台風がゆっくりと遠ざかっている。 とにかくものすごい風やったから。ちょっとびびった。
お昼過ぎ庭で愛犬がすごい声で鳴き出して。 そしたら突風にあおられて犬小屋が飛んで行きそうになっていた。 鎖に繋がれたまま可哀相に。早目に家の中に入れてあげれば良かった。
バスタオルでくるんで抱いてあげたら。まるで赤ちゃんのよう。 怖かったのかぶるぶる震えていた。よしよし。もう大丈夫やからね。
わたくしの駄々もこれまで。もうそれどころではないですぞ。
その後。カーポートの屋根がバリバリ。見る見るうちに飛んで行く。 こんなのは本当に初めてやった。けど、それだけで済んで良かったと思う。
夕暮れて。まだざわざわと落ちつかないまま食事を作る。 冷蔵庫の中をあさればなんとかなるものだ。その前にやる気かも。 何ひとつ文句も言わず食べて頂ければなおありがたし。
ふぁ・・お風呂のお湯にどっぷり浸かり。お茶目にシンクロ遊びして。
明日は月末かぁ・・仕事行くべかなあ・・・はぁ・・ふぅ・・。
病は気からというが・・気も病からではないかと あいかわらず駄々をこねる。もうこうなったらの気分なり。
痛いところなどあると。人間弱気になって当たり前じゃないか。 気のせいなんかじゃないよ。痛いもんは痛いのさ。
でもまあ・・そのうち楽になるだろうと。 気はとても前向きであるから。よしよし。
熱いミルクに焼酎をたらす。ほっかほかだぜおっかさん。
かたことと窓打つ風に気もそぞろきみのことさえ風にまかせて
おっきな台風がゆっくりと接近中で。
ざわざわ。時々ひゅるひゅるしている。
だけど・・どこ吹く風の気分で
まったりといい感じの夜なのだ。
熱もないのにあると嘘をつき仕事を休んだ。
一日中お布団に甘えていた。
くたくたと駄々をこねるようにして
寝返りをうちころころと夢を見る。
そっとしておいて欲しいと願う。
あれこれのことなどみんな知らない。
すごくありがたい一日だった・・。
オリンピックのニュースを観ていていつも思うこと。
どうして?どうしてそんなに一番じゃないといけないの?
それも世界でいちばん・・じゃないといけないの?
みんな精一杯で。チカラの限りを尽くしたというのに・・
「すみません」って謝らしたりしないで。
15歳の愛ちゃんが謝った時・・すごい胸が痛んだよ。
悲しいよ・・・なんだかスポーツで世界中が戦争しているみたい・・・。
今夜もバドの練習やって
もう死ぬ〜もうダメや〜とかいっぱいほざいて
髪から汗がぽたぽた落ちるのを
見ようによっては真珠やなと思ったりするのだった。
散っていくなにか。転がっていくなにか。
見失うまでもなく。忘れ去るなにか。
きらきらしときなさい。手のひらにのせてみる。
一粒の今日という日
いっぱいいっぱいだったのが
ぷちんと。割れたのか弾けたのか。
その水が溢れるようなところで。
すぅはぁすぅはぁ息をしている。
こんなふうに鼓動を感じられる今が。
たまらなく愛しいと思う。そして
どれどれ?とにんまり微笑みながら
手首に触れてみる。もっと確かめて
みたいなと思う。真実だというのなら。
とくとくと流れるものは。鼓動よりも
もっと愛しい。その狂いのなさに頷く。
やるな・・えらいなこいつ。
ほめて遣わすぞ。ささ近うよれ。
手のひらを胸にあてて。よしよしと。
撫でて撫でて。ぐっすりとおやすみ。
これでよかったんだ・・と思えることあり。
それは決して諦めとは違う。
だから救われる。もうじゅうぶんだよと思う。
今夜もぐっすり眠ろう・・。
ちんまりといちぶぶんにおさまっていたい朝。
どうかそこからひっぱりださないでと願う。
ゆっくりと今日を始めよう。
今日でなければいけない理由を
決してさがしたりしないように。
なんとなく。いっぱいいっぱいな日々で・・
夜になると気が抜けたようにぼんやりしていた。
このところずっと不機嫌だった空が。
やっと明るく朗らかになった。
風がほんのり秋の匂いで嬉しくなる。
今宵は星の空。鈴虫の声に耳を傾けながら。
自分という『カタチ』について少し考える。
真っ直ぐに触れて来るものを怖れる自分。
これだけは触れられたくないという『カタチ』がある。
そのためには平気で人を傷つける時もある。
どうか・・・許して欲しい。
やっと穏やかな夜が返って来た。
2004年08月17日(火) |
がんばるきみが好きや |
オリンピックは殆ど見ていないが・・
卓球の愛ちゃんだけは。とても好きや。
好きやから応援したい。がんばれ愛ちゃん。
父の初盆のため。弟のところに行った。 ほっとする。弟の家に父が居てくれるのが。
遺骨もある。まだお墓を作ってあげられなくて・・。 それでも父は。ここがいいと言っているように思う。 弟ばかりに苦労をかける。姉ちゃんはだけど精一杯。
弟一家とランチを食べに行った。 バイキングで食べ放題だぞと、やたらと嬉しそうな弟。 私も嬉しかった。よっしゃ!と気合い入れて食べた。
弟は。デザートのプリンが気に入って。 なんと9個もたいらげる。みんなで目をまるくして笑った。
外食がとても好きだった父を思い出す。 あそこの寿司がうまいぞとか。中華はやっぱあの店だと。 そうそう、エビフライの美味しい店とか。それが私には最後だった。
父はずっとお留守番。弟の家を守る神様になったそうな・・。
日々。日替わり定食のむーどなり。
昨日が『カツオのたたき定食』だったのなら。
今日は。コンビニの『高菜おにぎり』だ。
それでいい。それ一個で何も要らない。
ふと・・試されているのではと思った。
この欲ばりの「こころ」を。
もっと。もっとといつも欲しがってしまう卑しさを。
なら。おにぎり一個だって食べないでみせる。
目の前に置いてもいいよ。絶対に食べないからね。
わかったよ。ひらめいたよ。
うん。どうしようもできないことをしようとするから。
苦しくてたまらなくなるんだ。
自分で自分をぐるぐるまわしてた。
そりゃ・・目がまわるよ。
まわってる自分とまわしてる自分じゃ。
にらめっこも出来やしないもん。
あっぷっぷしてみようかな。
今回は特別に。笑ったほうが勝ちにするよ。
いちにちじゅう。
どうしようもできないことにとらわれて候。
にっちもさっちも。いきばがないのでござる。
こんな夜はとことん飲むべし。
みゆきねえさまの「トーキョー迷子」が好きやった。
おもいではきれい。ほんとよりきれい。 ありえぬほどいいひとが。こころでそだつ〜
マイクを。今すぐ私にマイクを下され。
ぐるぐるとまわっていたそれが。
きゅうくつないちぶぶんからさっと。
とりだされて。ぱんぱんとしわをのばして。
あおいそらとさわやかなかぜだけのばしょに。
ゆれる。おひさまのにおいをいっぱいあびて。
かわく。いくらないてもかわくのだから。
もうだいじょうぶだよ。めをあけてごらん。
ほほえめばひかりかがやく。まぶしくて。
きみをみうしなったとしても。きっときみは。
このそらのした。だれにもまけないくらい。
あいされているにちがいない。
いちねんまえ。
すごく支えたいと思ったひとが・・
いちねんたって。
どうしても失いたくないと思う。
おんなって・・・・嫌だな。
とりとめのない話しをしたい。
あーだとかこうだとか熱っぽく語らないで。
たとえばぷかぷかと波間に浮かぶように。
沈みそうだとか溺れちゃうよとか何も気にしないで。
このままどこへ流されるんだろうね・・とか言って。
まっ・・そのうちどこかの浜辺に着くだろうと言って。
顔を見合わせて微笑み合いながら。ぷかぷかと。
とりとめのない話しをしたい。
2004年08月08日(日) |
空がこんなにも近くて |
お墓の掃除に行った。
夏なのにどうしてこんなにというくらい枯葉がいっぱい。
それから。地面に絡みつくような蔦みたいな夏草。
そうして。わんわんと耳をつんざくような蝉しぐれ。
あたりの木々のあいだを突き抜けるような山風に。
ふっと息をする。見上げれば空がこんなにも近くて。
ここに来ていつも思う。
父や母や弟と。同じところでは眠れない。
私もちいさな骨壷に。粉々におさまってしまえば。
もう完璧に『ここのひと』になる。
そうしてご先祖さんの一人になるんだなあ・・って。
そのくせ。それがどうしても納得がいかないと思いながら。
観念する。嫁ぐということは・・そういうことなんだろう・・。
2004年08月07日(土) |
そうじゃないと言って |
立秋。少しだけ心に隙間を開けてみる。
ぽっかりとぼんやりとしんみりと。
忍び込むものが愛しく。なくしたものが哀しい。
気だるい午後。また蜩の声がする。
しゃぁ・・しゃぁ・・しゃぁと聴こえるのだ。
どうしても。そうじゃないと言われても。
カーテンを閉めるようなその音に。
なにかそれはつかみどころのないものが。
私のなかで幕を下ろし始める。
何だろう・・何だろうと思えば。
たまらなく不安になってしまう。
幕が下りた。もう私は動かなくていいのかもしれない。
ふとそれを期待してしまうことがたまにあって。
ああダメ。それって宝くじみたいに当たらなくなるとか。
一度思ってしまったことを必死で取り消そうとする。
時がある。たとえば今夜みたいに。それを待っている時。
望むことと願うことはとても似ている。
じゃあ期待することは?どこがどう違うの?
あってよし。なくてよし。いつもそう思えたらいいなと思う。
だけど人間。あったらいいながたまにおっきくなって。
いっぱいふくらんだそれが。ぱぁ〜んと割れて。
しまうのが。すごくこわくてたまらなくなる時がある。
なくてよし。なくてよし。なくてもともと。
昨夜は空からオソロシイものがたくさん落ちてきた。 一晩中。それは明け方までずっと続いて。 まさに襲撃だった。空襲ってきっとこんな感じなんだろうなと思う。
眠れなかった。みんなみんな・・寝ぼけ眼で朝を迎えた。
そうして今夜。お風呂に入ろうとしてびっくりした。 お臍から血が出ていたらしく。それが固まってどす黒くなっていたから。
な、なんだこれは!としばし唖然とする。
子供の頃。よく父さんや母さんに言われたっけ。 だからなのか。無意識にお臍を庇っていたのかもしれない。 それにしても。こんなに血が出るほど・・庇い間違って苛めたのであろうか。
お風呂から出て。さっそくサチコに報告する。 「ほら見てみて!」と言ってTシャツを捲り上げる。
「かーさん、大変!お臍が抉られているよ!」とサチコ大うけ。
雷さんにとられたんだよ。オロナイン塗っとけば朝には生えてくるよと。
うん・・そうする。素直に頷き、真っ白けになるほどその部分を埋めた。
くすくすと可笑しくてたまらない夜。
今夜は嘘のように静かだ。
ぐっすりといっぱい眠ろう・・。
純真に。何ものにも支配されず。
心から微笑んだことがありますか?
子供のように。子供だったときの。
あの嬉しくて舞いあがりそうな心の。
とびっきりの笑顔を。思い出してみて。
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