眠る金

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諦念からの克己

●2013年12月29日(日)




今日は今年最後のお休みなので、とりあえず更新しておく。
今の仕事は年末年始が繁忙期なので、これまでのように実家で年越ししたり、年明けと共に友達と神社にお参りしたり……ができない。
でも、元旦には仕事前に職場近くの神社にお参りするつもり。

思えば、約1年前。今年は大厄なんだよなあ、と柄にもなくその神社で厄祓いをお願いした。
その時には、何となく次の仕事は家からあまり遠くないこのあたりで決まるといいなあなんて思ってお祈りしていたのだった。
紆余曲折の末、数ヶ月経って決まった仕事というのが、その神社に縁深い、神社の目の前にも店のある某食品会社だった。
ま、それがどうというわけではないけど、今のところいろいろ問題を抱えつつも楽しく働いている。

毎朝、駅から20分ほど歩いて職場へ向かう。
冬の朝の空気は澄んでいて、天気が良ければ遠くに富士山も望める。職場の他の人々は自動車や自転車通勤が多いので、徒歩でというと「大変だねえ、自転車にすれば?」と言われるが、歩くのは好きだし、なかなかどうしてこの朝晩の20分が楽しい貴重な思索の時間なので、この先もこの調子でいくつもり。
写真は出勤途中に撮った朝の空と雲と鳥。

今の職場で、求めても得られないものがひとつできて、代わりにここで自分が成せることを随分見つけた。
もう10年以上前にもなるか、どん底の諦念からの、自分を一度殺すような克己を経てきたことをふと思い出した。もうずっと忘れていたのに、それはそれは鮮明に。
何故だか判らないが、私はひとつ諦めることで、ひとつ力を得るという繰り返しらしい。

果たして厄が払えたのか、もっと大きな業を背負ってしまったのか判らないけど、まあがんばりますわ。
皆様よいお年を。
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