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うたかた
sakurako

2008年03月24日(月)
On the Easter Monday morning for Eternal Farewell.

「あなたがそこにいてくれれば、どんなことも平気です。」

鳥が亡くなりました。
もうずっと老齢で徐々に徐々に衰えてきていた我が家の最長老。朝から特に具合が悪かったが、いろいろな履歴/経緯があった上で、病院で苦しめて最悪看取れないで逝かせるよりも、家で送ろうと、ずっと覚悟して決めていた。待っていてねと言い渡して家を出る。待っていてくれた。ご飯も食べてお水も飲んだ。持つかもしれないとちょっと期待した。ビビンバを作りたかったのだがなんとスーパーでもやしが売り切れていたのでナムルを買って帰り、コチュジャンでぴりからに炒めたひき肉と温泉卵にしそこねたゆで卵を焼肉のタレで炊いたごはんの上に乗せた。薔薇のない花屋最終回。手に乗せてもおとなしく眼をつぶる鳥を撫でて撫でて撫でる。うとうとしかけた明け方、ちょっと起きて手に乗せて、逝ってしまった。
阪神大震災の年の4月に家族になった子だから、14歳になろうという大往生だった。いつもクールビューティーで、 病気ひとつせず、お別れも言わせてくれて、ほんとうに立派な飼い鳥の鑑のような子だった。