ウィングのつぶやき
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2004年06月29日(火) 試打についての考察

 試打をしたいという方は多いのですが、残念ながら試打クラブのストックが潤沢にあるわけではなく、リクエストにお答えできないのが現状です。ただ、私は思うのですが、マスダのクラブはこれまでの常識では語れないものですから、試打をされて、「あ、これはいままでのフィーリングと違う。自分には合わない」と結論を出してしまうのももったいないという気がしています。

 いわゆる日本ゴルフ古来の打ち方というのでしょうか、上から鋭角にヘッドを落とす、弾く、といったパンチショット気味のスイングには「メモライズ」は合いません。急激に切り返すと、しなりの基点が手元にあるため、基点からヘッドにかけての部分が全体に遅れるか、あるいは早く返ってしまい、プッシュアウト、もしくはプルになります。(プッシュスライス、プルフックにはなりません。先端が硬いので、途中で曲がる球にはならないのが特徴です)
 でもこういうスイングは、特殊な状況下で必要なものであり、スイングの本質ではないと思います。ヘッドを手先で動かすのではなく、クラブ全体を体で動かすようなスイングを覚えるには、いったん自分の培ってきた常識を捨てて、「メモライズ」に賭けてみるのもひとつのチョイスではないでしょうか。

「メモライズ」は曲がらないシャフトです。そして、体のターンで打つという「コツ」をつかめば、面白いように飛ばせるようになります。といってもそのコツをつかむにはなんら難しいことはありません。ただこのシャフトで打ち続ければいいのです。そうすれば自然に「手打ちスイング」から「体を使ったスイング」へと進化ができるはずです。

 それでも試打をされたいという方は、本社のショップにぜひいらっしゃってください。また、全国の取り扱い店に試打クラブがございますので、そちらもご利用ください。


2004年06月27日(日) オリジナルのB-46を作りませんか?

今日は連絡があります。パター「B-46」がオンネーム対応できるようになりました。ローマ字のみ、12文字以内でお願いします。価格は1,000円アップになります。




こんな感じですね。



また。中尺、長尺も特注で承ります。こちらの価格は中尺、長尺とも50,400円(税込)です。
どうぞよろしくお願いいたします。


2004年06月22日(火) コンプリートC-03が飛ぶ理由

以前、知り合いのゴルフショップのサイエンスアイ(ブリヂストンが取り扱いゴルフショップやスクールで展開している弾道シュミレーションシステム)でコンプリートC-03をはじめ、ドライバーをいろいろ打ってみたんです。

C-03でのヘッドスピードは他の流行のクラブより遅め(44・5〜45m/s)でしたね。でも他のクラブはシャフトの先が柔らかいので、インパクトの瞬間だけヘッドが走っているような感じでした。瞬間的にヘッドスピードを出すのは簡単なんですが、どうも減速も早そうなんです。もしもインパクトから30センチ先でもヘッドスピードを計ったら、おそらくC-03が一番速いのでは、と思いました。


またスピン量が2300と他のドライバーで打った時(2800〜)よりも明らかに少なかったのが印象的でした。コンプリートC-03が飛ぶのは、どうやらスピン量の少なさに原因があるようです。


2004年06月21日(月) 難コースはウエッジが鍵?

全米オープンは各選手、まさにシネコックヒルズとの死闘でしたね。カップの周りがあれだけ荒れていると、ショートパットもまったく安心できません。どれだけアプローチを寄せられるかというウエッジプレーが重要なキーを握っていたと思います。丸山選手が4位タイと健闘しましたが、彼のウエッジプレーはやはり世界最高レベルだということが証明された試合だったと思います。

というわけで、今日はウエッジについての話をしようと思います。マスダには現在3種類のウエッジがありまして、コンプリート203、プロトタイプ(イコライザー、サンドウエッジ)そしてコンプリートアイアンのAWとSWです。プロトタイプウエッジはけっこうゴルフ雑誌で紹介されたりもしたので、ご存じの方も多いと思うのですが、ソールにダイヤ型の切れ込み(ダイヤモンド・カット)があるあれです。

テレビ解説で青木功プロが「抜けるか抜けないか、その判断が難しいんだよね〜」としょっちゅう語っていましたが、抜けがいいというのはウエッジの性能の大きな部分でしょう。そしてダイヤモンド・カットは抜けを抜群に良くするんです。なにしろ抵抗が少なくなりますからね。しかしただ切れ込みを入れればいいというものではありません。プレーヤーとしても一流の増田哲仁コーチが試打に試打を重ねて決定したダイヤモンド.カットだからこそ、抜けがよく、通常のウエッジとなんら変わらない、いや、それ以上のフィーリングを可能にしたのです。ラフはもちろん、雨に濡れた芝やバンカーでその違いがハッキリわかります。

コンプリート203はロングホーゼルが特徴で、これはオートマチックに上げて下ろす使い方もできるし、開いたり閉じたりという操作もできる素晴らしいウエッジです。私は現在203を愛用していますが、80〜115ヤードのプレーに自信が持てるようになりました。フェースへの食い付きがいいので、きっちり距離がでます。ですからハーフ気味に上げて下ろせばスピンのかかった球がピン筋に飛んでいくという感じがあります。100ヤードはAWのクオーター気味でぴったりです。また、グリーン回りからも、ちょっと開いておいて「ツッ」とヘッドを入れてやるだけで、2バウンド目でキュッとスピンがかかるピッチエンドランが打てます。これは気持ちいいし、寄ります。私が月イチゴルフ、練習ほとんどなしで80前後で回れるのも、このウエッジのおかげといっても過言ではありません。

さて、最後にコンプリートアイアンの別売ウエッジですが、これがまたあなどれないんです。プロトは高くて手がでない、203だと使いこなせない、という方にはお勧めですね。とにかくやさしいんです。セットアップしたときに、プロトや203ほどの厳密さ、繊細さは感じませんが、包み込むようなフェース形状は安心感があります。そしてバランスが良く、ミスがほとんど出ないので、アイアンショットの流れそのままにアプローチすることができます。平均ストローク90ぐらいまでのゴルファーにはこの別売がいいようです。

繊細さと操作性を兼ね備えたオールマイティのプロト、ウエッジプレーにこだわる上級者向けの203、そしてアベレージにはコンプリート別売ウエッジ。みなさんに合ったものを見つけていただければと思います。


2004年06月16日(水) 第4回 己のクラブを疑え

残念ながらマスダの知名度はまだまだだし、知っているという方にも、その性能を完全には理解してもらってないと思うんです。まったく新しいデザインコンセプトなので、やっぱり時間はかかるでしょうね。そういう意味では、このサイトを見ていただいている方は新しいものに対する拒絶がない方たちなんでしょうし、実際に使っている方は、ホント、先見性があります。(試打をしないで買っていただいているんですから、勇気がある、とも言えますね…)

大袈裟なことを言えば、マスダはゴルフに革命を起こそうとしているんです。みなさんが難しいと思っているゴルフを、スイング理論と道具によって簡単なものにしてしまおうということなんですね。

たとえば練習場で回りを見渡せば、いいスイング、プロのようなスイングのゴルファーって少ないじゃないですか。アマチュアのスイングがそのようにアマチュアっぽくまとまってしまうのは道具にも大きな原因がある、と増田兄弟は考えているんです。

「ジャック・ニクラウスがああいう素晴らしいスイングになったのは、ゴルフを覚えたクラブのせいじゃないかと思うんですよね」と哲仁コーチは言います。ニクラウスがジュニア時代に何を使っていたかはわかりませんが、もしも日本のアマチュアゴルファーが好む、先が柔らかいシャフトでスイングを作っていたら、手首を使って打つスイングになっていたかもしれません。そのぐらいクラブはスイングに影響を与えるものなのです。

ですから体のターンで打つスイングを覚えたいのなら、やはりそういう動きを引き出してくれるクラブを使わなくてはダメだということなのです。特にこれから競技ゴルフを目指すという場合はそうです。青木功プロのように、リストを上手に使ってトップまで上り詰めるケースもありますが、それはレア・ケース。現在のツアーを見ると、やはりコックの少ない選手が安定した成績を残していますし、そういうスイングタイプの選手のほうが長続きします。ニクラウスはいまでもメジャーで予選に残りそうな戦いをしますが、これは凄いことだし、スイングメカニズムが優れているからこそでしょう。

別に競技ゴルフを目指さなくても、長くゴルフを楽しみたいのなら、やはり芯のしっかりしたスイングを最初に覚えてしまうべきだし、それには現時点では「メモライズ」が最適だと思います。また、いまひとつ伸び悩んでいるという場合、たとえば自分はもっとパワーがあるのにそれを生かせないという方や、ラウンドのたびに「当たるかな…」という不安を感じて、数ホール消化しないとスイングを思い出せないという方も、練習不足ということで片付けないで、哲仁コーチの言葉に耳を傾けてください。

その言葉とは、

「何年やっても90が切れないようなら、クラブを疑ってみることも必要です」by 増田哲仁


2004年06月15日(火) 第3回 ゴルフが楽しくなる「メモライズ」

私事で恐縮ですが、マスダのクラブを使い始めてから上手くなりました。スコアというよりは、スイングの質が上がったような気がするんです。(もちろんスコアも良くはなりましたよ)ショットに不安がなくなりましたね。途中で曲がるような球が出ないので、ゴルフが楽しくて仕方ありません。

その理由は間違いなくシャフトでしょう。先が硬くて手元が柔らかい「メモライズ」が無理のないスイングに私を導いてくれたのです。

思えば、はじめて使った時は衝撃的でした。シャフトが勝手にしなるとでもいえばいいのでしょうか、グリップすると無性に動かしたくて仕方なくなるのです。そしてインパクトはヘッドでボールを弾くのではなく、クラブ全体でボールをヒットするような、初体験の打感でした。そしてボールは「20%増量!」みたいな弾道で遠くに飛んでいく。はじめてコースで使ったのは「ミッションヒルズ」というアップダウンの激しいトリッキーなコースだったのですが、出だしからいきなりホールを突き抜けてしまいました。

それまで使っていたのはミズノの300Sです。これもひっかけの出ないいいクラブでしたが、しっかりした重めのシャフトを使っていたせいもあって、ドライバーは「一生懸命叩く」というイメージでした。ところがメモライズは叩かなくても自然にクラブが走るので、テンポがより良くなりました。余裕のあるスイングができるようになったので、ショットが安定したということなんです。

どうしてこれほどまで私に「メモライズ」が合ったかというと、それはやはり増田哲仁コーチに習っていたからでしょうね。増田コーチの目指す「手を使わず体の入れ替えで打つ」というスイングがなんとか出来始めていた時に、このシャフトと出会ったので、その相乗効果でレベルがアップしたのではないかと思うんです。

それまではドライバーはかなり不安でしたが、いまではティグラウンドに立つのが楽しくて仕方ないのです。もちろん左右に散ることもありますが、その場合も曲がるのではなくストレートな弾道です。つまりミスは打ち出しのタイミングのほんのわずかなズレでしか起こらなくなりました。これは気分的にもいいし、次のショットに不安を残しません。

というわけで、とりあえず私にとってはもうこのシャフト以外にはありえないのです。いまはドライバーはS、アイアンはXを入れていますが、ドライバーをXに替えようと考えています。


2004年06月11日(金) ★美しい!だけじゃないプロトタイプアイアン


マスダのアイアンを選ばれる方のほとんどはコンプリートタイプを購入されるそうです。コンプリートアイアンは私も使っていますが、本当にやさしいアイアンで距離も出ます。「メモライズ」シャフトの効果なのでしょう、力む気にならないので軌道がスムーズになり、だから結果が良くなるのだと思います。

でもプロトタイプアイアンもいいんです! マッスルバックのため、難しいと敬遠される方が多いのだと思いますが、全然そんなことはありません。つかまりもいいし、球も上がります。調子が悪いときはキャビティの包み込むような打感が力みをカバーしてくれますが、ピンを狙い打ちできるような状態の時は(そんなにしょっ中はありませんけど)、ターゲットに対する感覚がより研ぎ澄まされるプロトタイプのほうが、がぜん楽しいものです。やっぱりこういうクラブは風が吹いている時に能力を発揮しますよね。弾道が強いので風に負けません。

プロトアイアンは203ウエッジと同じデザインの流れで、ロングホーゼルが特徴です。ロングホーゼルはシンプルなスイングイメージが作りやすいですね。シャフト軸に重量を感じるので、円軌道で振りやすいんです。上げて下ろせば自然にヘッドが円を描き、ボールがふわっと浮くのにもかかわらず強い弾道になります。これは最近のクラブではあまりなかった弾道ですね。

そしてデザインの美しさ。これはもう最高です。ダイナミックかつエキゾチックにカッティングされた、やや小振りなヘッド、余計な装飾を施さないデザイン。俗っぽい表現で恐縮ですが、イケてます! ただ上手なだけでなく、美意識を持つゴルファーの方にはぜひキャディバッグに収めていただきたい道具です。

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2004年06月10日(木) ★B-46は凄いパターです

こんにちは。そしてはじめまして!ウェブマスターのウィングと申します。
このコーナーでは私自身もすっかり魅せられてしまったマスダのクラブの素晴らしさや、開発に関するこぼれ話などを紹介していきたいと思います。

まずは新しく登場したパターB-46についてです。

ご存じのように、増田哲仁・雄二兄弟は一世を風靡した「WOSSパター」の生みの親で、パターの優れた開発能力はジャンボ尾崎プロをはじめとするトッププロに認められたという実績があります。その増田兄弟がオリジナルで発表するパターの第一号ですから、期待しないわけにはいきません。私も個人的にパターの発売を首を長くして待っていたのですが、B-46はその期待を裏切らないものでした。

デザイン的は見慣れない凹型の形状で、正直最初は違和感がありましたが、ターゲットにピタッと合わせることができます。そしてひとたびストロークしてみるとそのスムーズさに衝撃を受けました。まるで芝の上を滑るように正確に動くのです。ヘッドがアルミ合金製ということで、動かしやすいのは軽いせいなのかもしれませんが、バランスが絶妙で、私がこれまでに使ってきたパターで少なからず感じた「軌道のブレ」というものをまったく感じません。
特筆すべきなのは、バックスイングを自然に引きたくなるということです。

セットしたら無意識のうちにす〜っとヘッドを引いている自分がいます。
その気持ち良さはなんともいえず、トップからまた気持ちよくヘッドを出していけるのです。マスダのクラブ作りのコンセプトは「気持ち良く振れる。
その効果でまっすぐ遠くに飛ばせる」ということですが、パターにもその思想が貫かれているということなのでしょう。転がりもよく、伸びがあります。

B-46は雄二さんとクラフトマンの大越さんによる完全なハンドメイドで、月産10本ほどしか作れないそうです。それでいて税込39900円という価格は絶対にお得だと思いますよ。ツアープロはこういうやさしい道具を使っているんだな、ということを感じられる一本でもあります。
ちなみに「私にも1本ください」とお願いしたところ、「お客さまが優先なので」と断れてしまいました(涙)。

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ゴルフライター小林一人

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