ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年06月30日(土) 沖の風に吹かれながら

高知県中部、東部では激しい雨だったそうだ。

幸いなことに西部は雨が降らず曇り空のまま日が暮れようとしている。

少し蒸し暑かったけれど窓を開け広げて南風をたのしんでいた。

そんな南風のことを我が地では「沖の風」と呼ぶ。



午後から孫たちと過ごす予定だったけれど

急きょ娘むこのお母さんが預かってくれることに。

「下田のおばあちゃん」孫たちは大好きだった。


おかげで棚からぼた餅的な休日となりのんびりと過ごす。

じいちゃんは茶の間でプレステゲーム三昧。

私は先週から読みかけていた本をゆっくりと読む。

詩人の白井明大さんの新刊、「一日の言葉、一生の言葉」を。

読むほどに言葉が愛しくてならない。宝物のような一冊だった。


「めいさん」と気やすく呼んではもういけないのだろうけれど

私にとってはいつまでも「めいさん」だった。

もうずいぶんと昔のことになってしまったけれど

私のホームページを見つけてくれて声をかけてくれたこと。

パソコン画面に即興で詩を書いていた私のことを認めてくれたひと。

その出会いにどれほど勇気づけられたことだろうか。

おかげで今もささやかにこうして在り続けることが出来ている。

ずいぶんと老いぼれてしまったけれど生きている限りと願いながら。



いつかは消える命です。書き残さなくてどうする。



2018年06月29日(金) 思わずキスをしたくなる

雨が降ったりやんだり。時おり激しく降ったり。

今はやんでいて西の空がほんのりと茜色。


月末の仕事をそれなりにやっつけて明日はお休みをいただく。

同僚は急ぎの仕事が残っていて明日も仕事だった。

いつも自分ばかりと心苦しいのだけれど。


弟から電話があって母の手術日が決まったとの事。

一週間後だった。もう手術以外に治療法がないらしい。

高齢でもありリスクが大きいけれどお医者様に任せるしかない。

それで少しでも元気になるものならとただただ祈るばかり。



帰宅してばたんきゅうと横にりうたた寝をしていた。

今週も忙しかったけれどなんともいえない達成感があった。

する仕事のあることはほんとうにありがたいことだ。



お風呂上がりの孫たちのなんとも愛しいこと。

ふたりの髪をドライヤーで乾かすのがとても好きだ。

めいちゃんがすっぽんぽんでワニ泳ぎを披露してくれた。

ほんのり紅いおしりに思わずキスをしたくなるほど。





2018年06月28日(木) 楽しみなことがたくさんある

蒸し暑さを和らげるように吹き抜ける風のありがたいこと。

明日は雨になるのだそう。今夜の満月は見られそうにない。



遅番だった娘と一緒に孫たちがほっぺを真っ赤にして帰って来る。

今日もプール遊びをめいいっぱい楽しんだようだ。

めいちゃんはワニさん泳ぎをしたそうで

プール参観の日が楽しみでならない。


楽しみなことがたくさんある人生。

あれもこれもと欲張りなばあちゃんだった。




夕食時、今日のお葬式の話をじいちゃんがしてくれて

やはり日にち薬やねと語り合ったり。

従姉妹たち家族が少しでも前を向いて歩みだして欲しいと願うばかり。



何事もなかったように今日も穏やかに暮れていく。

お風呂上がりの孫たちのにぎやかな声に微笑みながらこれを記す。



2018年06月27日(水) 日にち薬を

とても蒸し暑い一日。


さきほどお通夜から帰って来たところ。

娘がおにぎりを作ってくれていた。

おいし。3個もたいらげる。


明日の告別式にはじいちゃんだけが参列することに。

私も見送りたかった。ちゃんとお別れしたかった。

でも親戚の人達と話し合って夫婦で行くのはやめようと決まる。

私だけ特別と言う訳にはいかないのだそう。


また少し落ち着いた頃に従姉妹の顔を見に行こうと思う。

日にち薬。きっと少しずつ元気になってくれるだろう。



ざわざわと心落ち着かない一日だったけれど

まごたちの笑顔にほっこりと癒されている夜。



2018年06月26日(火) このもどかしさを

うす曇りの一日。風もなくまるで空がうたた寝をしているよう。


山里の職場に着くなりじいちゃんから着信アリ。

一瞬胸騒ぎがしてそれが思った通りになる。


近所に住む従姉妹の息子さんが亡くなった知らせだった。

どんなにか気落ちしていることだろうと心が痛んでならず。


とんぼ返りは出来ずとにかく急ぎの仕事を済ませてから帰る。

そうして子に先立たれるのはどんなに辛いことか思い知った。

従姉妹を抱きしめてあげることしか出来なかったけれど。


まだ50歳の若さ。まだまだこれからの人生だったのに。

神も仏もない。あるのは現実だけなのかもしれない。


どうかやすらかに。そんなありきたりの言葉しか浮かばない。

それがとてももどかしくてならない夜。



2018年06月25日(月) 好きだなこの木

今日も真夏日となる。爽やかな風のおかげでさほど暑さを感じず。

紫陽花はとうとう化石のようになってしまって憐れなり。

ふと自分の姿に重ねてみる。目を反らしてはいけないと。

桜のように潔く散れない花がたくさんあるのだろうと思う。


老いることは憐れな事か、そう自分に問いかけてみれば

胸を張って「ちがう」と言える。そんな自分が好きだ。



仕事が少し忙しくいつもより遅く帰路についた。

不思議と疲れは感じず、とても充実した一日に思える。

今日も与えられた一日を全うできたのだろう。



帰り道のスーパーのすぐ近くでとても気になる木を見つける。

今までどうして気づかなかったのだろうか。

ああこの木なんかいいなとクルマから降りて駆け寄っていた。

好きだなこの木。それだけで今日も「いい日」




2018年06月24日(日) 風が生きている

ほぼ真夏日となり心地良いほどの暑さとなる。

苦手だった夏が好きになったのはいつからだったろうか。

遠い日の夏のことを決して忘れてはいないけれど

もう口に出してはいけないような封印されたような夏がある。



朝のうちにお大師堂へ。独りでてくてくと歩いて行く。

日捲りの暦が昨日のままだった。めくるのは久しぶりのこと。

お参りを済ませてから外の木陰でしばし風と戯れていた。

風が生きている。吹き抜けながら踊りながら歌っているように。



午後はめずらしく独りぼっちだった。なんとも静かなこと。

読みたかった本をやっと開くことが出来る。

言葉が愛しい。ひとつひとつの言葉がこころに沁みるよう。



それからふと海が見たくなってしまってぶらりと出掛ける。

独りで海に来たのは何年ぶりだろうか。ずいぶんと遠い日のこと。

もう感傷に浸る歳でもないけれど懐かしい思いが込み上げてくる。


このまま老いて朽ち果てたくはないなとふと思った。

まだ「おんな」なのだろうか。それともただの人間だろうか。





2018年06月23日(土) えらかったねあやちゃん

雨ばかりの土曜日。それも梅雨らしくて良いかなと思う。


めいちゃんは元気に保育園へ。

あやちゃんはばあちゃんと整形外科へ。

レントゲンの結果まだ完治ではなかったけれど

自然に治るでしょうとギブスを外してもらった。

とても嬉しそうなあやちゃん。ばあちゃんもほっとした。

10日間よく辛抱したと思う。えらかったねあやちゃん。

右手が使えず不自由をしたけれど良い経験をさせてもらった。


お昼前にめいちゃんのお迎え。あやちゃんも一緒に行く。

お友達や先生に楽になった右手を見せたかったようだ。

まだ竹馬は無理だけれど月曜日からまたがんばろうね。



午後はお昼寝もせずに元気に遊ぶふたり。

賑やかな声を聴きながらばあちゃんは少しだけうたた寝を。


笑顔で穏かな一日でした。ありがとうございます。



2018年06月22日(金) ばんごはんはなあに?

梅雨の晴れ間。ほぼ真夏日になったけれど心地よい暑さだった。


今週の仕事は今日で終了。午後はもう早く帰りたくてたまらない。

同僚に留守番を頼んで少し早目にタイムカードを押す。


3時には帰宅出来ていて今日も定時で保育園に行けた。

元気な孫たちの笑顔を見るとほっと癒される。

「ばんごはんはなあに?」「カレーよ」なんて。


あやちゃんは明日は整形外科。ギブスが取れるかもしれない。

それをとても楽しみにしている様子。どうかどうかと祈る気持ち。

竹馬の練習もしたいね。縄跳びもしたいね。自転車も乗りたいね。


園庭で少しだけ遊んでからお家に帰った。


今日も平穏無事。笑顔の一日をありがとうございました。




2018年06月21日(木) おひさまありがとう

ぽつぽつと雨の朝だったけれど午後から一気に青空になる。

雨あがりの緑がとてもまぶしく目に映る。



母の再入院から一週間、やっと声を聴くことが出来た。

毎日点滴ばかりとのことで「もういやになっちゃった」と。

とにかく辛抱するように言って聞かす。だだっこみたいな母。

今度こそはしっかりと治してから帰って来て欲しいと願うばかり。



仕事をそれなりにやっつけて3時には帰宅出来る。

保育園のお迎えも定時に行けて良かった。


夕食前にめいちゃんはじいちゃんとお風呂。

あやちゃんは夕食後にばあちゃんと入った。

ギブスを濡らさないようにビニール袋で右手を包んで

それもすっかり慣れてちゃんと湯船にも浸かる。


「おばあちゃん夕焼けが綺麗よ」娘がおしえてくれた。

わくわくしながら土手の道を駆け上がって行く。


夏至の夕暮れ。なんて穏やかな夕暮れ時だろう。

茜色の夕空をいつまでもながめていたかった。

おひさまおつかれさま。おひさまありがとう。




2018年06月20日(水) 精一杯の夕陽に

夜が明けるなりどしゃぶりの雨となる。

孫たちにレインコートを着せてなんとか保育園へ。

無邪気な孫たちに怖い思いをさせてはいけない。



大阪では土砂災害の恐れがあり大勢の方が避難されたと。

天はいったいどこまで追い詰めたら気が済むのだろう。

そうしてまた罪のように心苦しさが襲ってくる。



夕方にはやっと雨がやんで西の空が明るくなって来た。

夕陽が精一杯に微笑んでいるのがわかる。

そんな空を眺めながらなんて平和で穏やかなのだろうと。

これが自分にあたえられた一日。ありがたく受け止めなくては。


孫たちのはしゃぎ声。夕飯を食べ終るなり外に出たがって

娘と一緒に土手の道を散歩して来たようだ。

おばあちゃんも行きたかったけれど洗い物がいっぱい。

孫たちのお茶碗やお皿を洗うのはとても好きだから。


大雨の一日だったけれど今日も平穏無事でありがたいこと。

あしたはおひさまに会えるかな。



2018年06月19日(火) いいね笑顔

やまない雨はないですよと雨が歌っているよう。


3時過ぎには帰宅出来てひとやすみしてから

保育園へお迎えに行っていた。

保育室から元気にとび出して来る孫たちの笑顔が嬉しい。

いつもいつもほっこりと癒されている。


雨だからと子供は決して嘆いたりはしない。

水溜りを喜んだり純粋に雨を楽しんでいる。


雨の日の紫陽花もとてもきれいだった。

ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん。いいね笑顔。





2018年06月18日(月) だからこそ「いま」を

大阪で大きな地震があったことを職場に着いてから知る。

確かにラジオを聴きながら出勤していたはずなのだけれど。


とても他人事には思えず心を痛めるばかり。

亡くなった9歳の女の子が孫のように思えて辛くてならない。



平穏な一日を過ごした事がとても心苦しくて

申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまうのだけれど


いつものようにしていよう。ふつうにしていようと自分に言い聞かす。


明日は我が身なのだと思う。

だからこそ「いま」を大切に生きて行かなければならない。



2018年06月17日(日) お父さんがふたり

青空も少し。台風の影響なのか風が強くずいぶんと涼しく感じた。

特に予定もない日曜日をのんびりと過ごさせてもらう。

ごろごろとテレビを見ながらお昼寝をしたり。



お散歩の時間になり孫たちを誘ったけれど

今日はあっさりとフラれてしまって仕方なく独りで。

土手を吹き抜ける風のなんと心地よいこと。


お大師堂まで行ってびっくりとショックだった。

昨日めいちゃんがお供えしてくれたお菓子がひとつ残らず

無くなってしまっていて一瞬「またやられたか」と声が。

帰宅してじいちゃんに話したら反対に叱られてしまう。

「誰が食べたって良いのじゃないか」と

「それが嫌ならもうお供えするのをやめろ」と。

些細なことにぶつぶつ言っていた自分のなんと愚かなことだろう。

じいちゃんにはいつも大切なことを気づかせてもらっている。



夕飯は家族6人そろってお父さんがふたり。

じいちゃんのリクエストで「鰹のひっつけ寿司」を作った。

娘がスシローのお寿司より美味しいと言ってくれて嬉しい。

我が家にとってはささやかなご馳走です。





2018年06月16日(土) 踊るように風が吹く

たっぷりの陽射しに踊るように風が吹く。


山里の職場を休ませてもらってのんびりの一日。

明日は「父の日」なので、じいちゃんが新しいスニーカーが欲しいと

子供みたいに言うので「買ってあげるよ」と母親みたいな私だった。

一緒に靴屋さんへ行ってじいちゃんが気に入ったのを買う。

嬉しそうなじいちゃん。ちょっと高かったけどまあいいか。


午後はお隣のご主人が入院しているのでお見舞いに。

交通事故で危うく命を落とすところだったそう。

重症と聞いて心配していたけれど思ったよりも元気だった。

人はほんとうに突然何が起きるやら。怖いなとつくづく思う。



帰宅するとめいちゃんがお昼寝中で目を覚ますのを待ってからお散歩。

今日も「おだいしさんいく」と言ってくれてお供えのお菓子を持って。

お盆に入れるのも「めいがする」と言ってきれいに並べてくれる。

お参りを済ませてから手水鉢の水の入れ替えを。

ちょうど干潮時で孫たちも川の水に触れて楽しそうに遊んでいた。


今日も穏やかな一日をありがとうございます。










2018年06月15日(金) ゆびきりげんまん

つかの間の青空も見えたり、そうしてまた曇り空になったり。

どんな空もあってよしと思う。ひとのこころも同じに思える。



あやちゃん今朝は元気に保育園へ。

出来ることは自分でしようね。出来ないことは甘えようねと。

昨日休んでいたのでお友達が心配してくれていたようで

登園するなりお友達が「だいじょうぶ?」と周りを囲んでくれる。

ちょっと恥ずかしそうなあやちゃん。でもとても嬉しそうな笑顔。

ほっと胸を撫で下ろして山里の職場に向かった。


少し忙しい金曜日だったけれど今週の仕事を無事に終える。

明日はお休みを頂けることになりほっと肩の荷が下りる。

帰宅がいつもより遅くなってしまったけれど

保育園のお迎えになんとか間に合った。

あやちゃんもめいちゃんも元気に跳び出して来てくれる。


めいちゃんが「おだいしさんいく」と言ってくれて

お散歩がてら手をつないでお参りに行っていた。

「おねえちゃんのおててがはやくなおりますように」


帰り道はいつもは通らない路地を歩いて帰る。

そうしたらとても可愛い花を見つけて思いがけずに嬉しかった。

この道いいね。また歩こうねとゆびきりげんまん。





2018年06月14日(木) なるようになるでしょうと

つかのまの陽射し。午後には今にも雨が降りそうで降らなくて。


あやちゃん昨夜は痛くて眠れなかったらしく

朝一番に娘が病院へ連れて行く事になる。

めいちゃんはおりこうさんで元気に保育園へ。


仕事中に娘から電話がありなんと骨折していたとのこと。

昨日はけっこう元気だったので寝耳に水のようだった。

昨日のうちに病院へ連れて行ってあげたら良かったものを。

初めてのギブスに戸惑ったのか今日は保育園へ行きたくないと。

明日からがんばって行くと娘と約束したのだそうだ。


可哀想でならずしばらくは不自由な日々が続くけれど

右手が使えないと言う事がどんなに大変なことか学ぶ

良い機会を与えられたのだと思う。がんばろうねあやちゃん。




山里の職場は母がいなくなってなんだか気が抜けたように感じる。

知らず知らずのうちに緊張していたのかもしれない。

お昼前に弟から電話があり母が無事に病院へ着いた知らせ。

またしばらくの入院となり弁膜症の手術は未定とのこと。

母も不安な事だろうけれどなるようになると思うしかない。



同僚に留守番を頼んでいつもの時間に終わらせてもらった。

帰り道にふと公園へ寄って見ようと思い寄り道をする。

水辺の紫陽花がとてもきれいに咲いていて心が和む。

少しリフレッシュ出来たような木曜日だった。





2018年06月13日(水) 精一杯の笑顔で

少しひんやりの朝だったけれど日中は28℃ほど。

からりっと晴れて爽やかな夏日となる。



仕事をしながら母とあれこれ話す。

「お母さんにもしものことがあったら」などと言う母。

明日の入院がよほど不安なのだろうと思う。

決してそんなことはないと思いつつ私も心配になって来たり。


精一杯の笑顔。それが自分に出来る唯一のことだった。


後ろ髪を引かれるような思いで帰路につく。

今度母に会える日はいつなのか、先の事が全くわからない。




帰宅したらお休みだった娘が洗濯物をたたんでくれていた。

台所もきれいに片づけてくれていてなんとありがたいこと。

今日は保育園の参観日で娘も行っていたのだけれど

リズム体操をしていた時にあやちゃんが転んで大変だったそう。

右手を痛めたらしく昼食時にお箸を持てなかったそうだ。


大丈夫かなと心配になり娘と一緒に保育園へお迎えに行く。

右手が少し腫れているようだけど元気な姿にほっとする。

保育士さんとも相談して今夜様子を見てから明日病院へ連れて行くことに。

夕飯は左手にスプーン持っていつも通りにしっかりと食べてくれた。



あやちゃんが自転車に乗れなくて夕散歩はお休み。

私もお大師堂へ行かず。なんだかサボってばかりのこの頃。


平穏無事ではなかったのかもしれないけれど

今日も笑顔のまま暮れて行った。




職場の庭にはねむの木の花が咲き始めた。

仕事の手を休めて空を仰ぐ。





2018年06月12日(火) なんと心地よい風

梅雨の晴れ間とは思えないほどの爽やかな晴天。

吹き抜ける風のなんと心地よいこと。

仕事の手を休めては外に出て風に吹かれていた。



相変わらずの母。今日はゆっくりと新聞を読んでいてくれて

ほっとする。記事を読んではあれこれと話しかけてくれる。


弟から電話があり再入院は14日とのこと。

母が思い違いをしていたようでまだ明日ではないよと。

一日でも遅い方が「よかった」とほっとした様子の母だった。


母に留守番を頼みタイムカードを押していると

「ありがとうね」と声をかけてくれた。

とてもくすぐったいような優しい声が嬉しかった。

心から母に優しく出来ているのだろうかとふと思ったり。



帰宅しておひさまの匂いがする洗濯物をたたむ。

じいちゃんが取り入れてくれていてありがたいこと。

今日は娘も早く終えられたようで4時過ぎに孫たちと帰って来る。

娘と一緒に肩を並べて夕飯の支度をするのが楽しい。


夕焼けがとてもきれいだった。穏やかなまま今日も暮れて行く。

笑顔の一日をありがとうございました。



写真は今朝の峠道。緑がとてもまぶしかった。





2018年06月11日(月) 夕暮れ時は楽しくて

曇りのち雨のち晴れ。雨あがりの夕風がとても心地よい。


月曜日だからと気負わずに今日もぼちぼちと仕事。

相変わらず母の様子が気になってしょうがない。

少し動いただけでとてもしんどそうにしていて

とにかくじっと座っているように言って聞かす。

予定では明後日再入院。素直に行ってくれるだろうか。



留守番を頼んで今日も早めに帰路に着いた。

どしゃ降りの雨を突っ切るようにして帰る。

買物を済ませて帰宅するなりうたた寝をしていた。

疲れているつもりはないけれど横になるとすぐに寝てしまう。


孫たちは延長保育をお願いしていて娘と一緒に帰って来る。

「おばあちゃんばんごはんはなあに」といつものあやちゃん。

今夜はあやちゃんの大好きなパスタで「やったあ!」と大喜び。


夕食後、みんなで久しぶりに夕散歩に出掛けた。

まだ補助輪付きだけれど自転車がとても上手になったあやちゃん。

めいちゃんは小さな自転車が気に召さないようで

あやちゃんの自転車に乗りたがって「めいにもかして」と叫ぶ。


夕陽がとてもきれい。みんなで西の空を笑顔で眺めていた。


今日も穏やかなまま。ありがとうございます。





2018年06月10日(日) 時の記念日に

台風5号が洋上を通過。幸い何の影響もなく静かな雨のまま。


特に予定もなくのんびりと過ごす。

じいちゃんとテレビばかりで録画してあった旅番組を。

前園さんの「自転車遍路旅」はとても興味深かった。

お遍路に行きたい思いが募るばかり。

夢で終わらすわけにはいかない。きっと実現させよう。




「時の記念日」息子の39歳の誕生日だった。

私が初めて母になった日。とても感慨深く思い起こす。

昨日けい君を送り届けた時に「お肉でも食べなさい」と

息子にお小遣いを少し。年金が入るから大丈夫よと。


息子にはこれまでどれほど助けてもらったことか。

この歳になってやっと恩返しが出来るようになった。

一家の主になり父親になり一生懸命に働いている息子。

病弱なお嫁さんを抱えて主夫業も子育ても頑張っている。

それは並大抵な苦労ではないと憐れに思っていたけれど

息子は胸を張るようにして「苦労とは思わない」と言う。

その言葉を聞いた時にはほんとうに涙が出そうだった。


あまり頼りにはならない母だけれど、これからも母でいさせてね。

ほんとうに立派に育ってくれた。母はそれが何よりも嬉しい。


ちょうど今頃ではなかっただろうか

息子が産声をあげた時間になる。



2018年06月09日(土) 保育園ごっこな一日

雲の上のおひさまが精一杯に微笑んでくれた日。

少し蒸し暑かったけれど風のおかげで苦にもならず。


昨夜からけい君が気がかりでならず今朝は息子に電話を。

保育園をお休みしているとの事で今日は預かることに。

マンションへ迎えに行ったら満面の笑顔で跳び出して来た。

お嫁さんも今朝は顔色が良くほっとひと安心。

息子は深夜に帰って来て今夜はまた夜勤とのこと。

少しでもゆっくりと休ませてあげたかった。

あらためて介護の現場の過酷な現状を思い知る。

「そんなもんだよ」と息子は笑い飛ばしていたけれど。



けい君と過ごすのはとても久しぶりのこと。

会うたびにひとまわりもふたまわりも成長しているのが頼もしい。

おしゃべりも楽しい。いろんなことをおしえてくれる。


お昼前にはあやちゃんたちの保育園へ一緒にお迎えに。

めいちゃんがとてもハイテンションで嬉しそうだった。

午後はみんなでわいわいと保育園ごっこをして遊ぶ。


おやつを食べ終ってからお散歩がてらお大師堂へ行くことに。

土手の道に向かっているとふた従妹の「まあちゃん」に会って

ちびっ子が4人になりみんなが手を繋いで楽しくお散歩。


お大師堂ではあやちゃんが「なむだいしへんじょうこんごう」

それに合わせてまあちゃんが初めての木魚をぽんぽこ。

めいちゃんが鐘をちんちん。けい君は跳びはねたり。

お大師さんもあまりのにぎやかさに目を丸くしていたことだろう。

またみんなで来ようね。ゆびきりげんまんして土手の道を帰った。






2018年06月08日(金) やまない雨はないという

雨の一日。午後には激しい雨になり雷も鳴っていた。

ちょうど帰宅途中の事でハンドルを握り締めて「怖い」と声が。


雨が小降りになり今日はけい君の保育園へ。

お嫁さんの体調が悪く息子からヘルプが来ていた。

お母さんのお迎えとばかり思っていたのか

ちょっとしょんぼりのけい君だった。

マンションまで送り届けたものの心配でならず

お嫁さんの顔色がとても悪かった。

息子は準夜勤との事、なんとかなっただろうか。

夕飯は食べられただろうか、お風呂に入れただろうか。

けい君を預かってあげたら良かったのではないかとあれこれ。



あやちゃんとめいちゃんは延長保育をお願いしてあって

娘と一緒に元気に帰って来てくれる。

もう夕飯も出来ていてみんなでわいわいと食べたけれど

けい君の事が頭をよぎる。なんとも不憫でならない。


夕食後の後片付けを娘がしてくれて

あやちゃん、めいちゃんと一緒にお風呂。

はしゃぎまわってそれはそれはにぎやかだった。

おばあちゃんは赤ちゃんが生まれそうなので男の子が良いそう。


笑顔で穏かな夕暮れ時のこと。



2018年06月07日(木) お留守番よろしくね

曇り空だったけれどやわらかな陽射しが降り注ぐ。

風もあってさほど蒸し暑さを感じずに済んだ。


今朝も孫たちを保育園に送り届けてから山里の職場へ。

もうそれが日課になって毎朝がとても楽しみでならない。


仕事は今日もぼちぼちと。やはり母の様子が気になってしょうがない。

以前のように新聞を長いこと読むこともなくなってしまって

とても手持ち無沙汰そうににぼんやりとしていた今日。

きっと仕事がしたくてたまらないのだろうと思う。

何か少しでも母の出来ることをさがしてあげなければ。


タイムカードを押しながら今日も「お留守番よろしくね」と。

声をかけると嬉しそうに「はい、わかりました」と応えてくれた。

再入院までのあいだ毎日そう声をかけようと思う。

それ以外には何も思いつかず、いいのだろうかそれで。


母のおかげで今日も早めに帰宅が出来てありがたいこと。

孫たちを保育園に迎えに行って

すぐ近くの小川でメダカを捕ってしばらく遊ぶ。

群れをなしてメダカがたくさん泳いでいるのだけれど

なかなか思うように捕まえられなくて悪戦苦闘する。

それが童心に返ってとても楽しかった。


今日もそうして笑顔のままで暮れていく。

「いい日」でした。ありがとうございます。



2018年06月06日(水) はい、わかりました

曇り日。そのままの夕暮れ時かと思っていたら

思いがけずに西の空が茜色に染まっていた。

窓を開け広げてしばし見入る。明日は晴れるのだろうか。



仕事をしながら母の様子がとても気になる。

今日は庭の草引きをしていた母。

無理をしないように言って聞かせたり

「はい、わかりました」と素直に応える。

所用でお昼過ぎには職場を出なくてはいけなくて

お留守番を頼みますよとお願いしたら

にこっと笑顔で「はい、わかりました」と。

なんと可愛らしい母だことと笑みがこぼれる。


市内での用事が早めに終わったのでそのまま帰宅。

さほど疲れは感じていなかったけれど少し横になると

いつのまにか寝入っていた。とろりんとろりんと気持ちよい。

目覚めもすっきりといい感じだったのでお大師堂へ向かった。


お遍路さんが到着していてゆっくりと寛いでいる様子。

邪魔になるかもしれないと声をかけることも出来ずに踵を返す。

扉が閉まっているとノックすることも出来ない小心者だった。

まあいいか。どんな日もあってよしと思おう。



今日も保育園のお迎えに。

笑顔でとび出してくる孫たちの姿がとても嬉しい。

元気なおばあちゃんでいたいなあっとつくづく思った。





2018年06月05日(火) おばけは死なない、げげげのげ

午後から雨が本降りになる。また梅雨が戻ってきた。

晴天が続いていたのでなんだか雨音が心地よく感じる。


あまりにも体調不良が続くので

仕事を早めに終わらせてもらって病院へ。

これまで通院中の病院ではなく以前にお世話になっていた病院。

藁にもすがるような気持でまるで駆け込み寺のよう。


あれこれと話を聞いてもらうだけでずいぶんと楽になった。

やはり頑張り過ぎていたのか。ずっと「ぼちぼち」を心がけて

いたけれど知らず知らずのうちに無理を重ねていたのだと思う。

自分はそんなに強くはないのだとあらためて気づく。

若い頃からの私をよく知っているお医者様にただただ感謝。


すっきりと笑顔で帰宅。


今日は娘が遅くなるので孫たちを迎えに行っていた。

長靴と傘を持って保育園へ。

孫たちがどこで覚えたのか「ゲゲゲの鬼太郎」の歌をうたってくれる。

うれしいな、うれしいな、おばけはしなない

びょうきもなんにもない

家に帰りつくまでふたりが大きな声で歌ってくれて嬉しかった。







2018年06月04日(月) 母と一緒にアイスを食べた

最高気温が28℃ほど。爽やかな風のおかげでさほど暑さは感じず。


体調が良くなってほっとしていたらまた悪くなったり。

ここ数日ずっとそんな日々が続いている。

病は気からというからもしかしたら気のせいかなとも思ったり。

なかなか思うように強気にはなれなくてついつい弱音を吐くばかり。

「しっかりしろや」と自分にカツを入れるのにも限界がある。


まあいいかと受け止めてみる。こんなもんだろうとうなずいてみる。



土曜日に母がやっと一時退院することが出来た。

二週間後にはまた病院へ戻らなくてはいけないのだけれど

今日は久しぶりに母に会えてほっと嬉しく思う。

またひとまわり小さくなった母。丸い背中がとてもせつない。

あれこれとおしゃべりをしながら笑顔を交わした一日。


お昼にふたりでアイスを食べた。母の好きな小豆バー。

「ああこれこれ、これが食べたかった」と嬉しそうな母の顔。


生きようと精一杯に前を向いている母がとても頼もしい。

そんな母に心配をかけてはいけないなとつくづく思った。



2018年06月03日(日) しっかりと生きている

少しひんやり。爽やかな青空がとても清々しい朝。


昨夜はとても辛かったけれど

今朝はすっきりといい感じになっている。

どうかこのまま元気になれますように。


もがいてはいけないなとつくづく思ったり。

どんな時もあってよしと受け止めなくてはいけない。


だいじょうぶ。しっかりと生きている。



2018年06月02日(土) 本日は故障中です。

朝から体調悪し。

悔しい情けない。

げんきなおばあちゃんになりたい。



2018年06月01日(金) だいじょうぶ、だいじょうぶ

久しぶりの青空。梅雨の晴れ間のなんとありがたいこと。


夜明け前いつものように起き出したけれどすっきりとせず。

おそるおそる血圧を測ってみたら正常値だった。

なんだ気のせいかとゲンキンな身体だこと。

だいじょうぶ、だいじょうぶと自分に言い聞かせながら始まる一日。


いつものように孫たちを保育園に送り届けて山里の職場へ。

ちいさな手のひらとタッチをして「ちびっこパワー」をいただく。


職場のお客さん。母と同じ80歳位だろうか。

更年期の後も体調不良が続き遺書まで書いたのだそうだ。

「そんな時もあったあった」と今日は笑いながら話してくれた。

その笑顔にとても励まされた。みんな通る道なのかと。

私もきっとこれから元気なおばあちゃんになれるのだなと。

弱音を吐いても良い。その弱音に負けない自分でいたいものだ。



同僚に無理を言って少し早目に仕事を終わらせてもらう。

とにかく身体を休めようと横になるなり夕方近くまで寝入っていた。

娘は仕事が遅くなるとの事、孫たちは延長保育をお願いしていた。

5時前に保育園へ。ふたりとも待ちかねていたのか跳び出して来る。

元気溌剌ではないおばあちゃんでごめんね。遅くなってごめんね。


めいちゃんはお腹が空いていたのか帰宅するなり「猫まんま」を。

「おばあちゃん、おかわり」と空っぽのお茶碗。

夕食の支度を急ぎながらほっこりとなんとも微笑ましいこと。



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