ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2004年04月30日(金) 無理せんように

いつもの月末と違って。今日は難なく。忙しくしているまにあっという間だった。
なんとなくいい感じで景気が良くなっているように思う。
努力という程でもないが。みんなとにかく頑張っている。

もう5月。明日一日やれるだけやって。後はゆっくり連休をしよう。
まとめてお休みはやっぱ嬉しい。仕事の事なんかすっかり忘れよう。

そうそう。お昼休みに学生時代の親友から電話があった。
それが急な話で。近くまで来ているから今夜ちょっと会えないかなって。
そのちょっとが。都合がつかなくて残念・・。
めったに会えないのに。バドミントンを優先させる。
都合がつかないのではなくて。つけようとしないのだった。

親友は。そんな私の性格をよく知っているから。
「じゃあまたね」と機嫌よく。「また旅行も行こうね!」と言ったりして。
「無理せんように頑張りよ」って。ほんとうにありがたい友だった。

そしていつも通りに金バド。部長代理やら・・・会計やら多忙なり。
引き受けたからには中途半端じゃ嫌で。結構責任者ぶって偉そうにしている。
おかげでサボルこともしない。張り合いがあって嬉しいくらいだ。

連休中の5月4日に。県の団体戦に出ることになった。
19年目にして初めての県大会。最初で最後にしたくないなと思う。

くたばってもへなちょこになっても。やれるだけやりたい。
無理せんように頑張りたいなと思っている。



2004年04月29日(木) 美味しい空気

朝。髪を切りに行く。いつもは2センチだけど。3センチ切った。
ちょっとボーイッシュな感じで。見ようによっては可愛いが。
顔と髪型がミスマッチなり。老け顔の・・中学生みたいだ。

まっ・・ええか。さっぱりしたし。髪を切った日は気分も明るい。


ついでに部屋も明るくした。古いブラインドを取り外して。
新しくカーテンを買った。青と白のギンガムチェックのやつ。
すごくくすぼっていて薄汚れていた私の部屋。
煙草って。こんなに部屋を汚すものなのかと。嫌悪感さえ感じる。
もう二度と嫌だと思えるようになった。すごい・・それが本気なら。
とりあえず。第一次禁断症状を乗り越えたんだと思う。
ありがたいことに吐き気もない。例の『禁煙草』も欲しいと思わない。

まだ三日目?これで完璧のはずはないから。これからが大事や・・。
三週間この状態が続けば。ほぼおっけいらしい。うん・・頑張ろう!

今夜もおっきく深呼吸です。そうするとほんまにすぅ〜っと楽になる。
実は。お風呂の中でもしてみたけど。ほんわか湯気を吸い込むのもよくて。
今はとにかく。いろんな空気を吸ってみたいです。

空気がこんなに美味しいなんて。大切なことを忘れていたんだな・・って思う。



2004年04月27日(火) いけない・・いけない

かたことかたこと窓ガラスを叩いて。まだ少し風が強いです。
荒れ狂ったあとの。ちょっと疲れたかもしれない夜空が。
肩で息をしながら。ぜぇぜぇ言ってるみたいで。


私も・・ちょっとかたことしてます。何かにぶち当たってみたいような。
けど。それだけは避けたくて。とにかく深呼吸です。
大きく吸って吐いて。部屋中ラベンダーの香りにしてみたら。
ふぅ・・なんとなく大丈夫そうです。そう思って大丈夫になろう。

中毒症状から抜け出す一歩なのか。昨夜は結構余裕があったのに。
24時間が経過すると。ちょっとキツイように感じます。
なんだか。すごく頼りにしていたものが忽然と消えてしまったような。
妙な喪失感に襲われています。未練が・・まだ未練があるらしくて。
そのうえに悲壮感です。悲しいけれど堪えてみせるとか言ってみたくて。

たかが・・煙草。されど・・煙草です。

私の意志は強そうで脆くて。それが情けなくもあり。それを認めたくもあり。
かといって。もう頼らないと決めたものには頑なに首を横に振り続けて。

いたいな・・と決めたから。決めたことは守らないといけない。

いけない・・・いけない・・・いけないって。今夜はすごくキツイ言葉。



2004年04月26日(月) どうしてもやめたい

夕方から雨になりました。少し冷たい雨です。
風が強いので。またもや春の嵐っぽくて。私は・・好きです。


今夜から。また禁煙に挑戦しています。何度目のことやら。
やめたいのにやめられなくて。まぁ・・ええかと思いながらずるずるでした。
だけど。今度こそです。どうしてもやめたいならやめるべきだと思った。

今回は通販で『禁煙草』というものを買ってみました。
ニコチンの入っていない煙草みたいなもんです。
なんでも杜仲葉から作っているそうで。見た目は煙草そっくり。
味は少し焦げ臭い感じで。とても私の好みではないですが・・。
これで無理なく禁断症状を乗り越えられるのだそうです。

無理なく・・って。こんなに不味いもんなら吸わない方がましだなと思う。
けど。もう本物の煙草がないです。夕方・・最後の一本をせつなく終えました。

ないものはないです。どうしても我慢できなくなったら。禁煙草を一本。
そうしているうちにニコチン中毒から抜けられるのだそうです。

はぁ・・とにかく頑張ってみます。

前回はいつだったか・・あの時はもう少しというところで負けました。
禁断症状が。私の場合、吐き気だったからです。
普通はイライラしたり落ち着かなかったりだそうだけど。
結構苦しい吐き気でした。むかむかして食欲もなくなったし。

でも。あの時の自己暗示術はすごかったなあって自慢したいです。
「私は煙草が大嫌い。吸いたくない・・吸いたくない・・」って何度も。

だから今回もそれをまたやってみて。吐き気がする前に禁煙草を一本か・・。
けど。よけいに吐き気がしちゃいそうな変な味です。

禁断・・禁断・・固く禁じることの苦悶なり・・・。

やめたいのにやめられないこと。

やめたくないのにやめなくてはいけないこともある・・・・。



2004年04月25日(日) とろり・・とろりと

頑張ったきみにご褒美をって感じで。今夜はいつもより過激に酔っています。
いろんなことにです。あんなことやこんなことや・・・酔うと理性とか。
一気に壊れますから。たまにふしだらになります。

そうして寄り掛かる肩とか。出来れば胸とか。欲しがってみるのです。

なんとなく猫の気分。この猫・・自分の思い通りにならないと。
おもいっきり引っ掻きますゆえ。あまり近寄らないことをおすすめします。


さて・・予定通り。家業の方も今日でケリがつきました。
ほっとし過ぎてふにゃふにゃになっているところです。
後は夢うつつで眠るだけです。抱き枕ぎゅっとしてキスもしましょう。

目も虚ろ。気分もすっかり虚ろです。
もはや・・自分が何を書いているのかもよくわかりません。

崩れてきました。どんどんそれは・・とろけるように崩れています。

こんなカタチ。こんな液体のようなココロで。どこに?

            私は・・どこに辿りつくのだろうか・・・・。



2004年04月24日(土) 私だけのシナリオ

天気予報は冬のち春でした。爽やかな風が心地良い一日。

今日も会社を休ませてもらって。家業に精を出す。
やれるだけやって。ついに明日で終われそう。
どっど疲れが出る寸前のところで。もうひとふん張りします。
そして・・来年もきっと頑張ります。

自分に与えられていること。運命みたいにやっている仕事。
たまに弱音を吐きたくなっても。ほんとは好きなんだな・・と思う。
気がつけば・・もう20年以上も。嫌いなら出来るわけないですもん。

始めの頃。20代30代の頃は。毎年冬が近づくと拒絶反応が出ました。
どんな?って。それはちょっとした心の旅みたいなもんです。
とにかく誰かに恋をしたくてたまらなくなる。ちょっと病的にです。

そして妄想にふけるのであります。その誰かが私を助けに来てくれるとか。
「きみに・・こんなことさせられないよ」ってその彼が言うんです。
言わないといけないんです。私のシナリオはいつもそうで・・。

夢を描き果てしなく夢を描き。そうして私のドラマが始まります。
遠い世界に旅に出ます。独りではなくて。すごく満たされていて。

たぶん・・私は。すごく自分が可哀相だと思っていたから。
ぎゅっと抱きしめてくれるひとが欲しかったのに違いない。
「よしよし」と頭を撫でてくれる。「もう何もしなくていいよ」と言って。

だけど夢。季節は駆け足で冬に。そろそろ・・です。もう・・間に合わない。
私のシナリオはそうして尻切れとんぼになる。続きは次の秋なのか・・。

そうして。とうとうスイッチオンです。
もう夢どころではなくて。とにかく季節は冬から春です。

気がつけば・・もうこんなお年寄り。結構素敵に年をとらせてもらったかも。

今だって。夢を見させてもらいます。

「逞しいきみが・・すごく好きだよ」って。シナリオに描いて。



2004年04月23日(金) 手と・・手を

今夜は・・ちょっと無気力で。実は眠くて。すごく投げ遣りな私です。

どっとどっと押し寄せてくるものがある。
それが何なのか確かめるのも億劫で。

ただただ・・ぼんやりとPC画面を見つめています。
つまらないな・・と。ぽろりとこぼれる溜息のような独り言。

何がつまらないって。それは私そのもの。どうでもいいような自分。


昨夜・・手のことを話したんだっけ。

私は・・こんな手だけど。誰かと手のひらを合わすのが好きです。
手を繋ぐのじゃなくて。おっきさを比べるのじゃなくて。
ぴったりと手のひらを合わしてみるのが好きです。
そして指を絡めたりするのが・・実はすごく好きだったりします。

もうこんな年ですから・・あんまりそういう機会はないですが。
最後にそうしたのは。二年くらい前かな・・と記憶しています。
その時。その相手のひとが言ったのは・・
指先だけで話が出来るね・・とか。言ったようです。確か・・そう言った。
そして。中指と中指で。ちょんちょんちょんと語りました。

ただ・・それだけです。いま・・ふっと懐かしくなりました。


私は。たまに眠れない夜があって。なんだか天井が落ちてきそうで不安で。
そんな時は。以前は・・右手で左手をぎゅっと握り締めて寝ました。

けど。今はトーマスの長い手を握り締めて寝ます。
目も鼻も口もない。ひとのカタチをした抱きまくらです。
トーマスのおかげで。眠れない夜がなくなりました。ぐっすりです・・いつも。

そうして。トーマスは・・今は別の名前です。

私は・・私の手は・・結構幸せなんです。



2004年04月22日(木) ごっついのもええかも

今日は昨日よりも。もっともっと夏でした。

右手と左手を比べてみると。右手が日焼けで。ちょっと男らしいです。
そんな右手をついつい庇ってしまう。片手運転は危ないけれど。
太腿のあいだに挟んでしまうんです。ずっとこれが癖で無意識にしてしまう。

私の手は小さいようでごっついです。指も短くて節くれだっています。
あと・・爪のカタチもすごく変です。マニュキアは似合いません。
それと右手は特に血管が浮き出ています。手だけみたらたぶん男。
いや・・かえって男の方が綺麗な手をしていると思う時がある。
はっとするくらい綺麗な指先とか。ついつい見とれてしまう時があるもん。

私は・・自分の手が嫌いです。すごくコンプレックスを感じます。
人前で字を書いたりとか。仕事でお客さんにお茶を出す時とか。
ものすごく緊張します。出した手をすぐに引っ込めたくなるし。

どうしてこんな手になってしまったんだろうと。悲しんだ頃もあったけれど。
若き日。指輪をはめるのが好きだった頃。そんな手だった頃もあったのに・・。

けど・・この手がなかったら。もっと悲しいです。
この手が動かなくなったりしたら。もっとショックです。

力仕事が出来るのも。お料理を作るのも。大好きなバドミントンが出来るのも。
そしてこうして文章を書けるのも。みんなみんなこの手のおかげ。

髪も梳けます。お化粧も出来ます。ピアスもはめられます。
男みたいな手だって。ちゃんと女らしくしていられるから。

まっ・・ええかって思います。嫌いだけど・・これが私の大切な手だから。



2004年04月21日(水) お腹が空いた・・

今日も昨日によく似た夏でした。

つるつるっとしたもんが食べたかったです。素麺とか。冷し中華とか。
私は生姜が好きで。だから素麺にはたっぷりおろし生姜を入れます。
冷し中華には紅生姜じゃなくて。生姜の桜漬けをのっけて食べます。
ちなみに。お寿司屋さんに行ったら。一番最初にガリを食べます。

だけど・・今夜はトンカツでした。
私はトンカツソースが好きです。コロッケにもエビフライにもそれです。
それから刻んだキャベツ。それにはマヨネーズとトンカツソースです。
そういえばマヨネースも好きです。たこ焼きにもお好み焼きにもそれで。

だけど・・いちばん好きなのはケチャップです。
オムライスが大好きで。あのなんとかソースのやつは嫌です。
やっぱオムライスにはケチャップじゃないと許せないです。

はぁ・・お腹が空きました。このままじゃ眠れない・・・。

今すぐにでもラーメンが食べたいです。私は塩ラーメンが好きです。
味噌ラーメンはあまり好きでないです。やっぱ塩にバターが一番好きで。
それからコーンも。たっぷりのっかっているのが嬉しいです。
そして胡椒。私は胡椒をたっぷりかけます。たぶん好きなんだと思います。
そうしてその鼻にツンツンしてくるような刺激味のスープをゆっくりと。
汗を流しながら飲み干すのがいいです。

はぁ・・ほんまにお腹が空きました。

寝付けないかもしれないけど。とにかく寝てみます。

               おやすみなさい・・また明日ね。



2004年04月20日(火) そして抜けた日

今日は夏でした。からりっとして好きだなって思う夏。
新緑がきらきらと眩しい。昨日の雨が蜜だったように山が喜んでいる。

私は・・私も・・蜜を浴びれば。きっとあんなふう・・。
だけど私は。蜜なんて要らない。何も何も要らない。
なのに。要らないって言ってるのに蜜が降るから。
時々・・すごく複雑な気持ちになる。あってよし・・なくてよしだけど。

なくてよしと思えることが。もっといっぱいになったほうが。楽だ・・。



さてと・・今日はそれから。
久しぶりに歯医者さんへ行った。あっ・・これって変かな?歯科医院?
けど。子供の時から歯医者さんは歯医者さんだから。

そこで歯医者さんが。「もうこれは治せませんよ」って言うから焦った。
じゃっ・・もうこのまま置いとくんだな・・って諦めようとしたのに。
それがそうじゃなくて。すごく楽になるからと言って。
「今すぐ抜きましょう!」とにっこり微笑むのだった。

私はびびった。それだけは勘弁してくれ。せめてちょっと考えさせてくれ。

だけど。「だいじょうぶ・・だいじょうぶ・・さぁ力を抜いて」とか言って。
ぶすぶす麻酔をかけられた。ふわふわっといい気持ちになる。
そして。「ちょっと触らせてね」とか言ったかと思うと。
「さっ・・これでお終い」って笑うんです。

「いつまでもそんなもん置いとこうとするから痛くて苦しいんですよ。
ずっと我慢してたんでしょ?早く楽になればいいんですよ。」って言って。

抜けた抜けた歯が抜けた。ずっとずっと気になっていた歯がもうなくなった。

脱脂綿をぎゅっと噛み締め。そのなくした痛みもゆっくりと治まり。

      そうして仰ぐ夏色の空・・・・

             なくすのもいいもんだな・・と嬉しく思った。



2004年04月19日(月) そして落ちる日

絹のようにやわらかな雨が。やがてその衣を誰かに。誰だろうそれは?
そんなふうに突然に雨は地面に叩きつけられる。
痛かろうはずのない心地良さ。とめどなく落ちるものはいつもそうして。

私を・・はっとさせる。

嵐っぽいのが好きでした。昔から。そういえば若き日。
台風の最中。ずっと外に出て。嵐を見ていたこともあった。
あの頬を打つ雨が好きで。すごく何か悪いことをした仕打ちのようで。
逃げることもせず。じっと耐えているのが・・なぜか好きだった。

苛立ちや。どうしようもできないことや。葛藤や。嘆きや。
不安も。迷いも。すべてすべて打たれてしまえばただの水。
水になれば。あとは流れるだけです。

そうやね・・どんな泥水やって。やがては海になれるんやから。
乾く?ああ・・それもありやね。日照りが続けば天に召される。

天に召されたら雲になる?うん・・なれるのに違いない。
そしたら雲もええなって思うようにしよう。
好きなように空を泳いでたらええよね。わぉ・・それって最高かも。

そして落ちる日。その時は喜んで雨になろう。
誰に遠慮することもない。雨だから。ちょっとカッコよく決めてもええよ。

私は・・どしゃぶりの雨になろう。落ちて転がって走るように流れたい。

      そうして・・・海や。永遠に・・海でいよう。



2004年04月18日(日) 痛い・・痛い・・痛い

大雨が降るのだそうです。雷も鳴るのだそうです。
強く激しくです。そういうの・・いますごく欲しくてたまらない。

たまらないのが・・実はたまらない。
きっとすごく求めすぎて自滅するのが怖いから?

違うな・・それは違う。

自滅すらも快感に変えられる気がする。今なら・・。

ふぅ・・わけわからなくなった。なんか変・・どうかしちゃったみたいで。



今日・・かなり衝撃的な『日記』に出会いました。
日記と言うより『ひと』です。そのすべてを知り尽くしたい思いで。
過去の日記からずっと読んでいます。今は・・ちょうど一年前。

まさに春の嵐です。痛いくらいに打たれて・・粉々に砕けてしまいたい。



2004年04月17日(土) ちゅちゅちゅちゅちゅ

今朝も5時に起き。部屋の電気を点けるなり、つばめがとても賑やか。
我が家のつばめと。お隣りのつばめとご近所のつばめなのか。
まるで私が起きるのを待っていたかのように。一斉にさえずり始めます。

そうしてゆっくりと白み始める空。その間も絶え間なく鳴き続けています。
毎朝。しばしの日課のように。ツバメに元気をもらっています。

鳴くものは不思議だなと思う。声にならない声のパワーのようなものが。
秘められているように思う。ならばありがたく頂かなければなりません。

おかげで。こんにゃく化も何処へって感じになって来ました。
それよりもツバメになりたいです。私も鳴いてみたいなって思う。

声にならない声。人間って・・何かを伝えようとしたり。
何かを訴えようとしたり。何かを叫びたくなったり。
あれこれ嘆いたり。我儘も言ってみたり。時に暴言も吐いたり。

そういうの全部忘れて。ただただ・・ちゅちゅちゅちゅって鳴けたら。
どんなにいいだろうかって思う。

そうして寄り添っているだけで。優しくなれる。
そうして囁き合うだけで。愛し合うこともできる。




2004年04月15日(木) 私が私に秘密を持って

真っ赤なつつじを見つけた日。足を止めて間近で見ると。
ドキドキするほどそれは紅くて。写真を撮る手が震えました。

遠くから眺めているのがいい時もあるよね。
花だって。ひとだって。空だって。海だって。

うっとりしている瞬間が。ひと時が好きです。



さて・・何気に今夜は『こんにゃくゼリー』かしらん?
息をするたびに。ぷるるんぷるるん揺れているみたい。
だけど決して。ざわざわとしてなくて。穏やかなこころです。

窓を開けて夜気を吸う。静寂をサカナに焼酎を飲む。
いつものパターンだけど。どことなくいつもと違う気がするんだけど・・

どうして?と問い詰めないことです。私が私に秘密を持って。
それを許し。それを暴く前にそれを奪いとってやろうと目論む。

そうして。私がひとつになって。満たされるならばそれを認める。
認めれば。そのあやふやなカタチが。私そのものになるから。

だから今夜は『こんにゃくゼリー』

ひとくちで呑み込めるくらいの私を。私が呑み込んであげよう。



2004年04月14日(水) 燃える燃えれば萌える時

桜は散ってしまったけれど。
藤の花が咲きました。山つつじも咲きました。

そして田植えが始まりました。
鯉のぼりも泳ぎ始めました。

なんだか嬉しくてたまらないのです。
こうして季節が巡り巡って。決して見納めではない風景に。
生きてまた出会えることが。


こんにゃく?うん・・まだ少しこんにゃくっぽい今宵です。
けど今夜はちょっとぴんぴんしているこんにゃくです。

久しぶりにたっぷりと汗をかきました。
水曜日のバドクラブが復活したので。大喜びで駆けつけました。
やっぱ週二回がベストやと思います。気の流れがすこぶる良好なり。
金曜日は・・このところずっと不完全燃焼やったから。
ほんまに今夜はありがたく。バシバシ頑張りました。

くすぼっていたのやと思う。すごくモヤモヤと燃えたくても燃えられない。
そうして鬱々と。よからぬことばかり考えたりしていた・・。

まっ・・こんにゃくが汗をかけば。灰汁も抜けて美味しくなったってことで。
お好きなように味付けなさって。あなたもおひとついかがでせうか?



2004年04月13日(火) まあるいこんにゃく

こんばんは。限りなく透明に近いこんにゃくを目指し。
今日も一日修行に励んでおりましたわたくしでありまする。

いゃ〜こんにゃくってほんとにいいもんですね。
歩く姿もくねくねと。ちょっと見セクシーかもしれません。
もう癖になってます。このままずっとこんにゃくでもおっけいです。

さて。最近のこんにゃく。少し激しく悲しく切なく物思うことなどあり。
いささかブルーに染まっておりましたが・・・
今朝目覚めてはっとしたのであります。
なんとなくです。どことなくです。つるつるっとした感触でありました。

ごつごつとした固い異物。それが何だったのかさっぱりわかりませんが。
とにかくそれがない。その心地良さったら天にも昇る気持ちなり。

そして・・まるいなって思った。いい感じにまるまっているなって。
ブルーが水色に。まるで空をまるめたような。そんなこんにゃく。

ちぎってもちぎってもこんにゃく。
切っても切ってもこんにゃく。
痛くもなく痒くもなく。そんなふうに自由自在に。

私は腐ることもなくずっと水に浮かんでいたいなと思う。

そしていつかきっと透明になって。流れる水になってやろう。



2004年04月12日(月) 負けるもんね

ビミョーに身体がへなちょこの今日この頃でありまする。
負けるもんか・・負けるもんかって思っても。負けるもんね。

まぁ・・ええかって思えないことがいっぱいある。
それがすごくええかげんで情けないことのように思える。
ぎくしゃくと歩く。私は壊れたロボットであろうか・・・。
ロボットは泣かない。ロボットは挫けない。ロボットは壊れても死なない。

なんてこと思える私は人間だった。よかったぁ・・人間に生まれて。
泣きなさい挫けなさい。もっと情けなくもっと壊れなさい。

そうして壊れた部分。ひとつひとつ確かめるように。今夜は眠くなるまで。
自分というもんがどのように。どんなカタチだったかを思い出している。

目下ふにゃふにゃにつき。まるでこんにゃく。まっ・・豆腐よりいいか。

ちょっとは歯応えあるし。煮ても煮ても崩れないもんね。

よかったぁ・・こんにゃくになれて。



私・・これからも負けていいですね。



2004年04月10日(土) 休めないこと

まるで初夏のような一日やった。

家業の川海苔養殖業がピークになったので。今日はそれに専念することに。
もうちょいや。今月中にケリつけようと思う。
しんどいしんどい言いながら。実は急にやる気が出て来てるとこで。
この前。一回目の入札があって。それがすごい高値やったからです。
ううう・・私もゲンキンな奴や。現金にはとても弱いとみた。

それでうんと儲かったら。旅行も行こうとか。あれもこれも買おうとか。
瞳はすでにお星様なんよ。確か・・去年もそうやったけどね。
ああ・・なんでかしらんけど。思うようにいかんもんです。
けど。そうしてやる気が出ることに価値があるのかもしれんね。
うん・・やれるだけやってみるぜぃ!

実は。今年限りでちょっとお休みしようかなと迷っていたところやった。
不作の上、これが安値やったら。ほんまにしんどいな・・とか。
自然相手やからしょうがないけど。天に任す気持ちというのも大切やけど。

何よりも。一人ではどうしても出来ない仕事やな・・と諦めもあった。
体力の限界も考える。豊作やった場合、会社を休まないといけなくなるし。
あっち立てればこっちが立たず。にっちもさっちもいかなくなる。

けど・・今年は相棒が。病弱ながらすごく助けてくれるからありがたい。
無理させてるなとすごく思う。大丈夫やろかと気遣う気持ちで。

家業を休むということは。廃業に近い。
一年休めば。楽をする。楽を味わえば・・苦が辛くなる。
だから。簡単に休むなんて言ってはいけないのだと思えるようになった。

川の中。緑の海苔に桜のはなびら。そんな風情がずっと好きだった



2004年04月08日(木) きみはどこから来たの?

あまりにも嬉しいことがいっぱいあって。
なんだか明日死ぬんじゃないかって思うほどです。
「何をおっしゃいますか!」って自分に突っ込んでいる夜です。

お釈迦様の生まれた日ですもん。亡き父の写真に手をあわせ。
「お父ちゃん・・生きてるとこんな嬉しい日もあるんやね」とか言って。
覚えたての般若心経など「はんにゃ〜は〜ら〜みたじ〜」えと・・それから?

ふざけている場合ではないです。ほんとうに『縁』を感じた一日でした。

不思議な縁だと思います。ひとって・・たぐり寄せるのじゃなくて。
どうして?巡り合うことが出来るのでしょう?

みんな・・みんな・・懐かしく思えるのはなぜ?

きみは・・私の子供だった?あなたは・・私の妹だった?
もしかして父親だった?あなたは・・母だった?
恋人だった?親友だった?ねえ?あなたはどこから来たの?


ひとは生まれる時。その魂の記憶を消されるのだそうです。
まれに消し去れなくて。前世を記憶したまま生まれる時もあるそうで。
その子が母親に「ぼくね。また母さんの子供になりたくて探したんだよ」って。
言った子供がいたそうです。嘘みたいだけど・・ほんとにあった話だとか。

そんなことを書いてある本を読んだ時・・もうずいぶん前のことだけど。
私はすごく思った。

記憶を消されるのは嫌だな・・って。
私は絶対に忘れないから!って思った。

だから・・いまこうして生きていて。
心から出会えてよかったって思えるひとは。

前世の私。もしかしたら男だったかもしれない僕が。
「忘れはしない」と心に誓った『ひと』なんだなって思う。

そう信じているから・・「会いたかったよ」っていつも懐かしく思う。



2004年04月07日(水) まだ陽は沈まない

春の陽射しがいっぱいで。ぬくぬく。
私のカラダとか私のココロだとかの
ピンと張り詰めていた糸のようなもので
あやとり遊びができるようになった。
中指でたぐりよせる真ん中のココロ。
そのかたちを愉しめるありがたき春なり。


昨日もだったけど。今日も少しだけ残業。
そのくせゆっくりと買い物をする。
気忙しさがまるでない。すごく不思議な気分。。
食料品を買う前に。花を見る。自転車も見る。
CDプレイヤーも見て。食器も見て。シャンプーを買う。

時計を見ることをしない時間。見たらびっくりする時間。
まっ・・ええかと思う。最近これにはまっているかも。
臨機応変というか適当というか。家事に遅刻があってもええかな。

随分日が長くなったな・・いつもの川沿いの道を走る。
ラジオで。ミスチルのニューアルバムのことやってた。
片仮名で『シフクノオト』って。なんだかすごくよさそう。
至福・・ああ至福だとすべてのことを。至福だと思いたい。
一曲だけ『花言葉』って曲が流れた。詩がとてもよかった。
ええと・・「僕のすべてを知って欲しかったよ・・なのに」だったような。
なのにコスモスの咲く頃お別れしちゃったみたいな詩だった。
そんな簡単に別れるなよ・・と言いたい。けど・・いい曲。好きだなこれ。

まだ陽は沈まない。帰宅するとチャーハンの香ばしい匂い。
こんなのが至福なんだなって思う。
息子が台所で踊っていた。ひょうきんな姿でフライパンゆすりながら。
腰をくねくねさせて可笑しいったらありゃしない。

私はちょっと嘘をつく。残業やって大急ぎで帰って来たとか・・
もうもうパニックで。しんどくて疲れて何もする気しないんだからとか。

ずるくなる。そうして・・・ゆっくりと母の顔になる。



2004年04月06日(火) 桜にだってなれる

絶好のお花見日和。
ふと空から桜を愛でてみたい鳥の気分で。

出勤前にJ君の日記を読む。
はっとする。目頭が熱くなる。
「思いつくまま気ままなわがまま猫さん」
ああ・・そう私も。私もそうだったって。
思い出す。そうしていつも自由だったなって。
書きたいな・・今すぐにでも書きたいなと思った。


そう・・ずっと昔から。
私は猫で。たまに犬で。鳥にだってなれたのだ。
魚になったこともあった。貝殻になったことも。
波にもなれたし。嵐の海にだってなれた。

まあるい木になって空を仰いだことも。
枯れても生きることを忘れない木の実にだって。

踏まれても大地に根をはり泣くこともせずに
種を蒔き続けた道端の花にだって。

そして『おんな』血のように紅いおんな。
髪をむしられ。目をくりぬかれ。足さえももぎ取られ。
ぽたぽたと血を流しながらも。ひとつだけ希望があった。

それはこころ。心があったから書くことが出来た。

とくとくとくとく血の塊になって。書いた・・ずっと書いた。

私はそうして。今も生かされている。



2004年04月04日(日) 桜散るまで

少しだけ『心の旅』に出ます。
ああ・・そんな歌がありましたね。随分昔だったような・・
「ああ〜だから今夜だけは きみを抱いていたい」でしたっけ?
だからといって。今夜誰を抱きましょうってところで。うむ・・となりにけり。


階下の食堂で。サチコが大声で笑っているのが聞こえて来るのです。
何笑ってるんだろう・・あのこ。一人寂しく晩御飯食べながら。
何がそんなに可笑しくて。テレビ?今って・・何やってる時間?
知らない母はちょっと愚か。独居部屋に閉じこもって暗く憂鬱なり。

あはっ・・一緒に笑ってみる。テレビのない部屋で笑ってみる。
そうすれば不思議なり。自分の笑い声ほど可笑しいものはなかった。

ああ・・これこれ。こういうの最近忘れていたかもって思い出す。

ほんの5分で『心の旅』を中止することになった。
朝からずっと悩んで苦しんで。お風呂の中でやっと決心したことやったのに。

桜散るまで・・なんて。先に題名まで書いてしまったというのに。どーしょ・・。
「それまでホームページをお休みさせて下さい」と書くつもりだった。
ほんとにほんとに休みたかったです。この日記も。なにもかも。
どろどろとした本音がぬかるみみたいになって。それをどうやって。
まぁるい本音に変えていくか。自信がなくなってしまったから・・。
書けばきっと後悔するようなことばかりが押し寄せて来ていた。

ああ・・でも。もう旅に出るのはよそう。ここ以外の何処に旅をするのか。
それさえも思い浮かばなくなった。

桜散るまで・・どうしょーか?ここにいてどーしょうか?

一緒に散るか・・散ってから・・また考えよう・・うん・・そうしょう。



2004年04月02日(金) もういいかい?

桜が八分咲きくらいになった。日曜日には満開になりそう。
雨降らないといいな。去年も一昨年も行った山寺に行きたい。
あそこは静かで好き。人がいっぱい居るところって落ち着かないもん。
桜を愛でたくても。わいわいがやがやしていると・・なんかすごい嫌だ。

うん・・行こう。独りで行こう。
お寺の犬元気かな。また写真撮ってあげよう。おっきいけど人懐こくて可愛い。

そんなことあれこれ。考えていると。ゆっくりと穏やかな気分になってくる。
なんだかね・・最近。苛々したり・・気分がぐるぐる空周りしたりして嫌だ。
何もかも放り出して旅に出たいな・・って思ったりもする。

けど。四六時中では決してないから。人間ってこんなもんかもしれんなって。
思っては。「ほれほれ戻っておいで」って自分の手を引っ張ってばかりいるよ。
時に拗ねてる自分。何かに甘えようとしている自分。ああ・・嫌だいやだ・・。

けど。こうして素直に戻って来ると。こんな穏やかさがいちばんだな・・って。
思うし。これが自然な。ありのままの自分なんだなって認めたいと思う。

なんだか『かくれんぼ』しているみたい。私ともうひとりの私。
「もういいかい?」「まあだだよ」「もういいかい?」「もういいよ・・」

どんなに上手に隠れても・・・私はすぐに見つかってしまう。
逃げたいと思っていても。なぜかいつもそこらへんに隠れていて。

ほんとうは・・見つけて欲しくて。ずっとずっと待っているのかもしれないね。


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