悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」

2014年02月03日(月) カンタンな哲学(9) 命題1・命題2

命題1
 人類社会は、個体主義(→カンタンな社会学7)に基づいて、
 「自立型社会」か「共存型社会」を、形成する。

 1、集団化と孤立化の原理
 生命現象の維持

   ↓          集団化→共存の思想→共同主義→共存型社会
 個体保存の法則 <
              孤立化→自立の思想→個人主義→自立型社会

   ↓
 個体としての独立性


命題2
 「自立型社会」と「共存型社会」は、原則がすべて正反対であり、
 正反対の社会である。

 2、社会理論

   自立型社会→自由主義→自己の利益→競争の原理→対立→孤独
                      の追求
 <    ↕

   共存型社会→平等主義→共同の利益→団結の原理→信頼→愛
                       の追求
                       

    1、「集団化と孤立化の原理」は、生物学に基づいている。
      「社会理論」は、聖書から導かれている。

    2、集団化と孤立化の原理→「社会理論」は、
      生命現象が社会を成立させている根元的要素を、
      示している。また、社会構造の根幹を示している。
      これは、生命現象がどのように社会を形成させるかを、
      下記の3のように、想起させる。
      だから、現代社会を解く方程式になりえる。

    3、人間の本質は、個体としての独立性にある。
      人間の存在は、自立と共存の複合体である。
      自由と平等の複合体である。
      社会は、団結と競争の複合体である。
      人生は、愛と孤独の複合体である。
      愛は、厳しさといたわりの複合体である。

    4、資本主義国家・新自由主義など→自立型社会
      共産主義・社会主義国家・社会民主主義・
      民主社会主義・福祉国家・環境経済主義など→共存型社会

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