晴れのち曇り。とくに思い煩うこともなし。 苛立つ事もなく。憂鬱でもなく。あたしは。 元気なんだけど。どこか変なのではないか。
あたしでいると。すごく気が楽だなと思う。 ちょっとおちゃらけてて。不真面目だけど。
あたしらしさって。もしかしたらこんなに。 ぼよよんとしていて。つかみどころなくて。
こうなのよってかたちとか知らなくていい。 それがあたしなら。たぶん好きだなと思う。
あたしを括っているのがわたしなのかもしれない。
真結びできつくて痛くてこんがらがってなさけない。
だからさ。あたしはわたしの指でそれをときほぐすんだ。
青空がいいきもち。いっぱいの洗濯物と。燕の声。 鉢植えのキャットテールのふわふわの紅がきらり。 こころがすごくやわらかになる。息をしているのが。 じぶんなんだけどじぶんじゃないような不思議な朝。
サチコは彼と魚釣りに行く。 あたしはあたしの彼と作業場の掃除をして。 今季の家業をきちんと終えほっと安堵するばかり。 これからしばらくは余暇を楽しめることだろう。 一泊でいいから旅行に行きたいなと彼は言っている。 あたしは。うんあたしも行きたいけど。なぜかちょっと。 もしかしたら行かないかもしれないと言ったら。 彼がちょっと悲しそうな顔をした。ごめん・・。
午後。またプレステを貸してもらって『トキオ』を観る。 一昨年NHKで5週連続で放映されたドラマだったのだ。 国分太一が父親の役で。時生の役は桜井翔だったんだけど。 原作を読んだ時のあたしのイメージとぴったりだと思った。 ほぼ原作に忠実。そういうことにしておきたい。これでいいのだったが。 「トキオっ、花やしきで待ってるぞ」声をかぎりに叫んで欲しかっただけ。
全編で5時間。途中来客があり一時中断。 「こんにちわあ!」って例のふたりが来てくれたのだ。 たこ焼きを買って来てくれてゴチになる。
なんだか不思議だった。だってふたりともほんとにお客さんみたい。 食べ終わると。もう自分の部屋がないものだから。居場所がなくて。 さっさと帰ろうとするのを。引きとめようともしない母親までいて。
だってもう寂しくないのだもん。喉元過ぎればなんとやらって言うし。 縁側の廊下の窓のところで。レースのカーテン越しにふたりを見送る。
うしろ姿見ながら。夫婦なんだなあ・・ってつくづくと思った。
サチコの釣果はキス5匹。天麩羅にして塩コショウで食べる。
さんにんに慣れた。サチコがはしゃいでいる声が愛しくてならない。
ひたひたひたと。あえて言葉にするならばそんな雨だった。 忍び寄るものは。いったいなんだというのだろう。知らなくて。 それを知らなくていいのだと思える。静寂を愉しもうではないか。
初めてDVDなるものをレンタルしてきた。 ここ数年。そういうお店に行ったことがなくて。 なんだかすごく田舎者のおばさんっぽくて。 やたら緊張していたあたしが面白かったのだ。
東野作品の新作『変身』とちょっと旧作の『時生(トキオ)』を借る。 どちらも原作がすごくよかった。最近とてもとても夢中に読んでいる。
そんでもって午後からは映画館しようと心弾ませていたけれど。 あたしの老朽化したPCでは駄目だった。どこか壊れているみたいで。 息子君に電話して聞いたら。親父のプレステで観られると教えてくれた。
しぶしぶながら。しょうがねえなあと言って親父がそれを貸してくれて。 寝室のテレビでやっと観られることになった。ごろ寝して肌布団にくるまって。 うんうん。こんな感じ。これでよいとか。原作に忠実であるかをしかと確かめ。
最高潮というか。そこは大詰めのすごくいい場面のところで。突然ぷっつん。 電源が切れた。がばっと起き上がり焦りうろたえるあたし。なんでやあって。
停電のお報せが来ていたのをすっかり忘れていたのだった。 それも3時間もや。なんでこんな雨の日の土曜の昼下がりなんやろう。
居間でテレビを観ていた親父も。忘れていたらしく喚いていたが。 どっか行って来ると言って。ぶらりと出掛けて行った。
あたしは寝た。ひたすら寝るしかない。
そしてやっと電源が入ったが。そろそろ晩ご飯の準備もしなければいけなくて。 落ち着かない気持ちのまま。続きから観るのに早送りしてると白けたりするし。
でも。まっ・・いいか。最後はほろほろと涙ぐむほど感動したし。
明日は『トキオ』を観よう!
金鶏菊という名の花を知っているだろうか? あたしはずっとその花を黄花コスモスだと思っていた。 今年もその黄色い花がいっぱい咲いてすごく嬉しくて。
たとえば国道沿いの歩道脇とか。自動車専用道路の入り口とか。 初夏の風がよく似合う。にっこりと微笑む明るくて快活な姿で。 雨だってよく似合うのだ。ともすれば沈みそうな心に咲く花は。
とてもありがたい笑顔だと思う。うつむいて雨に打たれているけれど。 なんにも悲しいことはない。それはあなたの思い違いよって言ってくれる。
今日。すごくそんな彼女の写真を撮りたくなって。 その時信号待ちしていたんだけど。衝動的にそこから歩道へ乗り上げた。 ひとが見ている。そういうのがすごく気になるのはあたしの気のせいかも。 しれないけれど。心をきっと集中させて。そのくせ大急ぎの態勢でもって。
写真を2枚撮った。
ああでも。やはり駄目だった。残念というより悔しくてならない。 こんなんじゃなかったって思った。あたしが見たのと違うんだもん。 あたしの目がそのままカメラならよかった・・・。
と。まあ。いろいろとあたしはこだわり過ぎるようだ。
しかたないこととか。しょうがないこととか。
もっとさ。もっと気楽に生きていきたいなあって思うんだ。
紫陽花は散ることをゆるされず。
椿のように落ちることもできず。
ただただ枯れる化石のような花。
そんな化石のかたわらで今年の。
紫陽花が色づき始めた。咲くと。
ひとはみなそう言ってくれるが。
薄緑から白へ。白から変る姿を。
いまはまだ。誰も知らないのだ。
昨日。例のふたりが晩ご飯を食べに来た。 実は。食べに来たかったわけではなくて。 「おまえから電話があったっていうから」 「来てやったんだぞ」ってそんな感じで。
母は5人分も作るのめんどくさいとか言って。 素直じゃないのだ。「なんでもいいから作れ」 と言われ。じゃあ作ると鰹のタタキとか頑張る。
土曜の夜にちょっと泥酔ってしまって電話したのだ。 あいつが夜勤なの知ってて。ちえさんに打ち明けた。 「母さん、なんかやたらとさみしい」なんて言った。
だからほら。ほんとうはすごい嬉しいくせに。 母は。かなり照れくさくていけなかったのだ。
息子って。なんか不思議。なんだろうこれって。
こどもなんだけど。おとなで。おとななんだけど。
おとこみたいな。あいつだった・・・。
降り続くばかりだった雨がやっとやみ。 恋焦がれていたような青空に会えた日。
きらきらと眩しかった。チガヤは白茅と書く。 その白い穂に。光が一斉に降り注ぐのを見た。
夏が始っている。もう何度目の夏なのだろう。
またここにいてもいいのか。ここからつづく。
むこうへと。背中を押されるように私は歩く。
サチコがお休みだったので。一緒に買い物に行く。 買ってあげると言うのだ。遅れたけど母の日だよって。
ジーパンとTシャツを買ってもらった。 Tシャツは黒か紺。私が選ぶのはいつもそうで。 でもサチコが。「これにしなさい」と言ってくれて。 薄い水色のやつにした。背中に53と書いてあって。 なんだかその歳まで着れるかなって可笑しくなった。
買ってもらうっていうのは。すごくとても嬉しいものだ。
ありがとねサチコ。母さんは幸せでいっぱいだったよ。
それから。「にいちゃんとこ行ってみよーか」って言うので。 行ってみた。けれどふたりとも仕事らしく留守で残念だった。 駐車場から部屋の窓を見上げて。ちょっとかなりか切なくて。 若草色のカーテンが目に沁みるように。ほろほろと想うばかり。
変わりなく平穏な日々なのだ。これ以上の安堵はあるまいと思う。
わたしは。母だった・・・。
ずっとずっと雨ばかり。
だからなのか。すこうし水たまりのきもち。 ぴちぴちちゃぷちゃぷと音たてて揺れては。
跳ねるようになにかがそこから散ってゆく。 ああなんだろうって思うけれど確かめずに。
すごくぼんやりとしている。もどかしさは。 もしかしたら。じつはそこががらんどうの。
せいなのかもしれなかった。からっぽなんだ。
だから水たまりが出来たんだ。
サチコとふたりで少しずつ。おにいちゃんの部屋を片付けた。 忘れ物らしきものは何ひとつなくて。がらくたばかりなのだ。 だけど。これは思い出だねって物は箱に詰めて押入れに入れる。 古い免許証とか。サチコは捨てようとしたけど。母はそれを拾った。
カーテンも絨毯も新しくして。その部屋はサチコの部屋になる予定。 今はすっかりがらんどうの部屋で。声が響くよ不思議だねえと言って。 サチコが面白がって吠える真似をする。母さんもやってみなよとか言う。
母はだめ。だってからっぽなんだもん。にいちゃん?どこいったの?
サチコのお弁当箱洗っていたら。レタスが残っていて。 ちょうど程よく晩酌の効き目が現れていた母は口ずさむ。 「飾りじゃないのよレタスは。あっはー」 ついでに振りもつけて。そこらじゅうで踊りまわってみせる。
サチコが笑いながらお父さんを呼んでいる。
「おとーさん!お母さんねーとうとう。気が変になったよー」
お兄ちゃんがいなくなったので。さびしくて気がふれたのだと言う。
母は笑えるだけ笑った。
そしてあとでこっそりと泣いた・・・。
このところずっと梅雨のような天気ばかり。 だけど。少しも憂鬱ではなくて私はげんき。
とんとんとんと慌しくしていた。気忙しく。 動いていることにいっしょうけんめいして。
変わってゆくことにくっついていくように。 なんだかこれが決められた道なのかなって。
すすむ。いまもすすんでいる。明日も歩く。
先週末。とうとう息子君がお引越しをした。 新居に家具屋さんも来て。ヤマダデンキも来て。 ああここで暮らすんだなあって。ちょっと感動した。
ちえさんはリスみたいにせっせとうごく。 息子君はパソコンの前から動こうとしない。 とても対照的なふたり。だからいいのかもしれないけど。 どうかどうか。喧嘩しないで仲良く暮らして欲しいなあ。
日曜の夜には。身内だけでささやかに。ふたりの門出を祝った。 お祖母ちゃんがすごく嬉しそう。みんなで乾杯をして盛り上がる。 式や披露宴や。ほんとはちゃんとしなければいけないのだろうけど。
ふたりが暮らし始める。それが結婚なんだなあとつくづく思った。
その日。ちえさんが。母の日のプレゼントを持って来てくれたのだ。 それは花嫁さんのブーケみたいで。私からちえさんにあげたかったなあ。
母さんにはとてももったいなくて。でもでもすごく嬉しかったよ。
降り続くばかりの雨がやっとやんで。ほっとするような青い空だった。 雨に打たれてしょんぼりとうなだれていた『雪の下』が咲き始める。 好きなんだこの花。ちっちゃな天使みたいで。すごく可愛いなって思う。
なにかがおわりそうで。なにかをなくしそうで。それでいてなにかが。 またはじまるよかんが。ほろほろとすこしせつなく。てのひらにおちて。
くる。きせつがめぐってきたことを。そっとしらせてくれる花だった。
夕餉。兄と妹がめずらしく同じ時刻に帰宅する。 差し向かいで仲睦まじく語り合いながら食事をしているのを。 母は隣りの部屋にいて。微笑ましく耳を傾けているのだった。
にいちゃん。にいちゃんと。サチコがやたらおっきな声で話している。 聞き納めなのだろう。こんなふうにふたりがいることは最後なのだろう。 そう思うと。ふと淋しくて。母はちょっとオセンチになってしまうのだ。
どうやら食べ終ったようだ。「にいちゃん!流しまでちゃんと運んで!」 サチコがまたおっきな声で叫んでいる。にいちゃんが階段を駆け上がる。 「もう・・そんなんじゃ、ちえさんが困るやんか」しょうがないなあと。 サチコの呟く声が聞こえる。ほんにまあ。にいちゃんはいつもこんなふう。
ふたりがいなくなった台所で。ふたりの食器とお弁当箱を洗う。 ああよかった。お弁当箱はカラカラ音がするくらいきれいに食べてくれている。
にいちゃんのお弁当を作るのは。今日で最後だった。 保育園の頃からなので23年かな。母さんながいこと偉かったよね。 もうお役御免になったんだ。わあいわあい楽ちんになったなあ。
ぷしゅーっと。 母さんの気が抜けていく。
ほんとうに梅雨のようになってしまった。空は暗くて。 雨は濡らすだけ濡らして。明日も明後日も雨だと言う。
連休が終って。また当然のように日常が流れ始めたのだった。 割り切って割り切って。割り切れないことは忘れたふりをして。 好きだなって思う峠の山道を。せめて気持ち良く通い始めたのだ。
連休のあいだに。私に例の豆地蔵さんを下さったお遍路さんが。 この道を歩かれたようだ。「いまここにいます」ってメールを。 下さっていたのに。なんということだろう。そのメールを見たのが。 昨日の朝だった。「またきっと会いましょう」って約束していたのに。
ごめんなさい。とても会いたかった。豆地蔵のお礼をもう一度伝えたかった。
またきっとは。これからもきっと。だからまた約束しましょうね。
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アノヒトハイツカキットアイタイトイウ。 アワナイノニ。ワタシハアワナイトイウノニ。
いつか今生が。終わってしまうのだろう・・。
雨と風。午後ゆっくりと雨があがると。もわんとした蒸し暑い空気。 梅雨の頃に似ている。もう春ではないのかもしれないと。空を仰ぐ。
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ふたりの新居を見に行く。 家からだとクルマで10分足らず。これくらいの近さがちょうどいい。 まだ家具を据えていないので。そこはがらんとしてさびしいのだけど。 なんだかほわほわとした空気が漂っている。玄関にクマのプーさんが。 ちえさんらしいなあって微笑む。暮らし始めたふたりの姿が目に浮かんできた。
このところの晩ご飯は。息子君の好物ばかり作っている。 昨夜はハヤシライスで。今夜は和風ハンバーグだった。 ふたりで美味しそうに食べてくれる。母はそれがとても嬉しい。 「月に一度は晩飯食べに来るからな。よろしく頼むぜ」とか言って。 母をもっと喜ばせてくれるのだ。なのに母はちょっと焦っているのかも。 なんだかもう食べさせられないような。それが淋しさに似てきたりする。
母乳のませて。離乳食作って。初めてごっくんしてくれた時すごく嬉しかった。 トマトはどうかな?お魚も大丈夫かな?お父さんは梅干も食べさせたりしたよ。 お祖父ちゃんなんか。ビールも舐めさせたりしたんだからね。ぜんぶぜんぶ。 きみは味わったんだ。そしてすくすくおっきくなって。元気に育ってくれたね。
じゃこまんまとねこまんま。ちっちゃい頃そればっかりだったの覚えてる? お父さんがよく行く喫茶店にきみを連れて行ったら。きみの注文はそれだった。 おやつみたいにしてよく食べたね。ぼろぼろこぼしながらほっぺにご飯粒付けて。
母さんね。いっぱいいっぱい思い出しちゃった。
26年。きみを育てられて。母さんは幸せだなあって思う。
今朝。少しだけゆとりがあったので。ちょっとだけ歩いた。 朝の空気はとてもおいしい。朝の風はすかっといい気持ち。
川岸の木に野ばらが巻きついて。そこで咲くのが嬉しくて喜んでいるみたい。
今朝ふたりは。6時半に起きて。トーストと目玉焼き食べて。 婚姻届を出しに行った。ああほっとした。母さんはとても嬉しい。
きょうは野あざみ。きのうは気づかなかったけれど。 すくっと咲いてた。だからきょうは野あざみの日だ。
昔。あの棘の痛さに耐えながら。手折ってしまったことがあった。 あれはとてもいけないことだった。あの日私は彼女を殺した・・。
野の花は野にあってこそ生きる。水に活けようとしてはならない。
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ふたりが婚姻届を書いた。我が家のキッチンテーブルで。 肩を寄せ合って。間違えたらいかんよとか言い合いながら。 照れくさそうに笑い合って。それはついに完成したのだ。 明日の朝。市役所の守衛さんが受け取ってくれるそうだ。
こどもの日。こどもたちが夫婦になる。私はふたりのお母さん。
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サチコはちょっと寂しそう。 大好きなお兄ちゃんは。ちえさんが大好きだから仕方ない。 ちえさんとサチコは同い年だけど。サチコはちょっと幼くて。 だからね。ちえさんがお姉さんになったんだよ。うんそれがいいよね。
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わたしは。わたし的にちょっと複雑なんだけど。 けっこうまるくてね。ころころしているみたい。
ころがっていくのかな。ここからずっとむこうへ。
どこまでいけるのかな。そこはどこなんだろうか。
川岸の土手を見上げると。ちっちゃくて黄色い野花が群れるように咲いている。 風が薫る。空が喜んでいる。水の匂い。低空飛行の燕さん。そしてぽつねんと。
わたしがいる。いまは皐月。
あのひとが私に会いに来ると言ったのだ。 だけど私は。「会わない」と言ったのだ。 会えないのじゃない。会いたくないはずはない。 会わないは。わたしの決心だから。揺るがない。
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息子君の衣類の整理。これは持って行くかな。これは置いとくのかな。 結婚はなんだか旅行に行くみたいな感じ。お引越しなのに不思議な気持ち。 忘れ物がいっぱいあったほうがいいかもって思う。あれは?って帰って来るから。
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大型連休だけど。とにかく毎日忙しい。 その忙しさが。むしろほどよく楽しい。 川仕事も最終。もうひとふん張り頑張ろうと思う。
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ワタシガアノヒトニアワナイリユウハ。 アノヒトガワタシノムスコクントオナジトシダカラダ・・。
いっきに初夏となりにけり。汗ばむほどの陽気となった。 そうそう急ぐことはあるまいに。季節は行きつ戻りつで。
あたしも「いっちきちもんちきち」していたいのだから。
これは高知県西部の方言で「行ってきて戻ってくる」という意味。 我が町では使わないが。西へ40キロほど行けば使っている言葉。 なんだか早口言葉のようで。ちょっと耳に楽しく聞こえたりする。
今日も仕事にいっちきてもんちきた。過去形だとこうなる。
たとえばちょっと憂鬱でも。いっちきてもんちきたら。 まあまあこれでよしとなるのだから。おかしいものだ。
もんちきたらほっとする。
もんちきたらうれしくなる。
ようするに。いっちきたらもんちこれるものなんだなあ。
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