ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年05月29日(月) あたし

晴れのち曇り。とくに思い煩うこともなし。
苛立つ事もなく。憂鬱でもなく。あたしは。
元気なんだけど。どこか変なのではないか。

あたしでいると。すごく気が楽だなと思う。
ちょっとおちゃらけてて。不真面目だけど。

あたしらしさって。もしかしたらこんなに。
ぼよよんとしていて。つかみどころなくて。

こうなのよってかたちとか知らなくていい。
それがあたしなら。たぶん好きだなと思う。



あたしを括っているのがわたしなのかもしれない。

真結びできつくて痛くてこんがらがってなさけない。


だからさ。あたしはわたしの指でそれをときほぐすんだ。





2006年05月28日(日) これでいいのだ

青空がいいきもち。いっぱいの洗濯物と。燕の声。
鉢植えのキャットテールのふわふわの紅がきらり。
こころがすごくやわらかになる。息をしているのが。
じぶんなんだけどじぶんじゃないような不思議な朝。






サチコは彼と魚釣りに行く。
あたしはあたしの彼と作業場の掃除をして。
今季の家業をきちんと終えほっと安堵するばかり。
これからしばらくは余暇を楽しめることだろう。
一泊でいいから旅行に行きたいなと彼は言っている。
あたしは。うんあたしも行きたいけど。なぜかちょっと。
もしかしたら行かないかもしれないと言ったら。
彼がちょっと悲しそうな顔をした。ごめん・・。


午後。またプレステを貸してもらって『トキオ』を観る。
一昨年NHKで5週連続で放映されたドラマだったのだ。
国分太一が父親の役で。時生の役は桜井翔だったんだけど。
原作を読んだ時のあたしのイメージとぴったりだと思った。
ほぼ原作に忠実。そういうことにしておきたい。これでいいのだったが。
「トキオっ、花やしきで待ってるぞ」声をかぎりに叫んで欲しかっただけ。


全編で5時間。途中来客があり一時中断。
「こんにちわあ!」って例のふたりが来てくれたのだ。
たこ焼きを買って来てくれてゴチになる。

なんだか不思議だった。だってふたりともほんとにお客さんみたい。
食べ終わると。もう自分の部屋がないものだから。居場所がなくて。
さっさと帰ろうとするのを。引きとめようともしない母親までいて。

だってもう寂しくないのだもん。喉元過ぎればなんとやらって言うし。
縁側の廊下の窓のところで。レースのカーテン越しにふたりを見送る。

うしろ姿見ながら。夫婦なんだなあ・・ってつくづくと思った。



サチコの釣果はキス5匹。天麩羅にして塩コショウで食べる。

さんにんに慣れた。サチコがはしゃいでいる声が愛しくてならない。





2006年05月27日(土) 昼下がりの事情

ひたひたひたと。あえて言葉にするならばそんな雨だった。
忍び寄るものは。いったいなんだというのだろう。知らなくて。
それを知らなくていいのだと思える。静寂を愉しもうではないか。






初めてDVDなるものをレンタルしてきた。
ここ数年。そういうお店に行ったことがなくて。
なんだかすごく田舎者のおばさんっぽくて。
やたら緊張していたあたしが面白かったのだ。

東野作品の新作『変身』とちょっと旧作の『時生(トキオ)』を借る。
どちらも原作がすごくよかった。最近とてもとても夢中に読んでいる。

そんでもって午後からは映画館しようと心弾ませていたけれど。
あたしの老朽化したPCでは駄目だった。どこか壊れているみたいで。
息子君に電話して聞いたら。親父のプレステで観られると教えてくれた。

しぶしぶながら。しょうがねえなあと言って親父がそれを貸してくれて。
寝室のテレビでやっと観られることになった。ごろ寝して肌布団にくるまって。
うんうん。こんな感じ。これでよいとか。原作に忠実であるかをしかと確かめ。

最高潮というか。そこは大詰めのすごくいい場面のところで。突然ぷっつん。
電源が切れた。がばっと起き上がり焦りうろたえるあたし。なんでやあって。


停電のお報せが来ていたのをすっかり忘れていたのだった。
それも3時間もや。なんでこんな雨の日の土曜の昼下がりなんやろう。

居間でテレビを観ていた親父も。忘れていたらしく喚いていたが。
どっか行って来ると言って。ぶらりと出掛けて行った。

あたしは寝た。ひたすら寝るしかない。

そしてやっと電源が入ったが。そろそろ晩ご飯の準備もしなければいけなくて。
落ち着かない気持ちのまま。続きから観るのに早送りしてると白けたりするし。

でも。まっ・・いいか。最後はほろほろと涙ぐむほど感動したし。

明日は『トキオ』を観よう!



2006年05月25日(木) まっ・・いいか。

金鶏菊という名の花を知っているだろうか?
あたしはずっとその花を黄花コスモスだと思っていた。
今年もその黄色い花がいっぱい咲いてすごく嬉しくて。

たとえば国道沿いの歩道脇とか。自動車専用道路の入り口とか。
初夏の風がよく似合う。にっこりと微笑む明るくて快活な姿で。
雨だってよく似合うのだ。ともすれば沈みそうな心に咲く花は。

とてもありがたい笑顔だと思う。うつむいて雨に打たれているけれど。
なんにも悲しいことはない。それはあなたの思い違いよって言ってくれる。


今日。すごくそんな彼女の写真を撮りたくなって。
その時信号待ちしていたんだけど。衝動的にそこから歩道へ乗り上げた。
ひとが見ている。そういうのがすごく気になるのはあたしの気のせいかも。
しれないけれど。心をきっと集中させて。そのくせ大急ぎの態勢でもって。

写真を2枚撮った。

ああでも。やはり駄目だった。残念というより悔しくてならない。
こんなんじゃなかったって思った。あたしが見たのと違うんだもん。
あたしの目がそのままカメラならよかった・・・。






と。まあ。いろいろとあたしはこだわり過ぎるようだ。

しかたないこととか。しょうがないこととか。

もっとさ。もっと気楽に生きていきたいなあって思うんだ。



2006年05月22日(月) あいつ

紫陽花は散ることをゆるされず。

椿のように落ちることもできず。

ただただ枯れる化石のような花。

そんな化石のかたわらで今年の。

紫陽花が色づき始めた。咲くと。

ひとはみなそう言ってくれるが。

薄緑から白へ。白から変る姿を。

いまはまだ。誰も知らないのだ。







昨日。例のふたりが晩ご飯を食べに来た。
実は。食べに来たかったわけではなくて。
「おまえから電話があったっていうから」
「来てやったんだぞ」ってそんな感じで。

母は5人分も作るのめんどくさいとか言って。
素直じゃないのだ。「なんでもいいから作れ」
と言われ。じゃあ作ると鰹のタタキとか頑張る。


土曜の夜にちょっと泥酔ってしまって電話したのだ。
あいつが夜勤なの知ってて。ちえさんに打ち明けた。
「母さん、なんかやたらとさみしい」なんて言った。

だからほら。ほんとうはすごい嬉しいくせに。
母は。かなり照れくさくていけなかったのだ。

息子って。なんか不思議。なんだろうこれって。

こどもなんだけど。おとなで。おとななんだけど。

おとこみたいな。あいつだった・・・。




2006年05月20日(土) 平穏

降り続くばかりだった雨がやっとやみ。
恋焦がれていたような青空に会えた日。

きらきらと眩しかった。チガヤは白茅と書く。
その白い穂に。光が一斉に降り注ぐのを見た。

夏が始っている。もう何度目の夏なのだろう。

またここにいてもいいのか。ここからつづく。

むこうへと。背中を押されるように私は歩く。







サチコがお休みだったので。一緒に買い物に行く。
買ってあげると言うのだ。遅れたけど母の日だよって。

ジーパンとTシャツを買ってもらった。
Tシャツは黒か紺。私が選ぶのはいつもそうで。
でもサチコが。「これにしなさい」と言ってくれて。
薄い水色のやつにした。背中に53と書いてあって。
なんだかその歳まで着れるかなって可笑しくなった。

買ってもらうっていうのは。すごくとても嬉しいものだ。

ありがとねサチコ。母さんは幸せでいっぱいだったよ。


それから。「にいちゃんとこ行ってみよーか」って言うので。
行ってみた。けれどふたりとも仕事らしく留守で残念だった。
駐車場から部屋の窓を見上げて。ちょっとかなりか切なくて。
若草色のカーテンが目に沁みるように。ほろほろと想うばかり。


変わりなく平穏な日々なのだ。これ以上の安堵はあるまいと思う。

                 わたしは。母だった・・・。



2006年05月18日(木) がらんどう

ずっとずっと雨ばかり。

だからなのか。すこうし水たまりのきもち。
ぴちぴちちゃぷちゃぷと音たてて揺れては。

跳ねるようになにかがそこから散ってゆく。
ああなんだろうって思うけれど確かめずに。

すごくぼんやりとしている。もどかしさは。
もしかしたら。じつはそこががらんどうの。

せいなのかもしれなかった。からっぽなんだ。

だから水たまりが出来たんだ。






サチコとふたりで少しずつ。おにいちゃんの部屋を片付けた。
忘れ物らしきものは何ひとつなくて。がらくたばかりなのだ。
だけど。これは思い出だねって物は箱に詰めて押入れに入れる。
古い免許証とか。サチコは捨てようとしたけど。母はそれを拾った。

カーテンも絨毯も新しくして。その部屋はサチコの部屋になる予定。
今はすっかりがらんどうの部屋で。声が響くよ不思議だねえと言って。
サチコが面白がって吠える真似をする。母さんもやってみなよとか言う。

母はだめ。だってからっぽなんだもん。にいちゃん?どこいったの?



サチコのお弁当箱洗っていたら。レタスが残っていて。
ちょうど程よく晩酌の効き目が現れていた母は口ずさむ。
「飾りじゃないのよレタスは。あっはー」
ついでに振りもつけて。そこらじゅうで踊りまわってみせる。

サチコが笑いながらお父さんを呼んでいる。

「おとーさん!お母さんねーとうとう。気が変になったよー」

お兄ちゃんがいなくなったので。さびしくて気がふれたのだと言う。


母は笑えるだけ笑った。

そしてあとでこっそりと泣いた・・・。







2006年05月16日(火) 花嫁さん

このところずっと梅雨のような天気ばかり。
だけど。少しも憂鬱ではなくて私はげんき。

とんとんとんと慌しくしていた。気忙しく。
動いていることにいっしょうけんめいして。

変わってゆくことにくっついていくように。
なんだかこれが決められた道なのかなって。

すすむ。いまもすすんでいる。明日も歩く。






先週末。とうとう息子君がお引越しをした。
新居に家具屋さんも来て。ヤマダデンキも来て。
ああここで暮らすんだなあって。ちょっと感動した。

ちえさんはリスみたいにせっせとうごく。
息子君はパソコンの前から動こうとしない。
とても対照的なふたり。だからいいのかもしれないけど。
どうかどうか。喧嘩しないで仲良く暮らして欲しいなあ。

日曜の夜には。身内だけでささやかに。ふたりの門出を祝った。
お祖母ちゃんがすごく嬉しそう。みんなで乾杯をして盛り上がる。
式や披露宴や。ほんとはちゃんとしなければいけないのだろうけど。

ふたりが暮らし始める。それが結婚なんだなあとつくづく思った。



その日。ちえさんが。母の日のプレゼントを持って来てくれたのだ。
それは花嫁さんのブーケみたいで。私からちえさんにあげたかったなあ。

母さんにはとてももったいなくて。でもでもすごく嬉しかったよ。














2006年05月11日(木) 最後のお弁当

降り続くばかりの雨がやっとやんで。ほっとするような青い空だった。
雨に打たれてしょんぼりとうなだれていた『雪の下』が咲き始める。
好きなんだこの花。ちっちゃな天使みたいで。すごく可愛いなって思う。

なにかがおわりそうで。なにかをなくしそうで。それでいてなにかが。
またはじまるよかんが。ほろほろとすこしせつなく。てのひらにおちて。

くる。きせつがめぐってきたことを。そっとしらせてくれる花だった。







夕餉。兄と妹がめずらしく同じ時刻に帰宅する。
差し向かいで仲睦まじく語り合いながら食事をしているのを。
母は隣りの部屋にいて。微笑ましく耳を傾けているのだった。

にいちゃん。にいちゃんと。サチコがやたらおっきな声で話している。
聞き納めなのだろう。こんなふうにふたりがいることは最後なのだろう。
そう思うと。ふと淋しくて。母はちょっとオセンチになってしまうのだ。

どうやら食べ終ったようだ。「にいちゃん!流しまでちゃんと運んで!」
サチコがまたおっきな声で叫んでいる。にいちゃんが階段を駆け上がる。
「もう・・そんなんじゃ、ちえさんが困るやんか」しょうがないなあと。
サチコの呟く声が聞こえる。ほんにまあ。にいちゃんはいつもこんなふう。

ふたりがいなくなった台所で。ふたりの食器とお弁当箱を洗う。
ああよかった。お弁当箱はカラカラ音がするくらいきれいに食べてくれている。

にいちゃんのお弁当を作るのは。今日で最後だった。
保育園の頃からなので23年かな。母さんながいこと偉かったよね。
もうお役御免になったんだ。わあいわあい楽ちんになったなあ。


ぷしゅーっと。   母さんの気が抜けていく。





2006年05月09日(火) 約束

ほんとうに梅雨のようになってしまった。空は暗くて。
雨は濡らすだけ濡らして。明日も明後日も雨だと言う。


連休が終って。また当然のように日常が流れ始めたのだった。
割り切って割り切って。割り切れないことは忘れたふりをして。
好きだなって思う峠の山道を。せめて気持ち良く通い始めたのだ。

連休のあいだに。私に例の豆地蔵さんを下さったお遍路さんが。
この道を歩かれたようだ。「いまここにいます」ってメールを。
下さっていたのに。なんということだろう。そのメールを見たのが。
昨日の朝だった。「またきっと会いましょう」って約束していたのに。

ごめんなさい。とても会いたかった。豆地蔵のお礼をもう一度伝えたかった。

またきっとは。これからもきっと。だからまた約束しましょうね。



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アノヒトハイツカキットアイタイトイウ。
アワナイノニ。ワタシハアワナイトイウノニ。

いつか今生が。終わってしまうのだろう・・。












2006年05月07日(日) 母さんね

雨と風。午後ゆっくりと雨があがると。もわんとした蒸し暑い空気。
梅雨の頃に似ている。もう春ではないのかもしれないと。空を仰ぐ。


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ふたりの新居を見に行く。
家からだとクルマで10分足らず。これくらいの近さがちょうどいい。
まだ家具を据えていないので。そこはがらんとしてさびしいのだけど。
なんだかほわほわとした空気が漂っている。玄関にクマのプーさんが。
ちえさんらしいなあって微笑む。暮らし始めたふたりの姿が目に浮かんできた。


このところの晩ご飯は。息子君の好物ばかり作っている。
昨夜はハヤシライスで。今夜は和風ハンバーグだった。
ふたりで美味しそうに食べてくれる。母はそれがとても嬉しい。
「月に一度は晩飯食べに来るからな。よろしく頼むぜ」とか言って。
母をもっと喜ばせてくれるのだ。なのに母はちょっと焦っているのかも。
なんだかもう食べさせられないような。それが淋しさに似てきたりする。


母乳のませて。離乳食作って。初めてごっくんしてくれた時すごく嬉しかった。
トマトはどうかな?お魚も大丈夫かな?お父さんは梅干も食べさせたりしたよ。
お祖父ちゃんなんか。ビールも舐めさせたりしたんだからね。ぜんぶぜんぶ。
きみは味わったんだ。そしてすくすくおっきくなって。元気に育ってくれたね。

じゃこまんまとねこまんま。ちっちゃい頃そればっかりだったの覚えてる?
お父さんがよく行く喫茶店にきみを連れて行ったら。きみの注文はそれだった。
おやつみたいにしてよく食べたね。ぼろぼろこぼしながらほっぺにご飯粒付けて。


母さんね。いっぱいいっぱい思い出しちゃった。

26年。きみを育てられて。母さんは幸せだなあって思う。




2006年05月05日(金) 散歩道いけば

今朝。少しだけゆとりがあったので。ちょっとだけ歩いた。
朝の空気はとてもおいしい。朝の風はすかっといい気持ち。







川岸の木に野ばらが巻きついて。そこで咲くのが嬉しくて喜んでいるみたい。









今朝ふたりは。6時半に起きて。トーストと目玉焼き食べて。
婚姻届を出しに行った。ああほっとした。母さんはとても嬉しい。



2006年05月04日(木) 野あざみの日

きょうは野あざみ。きのうは気づかなかったけれど。
すくっと咲いてた。だからきょうは野あざみの日だ。

昔。あの棘の痛さに耐えながら。手折ってしまったことがあった。
あれはとてもいけないことだった。あの日私は彼女を殺した・・。

野の花は野にあってこそ生きる。水に活けようとしてはならない。


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ふたりが婚姻届を書いた。我が家のキッチンテーブルで。
肩を寄せ合って。間違えたらいかんよとか言い合いながら。
照れくさそうに笑い合って。それはついに完成したのだ。
明日の朝。市役所の守衛さんが受け取ってくれるそうだ。

こどもの日。こどもたちが夫婦になる。私はふたりのお母さん。


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サチコはちょっと寂しそう。
大好きなお兄ちゃんは。ちえさんが大好きだから仕方ない。
ちえさんとサチコは同い年だけど。サチコはちょっと幼くて。
だからね。ちえさんがお姉さんになったんだよ。うんそれがいいよね。



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わたしは。わたし的にちょっと複雑なんだけど。
けっこうまるくてね。ころころしているみたい。

ころがっていくのかな。ここからずっとむこうへ。

どこまでいけるのかな。そこはどこなんだろうか。





2006年05月03日(水) いまは皐月

川岸の土手を見上げると。ちっちゃくて黄色い野花が群れるように咲いている。
風が薫る。空が喜んでいる。水の匂い。低空飛行の燕さん。そしてぽつねんと。

わたしがいる。いまは皐月。

あのひとが私に会いに来ると言ったのだ。
だけど私は。「会わない」と言ったのだ。
会えないのじゃない。会いたくないはずはない。
会わないは。わたしの決心だから。揺るがない。


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息子君の衣類の整理。これは持って行くかな。これは置いとくのかな。
結婚はなんだか旅行に行くみたいな感じ。お引越しなのに不思議な気持ち。
忘れ物がいっぱいあったほうがいいかもって思う。あれは?って帰って来るから。


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大型連休だけど。とにかく毎日忙しい。
その忙しさが。むしろほどよく楽しい。
川仕事も最終。もうひとふん張り頑張ろうと思う。


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ワタシガアノヒトニアワナイリユウハ。
アノヒトガワタシノムスコクントオナジトシダカラダ・・。






2006年05月01日(月) もんちきたら

いっきに初夏となりにけり。汗ばむほどの陽気となった。
そうそう急ぐことはあるまいに。季節は行きつ戻りつで。

あたしも「いっちきちもんちきち」していたいのだから。

これは高知県西部の方言で「行ってきて戻ってくる」という意味。
我が町では使わないが。西へ40キロほど行けば使っている言葉。
なんだか早口言葉のようで。ちょっと耳に楽しく聞こえたりする。


今日も仕事にいっちきてもんちきた。過去形だとこうなる。

たとえばちょっと憂鬱でも。いっちきてもんちきたら。
まあまあこれでよしとなるのだから。おかしいものだ。

もんちきたらほっとする。

もんちきたらうれしくなる。

ようするに。いっちきたらもんちこれるものなんだなあ。


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