ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2015年02月28日(土) 青さ海苔の天ぷら

あっという間に二月も終わってしまった。

「逃がさない」と言っていたけれど逃げられてしまったのかも。

けれどもなんと充実した毎日だったことだろう。

こつこつと頑張ってきた。やれるだけのことを精一杯に。

明日からもまたそうでありたいと思う。

弥生三月を駆け抜けて行こうではないか。



今夜は今朝収穫した青さ海苔で天ぷらを作って食べた。

品質がいまいちでどうかなと思ったのだけれど

夫や娘が「上等やん」って言ってくれて嬉しかった。

ご近所の綾菜のお友達の家にもおすそわけ。

いつも手作りのドーナツをもらっていたので

やっとお返しが出来てほっとひと安心だった。

「美味しいね」って言ってもらえるのが最高の励みになる。

今年は例年になく不作だけれどまたこつこつと頑張っていこうと心に誓う。



2015年02月27日(金) こころはちょぴり忙しい

雨あがりの清々しい青空。風は少し冷たいけれど陽射しは春のようだった。


三週間ぶりに山里の職場へ行く。

あれもこれもと気がかりな仕事があったけれどなんとかやっつける。

母が「無理して来なくても良かったのに」なんて言う。

「無理はしよらんよ、ちょっと気になっただけ」なんて応える。

自分には自分の仕事があって休めば休むほどそれが溜まっていくのだった。

また川仕事の合間に様子を見に行こうと思っている。

出来ることを精一杯やる。そうして気持ちよく流れて行くのがいい。



帰宅して山のような洗濯物をたたむ。

おひさまのにおいをひとつひとつたしかめるように。


今朝も微熱があり保育園をお休みした綾菜が

エネルギーを持て余したかのように部屋中を走りまわっていた。

明日は土曜日なのでもう一日様子をみて月曜日には保育園に行けるといいな。


こころはちょっぴり忙しい。けれどもまあるくまあるくわたしは生きている。



2015年02月26日(木) 絹のような雨

いかにも春らしい静かな雨。

やわらかな絹のような雨が降り続いたいちにち。


川仕事はお休みで久しぶりに山里の職場へ行く予定だったけれど

綾菜が熱を出してしまって急きょ予定変更となる。

病院へ行っているあいだ芽奈のお守りをしていた。

どんな時もあってよしと与えられた日を受け止めていた。


幸いなことに綾菜はただの風邪とのこと、食欲もあり元気であった。

熱もすぐに下がって明日は保育園に行けそうな雰囲気。


それにしてもにぎやかな一日だったこと。

けれども元気な綾菜にほっとする。

どうかどうか今夜は熱が出ませんように。



2015年02月25日(水) 雨ちかく空と一緒に春を待つ

曇り日、明日は雨になるらしい。

一雨ごとに春が近くなりそうで雨もまた嬉し。


午前中に買物に行って、その間にコインランドリーで洗濯物を乾かす。

衝動的にいつも思う。コインランドリーを経営してみたい。

夫は笑うけれど自分ちがコインランドリーだったらすごく良くない?



買物を済ませて、ふかふかの洗濯物をたたんでからお大師堂へ。

ずっと気になっていたトイレ掃除をやっと今日は済ます。

以前は誰かが定期的に掃除してくれていたのだろうと思う。

トイレの外壁にはちゃんとバケツやブラシが掛けられていた。

参拝者は高齢者ばかりで亡くなってしまった人もずいぶんといる。

誰かが後を継がなければいけないのだなとつくづく思ったことだった。


たかがトイレ掃除、されどトイレ掃除であった。



早目に昼食を食べて今日も川仕事に行く。

私が泣き言を言えば夫が「やったらやっただけのことはあるぞ」と言う。

ほんとにそうだ。収穫した海苔を見ると少量でも達成感がわいてくる。


ふたりで励まし合いながらの二人三脚。これからもやれるだけのことをやろう!





2015年02月24日(火) チョコクッキー

晴れているのか曇っているのかわからないようなお天気。

もしかしたら春霞だろうかと勝手に春の気分になっていた。


今日も川仕事をぼちぼち。さてさて努力は報われるのだろうか。

不安はいっぱいだけれど今は与えられたことをやり遂げるだけだ。


悪い事を考え始めたらきりがないもの。良い事だけ考えていたい。



夕食後、今日も娘が後片付けをすすんでやってくれる。

「おかあさん、はようお風呂に入ったや」と嬉しい一言だった。

湯船にゆっくりと浸かりながら、なんて幸せなのだろうと思った。


それから孫たちのお風呂騒動が終わって、やっと焼酎タイム。

今夜はむしょうに甘い物が食べたくなって台所で物色する。

おお、ありました。娘が買って来ていたチョコクッキーを見つけた。

綾菜に見つからないようにこっそり食べる。これも至福のひと時である。


さあ、今夜も早目に寝て明日に備えよう。ぐっすりぐっすり眠るんだ。




2015年02月23日(月) ちいさな春

保育園から帰った綾菜が娘と散歩に出掛けて行って

「ゆばーば、おみやげ」と言ってつくしんぼうをふたつくれた。

可愛いつくしんぼう。「ありがとうね、あやちゃん」

四万十の土手にもちいさな春がやってきた。

ほんわかほんわかと嬉しい夕暮れ時だった。


今度はゆばーばとお散歩行こうね。

そうしてつくしの坊やたちといっぱいお話ししようね。



2015年02月21日(土) まあるくおさまる

曇り日、夜になり雨がぽつぽつと降り始めた。

静かな雨だ。耳を澄ませて雨音を聞くのもよし。



数日前から夫の弟の提案で

夫の妹の還暦祝いをすることになった。

弟の長女も33歳の厄年なので一緒に祝ってくれないかと。

弟が段取りをするからと言うのですっかり任せていたのだけれど

いざその日が明日になってもちっともらちがあかないのだった。


兄嫁が口を出してもいけないかなと思ったのだけれど

夫と相談して結局私が段取りをすることになった。

今日は明日の料理の注文に行ったり、ビールを買い込んだり。

ついでに場所も我が家ですることに決めて弟たちに報告する。


出過ぎたことをしたかなと思っていたけれど

夫が「ねえさんにまかせておけや」と言ってくれて嬉しかった。

弟たちも妹も喜んでくれて明日はにぎやかにお祝いが出来そうだ。


実を言うと最初は「勝手にすれば」なんて思っていた。

なんて無関心な姉だったのだろうと今となってはそれが恥ずかしい。


まあるくおさまっていく。それがいい。それがいちばんだと今は思う。






2015年02月20日(金) 手を合わせて

昼間はやる気満々なのだけれど

夜になるとなんだか一気に気が抜けたようになる。

年のせいかなと言うことにしてありのままの自分を楽しんでいる。



昨日が「雨水」お雛様を出しそびれてしまって

やっと今日飾ることが出来た。

芽奈の初節句。ささやかにお雛祭りが出来そう。



今日は海苔の天日干しの作業を娘が手伝ってくれる。

芽奈をおんぶして頑張ってくれてすごく助かった。

娘は幼い頃からよく手伝ってくれる子だったので

ふっと子供の頃を思い出して懐かしさが込み上げてきた。


今日も「いい日」ありがとうございましたと手を合わせて眠ろう。



2015年02月19日(木) しょうちゅうおかわり

やはり三寒四温、今日は冷たい風が吹く。


お風呂上がりにパソコンに向かいつつ焼酎タイムをしていると

孫の綾菜が部屋に遊びに来ては

「ゆばーば、おべんきょうしよるが?なにのみよるが?」と

あれこれちょっかいを出して来るのがとても愉快。

「ねえねえ、コップからっぽやけんあやちゃんが作っちゃう」と

「じゃあね、ゆばーばはしょうちゅうおかわりね」と言うと

ままごと遊びのコップを大事そうに抱えてまた遊びに来る。

飲む真似をするとめっちゃ喜ぶ。「おいしいしょうちゅう」


「ゆばーば、いっぱいのんだけんもうのまれんよ」と言われ

「はいはいわかりました」と結局今夜はおやすみなさい。



2015年02月18日(水) 六人家族

風は少し冷たかったけれど陽射しはたっぷりで嬉しい。

海苔の天日干しが順調。収穫は少ないけれどとても励みになる。


例年ほどの忙しさはなく毎日ぼつぼつという感じ。

今は朝潮なので午後はゆっくりと休めて助かっている。



今夜は娘が夕食を作ってくれた。

最近家事に目覚めたのかよく手伝ってくれてありがたい。

夕食後の食器洗いもしてくれてほんとに大助かりだった。


二人の孫のお風呂騒動は相変わらずだけれど

それも慣れてきたのかずいぶんと手早くなった気がする。


同居を始めてもう半年、あっという間に日々が流れていた。

みんなみんな「家族」になったんだなって最近つくづくそう思う。



2015年02月17日(火) 梅の花忌

雨上がり、朝から暖かくまるで春のような一日だった。


姑の姉にあたる伯母の七回忌、いとこたちとにぎやかに法要。

伯母の家にあったはずの梅の木が無くなっていて少し寂しい。

伯母が亡くなった日には満開の梅の花を見上げたことを思い出す。

それだけ歳月が流れたということ。変わるものがあって当然だった。


いとこたちもみな年を重ねた。伯母の長女は今年還暦だという。

子供がいなくて「サクラ」という名の犬を孫のように可愛がっている。

私もサクラちゃんを抱っこしたりして遊んだ。

あんずよりも小型犬だけれどふっとあんずのことを思い出した。


みんなみんな元気で長生きをしようね。いとこたちと誓い合う。

明日のことがわからないからこそ今日という日を大切に生きたい。

つくづくと思う。生かされているということはほんとにありがたいこと。



2015年02月16日(月) 春雨

朝から雨がぽつぽつ。それは濡れたって平気の雨。

春雨じゃ濡れていこうと川仕事に精を出す。

なんとかなるだろうとずっと思っていた。

「収穫」とはきっとそういうことだろう。

農家の人達もきっと同じ気持ちではないだろうか。




午後、大量の洗濯物を抱えてコインランドリーへ。

家族が多くなってから雨の日はいつも利用している。

買物をしている間に洗濯物がふかふかに乾くのはとても嬉しい。



一雨ごとに春の足音を期待しているのだけれど

お天気キャスターさんは「三寒四温」ですねって言っていた。

まだまだ寒の戻りがあるのだろう。でも少しずつ春はやって来る。


お大師堂の川面に今年もタンポポが咲きました。



2015年02月15日(日) もう一年

日中は気温が高くなりちょっとした小春日和。

このまま春になってくれたらどんなによいだろうか。



息子のところの長男、圭人の一歳の誕生日。

早朝からの川仕事を終えてお昼に息子のマンションへ。

お嫁さんのご両親も来てくれてみんなでお祝いする。

一升餅はけっこう重たいのだけれど、さすがに男の子

泣きもせずに背中に背負って部屋中を這いずり回る。

つたい歩きは出来るようになったのだけれど

「あんみがじょうず」はもう少し先になりそうだ。

すくすくと元気に育ってくれてほんとうに嬉しいことだ。


圭人が生まれた日は満月ですごく綺麗な月を見上げたことを思い出す。

もう一年経ったのか、感慨深く「誕生の日」がよみがえる。


私たちも三人の孫に恵まれて、なんともありがたい日々だろう。

これからも孫の成長を楽しみにずっとずっと長生きがしたいなと祈るように思った。



2015年02月14日(土) おひさまキラキラ

今朝の寒さに少しお腹の調子が悪くなってしまって

確かあったはずと腹巻をさがして付けてみた。

なんだかお相撲さんのマワシみたいで愉快な朝。

その腹巻のおかげで、今日は胃腸の調子がずいぶんと良くなる。


早朝からの川仕事ではあったが、すぐに身体が温まる。

収穫は相変わらずだけれど毎日のこつこつが肝心だと頑張る。


午後は乾燥した海苔の箱詰め作業だった。

綾菜が一緒に行くと言ってきかないので一緒に作業場へ。

幼いながらに「あやちゃんもおしごとする」と言って手伝ってくれる。

選別した海苔を箱に入れてくれた。すごい、やれば出来るんだ。


けれどもしばらくすると飽きてきて「おだいしさんに行きたい」と言い出す。

そろそろおやつを食べたくなったのかな。チョコあるといいな〜

作業場からクルマに向かっていると親戚のおじさんがにこにこ。

綾菜にチョコをくれた。「ありがとう、ばいばい」と大喜び。


クルマの中でチョコを美味しそうに食べながらお大師堂へ。

「ゆばーば、ろーそくつけて!おせんこうもつけて!」

そうしてちゃんと座って小さな手のひらを合わして「もったい」する。


「おだいしさん笑いよる?」「うん、すごい喜びよるよ」

もうチョコは食べたのでおせんべいをもらって二人で食べた。

春みたいにきらきら光っている川面。綾菜の瞳にもきらきらのおひさま。


ほっこりほっこりささやかなことだけれどこころはすっかり春だった。



2015年02月13日(金) 休養日

夫が通院日だったので川仕事はお休み。

私は山里の職場に行く予定だったけれど

夫が「無理せんと休めや」と言ってくれて

一気に気が抜けたようになってずる休み。


娘が友達と出掛けたいと言うので

芽奈のお守りを引き受ける。

あまり手のかからない子なのでその点は楽だった。


ふたりでごろごろ、芽奈は泣きもせずすぐに眠る。

わたしも一緒にうたた寝。なんとも穏やかなひと時。


ふっと思った。ずっと毎日こんな暮らしも良いな、なんて。

老後のスローライフというか、そういうのにあこがれるのだ。


でもそうは問屋がおろさない。

明日からまた川仕事、体調に気を付けながらぼちぼちと頑張ろう!


ゆっくり休んだおかげで今夜は久しぶりの焼酎が美味しい。



2015年02月12日(木) 沖の風

今日は午後から沖の風が吹いた。

海からの風だ。ほんの少し春のにおいがする。


体調は今日もすっきりせず

胃痛は治まっているけれど今度は吐き気がしだした。

まるで船酔いのような感じでなんとも辛いいちにち。


けれども孫たちと過ごしているとそれも忘れていられる。

元気なおばあちゃんでいなければと気合が入る。


声もだいぶ出るようになったので綾菜との会話も楽しい。

今日は保育園から借りてきた絵本を読んであげた。


体調が悪くても笑顔でいられるってほんとにありがたいこと。


もう少しあと少し、この山を越えようと胸をはって歩いている。



2015年02月11日(水) 焼酎が飲みたい

声はなんとか会話が出来るくらいに回復してきた。

胃痛は昼間は落ち着いているけれど、夕方になると痛み出す。

言葉は悪いけれど「こんちくしょう」と思う。

悔しいのと情けないのとがごちゃまぜの心境。


でもまあやまない雨はないのだから

そのうち治るだろうとせっせと胃薬を飲んでいる。


まあ焦らずのんびりといこう。

治ったら好きなものをがっつり食べて、焼酎もたらふく飲んでやる。


健康がいちばん。つくづくそう思うこの頃であった。



2015年02月10日(火) 鶏のから揚げ

病院で処方してもらった薬が効いてきたのか
今朝は少しだけ声がでるようになっていた。

ガラガラ声も愛嬌があってよし!

でも昨夜からの胃痛がなんとも辛い。
今朝は少しマシになっていたけれど
夕方あたりからまたしくしくと痛み始めた。

今夜は大好物の「鶏のから揚げ」だったけど
ほとんど食べられず、湯豆腐で我慢した。

あー、から揚げを思う存分食べたい。


明日はあしたの風がマジで吹くのかい?




2015年02月08日(日) 北風と風邪と

数日前から喉が少し痛かったのだけれど
今朝はびっくり、声が出なくなってしまっていた。

ささやき声で一日過ごす。辛いけれどなんだか愉快でもあった。

綾菜が真似をする。あのねのねの内緒話も楽しい。



昨日から今季のあおさ海苔の収穫を始めた。
生育は順調と思われていたけれどそうでもなくて
例年並みの収穫が出来るかどうか不安がつのる。

こつこつと努力していたらきっと報われる
そう信じて頑張るしかないのだと思う。

自然相手の仕事は恵まれる時もあればその反対もあって当然。
少しでも収穫が出来ればそれでじゅうぶんだと感謝しなければ。


今日もほどよい疲れ。私は肉体労働が好きなんだなと思う。


夕方から風が強くなる。明日の朝はぐんと冷えそうだ。







2015年02月06日(金) 今日はとても良い日でした

先日の雨で雨漏りをしていたお大師堂。

ちょうど宿泊していたお遍路さんの荷物がずぶ濡れになって迷惑をかけた。

すぐに自治会の地区長さんのところに相談に言ったのだけれど

「自治会法」という法律のようなものがあって修理は出来ないと言われた。

なんとも腑に落ちない話で仕方なく肩を落として帰る。


その後、お参り仲間のいとこたちと相談をしているうちに

自分たちで直せば良いではないかということになって

今日はいとこともう一人世話をしてくれる人がいてくれて

屋根に上がって瓦の割れているところを補修してくれたのだった。


なんとありがたいことだろう。これでもう大丈夫!

これからも自治会に頼らず自分たちで管理していこうと話したことだった。


西の空に傾き始めたおひさまがほっこりほっこりみんなをつつむ。

お大師さんもきっと喜んでくれたことだろう。


今日はとても良い日でした。



2015年02月05日(木) よい酔い日記

春は名のみの風の寒さや。日中はそれほどでもなかったのだけれど
日が暮れてからしんしんと冷え込むようになった。

最近は娘が食後の後片付けをしてくれるようになって助かっている。
その間に早めにお風呂に入るのが日課になってしまった。

それから娘が孫たちとお風呂に入るので
湯あげばーばは「ほいほい」と忙しいのだけれど。

孫たちのお風呂騒動が終わるとやっと焼酎タイム。

自室にこもってこうしてパソコンに向かうことも出来るのだった。


日記を書けない日もあるけれど出来るだけ毎日少しでもと
うん今年はそうしようと決めてしまえばなんとかなるもので

以前は一時間もかかっていた作業をほんの10分で終わらす夜もある。
でもそれが良い。それでこそ日記ではないかと思えるようになった。

たわいないことだ。ほんとうにささやかなことなのだけれど

「書き残しておく」それがそんなに意味のあることではないかもしれない。

けれども毎日こうして生きているのだもの。自分は存在しているのだもの。


焼酎をぐびっと飲み干しながら私の「よい酔い日記」は続く。



2015年02月03日(火) 鬼退治

恵方巻というかただの海苔巻なのだけれど

西南西はどっちだ?とわいわい言いながら食べる。

それから豆まき。娘が鬼のお面をかぶってこっそりと外に出る。

そうしてチャイムを鳴らして玄関で本気だして暴れたのだった。

豆まきを楽しみにしていた綾菜はあまりの怖さに大泣き。

豆まきどころではなくなってしまってゆばーば一人で鬼退治。

鬼が痛がるほど本気だして豆をぶつけたのだった。

泣きじゃくる綾菜をなだめながらじいさんが叫ぶ。

「おまえら親子で何しよるがぞ!」母と娘はやっと我に返った。

あらまあ怖い怖い鬼はお母さんやったがやね。

綾菜もやっと泣き止んで玄関で豆まきをした。

「鬼さんはゆばーばがやっつけたけんもう大丈夫」

「おにはそと ふくはうち」可愛い声が夜空にこだまする。


どうかどうか悪いことがおこりませんように。

ささやかな福がいつもそばにいてくれますように。



2015年02月02日(月) 逃がさないから

二月は「逃げる」と言うけれど

「逃がさないぞ」って思ったりしている。

けれども自分的には「去るものは追わず」をモットウにしているから

矛盾しているのかなって思うのだけれど

ようは執着しないことが大事なのかもしれない。


さらりさらりと日々が流れて行けばいいさ。

そんな二月。わたしは決して逃げたりはしない。





2015年02月01日(日) ありがたい日曜日

午前中から息子が孫の圭人を連れて遊びに来てくれる。

茶の間には孫が三人、それはそれはにぎやかな日曜日となった。

もうすぐ一歳になる圭人のパワフルなこと。

とにかくじっとしていないので追い掛け回していた。

男の子ってこんな感じだったかな

ふっと息子が幼いころを思い出したりした。

そうしてその息子がしっかりと父親をしているのがなんだか不思議で

頼もしいなって思ったり、なんだかどことなくくすぐったいような。

夫もきっと同じことを感じていたのではないだろうか。


昼食を食べてお昼寝をしてから帰って行った。

「やれやれ」と夫と顔を見合わせながら

ありがたい日曜日だったねと心の声がそう叫んでいた。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加