眠る金
そらそれ
●2014年08月22日(金)
髪を切りたいなあと思いつつ、なかなか叶わないでいる。先週の日曜日。取引先の催事に卸した品物が予想以上に売れているという話を聞き、休みを利用して都心の百貨店まで視察に行ってみた。最近休みといえば家でぐったりしているだけだったし、都心に出かける機会があれば買いたいものもあったので。(交通費のことを考えると、そうほいほい出かけられない)
販売担当の方に暖かく迎えられ、名刺交換をして、一番売れていますよ、また次の催事の時にはよろしくお願いします、という声をもらった。売り場の写真を撮らせていただきたい、と頼むと、忙しい中商品をささっと整えて、自分は一歩下がって私が写真を撮るのを待つ。(本当は、その人込みでの写真の方が絵になったと思うのだけどw)
きっとこの方もいろいろ苦労はあるだろうに、こんな末端の取引先にも満面の笑顔と気遣いをくれる。東京の一等地で毎日切った張ったをする苦労は並大抵じゃないだろうなあ。
自社の商品が好評を得ているというのはやっぱり嬉しいもので、実際作っている人々にそれをフィードバックしたいとも思う。でも現実にはそれだけでうまくいくものでもない。
そろそろ今の仕事について1年になる。
このまま続けていていいのだろうかという迷いは常にあって、そのことが頭を離れず悶々としていた。
一緒に働く人には恵まれていると思うが、状況を見るにつけ今後の、自分や家族の先行きを考えるとどうか、と。
そろそろ進退を考える時かなあと今朝からも真剣に考えていたところ、今日のミーティングで、いろいろと課題を与えられた。
できますか?と問われて、できますと答えた。
それをこなして、混沌としたところを綺麗にしてから辞めればいいのかな。前職みたいに。
そんなこと言っても、辞めた後の私自身の人生をケアしてくれるのは私だけなんだから、よくよく考えなさいよ、と自分に言い聞かせる。全て投げ出したい気持ちと、生きなさいという気持ちと。
なんだか前にもこんなことをしていた気がする。進歩がないなあ。
で、手に入れた、買いたいもの。醸し人九平次 リュゴーシュ。甘口。
「いつもの調子でやれば、別に大したことじゃない
ちょいと自慢の手品で、空は見る間に色づいて
くすんだ気持ちに花が咲けば
お偉いさんも目を見張るばかり
世界もぶっ飛ぶ程の夕日さ」
(JAGATARA 「そらそれ」)