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2010年02月06日(土)

昨年、岡山まで観に行って大変楽しかったコメバターコーンのお三方のツアー。今年は広島にやってきてくれました!

トップバッターは古明地さん。の前にやってた地元のchoroさんが、アイリッシュな曲をやってたので…と、The Waterboysもカバーしてる『a home in the meadow』というアイルランドのトラッドフォークを。や、名曲なんだけど、ぶっちゃけ、某銀行の保留音…。
カバー曲はこの他にDavid Bowieの『Space Oddity』を。『墜落』『夜の冒険者』と、古明地さんのアルバムで一番好きな盤の曲をやってくれて嬉しかった。そして一番ぐっときた曲が、去年「あの星の歌超ヤバい!」と大騒ぎした、正式名称『about a boy』。去年一度聴いただけなのに、イントロのアルペジオを弾き始めた瞬間に「星の歌だ!」って分かった。それくらい印象に残った曲。まだ音源になってないんだけど、これは音源切望!古明地さんの歌には「星」とか「月」とかよく出てくる。彼は夜に生きるタイプの人なんでしょう、その歌詞がすごくしっくりきた。どうしようもない気持ちになった深夜によく聴いて、よくドツボに嵌るのも彼の曲(苦笑)たぶん似たタイプの人間なんだろうな…。

2番手は近藤さん。広島に来たらめんたいロックのカバーをよくやるんだけど、この日もシナロケのカバーから。その後も前半はカバーを。 John Lennonの『Nobody Loves You』は去年聴いたときからアレンジが変わってた気がした。TSUNTAさんの『流れ者』…最近のライブのセットリストでよく目にする名前だったので、ほほぅ、これが…と聴いてた。なんか聴いてるうちに、自分が森の中に迷い込んだ気分になってすごく不思議な感覚。 しかも、行ったことないのになぜか北欧の森。針葉樹林。ナゼ。
それからこれは!と思ったのがThe Jamの『town called malice』を日本語詞で唄ったやつ。The Jamって「ザッツ!モッズ!」な感じで、あまり近藤さんと繋がらなかったんだけど、実際聴いたらめちゃめちゃハマってた。
後半はオリジナルを。
『夕闇と少年』『the forget-you-not』、新曲の『Power of Dreams』と、未発表音源の曲のみでまとめた感じ。『the forget-you-not』、ギターのアレンジがすごくドラマチックになってた。何度も聴いたこの曲も、こうやってまた違った色付けをされるから、何度も聴きたいって思っちゃうんだろうなぁ。

広島のトリは俊太郎さん。前日の福岡から高速バスで広島入りしようとしたコメバターコーン。 意気揚々と天神のバスセンターに行くと、「ここじゃなくて博多のバスターミナルです」と言われたそう。時間的に間に合わず、おとなしく新幹線移動してきたのが悔しかったので、と、『深夜バス』を。 これ、遠征者が聴いたら確実にぐっとくるはず。この日の俊太郎さんの曲で一番好きだったのが『pieces』。 断片。日常のヒトコマ。そんな歌だけど、聴いてるうちに夏の下北沢にいる感覚になった(笑)この日のライブ、私すごい色んなところにトリップしてたなぁ…。
そして、上田現さんの『ハッピーバースデー』をピアノで。去年のツアーでもレピッシュのカバーをしてた。俊太郎さんはレピッシュの事務所の後輩なんです。ピアノの生音と俊太郎さんの地の歌声、足踏みの振動が感じられて、すごく贅沢な気分。
近藤さんがトリビュート盤でカバーした『where I'm walkin'』もやってくれた。去年の塚本さんとのツアーで近藤さんが唄ってるのを聴いただけで、 オリジナルを聴いたことが無かったので嬉しかった。
最後は下北沢の春を唄った『春風』を。自然に手拍子も発生し、ゴキゲンに聴いた。我ながら単純だけど、ふわふわと下北を歩いてる気分(笑)この曲、後で調べたら音源化されてたみたい。限定枚しか作らなかったみたいで手に入らないだろうけど…。

アンコールは3人でセッション。去年、一昨年はそれぞれ好きなバンドのカバーをやってたんだけど、今年はその日トリを務めた人の曲を3人でセッションすることにしたそう。てことは……やっぱり来た!『C-C-C』! ここで俊太郎さんは再度ピアノへ。なんでも『C-C-C』をピアノでやるのは初らしく、かなりレアなセッションを目撃できた模様。このセッションが本当に素晴らしかった!3人のコーラスが心地よかった。本当に夢心地とはこのこと…。俊太郎さんの上手なのにやんちゃでかっこいいピアノも堪能できたし、客席の盛り上がりも半端なくって、楽しーい!!!って叫びたい気分(笑)

日付も変わり、空が白みはじめる頃に帰宅してたら。
iPodに入れてた俊太郎さんのCDを聴いてると、『C-C-C』の"今日一日が始まる"って歌詞が急に飛び込んできて、どうしようもなくヤンチャなことがしたくなり…大阪まで追いかけて行きましたとさ。

1. LAZY CRAZY BLUES (※SHEENA AND THE ROCKETS「真空パック」)
2. Nobody Loves You (When You're Down And Out) (※JOHN LENNON「心の壁、愛の橋」)
3. 流れ者 (※TSUNTA)
4. 悪意という名の街 (※The Jam「The Gift」)
5. Lucifer (※GHEEE「Reconquista」)
6. 夕闇と少年
7. the forget-you-not
8. Power of Dreams
〜 ENCORE SESSION with 高畠俊太郎,古明地洋哉 〜
1. C-C-C (※AUTO PILOT「WHITE LIGHT RIDE」)


カオリ