ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2015年07月31日(金) そうして七月も終わる

連日の猛暑日。うだるような暑さを心地よく楽しんでいた。

七月も最後の日、やがてすぐに立秋がやって来るのか。




青春時代をともに過ごした友人からメール。

来週末の同窓会のことなどあれこれ。

出席できないと返信するのも気が重かった。

毎日の暮らしに精一杯で心の余裕もないのかもしれない。

孫中心の日々にどうして自分のことを考えられようか。

同窓会どころではないとついつい口に出してしまいそうだ。


先ほどは別の友人から電話があったばかり。

「少しは自分の時間も作りなさいよ」とお叱りをうける。

自分の時間って何だろう。今は孫たちと過ごすのがいちばんに思える。

それでいい。それ以外の何を望めば良いのかわからない。


私は自分に与えられた日々を全うしたい。

そこから飛び出そうとか何かを見つけようとか今はとても思えなくて

与えられた日々にただただ手を合わせて感謝しながら過ごしていきたい。







2015年07月30日(木) 川風に吹かれながら

最高気温が37℃となり猛烈な暑さとなった。

山里の遍路道を歩くお遍路さん、どんなにか辛い事だろう。

炎天下の中を颯爽と歩く姿にはほんとうに頭がさがる。


午前10時、思った通り母が出勤してきた。

ふらふらとおぼつかない。まだまだ病人である。

何がいったい母をそこまで動かしているのだろうかと思う。

例のごとくで心配すれば機嫌が悪くなるのも困ったものだ。

はらはらと見守りながら仕事を終えて帰路に着く。

「暑いけん気を付けてね」と母。「お母さんもね」と私。

なんだかくすぐったいような気持ちになって微笑みながら帰る。



帰宅してお大師堂へ。川風のなんと心地よいこと。

お参りを済ませて塩味のおせんべいをいただく。

さらさらと流れる川面に暑さも忘れてしばし佇んでいた。


これでいいのかもしれないなってばくぜんとおもう。

もしかしたら何もかもが順調に流れているのかもしれない。



2015年07月29日(水) 猛暑日に

この夏いちばんの暑さだったらしい。

35℃を超える猛暑日、くらくらとするほどの暑さだった。


そんな暑さのなか母が退院する。

自分の車で家に帰ると言って聞かない。

看護師さん達も心配してくれているのに

「だいじょうぶ」の一点張りでなんと強情なこと。

駐車場で母と別れる。はらはらしながら見送ったことだった。

仕事は大丈夫だからせめて今週いっぱい安静にと伝えた。

けれども母の事だから明日はケロッとして出勤してくるかも。

それはそれで仕方がないか、どんなに言っても聞かない母だから。

しばらくはそんな母の様子を見ながら過ごすことになりそうだ。


家に帰ると孫たちのおかげで今日も微笑んでいられる。

ありがたいことだなとつくづく思う。

今夜は熱帯夜になりそうだけどぐっすりと眠りたい。

明日はあしたの風が吹く。どんな暑さでもどんとこいと思う。



2015年07月28日(火) 困った母

母がお医者様に我が儘を言ったらしく

まだ今日も点滴をしていると言うのに

明日退院の許可がおりたとのこと。

母はとても喜んでいるけれど

私は納得がいかなくて喜べなかった。

「まだ早すぎるでしょ」声を荒げてしまってごめん。

「どうしても帰りたい」と母が言ったらしい。

自宅療養なんて絶対に無理なのにな。

困った母。けれどもどうすることも出来ないもどかしさ。


まあなるようになるだろうか。複雑な気持ちの夜である。



2015年07月27日(月) 夕焼け空に

ほぼ猛暑日の暑い一日。けれどもそんな暑さが心地よい。

いつからだろう夏が好きになったのは。

懐かしい思い出がある。今となっては冥途の土産のようなこと。



忙しい月曜日だった。ばたばたと走り回る。

母からも電話があって仕事の事をあれこれ。

「わかっているのに」とちょっと声を荒げてしまった。

母に仕事の事を忘れさせるのはなかなか無理なようだ。



定時に仕事を終えて母の病院へ。

綾菜は今日から延長保育に切り替えてもらったので

少し時間の余裕が出来て母を見舞うことが出来る。

まだ退院のめどは立たないけれど毎日来てあげたいなと思う。

昨日買った肌着、今日の新聞、ブラックコーヒーを差し入れ。



帰宅したらじいちゃんが居なかった。洗濯物は取り入れてくれている。

昨日洗った海苔網を干していたのでよく乾いてトラックに積み込んでいたらしい。

汗だくになってふらふらしながら帰って来る。

手伝ってあげられなくてごめんなさいと口には出せなかったけれど。



午後六時、家族がみな揃いわいわいとにぎやかに夕食。

芽奈が「まんま、まんま」と言えるようになって微笑ましい。

食欲旺盛でもぐもぐとよく食べてくれて嬉しかった。


午後七時の夕焼け空。なんて穏やかな夕暮れなのだろう。

そんな夕焼け空にゆびきりげんまん。あしたもきっと「いい日」





2015年07月26日(日) 心地良い汗

曇り時々晴れ。蒸し暑かったけれど午後からにわか雨が降り少し涼しくなった。


早朝より海苔網を洗う作業。150枚ほどの網を洗う。

麦わら帽子を被って汗だくになりながら二人で頑張る。

なんと心地よい汗。久しぶりの肉体労働だった。

そうして来期の海苔養殖の準備が始まる。

漁場の撤収作業をしたのがついこの前のように思うのだけれど

9月になればもう漁場の準備が始まるのだった。

どうか順調にと願うばかり。前を向いてこつこつと頑張るしかない。



母には伝えてあったけれど今日は病院へ行けなかった。

明日は仕事があるけれど少しでも行ってあげたいと思っている。

また肌着を買った。きっと喜んでくれることだろう。


お大師堂にも行けなくて「おだいしさんおやすみ」

きっときっと見守ってくれていると信じて眠りたいと思う。

生きている限り「あした」はやって来る。

あしたがあるさと歌うように思えるありがたさ。



2015年07月25日(土) ひまわり咲いて

朝のうちはにわか雨が降ったけれど午後は夏空が広がる。

蝉の声も聞こえるようになった。庭のひまわりも咲く。


今夜は市民祭で提灯台が街を練り歩くのだけれど

娘たちが出掛けて行ってしんと静かな夜になった。

提灯台か、もう何年も見に行ったことがないなと思いつつ

ちびちびと焼酎グラスを傾けているところ。


朝のうちに母の病院へ。新しい肌着を買って行ってあげたらとても喜ぶ。

話し相手が欲しかったのだろう、ゆっくりして行ってと言われたけれど

綾菜を保育園にお迎えに行かねばならず早々と退散してしまった。

24時間の点滴、下痢もまだ続いておりまだまだ先は見えない。



午後は綾菜と過ごす。お昼寝もちゃんとしてくれて助かった。

保育園でプール遊びをしていたので疲れていたのだろうか、

いびきのような寝息をたててそれがとても微笑ましく聞こえる。


母のことはあるけれど今日も平穏無事に暮れて行った。

何事もなるようになるさと思ったり、こころにもひまわりの花が咲く。





2015年07月24日(金) 梅雨が明けた日

やっとやっと夏空。待ちかねていたように梅雨明けの知らせ。

心地よいほどの暑さだった。これでこそ夏だと思った。



午前中に仕事を片付けて母の病院へ向かう。

その前に母のアパートに寄って身の回りの物など荷物する。

独り暮らしを始めてずいぶんと経ったけれど

こじんまりとした母のお城のような部屋だった。

祖父母の仏壇に手を合わす。どうか守ってあげてください。

おばあちゃんの遺影を見るとなんだか胸が熱くなった。


病院へ着くなりナースステーションで入院の手続きなどをする。

それからやっと病状の説明があっのだけれど

今回は持病の心臓ではなく腎盂炎に罹っているらしい。

下痢もひどくそれはまだ原因がわからないとのこと。

過労もかなりありそうでとにかくしばらくの安静が必要なようだ。


こんなかたちでしか母をゆっくり休ませてあげられないのかと思った。

けれどもやっと母を休ませてあげられる良い機会なのかもしれない。


そうして病室へ。母は点滴をしていたけれど一気に笑顔になった。

入院にはもう慣れている母だけれど昨夜は心細かったことだろう。

持って来た荷物を広げると「お金持ちになったみたいな」と

訳のわからないことを言って私を笑わせてくれる。


そうそう長居も出来ず「また明日ね」と約束をして帰って来た。

「ゆっくり休んでね」って言えなかったけれど

母には伝わっているかもしれない。ぐっすり眠ってねお母さん。



2015年07月23日(木) 夏はどこに行ったのか

今日も梅雨空。「大暑」とは思えないほどの涼しさだった。


山里の母、今日も点滴があって病院へ行ったのだけれど

夕方病院から電話があってそのまま入院したことを知らされる。

詳しいことは明日主治医の先生から説明があるとのこと。

とにかく明日の事と今夜は面会にも行かずにじっとしている。

そわそわと落ち着かないけれど、心配し過ぎてもいけないかなと思ったり。



家にいると孫たちの笑顔にほんとうに癒される。

どんな日もあってよしと思えて感謝の気持ちが込み上げて来るほど。

今日という日をいただきました。「ありがとうございます」

手を合わせて今夜もぐっすりと眠りたいと思う。





2015年07月22日(水) 明日になれば

今日も梅雨空。明日はもう「大暑」だと言うのに夏はどこに行ったのか。

けれども職場の庭の芙蓉の花を見上げるたびにああ夏なのだなと思う。

どんなに雨が降っていても咲いてくれる一日花が愛しい。



山里の母、今日も体調が悪く昨夜は一睡も出来なかったとのこと。

もう見守るのも限界に思えて以前からお世話になっている病院へ電話する。

そうしたら午後から休診のところ特別に診てくれると言う。

母にそのことを伝えてやっと病院へ行く気になってくれた。

車の運転も心配なので私が連れて行くからと言ったのだけれど

「大丈夫」の一点張りで自分で運転して行くと言って聞かない。

はらはらしながら母を見送る。付き添ってあげたくてたまらなかった。


その後、母からは連絡なし。とにかく帰って寝るようにとメールする。

何も連絡がないのは無事な証拠と思って私も帰路に着いた。


もしかしたら明日はケロッとして出勤して来るかもしれない。

そう信じて明日を待ちたいと思う。きっときっとだいじょうぶ。


心配事はあっても家に帰ればいつもと変わらない穏やかな時間。

気がつけば母の事を忘れている。薄情な娘は「おばあちゃん」になる。



2015年07月21日(火) 雨あめふれふればあちゃんが

朝から断続的に雨が降り続く。やまない雨はないか。

台風12号も近づいており、しばらくは不安定な天気になりそうだ。


連休明けの仕事、あれこれと忙しくそれも活気があって楽しい。

心配していた母の体調は少しマシになっていたけれど

相変わらず食欲がないとのこと。ここ数日で少し痩せて見える。

おまけにエアコンもつけていないのに寒くてたまらないと言う。

とても尋常には思えなくて病院へ行くようにすすめるが

またまた「うん」と言わない。もうどうしたら良いのかわからない。

心配性の私はいつも悪い事ばかり考えてしまうのだけれど

当の母はあっけらかんとしていてまるで他人事のようだ。

しばらくは様子を見ながら見守るしかないのかなと思った。


母の事が気になりながらも定時で帰路に着く。

今日もコインランドリー、買い物といつも通りのこと。

あまりの雨にお大師堂は断念する。「おだいしさんおやすみ」

そうして綾菜を保育園にお迎えに行くのもいつもの日課だった。


最近綾菜が「ゆばーば」って呼ばなくなった。

「おばあちゃん」って呼んでくれるのだけれどなんだかくすぐったい。

「おばあちゃんきょうのごはんはなあに?」毎日聞いてくれる。

綾菜の大好きな秋刀魚、ほぼ一匹平らげて「うまい!」と言う。

「うまいじゃなくておいしいやろ」って言うと

「けんどうまいもん」とこたえてみんなで大笑いした。






2015年07月20日(月) もうすぐひまわり

今日も雨が降ったりやんだり。相変わらずの蒸し暑さ。

庭のひまわりに花芽が見え始めて楽しみに眺めている。

花が咲く頃には真夏の太陽が微笑んでくれますように。



三連休もあっという間。もっともっと休んでいたいけれど。

今日も孫三昧をさせてもらって嬉しい悲鳴をあげていた。

娘もお休みだったのだけれど二人の孫はじじばばにべったり。

茶の間のテレビは占領されて部屋中に玩具が散乱する。

お昼寝の時間になってやっと娘が二階に連れて行ってくれた。


ほっとひと息、小雨が降っていたけれどお大師堂にお参りに。

平穏無事に感謝しながら手を合わす。ほっこりとこころが和むひと時。

いつもと変わらないことがどれほどありがたいことだろう。



2015年07月19日(日) 泣いたり笑ったり

雨が降ったりやんだりで蒸し暑い一日。

関東は梅雨明けしたらしい。四国はまだまだか。


朝のうちに買物とコインランドリーを済ませ後はのんびりと過ごす。

のんびりと言っても午後は芽奈が茶の間でごそごそ。

10ヶ月になってからこれまで以上に活発になった。

ソファーにも自分で上がるようになって目が離せない。

やっとお昼寝をしてくれてじじばばもぐったりとうたた寝。


三時頃からカレーを作る。早目に作っておいた方が美味しい。

綾菜用に甘口のカレーも作って準備ばんたん。

今夜も楽しい夕食だった。綾菜はご機嫌で歌をうたってくれる。


芽奈とお風呂。今夜はどうしたことか嫌がって大泣きになる。

途中から娘と交代。母と娘がはだかんぼうで奮闘する図。

まだ泣くことでしか伝えられない幼い子だった。

だからこそよけいに愛しい。芽奈が泣くとばあちゃんも泣きたくなる。


子育てと言うか、孫育ても泣いたり笑ったり。それも楽しみとなる。

明日も保育園はお休みだからいっぱい遊ぼうね。



2015年07月18日(土) 花火の音

やっと青空。梅雨明けを思わすような真夏日となる。

洗濯物を干すのがとても嬉しい。ひとつひとつが愛しくて。



今夜は近くの施設で花火大会があって

じいちゃんは消防団で、娘たちも出掛けて行った。

娘が「ばあちゃんも行かんかい?」と誘ってくれたけれど

ちょうど焼酎を飲み始めたところで行きそびれてしまった。

タイミングが悪かったのだけれどすぐに後悔し始める。

ああ情けない。焼酎の誘惑に負けてしまったのか。

独りぼっちで留守番をしながら花火の音だけ聞いている夜だった。

こうなったらとことん飲もうとぐびぐびしているところ。


花火が好きだ。焼酎も好きだ。どっちも好きでよろしい。

それしにてもなんともそわそわと落ち着かない。

やっぱり花火が見たいのにちがいない。

土手に上がれば花火が見えるかもしれない。

おっし、今から土手に上がってみよう!

酔っ払い花火の音に胸さわぐ。  一句出来た〜



2015年07月17日(金) お日和トンボ

台風一過の青空とはいかず名残りの風が吹く涼しさ。

明日からはまた暑くなり晴天が続きそうだ。

そろそろ梅雨明けなのかもしれない。



山里の母、昨日は高知市内の病院へ行っていたのだけれど

その疲れもあるのだろうか今日も体調が悪し。

なんのために病院へ行ったのかとつい思ってしまった。

はらはらと気遣うばかり。今日は仕事を休ませてあげたかったけれど。

心配すれば機嫌が悪くなるため、とにかくそっと見守るしかない。

もう限界なのではといつも思う。穏やかな老後を過ごさせてあげたいものだ。


そんな母を残して定時で帰路に着く。なんだか後ろ髪を引かれるような。

帰宅して綾菜をお迎えに行き一時間ほど土手で遊ぶ。

近所の仲良しのお友達も一緒にトンボを追いかけていた。

「お日和トンボ」いつだったか母から聞いたことがある。

雨の降った後などに群れをなして飛び交うトンボなのだそうだ。

まさに歩けばぶつかるほどのトンボの群れにみんなで歓声をあげた。

はしゃぎまわる子供たちの声、今日の気疲れも一気に癒されていく。


母にも見せてあげたかった。きっときっと笑顔になってくれただろうに。




2015年07月16日(木) 風が騒いでいるけれど

心配していた台風は進路を東寄りに変えたため

高知県西部はなんとか直撃を免れた。

今朝から雨も殆ど降っておらずなんと幸いなことか。

夜になり風が強くなって来たけれど今のところ大丈夫だ。

今夜は東部に上陸するかもしれない。

どうかどうか大きな被害がありませんように。


波浪警報が出ていてじいちゃんも消防団の出動があった。

朝まで帰って来られないかもと心配していたけれど

ついさっき帰って来てやっと晩酌にありつけている。


おかげでいつもと変わらない平穏な夜を過ごしている。

隣室から孫たちの声、焼酎グラスを傾けながら風の音を聴いている。

ざわざわざわと風は騒ぐけれど、こころはまったりと落ち着いている。



2015年07月15日(水) 夕焼け小焼け

夕焼け小焼けで日が暮れて山のお寺の鐘が鳴る。

ついつい口ずさみたくなるような茜色の空。

大きな台風が近づいているなんてなんだか嘘のように思える。


念のために明日、明後日と仕事を休ませてもらうことに。

孫たちの保育園も出来るだけ家庭保育をと知らせが来ている。

山里の母は明日が通院日。列車が運休にならなければ良いのだけれど。



綾菜が「おばあちゃん、お外が真っ赤になっちょるよ」と呼びに来た。

窓辺でふたり「わぁ」と歓声をあげながら夕焼けを仰ぎ見る。

こんなに綺麗な夕焼けを見るのはほんとうに久しぶりのこと。


太陽は落ちながら頬を紅く染めているのだろうか。

明日の不安など打ち消すように微笑んでいるのがわかる。

ゆびきりげんまんしたよ。きっときっとだいじょうぶ。



2015年07月14日(火) 青空と入道雲

青空と入道雲。やっと夏らしい晴天。

心地良く汗を流す。やはり夏は汗をかかなくては。

そんな夏空もつかの間か、台風11号が不気味に近づいている。

最悪の場合は高知県西部は直撃のコースであった。

来るものは仕方なく明後日あたりかと身構えている。



仕事を終えて帰宅。じいちゃんが洗濯物を取り入れてくれていた。

おひさまの匂いのする洗濯物をたたむのはほんとうに久しぶりだった。

これは綾菜の、これは芽奈のとひとつひとつが愛しくなる。


今日も平和で穏やかな一日だった。ずっとずっと変わらないこと。

相変わらずの平凡な一日だけれど、こうして綴れば愛しい一日。

失いたくないといつも思う。今日もありがとさんです。



2015年07月13日(月) いつもと変わらない

真夜中に地震。けっこう揺れてとても怖かった。

大分が震源地とのこと、海のすぐ向こうだものどうりで揺れたはずだ。

幸い大きな被害はなかったようだけれどまたいつ大きな地震が襲ってくるやら。

とにかく身を守らなければいけない。そうしてすぐに高台に逃げる。

家族が離れ離れになるのが一番の不安でもあった。



何事もなかったように穏やかな朝を迎える。

いつもと変わらない。それがなによりの幸せに思える。

雨もやんでいてほっとする。綾菜と一緒に保育園へ。



仕事を終えてまたコインランドリー、買い物とそれもいつもと変わらない。

お大師堂でお参りを済ませてから家に帰り着く。

浜木綿の花もたくさん咲いた。

その純白の花に白装束のお遍路さんの姿を重ねる。

梅雨時のせいもあるだろう。最近はお大師堂に泊まるお遍路さんがいない。

顔なじみのお遍路さんの事など懐かしく思い出すことが多い。



そうして今日も平穏に暮れて行く。何もかもがいつもと変わらない。

「ありがとうございました」今夜も手を合わせて眠ろう。



2015年07月12日(日) あしたがあるさ

雨が時おり激しく降る。ゲリラ豪雨かとおそろしくなるほど。

台風も近づいていて海は大荒れのようだ。轟々と海鳴りが聴こえる。


午前中にコインランドリーと買い物を済ます。

じいちゃんが新しいズボンが欲しいと言ってワークショップへも行く。

プレミアム商品券を使った。なんだかお金を遣った気にならない不思議。



午後は退屈を持て余していた綾菜と茶の間で過ごす。

テレビはすっかり占領されてディズニーばかりを見ていた。

子供向けの番組も見ていたらけっこう面白い。

午後三時になってやっとお昼寝をしてくれてほっとひと息。


雨がやんでいたのでお大師堂に行こうかなと思いつつ

結局行かなかった。今日は「おだいしさんおやすみ」

あしたがあるさ、あしたがあるさと歌うように思いながら。


そうして今日も平穏無事に暮れて行く。

芽奈とお風呂、そろそろ行水スタイルが良いかもしれない。

お風呂上がりに冷たい焼酎ロック、ああ今夜も幸せだなあって思う。




2015年07月11日(土) 夕立のあとに

曇り日、夕立があったもののすぐにやんでくれて良かった。

予定通り保育園の夏祭りで娘たちがそろって出掛けて行く。

芽奈も一緒に連れて行ってくれて大助かりだった。


静かすぎて少しさびしいけれどたまにはこんな夜も良いものだ。

一人でのんびりとお風呂に入ってもう焼酎タイムをしている。

じいちゃんもくつろいで茶の間でゲームをしながらハイボール。

去年の今頃はずっとこんな感じやったなってちょっと懐かしいのかな。


同居を始めてもう10ヶ月が過ぎた。月日の経つのがほんとうに早い。

最初のうちはあまりの忙しさにてんてこ舞いをしていたけれど

慣れて来ると生活のペースがちゃんとできてずいぶんと落ち着いてきた。

何よりも孫たちの成長を毎日感じられることのありがたさ。

同居を始めてほんとうに良かったとつくづく思っている。

娘たちはどうだろう?同じ気持ちでいてくれたらどんなにか嬉しいことか。


でも訊けない。なんだか訊くのが少しこわい。

「そのうち出て行くから」なんて言われたら目の前が真っ暗になってしまいそう。


じいちゃんもばあちゃんもずっと元気で頑張るからね。

どうかどうか末永く一緒に暮らしてほしいと願ってやまない。



2015年07月10日(金) ばんごはんはなあに?

梅雨の晴れ間、ほんとに久しぶりの青空だった。

気温も高くなり真夏日となる。そしてとても蒸し暑い。


母がエアコンなしで頑張ってみようと言う。

事務所の窓を開け放して夏風とたわむれるのもまたよし。

風が吹いてくれなかったらとても我慢できなかっただろう。


帰宅したらじいちゃんはエアコン三昧していた。

熱中症になるぞなんて言ったり、やはりエアコンは気持ちよくありがたい。


綾菜をお迎えに行ったら、明日の夏祭りの踊りの練習をしていた。

まるで水浴びをした後のように汗で髪の毛が濡れていた。

それでも子供ってほんとに元気。純粋に暑さを楽しんでいる。

今日はプール遊びもしたとのこと、「ワニさんしたよ」と教えてくれる。


「ばんごはんはなあに?」「オムライスよ」ってこたえると

「やったぁ」と大喜びしてくれた。作り甲斐があるな。

オムライスの卵だけおかわりをしてくれてペロリと平らげる。

美味しい顔ってほんとに嬉しい。みんな笑顔で楽しい夕食だった。


そうして今日も平穏無事に暮れて行く。

明日は保育園の夏祭り、どうかどうか雨が降りませんように。



2015年07月09日(木) 夏芙蓉咲いて命の短さよ

つかのま青空が見えていたけれどまた雨が降り始める。

それにしてもすごい蒸し暑さで参ってしまった。

そんな梅雨空を仰ぐように今年も芙蓉の花が咲き始める。

わずか一日の花だと言う。とても健気で可憐な花だけれど。



多忙だった仕事を終えて帰路に着く。

母の体調は少し落ち着いて来たけれどやはりしんどそう。

すごく無理をしているのがわかる。

通院日まであと一週間、それまで病院には行かないと言い張る。

「ありがとうね」私が帰る時にはいつもそう言ってくれる母だった。

時々ふっと胸が熱くなる。私はちゃんと親孝行が出来ているのだろうか。



コインランドリー、買い物、それからお大師堂といつもと変わらない一日。

とんとんとんと毎日が決められたことのように過ぎて行く。

眠ってしまえば明日が来るのか。それは決してあたりまえのことではない。

いつもいつもそう思う。まるで奇跡のように「あした」がやって来る。



2015年07月08日(水) ぶたさんぶうぶう

くもり時々雨。梅雨らしく蒸し暑い一日だった。

紫陽花の花も盛りを過ぎて少しずつ枯れ始める。

毎年思うのだけれどまるで化石のように枯れる。

桜のように散ってしまえない花はなんだか憐れだった。

だからと言って目を反らさない。最後まで見届けてあげたい花だ。


今日もぼちぼちの仕事を終えて帰路に着く。

コインランドリーで洗濯物を乾かすのが日課になった。

こればかりは節約と言うわけにはいかず毎日の300円なり。


帰宅するとすぐに綾菜のお迎えの時間だった。

「おかさとながぐつもってきてね」って今朝頼まれていたけれど

ちょうど雨がやんでいて持って行かなかったら怒られた。

それからチョコレートを買いに行くと言って聞かない。

「チョコばかり食べていたらブタになるよ」と言ったら

「あやちゃんはぶたさんになりたいがやもん」とこたえる。

それには笑ってしまった。子供ってほんとに愉快なものだ。


そうして今日も穏やかに暮れて行く。平凡こそが幸せなり。

毎日をいただきながら今日も笑顔でいられたことに感謝。



2015年07月07日(火) 七夕の夜に

どんなに雨が降っても雲の上には青空がある。

夜になれば星空もあって天の川もちゃんと流れている。

だからだいじょうぶ。会いたい人にあいましょう。


なんて「せつなさ」とは程遠い年頃になってしまったけれど

そんな頃もあったなとちょっと懐かしく思い出していた。



いつものように焼酎グラスを傾けながら孫たちの声を聴いている。

微笑ましくてこころがほこほこして幸せだなって思えるのがいちばん。

ここが自分の居場所。ここ以外のどこに行けと言うのだろう。


心配事や不安な事は少なからずあるけれど

きっとなんとかなるのだろう。ひとつひとつ乗り越えて行かなければ。


今日も生きていましたと胸をはって言えるようになりたい。



2015年07月06日(月) 天才バカボン的日常

午後からまた雨がぽつぽつと降り始める。

いったいもう何日、青空を見ていないのだろう。



山里の母、また体調悪し。昨夜は一睡も出来なかったらしい。

病院へ行くようにすすめるが、億劫がってぐずぐずするばかり。

心配ともどかしさが一緒になってとても複雑な気持ちになった。

とにかく休ませてあげたい。けれども母は休みたがらないのだ。



娘も今日は耳鼻咽喉科へ。喉には異常なしだと言われて帰って来たけれど

喉の違和感、リンパ線も腫れていてとても尋常には思えなかった。

近いうちに県立病院で検査をしてもらった方が良いのではないか。

当の本人は「まあそのうち行くわ」とあっけらかんとしているありさま。

それももどかしく一人で心配ばかりしている母親であった。


案ずるよりうむがやすしかな。母の事も娘の事も本人に任せるしかないのか。



心配事はあっても何事もなかったように今日も暮れて行く。

芽奈とお風呂に入りながらなんて平和なのだろうって思った。

これでいいのだ〜これでいいのだ〜天才バカボンばかぼんぼん。




2015年07月05日(日) 孫三昧の日曜日

今日も降りやまぬ雨。ひんやりと少し肌寒い。


朝から息子が圭人を連れて来る。

今日こそはゆっくり休ませてあげたくて息子を帰らせた。

孫も三人になればまるで保育園のような賑やかさ。

娘と二人で保育士さんのように子供たちと遊ぶ。

忙しくてくたくたになったけれど楽しい日曜日になった。

息子も久しぶりにゆっくり休めたと言って喜んでくれる。

これからも出来る限り手助けをしてあげたいものだ。


圭人がお昼寝をしている間に買物とコインランドリー。

大急ぎで帰って来たけれど圭人はすぐに目を覚ましたそうだ。

じいちゃんが困っておろおろしていた。それもまた愉快なこと。


迎えに来た息子と圭人が帰って行く。ほっとしたような寂しいような。

「また連れておいでね」と見送る。今度はお散歩も行けたらいいな。



夕食後は芽奈とお風呂。なんとも癒されるひと時である。

そうして孫三昧の一日が暮れて行った。

「ありがとうございました」今夜も手を合わせて眠ろう。



2015年07月04日(土) しんみりと

雨が降ります雨が降る。晴れていたなら夕焼け空を仰げる時間。

遠出した娘たちがまだ帰宅せず心配しながら待っているところ。



昼間はまた夜勤明けの息子が圭人を連れて遊びに来てくれた。

お嫁さんの体調は良くなっているのだけれど

気遣っているのだろうか。息子も疲れているだろうに。

ゆっくりと休ませてあげたいといつもいつも思う。


圭人がお昼寝をしている間に美容院へ。

さっぱりと髪を短くしてとても気持ちよくなった。

帰宅するなり圭人が目を覚ましてしまってしばし遊ぶ。

夕方まで引き止めようと思っていたけれど息子が限界。

「帰って寝るわ」と、とてもしんどそうに帰って行った。

明日はお休みとのこと、また遊びに来てくれるかもしれない。


じいちゃんと二人きりの夕食。静かすぎてなんだかしんみり。

「寂しいね」ってつぶやき合いながらにぎやかさを恋しがる。


そろそろ帰って来るかしら。雨音を聴きながら焼酎を飲んでいる。




2015年07月03日(金) 心配性なのか

曇り日、夕方からまた雨が降り始める。

今日は車に洗濯物を積んであるのをすっかり忘れたまま買い物。

帰り道で思い出してまたコインランドリーへ行ったりばたばた。

綾菜のお迎えもぎりぎりになってしまって大忙しだった。


帰宅して綾菜と三輪車でお散歩。車に轢かれてしまったのか蟹の死骸が。

「かにさんかわいそうね、なむだいしへんじょうこんごう」

幼いこころが痛んでいるのがわかる。そしてまた微笑ましさも。



娘と芽奈の帰宅がいつもより遅い。

まさか交通事故ではと心配しながら帰りを待つ。

そうしたら買い物をしていたのだとけろっとして帰って来る。

娘の体調も気がかりだけれど明日は家族で遠出をするのだそうだ。

どうやら不安がって心配しているのは私だけかもしれない。


じいちゃんに言わせたら「おまえは心配性やけんな」の一言。

そうね、いつもいつも悪いことばかり考えている悪い癖。


今日もお大師堂で手を合わせながら泣きそうになった。

どうかどうか守ってくださいね。ささやかな祈りが届きますように。



2015年07月02日(木) 浜木綿の花が咲いた

半夏生。つかの間の青空が見えていたけれど午後からまた雨になる。

慣れてしまえば雨もまたよし。降るものは仕方ないなとも思ったり。

コインランドリーで乾いた洗濯物をたたんでから帰る。

ふかふかでぬくぬくしていてそれも楽しみのひとつになった。



平穏無事の日々が続いているけれど心配事も無きにしも非ず。

娘が喉に違和感を感じると言い出してふっと悪い事を考える。

今日も仕事で病院へ行けず来週早々には行けそうだと言うこと。

どうかどうか大事に至りませんように、ひたすら祈るばかり。


家族みんなの健康をどんなにか願い続けて来たことだろう。

「お大師さんにお参りしてね」娘の言葉を肝に命ずる。


お大師堂に今年も浜木綿の花が咲いた。ほっこりとこころがなごむ。





2015年07月01日(水) 七月ですよ

午前中はどしゃ降りの雨。風も強くまるで嵐のようだった。

そんな七月の始まり。夏空はしばらくお預けのようだ。



仕事は少し多忙。雨なのに来てくれるお客さんがいてくれてありがたい。

オイル交換をしているあいだに世間話、それも楽しいひと時だった。

難破船のような職場だけれどまるで冒険をしているような気にもなる。

海は荒れているけれどみんな笑顔でいられるのはほんとうにしあわせ。



お昼に息子にメール。お嫁さんの体調が気になってしょうがなかった。

そうしたらすぐに返事が来て「だいじょうぶだよ」ほっと胸を撫で下ろす。

育児疲れもあるだろう。どうかどうか日々を乗り越えて欲しいものだ。



帰宅が遅くなってしまったけれど、今日は娘がお休みだったので

綾菜のお迎えを頼んでお大師堂にお参りに行く事が出来た。

日捲りの暦は6月のまま、「7月ですよ」と声を出してめくる。

さてさてどんな日々が待っていてくれるのかしら。

どんな日もあるだろうけれどありがたく受け止めていきたいものだ。


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