そよ風


2006年10月12日(木) 体験デイケアーサービス

ロンは男の子だけど、どう? このポーズ、

このスラリとした足、まるでモデルみたいでしょ。

なのに女の子のスーはいつ見てもこの格好。

そろそろ涼しくなって来たのに、いつまで・・・



昨日の雨天とは打って変わって、今日は爽やかな秋の晴天。
二人のお出かけには、ピッタリの行楽日和だ。

今日は、舅の初めてのデイケアサービス体験日、
ワクワク、ドキドキ♪・・・とは行かない。
きっと、緊張のあまり、昨夜は二人ともほとんど眠れなかったにちがいない。

退院後、舅の体力は思うように復活しない。
両手の関節の腫れと痛みがひどく、いまだに着替えすら一人でできない。
歩行もいつまでたってもおぼつかない。
トイレも時々間に合わなかったりする。
病院へ行く日以外は、ずっと家に閉じこもる毎日。

入院する前日まで、畑を耕し、車を運転していたのに。

今は、精神的にも体力的にも後退していく日々。
本人だけでなく、介護する姑も疲れが溜まるばかり。

そういうことで、
けっきょく、介護福祉の助けを借りることになった。
今日はその第一歩を踏み出したところ、と言うべきか。

ケアーマネージャーさんに紹介していただいたこの施設、
入浴、食事だけでなく、個別にリハビリもして頂けるし、
医師も看護士も常駐されているので安心だ。
また施設専用の車で家まで送迎してもらえるのも嬉しい。

朝の八時半から夕方五時まで、舅が出かけている間
その時間は、姑にとっても少しは休息となるだろう。

でも体験通所といえども、なにぶん初めてのこと。
姑の緊張ぶりは予想どおりだった。

昨夜は、持ち物確認のための電話が何度もかかってきた。
「おかあさん。学校ではないんだから・・・
もし忘れ物があったとしても、怒られたりしないよ。」

そして今日、
初めてということで、姑もいっしょに付いて行った。
けっきょく、私も電話で呼び出され、午後から見学がてら行ってきた。

職員の方達は、皆さんほんとうに優しく接してくださるし
施設も新しくて清潔。リハビリの設備も整っている。
昼食もマツタケ御飯がとても美味しかったらしい。

ただ、二人がその施設を気に入ったかどうか、
それは、わからない。
ケアーを受けておられる他の人達が、見たところ
舅よりもかなり老化の程度が重いように感じられた。
舅があの場所にいるのはなんか変だ、などと感じてしまった。
ひとりだけ、普通の正常な人として浮いていたよ。


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