。
にこにこほっこりと微笑みながらこれを記す。
曇り日。夕方から雨が降り始めた。一時は土砂降りになる。
久しぶりの雨が心地よい。きっと恵みの雨になるだろう。
今日も川仕事を終えてから山里の職場へ。
義父も同僚も居てくれて順調に仕事がはかどる。
昨日までのやきもきしていた気分が一気に晴れた。
これで10連休がやって来てもだいじょうぶ。
とてもほっとして心地よい達成感があった。
帰り道、すっかり遅くなってしまったので
買い物をあきらめて山道から帰ることに。
そうしたらぽつぽつと雨が降り始めてしまった。
峠道を下ったところで自転車のお遍路さんに出会う。
今日は迷わずに声をかけることが出来た。
訊けば山里の民宿を予約してあるとのこと。
自転車とは言え雨も降りだしてしまって
峠道はきつく一時間では無理だろうと話す。
それでも頑張ってみますと笑顔で応えてくれた。
お遍路さんを見送ってからとうとう雨が土砂降りになった。
困った。無事に着くだろうかとはらはらと心配でならない。
その時、民宿のご主人が軽トラックを持っていることを思い出す。
知らせたら迎えに来てくれるかもしれないと思った。
道端に車を停めてケイタイの電話帳をどうかどうかと探すけれど
職場のお得意さんなのにどうしたことか登録していなかった。
なんとがっくり。これでは何の役にも立たない。
仕方なく家路を急ぎながら、日もずいぶんと長くなったしなと。
明るいうちに着けるかもしれないと思いなおす。
「いい日」だったなと思う。雨音を聴きながらこれを記す。
2019年04月22日(月) |
けっこう元気な自分がいた |
夏日を通り越して市内の江川崎では真夏日になったようだ。
各地で気温が上昇のニュース。もう初夏と言っても良い。
川仕事も暑さで参ってしまっていつも以上に疲れが増す。
川船に乗って帰る時の川風がなんとも心地良かった。
あっという間に船着き場に着き、もっと船に乗っていたいほど。
お昼過ぎに作業を終え山里の職場へと走る。
そのまま宿毛市まで集金に行っていた。
任務完了かなと思う。とにかく少しでも横になりたくて
二時間ほどで終わらせてもらって帰路に着く。
義父ばかりではなく同僚まで駆り出されての農作業。
こんな状態が続いていたら致命傷になりかねないのではと不安が過る。
けれども義父にはそれなりの考えがあるのだろうと思い直す。
私が口を挟んではいけない。ただただ見守るしかないようだ。
明日はどうなることやら。とにかく行ってみなければ分からない。
私は自分に出来る事を精一杯にやり遂げようと思う。
帰宅して一時間ほど横になることが出来た。
気がつけば胃痛も腰痛も忘れけっこう元気な自分がいた。
2019年04月21日(日) |
幸せがこわくなるときがある |
今日も夏日だったようだ。いま夕風が涼しくて心地よい。
ずいぶんと日も長くなり孫たちが食後のお散歩に行っている。
あやちゃんは半袖Tシャツ。めいちゃんはノースリーブのブラウス。
土手から聴こえてくる声に微笑みながらこれを記している。
川仕事も暑さとのたたかいだった。
胸までの胴長靴は冬は寒さをしのげるけれど
春になると汗ばむほどになってけっこう辛い。
おまけに大潮で川の水はどんどんと引いて行く。
「あつい、あつい」と言いながらも今日も精一杯がんばる。
天日干しの作業を終えて帰宅したら
娘むこと孫たちがシジミをたくさん採って来ていた。
潮干狩りがとても楽しかったようだ。
娘が仕事だったので今日はふたりともお父さんっ子。
夕飯は日曜日恒例の鉄板焼きをする。
お肉やウィンナーを焼いてわいわいと楽しい夕食だった。
みんなの笑顔が嬉しい。それがいちばんのごちそうに思える。
今日も平穏無事。時々ふっと幸せがこわくなることがある。
だからこそ大切にしなければいけない日々のこと。
2019年04月20日(土) |
何よりもありがたいこと |
二十四節気の「穀雨」穀物に恵みの雨が降る頃。
例年ならば菜種梅雨に差し掛かかる頃だけれど
今年の春は雨の日が少ないようだった。
今日は薄曇りだったけれどほぼ夏日となり初夏のような陽気。
保育園の親子遠足があり娘たちは家族そろって出掛ける。
公園でかけっこもしたりしてとても楽しかったようだ。
川仕事は大潮でぐんぐんと潮が引いて行くので
水があるうちにとせっせと収穫を頑張る。
そろそろ海苔の寿命が近づいていて弱り始めている。
次の大潮までは持たないかもしれない。
もうじゅうぶんだなとじいちゃんと語り合いながら。
毎年の事だけれどそれは突然にやって来る。
昨日まで生きていた海苔が翌日にはもう駄目になる。
その時に胞子を出す。まるで鮎の産卵のようだった。
午後は箱詰め作業を2時間ほど。
後は夕方までのんびりと過ごすことが出来た。
とろりんとろりんとうたた寝も心地よいものだ。
今日も平穏無事。それが何よりもありがたいこと。
2019年04月19日(金) |
片方の草鞋をちょこんと置いて |
最高気温が25℃を越えすっかり初夏のような陽気となる。
今日は風が弱かったのでよけいに暑く感じた。
じいちゃん定期の通院日のため川仕事はお休み。
片方の草鞋をちょこんと揃えて置いておくのも良いものだ。
仕事は義父がいないとやはり思うように捗らず
でも急ぎの仕事だけはひとつ片づいてほっとする。
あれもこれもと欲張らない方が良いようだ。
なんとかなるだろうと心を落ち着かせるのが肝心。
早目に帰宅出来たので洗濯物をたたんだり
少し家事をしている時間も好きだなと思う。
そうして娘と孫たちを「おかえりなさい」と笑顔で迎える。
夕飯の支度が出来て「ごはんよ〜」と娘がめいちゃんを呼んだら
二階から忍び足で下りて来た。口元を手で隠してなんか怪しい。
お母さんのメイク道具で遊んでいたようでなんと口紅を塗っていた。
それがあまりにも上手に塗っていてみんなで歓声をあげるほど。
「ほんとにおませな子なんだから」とてもまだ4歳とは思えない。
そんな愉快な事もあって今日も暮れていく。
ずいぶんと日が長くなった。夕焼け空がとてもきれい。
2019年04月18日(木) |
ひなたぼっこより風ぼっこ |
日中は気温が高くなり汗ばむほどの陽気となる。
吹き抜ける風のなんと心地よいこと。
ひなたぼっこより風ぼっこが似合う一日だった。
早朝よりの川仕事を終えるなりまた少し胃痛が。
しばらく迷っていたけれど山里の職場は休ませてもらうことに。
じいちゃんが「たまにはゆっくり休もうや」と言ってくれて
夕方までごろごろと寝てばかりいた。
娘が遅くなるので久しぶりに保育園のお迎えに。
日焼けしためいちゃんがまるでお猿さんみたいにとび出して来る。
家に帰って今度はあやちゃんが帰って来るのを待っていた。
もうそろそろかなとめいちゃんと何度も路地を覗いていたら
ランドセルを背負ったあやちゃんがふうふう言いながら帰って来る。
暑くてしんどかったそうだ。あやちゃんもほっぺが真っ赤だった。
さんすうとこくごのしゅくだい。さっさと済ませるタイプらしい。
いいねそれって。後からいっぱい遊べるものね。
胃痛も少し楽になり夕飯も美味しく食べられて良かった。
体調が悪いとついつい弱気になってしまうけれど
だいじょうぶ、だいじょうぶと自分に言い聞かせている。
明日のことはまたあした。今夜もぐっすりと眠ろう。
2019年04月17日(水) |
あと少しもう少し頑張ってみよう |
曇り日。雲のベールからこぼれるように薄陽がさす。
風があったけれど暖かな一日だった。
川仕事を終えてから今期二度目の出荷。
頑張ったかいがあり目標を越えていて嬉しい。
これでいよいよラストスパートになる。
最後の出荷まで精一杯力を尽くしたい。
早目に昼食を終えて山里の職場へ向かった。
時間帯にもよるだろうけれど歩き遍路さんの多いこと。
外人さんの姿も見つけて嬉しくてならない。
声をかけられたらどんなに良いだろうか。
仕事は義父が少しのあいだ居てくれてなんとか一件だけは片づく。
ながいGWに突入するまでにまだ車検の予約がたくさんあって
義父の協力なしではとても終わりそうになかった。
義父は副業の農業が忙しく今は田植えの真っ最中だった。
米作りが好きで始めたけれど本業が疎かになってしまう。
だからといってどうして文句が言えようか。
二足の草鞋は私も一緒だった。きっとなんとかなるだろう。
これも試練だと受け止めてみんなで協力し合って乗り越えなければ。
胃痛が少し楽になったら今度は腰痛になってしまった。
娘と孫たちが夕散歩に誘ってくれたけれどとても歩けそうにない。
情けないけれど弱音を吐いている場合ではないと思う。
あと少しもう少し頑張ってみよう。
ゴールまでなんとしても完走してみせよう。
2019年04月16日(火) |
夕焼け空にひこうき雲 |
今日も爽やかな晴天となる。きらきらと若葉が目に沁みるよう。
午前6時にはもう川仕事へ。朝陽がとてもきれいだった。
ありがたいことに今日もたくさんの収穫。
天日干しにするのも嬉しくてならない。
めいちゃん軽トラックがお気に入りのようで
今朝も自分で乗って助手席にちょこんと座っていた。
保育園の門まで行くと「ここでいい」と駆け出して行く。
お姉ちゃんのいない保育園にもすっかり慣れてきたよう。
作業を終えてから山里の職場に向かったけれど
今日も義父がおらず肝心な事が思うように捗らない。
仕方なく今日も二時間ほどでとんぼ返りだった。
少し苛立ちを覚えるけれど焦ってもしょうがないこと。
2時過ぎには帰宅していて夕方までゆっくりと休む。
娘とめいちゃんが帰って来る。それからあやちゃんが帰って来る。
「おかえりなさい」一気に賑やかになる我が家だった。
夕方から胃がしくしくと痛む。
木の芽起こしの頃のせいだろうか。疲れが出て来たのかもしれない。
ずっと元気だったからまあいいかとあまり苦にも思わず。
体調管理に気をつけながら明日も出来る事をがんばりたい。
夕焼け空にひこうき雲。今日も穏やかに暮れていった。
2019年04月15日(月) |
私にしか出来ないことがある |
昨日の雨が嘘のように爽やかな晴天となる。
蛙の歌が聴こえる夜明け前。空には音符のような星。
今日から川仕事再開。朝陽が昇り始めた頃には川の中。
しばらく休んだのが良かったのか海苔がぐんと育っていた。
じいちゃんとせっせと収穫。三番海苔のありがたいこと。
8時には作業場まで帰り海苔を洗っている間に
洗濯物を干しに家に帰ったらめいちゃんが
「おばあちゃんといきたい」と言ってくれる。
「よっし、行こうかね」と軽トラックで保育園まで。
忙しさも忘れてしまうほどめいちゃんの笑顔が嬉しい。
天日干しの作業が終わってから山里の職場に向かった。
義父も留守をしていて特に急ぎの仕事もなかったので
2時間ほどで終わらせてもらってとんぼ返りする。
昨日の法事の後片付けも残っていてちょうど良かった。
食器を納戸に仕舞ったり、仕出し屋さんに支払いに行ったり。
お供えしていた花をお大師堂へ持って行ったり。
なんと久しぶりのお大師堂だった。ご無沙汰を詫びながら
花を活ける。お線香も残り少なく蝋燭も立っていなかった。
ペットボトルのお水さえも殆ど無くなっていた。
やはり私にしか出来ないことがあるのだなと改めて思うばかり。
忙しさのせいにしてなんと疎かにしていたことだろう。
今は毎日は無理だけれど川仕事が終わったらまた通おう。
やれるだけのことをやり終えるとなんとも清々しいものだ。
朝のうちはぽつぽつだった雨が本降りになる。
今日に限って降らなくてもと思いながらも
田植えの時期の雨は恵みの雨だった。
11時より姑さんの一周忌の法要。
雨の中を駆けつけてきてくれた親戚の人たち。
身内だけでも18名ほど、総勢30名のにぎやかな法事となる。
孫たちや姪孫や子供たちもおりこうさんで焼香をする。
その後は大宴会となった。甥っ子はすぐに顔が真っ赤になり愉快。
みんなでわいわいと姑さんもどんなにか喜んでくれたことだろう。
ちょっとハプニングもあった。息子のお嫁さんが
飲み慣れない日本酒を飲まされてしまって大酔いになってしまった。
私も心配になり途中で止めたけれど「だいじょうぶ」と言って
挙句には泥酔状態で大きな声で歌を歌いだしてしまった。
困った、困ったと息子は嘆き、けい君は泣き出してしまう。
「おかあさんはおうたがじょうずね」ととりなして
こんな陽気なお嫁さんも楽しくて良いではないかと思った。
病弱だけどこんなパワーがあったことは嬉しいことではないか。
たまには羽目を外すのもよし。それが今日で良かったと思う。
3時にはお開きになってほっと肩の荷がおりる。
「終わったな」とじいちゃんもほっとしている様子だった。
明日からまた川仕事を再開する。精一杯にがんばってみよう。
2019年04月13日(土) |
ぐっすりと眠ろうではないか |
今朝はまたいちだんと冷え込む。まるで早春のような肌寒さ。
けれども季節は確実に春。もう新緑の季節になり始めている。
明日の姑さんの一周忌にそなえて少しずつ準備を。
午前中にお墓参りを済ませて午後もあれこれと
仏さんの棚を仕立ててお供え物をそなえるとほっとする。
親戚の人達を迎えるにはまだ掃除も行き届いていないけれど
そこそこでやめておく。後は明日の朝にしようと。
完璧でなくても良い。とにかく無事に終えられたらそれで良い。
3時頃から何もせずにごろごろ。炬燵でうたた寝をしていた。
下田のおばあちゃんに預かってもらっていた孫たちが帰って来る。
めいちゃんが「ひいばあちゃんがきてる」と言って
小さな手を合わせていた。姑さんも喜んだことだろう。
あやちゃんが「ひいばあちゃんはどこにいるの?」と。
「ほうじをしたらかえってくるの?」そんなやりとりも微笑ましい。
あしたのことはまたあした。そう思うとずいぶんと気楽で
今夜も早めに床につこうと思う。ぐっすりと眠ろうではないか。
2019年04月12日(金) |
わたしはびょうきではない |
肌寒い朝が続いている。まだまだ暖房がひつよう。
衣替えを急ぎすぎたようで、押し入れからトレーナーを出す。
あやちゃんを見送ってから再放送の「おしん」を見る。
おしんはちょうどあやちゃんと同じ年で涙せずにいられない。
昔に見た時とはちがう感情になり、歳月の流れを感じる。
その後には「なつぞら」を見る。
戦争孤児のなつが健気に生きている姿には感動をおぼえる。
なんと笑顔の似合う子供だろうといつも思う。
めいちゃんが朝ご飯を終えて「おばあちゃんといく」と。
毎朝そう言ってくれるのが嬉しくてならない。
小学校の校庭の横を通ったら体操服のあやちゃんを見つけた。
手を振り合う朝。そうして笑顔で一日を始められるありがたさ。
仕事は一段落をしていて残り仕事を少し。
午後は早めに終わらせてもらってお薬をもらいに病院へ。
知り合いの奥さんと一緒になってあれこれと話す。
私と同じ更年期障害のようだった。症状もよく似ている。
みんなそれぞれに身体の悩みを抱えているのだなと改めて思った。
それでもあっけらかんとみんな笑顔で生きている。
お薬のおかげでもあるけれどようは気の持ちようなのだ。
病気ではない。何度でも言おう。わたしはびょうきではない。
帰宅して夕方までごろごろ。昨夜のケンミンショーを見たり。
そのうちに孫たちの声が聞こえ始めてにぎやかになる。
今日も平和だなと微笑みながらその声を聞いていた。
少しひんやりの朝。ちゃんちゃんこがあたたかい。
冬の忘れ物はなんだろう。はやく見つかるといいな。
じいちゃんと相談のうえ、やはり数日間川仕事を休むことに。
姑さんの一周忌が無事に終わったらまた再開しようと決める。
ラストスパート前の休養も大切ではないかと思ったり。
あやちゃん今朝も元気に登校。路地を曲がるまで見送る。
まるでランドセルが歩いているような後ろ姿も微笑ましくて。
めいちゃんを保育園に送り届けてから山里の職場に向かった。
昨日から機嫌の悪い義父に「私が行こうか」と声をかけてみたら
よけいに機嫌を損ねてしまって「自分が行くからいい!」と怒られる。
母のことをすべて押し付けてしまっていて心苦しさが募るばかり。
だからと言って今更何が出来ようか。少し開き直る自分もいた。
そんな複雑な気持ちも忘れるくらいに仕事が忙しかった。
それがとてもありがたくてならない。
遅い帰宅になったけれど笑顔の孫たちに癒される。
あやちゃんのリクエストでポテトサラダを作った。
娘はハンバーグを作ってくれる。どちらも美味しくっておなかいっぱい。
桜。染井吉野ではない桜。
今日は仕事の合間に写真を撮ることが出来て良かった。
2019年04月10日(水) |
ぎゅっと抱きしめたくなる |
とうとう花散らしの雨。風も強く吹き荒れて
桜(染井吉野)はすっかり葉桜になってしまった。
でも遅咲きの違う種類の桜はまだ咲き誇っていて
雨風に打たれながらも健気に咲いている姿に心が和む。
春の嵐のような朝、あやちゃんが元気に登校して行く。
集団登校とは言えはらはらと心配でならない。
「最初の試練だな」とじいちゃんは笑っていたけれど。
めいちゃんと保育園に向かったら学校の教室から
あやちゃんがにこにこしながら手を振っていた。
ほっと嬉しい。めいちゃんと一緒に手を振り返す。
雨蛙さんがぴょんぴょんと跳ねていた。めいちゃんも蛙さんみたい。
川仕事はお休みでそのまま山里の職場に向かう。
義父から母が明日転院が決まった報せ。
義父の代わりに病院へ行って欲しいと頼まれたけれど
はっきりと断った。どうしてもそんな気持ちになれない。
義父の機嫌を損ねてしまってとても複雑な気持ちになる。
早目に仕事を終えて帰宅するなりじいちゃんに相談したら
それで良かったのだと私の気持ちを汲んでくれてとてもほっとする。
かかわらないと決めた以上はそれを貫くべきだと彼は言う。
今までも何度かそんなことがあってそのたびに嫌な思いをしてきた。
暴言を吐き散らす母。義父からも責められたことを思い出す。
もう二度とそんな思いをするのはどうしても嫌だった。
「ただいまぁ」元気な声がしてあやちゃんが帰って来る。
そうして寝転んでいる私に馬乗りになってスキンシップ。
じいちゃんの肩にしがみついて甘える姿がなんとも愛しい。
家族みんなが揃っている時には決して甘えないあやちゃんだった。
甘えるのはいつもめいちゃんできっと我慢しているのだろう。
それがわかるだけによけいに愛しい。ぎゅっと抱きしめたくなる。
2019年04月09日(火) |
なんとかなってくれるものだな |
黄砂なのだろうか、春霞のような空。
爽やかな風にやわらかな陽射しがふりそそぐ。
あやちゃん初めての通学日。
いつもより早起きをして朝ごはんもしっかりと。
地域の上級生たちと集団登校をするので
お向かいの男の子が「おはよう」と迎えに来てくれる。
幼馴染でつい最近まで仲良く遊んでいたけれど
3年生にもなると少し照れくさいようで微笑ましい姿だった。
今朝のめいちゃんはおりこうさん。「おばあちゃんといく」と
お姉ちゃんに負けないように準備をして元気に登園する。
潮待ちをして川仕事の予定だったけれど
じいちゃんの計らいで急きょ山里の職場に行けることになった。
「俺ひとりで行くから」となんと助かることだろう。
昨夜わたしが少し気落ちしていたのを察してくれていたのだろう。
おかげで昨日やり残していた仕事を片付けることが出来た。
午前中で仕事を終えて急いで作業場まで帰って来た。
すごい、じいちゃん一人なのにたくさん収穫してきている。
「やったね、がんばったね」とせっせと天日干しの作業。
午後は箱詰め作業もなく久しぶりにゆっくりと休む。
うたた寝が気持ち良い至福のひと時だった。
あれこれと考えながらなんとかなるだろうと思っていれば
なんとかなってくれるものだな。今日はつくづくとそう感じた。
2019年04月08日(月) |
だいじょうぶまだ歩ける |
今日も25℃近くなりとても暖かだったけれど
風が強く吹きとうとう桜が散り始めてしまった。
なんとも儚いけれど桜吹雪も良いものだ。
まるで雪のように花びらが空を舞う。
今日はあやちゃんの入学式。
今朝は赤いランドセルを背負って見せてくれた。
わくわくと嬉しい事だろう。おばあちゃんも嬉しい。
入学式にも行きたかったけれどさすがに
おばあちゃんまで行く人はいないと娘に笑われる。
めいちゃんも一緒に行きたかったのか今朝はご機嫌ななめ。
なんとか宥めて保育園まで送って行ったけれど
保育室に入りたがらず私の手をぎゅっと握りしめる。
担任の保育士さんがまるで赤ちゃんみたいに抱っこしてくれた。
ずっとお姉ちゃんと一緒だったから無理もない。
少しずつ慣れながら成長していくことだろう。
その足で作業場まで。潮待ちをしている間にまた箱詰め作業を。
ついに目標達成か、明日からしばらく休もうかとじいちゃん。
川仕事を終えてから山里の職場へと走り
明日で良い事は残しておいて早めに帰って来たら
「休めなくなったぞ」とじいちゃんが寝耳に水のようなこと。
漁場の見回りに行っていたらもう三番海苔が伸びていたらしい。
それを聞くとやっぱり収穫しないわけにはいかなかった。
三番海苔が採れるのはめったにないことでそれは嬉しい恵みだった。
かと言って職場の仕事を疎かには出来ず明日も行かなければいけない。
なんともいっぱいいっぱいの気持ちになって少し気分が沈む。
やれば出来るのか。そうだ、やってみなくては始まらない。
二足の草鞋の片一方の緒が切れそうになっているのを
ぎゅっと結び直す。だいじょうぶまだ歩ける。明日もがんばろう。
2019年04月07日(日) |
はっけよいのこったのきもち |
今日もほぼ夏日だったようだ。
それにしても数日前までの寒さが嘘のように思える。
また寒い日があるかもしれないと思いつつ衣替えを急ぐ。
今日は娘夫婦が日曜出勤。さて孫たちをどうしようかと
思案の末、仕方なく義妹に預かってもらうことに。
快く引き受けてくれたけれどなんだか申し訳なくて
川仕事を早めに切り上げて急いで帰って来た。
お昼は田舎寿司を買って来て作業場でまたピクニック。
お家で食べるよりもずっと美味しい。
はしゃぎまわる孫たちを見ながら天日干しの作業だった。
ちょうどその時、娘むこが仕事を終えて帰って来てくれる。
大喜びの孫たち。私たちもほっとして大助かりだった。
おかげで午後は箱詰め作業をすることが出来て良かった。
箱の数がもう少しで目標に達する。もうひとふんばりだ。
一週間後には姑さんの一周忌を控えていてその準備もあり
目標を達成したら少し休もうかとじいちゃんが言ってくれる。
山里の職場はそうそう休めないけれどなんとかなるだろう。
一周忌の法要が無事に終ればまた頑張れば良い。
ひとつひとつ目の前の事をクリアしていく。
それも張り合いがあってそんな日々も楽しいものだなと思う。
はっけよいのこったのきもち。よっしかかってこいのきもち。
2019年04月06日(土) |
ほどよいつかれを楽しみながら |
気温がぐんぐんと高くなり春を通り越して初夏のような陽気となる。
たっぷりの陽射しに寄り添うように爽やかな風が吹いていた。
川仕事は今期でいちばん多い収穫となる。
川船に積んであるカゴに入りきらずてんこ盛りにして帰った。
良質の海苔がたくさん、ほんとうにありがたいことだ。
後の作業が大変だったけれど、お休みだった娘が手伝いに来てくれて
ずいぶんと助かった。せっせと天日干し、海苔も嬉しそう。
お昼にはめいちゃんも保育園から帰って来て
作業場でピクニックをする。楽しそうな孫たちの姿に微笑みながら
やっと作業が終了。なんとも心地よい達成感だった。
午後も箱詰め作業があり休む間もない忙しさだったけれど
じいちゃんとふたり「つかれた、つかれた」と言いながらも頑張る。
やったらやっただけのことがある。それがふたりの口癖になる。
夜風が涼しいと感じる。それだけ今日は暑かったのだろう。
お風呂上がりの孫たちが半袖のパジャマを着ていた。
あとは寝るだけ。ほどよいつかれを楽しみながらこれを記す。
2019年04月05日(金) |
「いい日」はいつも自分次第です |
二十四節気の「清明」なんとも爽やかな晴天となる。
吹く風も心地よく身も心もむくむくっとしてくる。
大潮になり早朝が満潮。潮が引き始めるのを待ちかねて
やっと8時過ぎに川へ入れる。ぐんぐんと潮が引いて行くので
水があるうちにとせっせと収穫に精を出した。
薄っすらと汗が。今日はずいぶんと暖かくなる。
良質の海苔がたくさん採れたのでご近所さんにお裾分けも。
いつもあれこれ頂くばかりなのでやっとお返しが出来てほっとする。
午後は山里の職場を休ませてもらって箱詰め作業に専念する。
次の出荷日が決まったので一箱でも多くと精が出る。
また私の捕らぬ狸の皮算用が始まったとじいちゃんに笑われたり。
やったらやっただけのことはあるのだと思う。
努力はきっと報われると信じてやれるだけのことを頑張ろう。
心地良い達成感。今日も「いい日」だったなあと心から思える。
いい日になりますようにと言う人もいるけれど
私はそれはいつも自分次第なのではと思う。
どんなこともありがたく受け止められる自分でいれば
いつだって「いい日」なのではないだろうか。
2019年04月04日(木) |
4月4日は「しあわせの日」 |
花冷えもやっと峠を越えたようで日中はとても暖かくなる。
青空に満開の桜がきらきら。桜並木の道をのんびりと歩きたくなる。
お昼前に川仕事を終えて山里の職場へ。
少しPCのトラブルがあり思うように仕事が出来ず。
サポートに電話をしたりしているうちに時間が経ってしまった。
3時までに役場に提出しなければいけない書類があって
あたふたとしながら車に飛び乗ったのだけれど
わずかの距離の間に覆面パトカーに捕まってしまう。
シートベルトをしていなかった。おまけに免許証も持っていない。
それからがなんとも愉快。なにせ人生初の検挙だったから
興味津々となりおまわりさんとあれこれ話すのが楽しい。
今日は4月4日で「しあわせの日」なんですよと言ってみたり
そうしたらおまわりさんも「そうなんですね。なんとしあわせ」と
もうひとりのおまわりさんも「縁起が良いですね」と大笑い。
検挙されるのがこんなに楽しい事だなんて思いもしなかった。
もっとおしゃべりしていたかったけれど時間切れ。
「ご苦労様でした」と声をかけて別れるべきところを
思わず「ありがとうございました」と言ってしまって喜劇が終わる。
帰宅してからも私があまりに嬉しそうに話すものだから
じいちゃんが「自慢する事じゃないぞ」と苦笑いしていた。
そうでした。私はいけないことをしたのでした。
今日の経験を真摯に受け止めこれから気をつけようと思う。
でもやっぱり今日は「いい日」だったなと思える。
しあわせは他人様から頂くものではない。
いつだって自分で感じ自分で作りあげていくものなのだろう。
2019年04月03日(水) |
今日も「いい日」のありがたさ |
花冷えも今日が峠のよう。
明日から少しずつ暖かくなりそう。
満開の桜もきっと喜ぶことだろう。
今日はほぼ2週間ぶりに川仕事を休む。
海苔を箱詰めにする際に使う圧縮機が壊れてしまって
昨日じいちゃんが中古品を買い求めて来た。
今日はそれをすぐに使えるように準備することに。
「ひとりでやるからいいぞ」と言ってくれたので
私は朝から山里の職場に行っていた。
保育園は入園式。めいちゃんも今日から年中組になった。
娘とあやちゃんも一緒に行ってその後家庭訪問があったよう。
めいちゃんの担任は持ち上がりで大好きな先生なので良かった。
「せんせいがおうちにきてくれる」家庭訪問もとても嬉しかった様子。
来週の月曜日にはあやちゃんの入学式。
ふたりともどうか元気で楽しい日々を送れますように。
仕事がとても忙しく義父と同僚がてんてこ舞いをしていた。
私も出来る事をと少し手伝う。今更ながら整備士免許が欲しい。
4時になりやっと大型車の車検が完了する。
ほっとして家路を急いだ。くたくたに疲れていたけれどそれが心地良い。
買物をする時間がなかったのでありあわせのもので夕食のしたく。
頂き物のタラの芽、さつま芋もあったので天ぷらにする。
後はレトルトのカレーでそれでじゅうぶんだった。
食後は娘が食器を洗ってくれた。
「代わろうか」と言うと「今日はいいよ」となんとありがたいこと。
おかげで早目にお風呂に入って寛ぐことが出来た。
今日も「いい日」でした。ありがとうございました。
2019年04月02日(火) |
嬉しいことがたくさんある |
花冷えの日々が続いており今朝は真冬並みの寒さ。
4時前に目覚めたらじいちゃんが「冷えよるなあ」と。
そうして温風ヒーターを点けて部屋を暖めてくれた。
そんなささやかな事が嬉しく老夫婦の朝が始まる。
6時過ぎには川船に乗っていた。ちょうど朝陽が
燃えているように紅くてはっとするようにきれい。
そんな朝陽を浴びながら今日も精一杯にがんばる。
8時には収穫を終え洗濯物を干しに一時帰宅。
ちょうど孫たちが出掛けるところだった。
あやちゃん初めての学校でわくわくしている様子。
めいちゃんも今朝はご機嫌でにこにこしていた。
お弁当と水筒を持ってふたりとも元気に出掛ける。
それから作業場で天日干しの作業。
風は冷たいけれど青空が嬉しくてならない。
ちょうどその時、お隣のコンビニに外国人のお遍路さんが
そしてもう一人は日本人のお遍路さんだったけれど
二人の会話が聞えて来て笑い声がとても楽しかった。
一人は英語なのにちゃんと伝わっているのにおどろく。
笑い声って良いなあと思う。私も参加したくなった。
その後も数人のお遍路さん。ずいぶんと多くなったこの頃。
黒装束で自転車でやって来たお遍路さんもいた。かっこいい。
10時には作業を終え少し休んでから山里の職場へ。
今日も忙しかったけれど心地よい達成感だった。
帰り道の桜並木も楽しみ。「わあきれい」思わず歓声をあげる。
2019年04月01日(月) |
こころにいっぱいの花を |
今日も冷たい風が吹く。花冷えだと思えばそれもよし。
4月の声を聴き冬も背中を押されている事だろう。
潔くは去れない冬がなんだか憐れに思える。
新元号には「和」と言う字が入りそうな気がしていたら
「令和」だと聞き自分の勘が当たったのにおどろく。
ただただ孫たちの未来を託したい思いが込み上げてくる。
今日は作業場でおりこうさんで過ごしたあやちゃん。
お手伝いもしてくれてとても頼もしく感じる。
明日からは小学校の児童クラブに入れることになって
まだ入学前なのにほんとうに助かりありがたいことだった。
おかげで心配なく川仕事に精を出すことが出来そう。
山里の職場も忙しく今日もかけもちだったけれど
疲れはあっても少しも苦にはならなかった。
心地良い達成感を楽しみに今日もやれるだけのことを頑張る。
桜がやっと満開になってあちらこちらに咲き乱れている。
帰り道の桜並木で思わずクルマを停めていた。
こころにいっぱいの花をほっこりと咲かせましょう。
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